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    【  2009年02月  】 

    エドさん探偵物語:8 手を上げろ

    探偵エドさん(童話掌編シリーズ・完結)

    2009.02.28 (Sat)

     手を上げろ「手を上げろ!」 探偵事務所で昼寝をしていたエドさんは、その言葉に跳ね起きました。長年の経験から、反射的に、両手がぴょこんと上がります。「強盗に来たのなら、ここには、取るようなものはなにも……」 そういいながら、まだちょっとぼんやりとした頭で、エドさんは、扉のほうを見ました。そこにいたのは、映画でしか見ることもないような、大型の拳銃でした。いたずら書きのような手足を生やして、床の上でぶるぶ...全文を読む

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    エドさん探偵物語:7 不可能を探せ

    探偵エドさん(童話掌編シリーズ・完結)

    2009.02.27 (Fri)

     不可能を探せ「もうし。探偵さん、おられるかな?」 おだやかな昼下がり。扉の外から聞こえて来た声に、探偵事務所の主であるエドさんは、読んでいた冒険小説を閉じました。「開いてますよ、どうぞ」 扉の陰から顔を覗かせた姿を見て、エドさんの口が、ぽかんと開きました。なぜならそこにいたのは、表紙にナポレオンの肖像画が描かれた、一冊の辞書だったからです。おまけにその辞書ときたら、漫画のような手足まで生やしている...全文を読む

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    エドさん探偵物語:6 わたしを食べて!

    探偵エドさん(童話掌編シリーズ・完結)

    2009.02.26 (Thu)

     わたしを食べて! エドさんの探偵事務所で、その老人は、苦虫を噛み潰したような顔をしていました。「確かに、あのワインセラーは、高級ワインを安物で水増ししていました」「そうじゃろう。わしの舌が、見抜いた通りじゃったろう。けしからん話じゃ。この調査結果は、わしがじきじきにあの社長に叩きつけてやるわい。あこぎな商売をするようでは、長年のつきあいも終わりにするとな」 老人は、書類を受け取ると小脇に抱えました...全文を読む

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    ホームズ・パロディ「小さな勝利」のためのノート

    ホームズ・パロディ

    2009.02.26 (Thu)

      拙作「小さな勝利」http://crfragment.blog81.fc2.com/blog-category-1.htmlに関しては、別にネタのノートを書いたのであるが、ついつい上げ忘れていたのでここに上げることにしたい。 まともな(?)ホームズ・パロディを書くのは実に楽しかった。 もとネタについて薀蓄を垂れるのはもっと楽しい行為である。 「宇宙戦争」「タイムマシン」「透明人間」で有名なH・G・ウェルズがミニチュアを使った戦争ゲームを作っていた...全文を読む

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    エドさん探偵物語:5 恋する針金細工

    探偵エドさん(童話掌編シリーズ・完結)

    2009.02.25 (Wed)

     恋する針金細工 探偵のエドさんは、事務所で一息ついていました。美術館から頼まれた調査が無事終了したのです。高価な絵を売りつけに来た男は、にらんだ通り、悪名高い詐欺師でした。「現代芸術は、さっぱりわからん」 呟いたとき、大きな音を立てて扉が開きました。入ってきた相手を見て、エドさんは肝を潰しました。美術館の目玉展示物として、調査中に幾度となく見た、『人体』というタイトルの現代彫刻だったのです。針金と...全文を読む

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    エドさん探偵物語:4 赤い手袋

    探偵エドさん(童話掌編シリーズ・完結)

    2009.02.24 (Tue)

     赤い手袋 寒い夜でした。エドさんは、自分の探偵事務所で、がたがた震えていました。ガス暖房機が壊れてしまっていたのです。「今日はもうおしまいにするか……」 立ち上がりかけたそのとき、事務所の扉が大きく開きました。「探偵さん、力を貸してください!」 その声の主を見て、エドさんはびっくりし、あっと叫びました。入ってきたのは、雪だるまだったからです。「どど、どうしてわたしの事務所に」「だって、ほかの探偵事務...全文を読む

