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    クリスタルの断章

    そのクリスタルは、無限とも思える情報を記録できる情報媒体だった。現代にこぼれ落ちた微細なかけらには、小説のようなものが記録されていた……。オリジナル小説ブログです。

    さすがにもう語ってもいいだろう

    映画の感想

     さすがにシネマサンシャイン土浦の上映も終わったことであろうから「映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」についての率直な感想を書く。

     登場するプリキュアたちはかわいいし、画面もきれいなのだが、ストーリーは完全にクソであった。

     その原因は、作中の悪役であるエゴエゴの設定と、そんなエゴエゴを作り出した我修院サレナ博士、博士の庇護の対象となる娘・カグヤにある。

     奇跡の花を研究中に、その花の中から妖精の少女カグヤを拾ったサレナ博士は、親代わりになってカグヤを育てる(ここまではいい)。しかし、人間ではないカグヤの生命力は13年で尽きようとしていた(ここも許そう)。天才科学者であるサレナ博士は、夢のまちゆめアールという仮想現実パークを東京に作り、そこにやってきた人びとの「夢のつぼみ」を使うことにより、奇跡の花を咲かせ、そのエネルギーでカグヤの生命をつなごうという計画をたくらむ(まあ悪役だからしかたない)。

     そのために、ヒーリングっどプリキュアのテレビシリーズで敵の戦力であったナノビョーゲンの一部を使って博士は人工生命体エゴエゴを作り、夢のつぼみを奪おうとするのだが……サレナ博士は、カグヤにはもうめちゃめちゃ愛情を注ぐのに対し、このエゴエゴに対しては、映画の終わりまで、ひとかけらの愛情すら見せることがないのである。

     おまえなー、自分がこしらえた、意思も感情もある知的生命だぞ。カグヤさえ無事だったら、エゴエゴはどんな目に遭おうと平気なのか、と、スクリーンに向かってツッコんでしまったではないか。しかも、このエゴエゴは優秀で、ゲストキャラクターであるYES! プリキュア5のキュアドリーム以下そうそうたるメンバーを分断して各個撃破、全員を捕虜にすることに成功する大金星を上げるのだが、それについてもお褒めの言葉は一切なく、ひたすらに「道具」として扱われるという。

     プリキュアたちを除けば今回のメインヒロインたるカグヤは、サレナ博士はもちろんプリキュアたちからも愛され、それどころかゆめアールにいたすべての人びとから等しく愛情を受けるのにもかかわらず、エゴエゴの存在を知るものは博士ひとりしかなく、しかも愛情は向けられない、という、旧約聖書のカインとアベルかよ! みたいなもやもやが画面を支配しはじめる。どう考えても、「カグヤはもとは妖精で、エゴエゴはもとはビョーゲンズだから」なんだろうな。もとが穢れていたら一生穢れたものとしてしか扱われないのが日本という国での道理なのです、というようなありがたい教えなのかもしれないが、そんな教えなどクソであろう。

     エゴエゴは土壇場のところで博士を裏切り、集めた夢のつぼみを横取りして、さらにはカグヤまで自己の体内に吸収して巨大化するわけだが、まさに旧約聖書のカインの兄弟殺しを地で行っている感じである。ほめられたことではないが、エゴエゴの気持ちはよくわかる。そしてそんなエゴエゴを、プリキュアたちはばんばん新しいフォームを投入してなぐるけるなぐる。そしてその間も、自分が作り出したエゴエゴに対して博士はまったく反省というものをしない。ひたすらカグヤを心配するだけなのだ。

     だれでもいいからこのクソ博士に天誅というものを加えないのか! 映画中盤から後半にかけて、わたしの思いは完全にそっちの方に向いていた。

     それで、建物をさんざんぶっ壊した大乱闘の末にエゴエゴは倒れるわけであるが、唯一の救いというか、浄化の技を食らって、エゴエゴは妖精として生まれ変わる。そこでプリキュアたちが妖精になったエゴエゴにかけた言葉の中にすごいのがあった。

    「いや~、不死身というか」

     殺す気まんまんである。エゴエゴ、お前は悪くない、悪いのはこのクソ博士だ! さて、ラストシーンになったんだから、博士が罪を認めて、壊してしまった建物や、迷惑かけた人びと、そしてこんなになってしまったエゴエゴに謝罪を……。

     そのままみんなと笑いながらカグヤのお誕生会をする、というラストシーン。

     ぶつっ。

     恥を知らぬのかこの脚本家わあっ!

