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    クリスタルの断章

    そのクリスタルは、無限とも思える情報を記録できる情報媒体だった。現代にこぼれ落ちた微細なかけらには、小説のようなものが記録されていた……。オリジナル小説ブログです。

    国際外交における一連の破滅的な失敗の総決算

    X氏の日常

     そんなに破滅したかったらそうすりゃいいさ、

     彼は捨て鉢になってそう考える。
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    「ヒーリングっどプリキュア」第41話見る

    映画の感想

    「ビョーゲンズは殺すのが慈悲」

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    「吸血鬼の洞窟」「シャドー砦の魔王」プレイする

    TRPG奮戦記

     ネット友人の化夢宇留仁さんを介したり、ネット通販などで手に入れたりして、昔懐かしのゲームブックを今さらながら手に入れて遊んでいる。

     まあ、これも、広義のRPGといえるだろう。というわけで、その中からミドル級とでもいうべきボリュームの、東京創元社「ゴールデンドラゴンブックス」をやってみた。このゲームブックのシリーズの特徴は、そのシンプルな戦闘システムと、王道ともいうべきファンタジー世界での冒険を扱っていることにある。プレイヤーはたいてい、人格高潔な騎士となり、危険な冒険に旅立つのだ。

     まず、このシリーズでも最も簡単なという位置づけの「吸血鬼の洞窟」から順を追ってプレイしてみる。「吸血鬼の洞窟」は、30余年前の昔、まだ中学生のみぎり持っていたので、どれだけ覚えているか、という興味もあった。

     森の中に立つ異様な屋敷に入ってから、ダンジョンをくぐって、要所要所でアイテムを手に入れたり使用したり、戦闘を行ったりして、吸血鬼テネブロン卿を打ち倒してクリア。覚えているもんだなあ。

     きちんとサイコロを振ってみたが、サクサク進んで楽しかった。

     その勢いのまま、二巻目である「シャドー砦の魔王」に挑戦。こちらは初プレイである。これも主人公は騎士。国王不在の王国で、摂政の魂を汚染し、国土を荒らして権力をほしいままにする邪悪な魔術師を、遠征からお忍びで帰ってきた国王の命をうけ討ち果たしに行くというストーリーである。

     化夢宇留仁さんのリプレイなどを参考に挑んでみる。サイコロを振りながら何度も死んで道を覚えていくわけだが、うーむ、サイコロを律儀に振っていたら十年たっても解けそうにない。これではなんなので、チートモード発動である。すべての能力値チェックには成功したものとし、すべての戦闘には勝ったものとして、パラグラフを自由に行き来して、まあ、インチキしてクリアの道をつきとめるのだ。

     で、道らしいものが見えてきた。ということで、実際にサイコロを振って遊んでみる。

     ……サイコロの目が悪くて死亡。

     ……サイコロの目が悪くて死亡。

     ……サイコロの目が悪くて死亡。

     なんてことだ。著者のオリバー・ジョンソン、まじめにプレイヤーを殺しに来てる。少なくとも、成功するにはぎりぎりのヒットポイントしか残らないようにして本を書いているとしか思えない。

     いや、危険を冒すと書いて冒険である以上、これくらいでないとスリルとサスペンスに満ち満ちた冒険とは呼べないんだろうな、と、好意的に解釈することもできるだろうが、サイコロの出目ひとつでは、最強のキャラクターでもあっさり殺してしまうこのバランス感覚は厳しすぎる。ほんとにこれが「シリーズで二番目に簡単な」代物であろうか。

     何度もサイコロに裏切られては死亡、を繰り返しているうちに、自分の中ではある決意がふつふつと起こってきた。

     やっぱり、「サイコロで勝負を決める」ゲームブックなりソロシナリオは間違っている。幸運不運も選択肢で決まるようにし、戦闘をやるにしても、スリリングであるが「正しい道を選んでいればまず9割5分は最後の敵に行き着けて必ず勝てる」ようなバランスにしておかないと、フラストレーションしかたまらない。

     そう考えると、西東社はやはり偉大な先達だった。あの会社のゲームブックに立ち返るような作品を書かなければ、ゲームブックはマニアしかプレイしない、歴史のあだ花として再度消えてしまうであろう。