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    エドさん探偵物語:3 鉄の城

    探偵エドさん(童話掌編シリーズ・完結)

    2009.02.23 (Mon)

     鉄の城 大雪が降った日でした。宿屋もないような小さな駅で列車が止まり、探偵の仕事の最中だったエドさんを含む乗客一同は、どこかで一夜を過ごさなくてはならなくなりました。「どうしよう。どこか泊まるところは……」「この先に、カイルさんのお屋敷がありますよ。大きな家ですから、部屋もあるのでは」 駅員さんに教えられて、エドさんたち、列車の乗客は雪道を苦労して歩き始めました。お屋敷はすぐにわかりました。とても大...全文を読む

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    エドさん探偵物語:2 海賊たちが来た日

    探偵エドさん(童話掌編シリーズ・完結)

    2009.02.22 (Sun)

     海賊たちが来た日 エドさんは、ほくほく顔で自分の探偵事務所に帰ってきました。近所の古道具屋さんの依頼を解決したところ、お金の上にさらに、商船のボトルシップ(ガラスの瓶に入った、帆船模型のことです)までもらってしまったのです。手入れが悪かったのか、船は今にも沈みそうなほどぼろぼろに痛んでいましたが、事務所の飾りとしては申し分ありません。「どこに飾ろうかな?」 エドさんが、棚に場所を作ろうとしていたと...全文を読む

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    エドさん探偵物語:1 突然の依頼猫

    探偵エドさん(童話掌編シリーズ・完結)

    2009.02.21 (Sat)

     突然の依頼猫 小さな探偵事務所を覆っていたのは、依頼人の泣き声でした。しかし、泣きたいのは、事務所の主のエドさんのほうでした。「あなたの、お名前は?」「シロ……」 椅子の上にちょこんと乗った、まっ白い猫は、そうとだけいうと、泣きに泣きました。エドさんは、半分やけになって、机の上のメモ帳に、「シロ」と大きく書きました。 エドさんは、この街で長いこと探偵の仕事をやってきました。しかし。猫が依頼にやってく...全文を読む

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    エドさんのプロフィール(イラストも)

    探偵エドさん(童話掌編シリーズ・完結)

    2009.02.21 (Sat)

     本名:不明。もともと国籍や人種を感じさせない名前にしようと思ったので、「エドさん」で勘弁してほしい。性別:男性。年齢:不明。でも三十代あたりだろうか?国籍:不明。ファンタジーで国籍をうんぬんしてもしかたない。とはいえ、「なんとか卿」とか「下院議員」がいることから、イギリスによく似た国だと思われる。肉体的特徴:小柄でやや太め。丸みを帯びた顔。ひげは毎朝そる。眼鏡はかけていない。いちおう白人のはずだが...全文を読む

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    探偵エドさん

    探偵エドさん(童話掌編シリーズ・完結)

    2009.02.21 (Sat)

      どこかの国の小さな街で私立探偵業を営むエドさんのもとには、いろいろな依頼者が事件を持ち込んできます。依頼者は人間だけとは限りません。今日は誰でしょう? 猫でしょうか、雪だるまでしょうか? それとも……? 持ち前の知性と誠実さで事件と取り組むエドさんの奮闘をお楽しみください。...全文を読む

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    小さな勝利

    ホームズ・パロディ

    2009.02.18 (Wed)

      一九一二年もはじめのころの、ある冬の日のことであった。 ロンドンの、高級クラブが入った建物が立ち並ぶ一角で、最近はやりの自動車というやつを降りた私は、ずいぶんと久しぶりに顔なじみの人物と対面した。「やあ、何年ぶりだろうかね。変ったようで、変わらないね、君は」「ホ……ホ……ホームズ!」 私はたっぷり三分は、間の抜けた顔をしていたであろう。そこにいたのは、さすがにいくらか老けてはいるが、記憶にあるままの...全文を読む

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