     映像とアクションはいい。しかし、脚本というものが悪ければクソ映画である。そんな作品。

     同時上映の5分の短編がなかったら脚本を書いた金月龍之介の尻の穴にはヒーリングっどアローを突き刺したうえでプリキュア・ファイナル・ヒーリングっどシャワーをぶち込んでいるところだ。

     まったくもう。今期の映画ではそんなことがないように頼みたいところである……。
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    「片思いからの脱出」をプレイした

    TRPG奮戦記

    SCRAPによるゲームブック。ネットの広告でいくつかチラ見はしたが、実際にプレイするのは初めてである。このゲームブックもアマゾンのマケプレで特売されていなかったら手は出していなかったろう。

    で、やってみたわけだが、とにかくめんどくさい。惚れた女の子と両思いになるためなら、メールを送りホームページをチェックし、ツイアカを突き止めフェイスブックを読んで苦労に苦労を重ねる主人公男子。このゲームのミソは、そうした苦労を、実際にパソコンで行って疑似体験をするところにあるのだが、ワクワクよりもめんどくささが先に立ってほんとイライラする。そしてさらに問題なことは、そうした苦労の末に落としたとしても、まあビミョーな結末しか待っていないのだ。完全クリアしてもまだビミョーであるのがもうなんというか。

    感想としては「つまらないギャルゲー」以外に出てこない。こんなゲームを作っていたから日本のゲームブック界は再飛翔できないのではないか、そんなことまで考えてしまう。

    ……疲れた。

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    発言

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    「一片の邪心なくどんなことを発言しても、『お前が発言するとなんか引っかかるんだよ!』といわれてしまう人間は不幸だ」

    「そういうことをいわれるとなんか引っかかるんだよ!」

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    「本番台本」再読

    読書日記

     ギャビン・ライアルの冒険小説「本番台本」を読む。舞台は中米の小国。国の支配権をめぐっての革命騒動に、今はしがない零細個人空運業社をやっているもと戦闘機乗りの腕利きパイロット、キース・カーが巻き込まれるというものだが、アイデアが次から次へと惜しみなくつぎ込まれていて、個人的には「ちがった空」よりも面白いと思う。

     それにしてもこの小説の登場人物、いろいろなものをこじらせているやつらばかりである。いちばんこじらせているのが主人公なのはもちろんだが、今回の敵手となるネッドという空軍大佐もまたいろいろなものをこじらせているのだ。二転三転する展開の末、ふたりがたどり着いた結末には、アイロニカルなものを感じて仕方がない。

     最初に読んだのは高校生の時だが、うーん、この本も高校生にわかるような代物ではなかった、ということが再読してよくわかった。だけど、高校生のころこそ無理してこういう本を読んでないとあかんのではないか、とも思える。読み捨てのペーパーバックになにをおおげさな、という話かもしれないが……。

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    追加戦士はローラか生徒会長か

    映画の感想

     二人とも変身、それでいいじゃないか。

     うん、それでいい。

    (声・井之頭五郎(松重 豊))

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    ネットショッピング依存症ではないか

    その他いろいろ

     そんな悪寒にとらわれたので、SNSにネットショッピング依存症アノニマスのコミュニティを作った。

     なにをしているのだおれは。

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    映画の感想

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    「ここまで来たらまず間違いなくエンディングまでできる。エンディングまでできたら、まず間違いなく東京の映画館で全作ぶっ通しでオールナイト上映するところが出てくる。その状態まで待って、なにも情報がない状態で一気に通して見る。これぞ無上の贅沢」

    「ひねくれ者め……!」

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