     「ファイティング・ファンタジー」シリーズがハードカバー復刊されるいまが最後のチャンスなのだ。

     というわけで、書く情熱が再び盛り上がってきたので、またやってくれないものだろうか、ソロアドベンチャーコンテスト……。

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    世の中がクソの塊に見える日

    X氏の日常

     世の中がクソの塊に見えて仕方がない。

     彼は、明日の昼は思い切って外食でもしよう、と思った。

     目に見える世界の色彩も、いくらか明るくなるに違いない。

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    「眠れる犬」読んだ

    読書日記

    積読本消化キャンペーンをしているわけではないが、大学中退時に古本屋で買ったまま20年以上積読状態だった本をぱらぱら読み始めている。

    ディック・ロクティ「眠れる犬」もその一冊。80年代のハードボイルドの中でも屈指の秀作だそうな。

    で、読んでみたわけだが、うん、これは面白い。42歳のくたびれかけてる中年探偵レオ・ブラッッドワースと、14歳のませた中学生少女セーラ・ダールクィストのコンビがどたばたしながらアメリカ西海岸で連続殺人の謎を追っていく。ユーモアは交えて書いているが、事件の内容はけっこうヘビーだ。謎解きでは、あれにもこれにも意味があったのか、と驚く怒濤の伏線回収もあるし、隅々まで考え抜かれたご機嫌なミステリである。未読の方に配慮してあらすじを書くわけにはいかんのがつらい。

    事件後、レオの手記とセーラの手記が一つの出版社に渡り、編集者のロクティが面白いから一冊に合本しました、というメタ構成もよろしい。一章ごとに語り手が交替していくわけである。レオはレオで決めるときは決めるし、セーラのツッコミは容赦なくて面白い。バディものとして最高なのである。

    くそう、こういうの書きたかったんだよなあ。そんなことを考えさせられるようないい作品でありました。

    しかし続編「笑う犬」は、読者をガッカリさせる最低の作品だ、と、出版当時の「このミス」でボロクソにたたかれていたが(条件付きで褒めたのが法月綸太郎ひとりだけ)、うーん、読みたいような読みたくないような……。

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    「純粋理性批判殺人事件」読んだ

    読書日記

    「じゃあ智。マイケル・グレゴリオ『純粋理性批判殺人事件』の感想を言ってみろ」

    「ひとことでいって、バチ当たりですな」

    「ふむ。じゃあふたことでいって」

    「ちょーバチ当たりですな」


    (あずまんが大王より(うそ))


    何度も読もうとチャレンジしては辟易して投げ出していた作品である。それほどまでに、この小説の舞台であるケーニヒスベルクの街は、汚く不潔で胸の悪くなるにおいで充満しており、そしてしびれるくらいに寒く、果てしなく暗い。そんな街で発生した連続殺人事件に、「純粋理性批判」で有名な哲学者イマヌエル・カントがからむわけであるが、このカント像がすさまじくバチ当たり。あの理性の人が墓から甦って暴れるのではないかと思えるほどである。

    語り手兼主人公は、若き判事シュティフェニースなのだが、こいつがまあ押しが弱く、ティム・バートンの映画を彷彿とさせる形でバカスカ起こる連続猟奇殺人に対してほんとに手も足も出ないキャラクターなのだ。

    読み始めから終わりまで、ひたすら出口の見えない悪夢の中を引きずり回されるような感じの小説であり、肝心のカントにしても、笠井潔が書いてくれたらもうちょっとカントらしく思想を語ってくれたんじゃないかと思える書き方で、シチュエーションと素材の取り合わせは最高なのだが、料理法が悪趣味。マイケルはマイケルでも、マイケル・スレイドかよ、という有様。

    一読していわく言いがたい怪作。哲学好きのミステリファン以外に食いつくやつがいたらお目に掛りたい。

    これで「ダンテ・クラブ」並みに面白かったらなあ。うーむ、B級サスペンスとしては、一読くらいならいいんじゃないかな?

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    「すばらしい数学者たち」読んだ

    読書日記

    数学者、矢野健太郎の手による数学啓蒙本。古代から20世紀初頭まで、何人もの有名数学者のエピソードが書かれている。

    それなのにどういうわけかガウスとオイラーの項目がない、というのは、ちょっとよくわからん。世界三大数学者の一人であるが人間的には相当イヤなやつであるガウスはともかくとして、盲目の天才オイラーについてのエピソードがはしょられているのはよくわからない。ケーニヒスベルクの橋の問題とか、アルゴリズムの解法とか、面白いエピソードはあると思うんだけどなあ。

    たいていのエピソードはどこかで聞いた話ばかりなので、個人的には、矢野健太郎自身が現代数学者たちとの関わりの中で体験した面白エピソードを語った「ゆかいな数学者たち」のほうが読んでて楽しいと思う。

    とりあえず、最近めっきり本を読まなくなった生活にとっての刺激にはなったから、まあいいや。

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    「ウェッジウッドのひなげし」やってみた

    TRPG奮戦記

     ウォーロックマガジン主催のソロシナリオコンテストで佳作入選した作品である。

     ……これが入選作か、と思えてならない。

     地味とかそういうのを通り越して、ひたすら辛気臭く、夢もなければ希望もないやるせない話が続いていく。

     正直、どきどきして買ったソロシナリオでこんな話につきあわされるくらいなら、講談社うたのえほんでも読んだ方がスカッとするだけマシだ。

     ダメだな日本のゲームブック界。

     西東社の精神に帰れ、とだけいっておこう。

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    「雄呂血」再見

    映画の感想

    チャンバラ無声映画の傑作として名高いバンツマの「雄呂血」。

    アマゾンプライムにあったはずだが、一般ユーザー向けにUPされなくなったと聞いたので、見てみたら、ほんとにアマプラユーザーのみ視聴可になっていてちょっとがっかりである。

    かわりに、YOUTUBEを調べてみたら、伴奏と、活動弁士として澤登翠さんがしゃべっているバージョンがUPされていたので貼ってみる。貼った以上は、全部見られるかどうか確認するのが筋というものであろう。というわけで、頭から最後まで全部見た。



    再見してみたら、まあ、「キレやすい日本人」というものの典型が、昔からいたんだねえ、と(笑)。わたしは非常に身につまされたが、この主人公の言動を逐一分析すれば、「どうすれば敵が簡単に作れるか」のモデルケースになるのではないか、と思えるほど、潔癖でキレやすく、さらに妄想癖まであるこいつはヤバい男である。

    そのヤバさが特に現れているのは女性に向かったときで、「あからさまに自分を嫌っていることが丸わかりの娘」に対して、徹頭徹尾「真心を話せばわかってくれないはずがない」という頑迷な思い込みで突撃を繰り返す様を見ていると、思わず「あーっ……」と頭を抱えたくなってくる。女性に対してではないが、自分にもこういう側面があるからだ。見ているぶんには、どこからそういう自信が出てくるのかわからない、といいたくもなるのだが。これを受け継いでいるのが、現在のプリキュアではあるまいか.どれだけたたきのめされても「絶対に諦めない!」と頑迷に繰り返してほんとに諦めないあの娘たち、最後には勝つからいいけど、負けっぱなしだったらほんとに見てられないよなあ。

    町を歩いていれば誰でもぶつかるような屈辱に、毎回怒りに燃えて激高してしまうというのも、普通の人はなんだかなあ、だろうが、その前に、思い当たる人は「あーっ……」と頭を抱えるのである。特に、当時は、日清日露を戦い抜いて列強の一角となり、日本人が全員「刃向かうものは斬る!」みたいな視野狭窄状況に陥りかかっていたときでもあり、こういう人間は掃いて捨てるほどいたであろう。そういうむかっ腹が蓄積されて爆発したのが太平洋戦争であり、パールハーバーで頂点を迎えるわけだが、ほんとに太平洋戦線での日本軍の戦い方は、この映画のクライマックスのチャンバラを思い浮かべずにはいられないものだ。

    いや、最後に正気に返るだけ、こっちの映画のチャンバラのほうがまだまともだな。「善良で品行方正だったはずのやつが、善良で品行方正な生活態度を守り続けたままで、どうしてどこまでも果てしなく落ちていくのか」、という問題を、リアルなものとして捉えきれず、行くところまで果てしなく行ってしまう、というのが、日本のみならず極東三国の抱える致命的な宿痾じゃないのか、なんて考えてしまう。

    そんなことを抜きにしても、日本映画好き、時代劇好きなら一度は見ていて損はない作品である。クライマックスの「圧倒的多数vs1人」というシチュエーション、いまではとても撮影できない殺陣がついている。ひとりで斬りまくる主人公に対して、捕り手が本物の瓦を屋根から次々と投げ落として攻撃する、なんて危険すぎるアクションをノースタントでやるんだぜ。よく平気だったな阪東妻三郎。それに比べたら、夜間というはずなのに、画面が昼だ、なんてことに突っ込むのはあまりにケツの穴が小さい、といっておこう。そんなことで、ウルトラマンの第38話が見られるか!

    こういう映画が好きになると、令和の時代劇なんてものはかったるくて見てられなくなるのだが……まあいいじゃない、人には好きずきあっても……。

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    X氏の日常

     投票に対する大衆の根源的な不信!

     そんなものがある国でどうやって民主主義を実行するというのか!

     しかもそれがアメリカだというのだ。

     むしろ軍閥が統治した方が誰もが納得するのかも知れない。

     彼は嫌悪感に胃がむかむかしてくる。

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