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    【  2009年07月  】 

    闇は千の目をもつ 15-1

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.31 (Fri)

     15「その本は……」 目を丸くして本を見つめる島田春江に、わたしはうなずいた。「『闇は千の目をもつ』です。けさ、お見せしましたよね」「え、ええ……」「あれから家に戻らずに、まっすぐ診療所のほうに向かったため、この本がわたしのビートルのダッシュボードに入れっぱなしになっていたんです」「でも、ここは三階ですよ!」 わたしは再びうなずき、説明を加えた。「だから、それだけ効果も弱かったのだろうと考えられます。...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 14-4

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.30 (Thu)

     「別の要因……?」 島田春江は疲れた目をさまよわせた。「なにがあるとおっしゃられるんですか、桐野先生」「それがわかればいいのですが」 そう答えるしかなかったのが、なんとも歯がゆい。「このマンション自体になにかがあるのでしょうか?」 わたしはしばし考え、首を横に振った。「そうとは思えません。もしそうだとしたら、これまでの間に、妹さんがここまで病状を悪化させるわけがない。もっと別な理由でしょう」「あたし...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 14-3

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.29 (Wed)

      ぼんやりとした感覚……。「……野先生、桐野先生!」 誰かがわたしを呼んでいる……? 頭を一振りした。「先生?」 その声が島田春江のそれだとわかったところで、わたしは我に返った。「島田さん……?」 わたしは脱力感を覚えた。崩れそうになる身体を右手で支え、なんとか島田春江に向き直って尋ねた。「わたしが夢に潜ってからどれくらい過ぎましたか?」 島田春江は、腕時計を見た。「だいたい、三十分というところです」 わ...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 14-2

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.28 (Tue)

      わたしは目をこらした。闇の中で判然とはしないが、なにかが……なにかがわたしを見ている。「誰だ?」 わたしは叫んだ。 葉ずれがさやさやと答えた。 わたしは、再び怒鳴った。「誰だ? ……どこにいる?」「本……」 森の暗がりの奥から、なにかが答えた。「本を……」 幻聴ではない。 わたしは声の聞こえてきたほうに大声で答えた。「本をどうしろというんだ?」「血……」「血?」 わたしは面食らった。この謎の声が示している...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 14-1

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.27 (Mon)

     14 わたしの目の前で倒れていた高宮秋子もまた、ぼろぼろの服を身にまとっていた。わたしと同じ、中世の貧乏人が着ているような服だ。ひとつだけ違うところは、服が乱れてその上半身があらわになっていたというところだ。 わたしは、素早く目で高宮秋子の身体を診察した。 敗血症には至っていないものの、首筋とわきの下に、かなり大きな盛り上がりがあった。まだクルミくらいの大きさだが、このままほっておくと、すぐに握り...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 13-4

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.26 (Sun)

      鳥を追っていく間に、森はさらに変化を遂げていた。木々は、すでに原生林のカリカチュアのようになっていた。ふしくれだった太い幹が柱のように乱立する中を、毒々しい色の草花がなにかの信号を思わせる形で咲き乱れる。そこに、わたしの行く道が間違っていないと思わせてくれる白骨死体がアクセントをつけ、わたしは自分が悪夢のただ中にいることを理解した。 どこだ? どこにいる? わたしは鳥を探した。だが、なかなか見つ...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 13-3

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.25 (Sat)

      歩いているうちに、周囲の白いものは数を増していった。 手や足だけではなく、身体全体がそっくりそのまま残っているものまで散見されるようになってきた。 あまり安心感を与える光景ではない。 鈴木道徳の姿はないようだった。身を隠しているのか、それともほんとうにいないのかはわからない。だが、あいつがいないとなると、いったいこの森全体を覆う死の空気はなんなのだ。 もしや……。 これが鈴木道徳の研究した世界なの...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 13-2

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.24 (Fri)

      歩いているうちに、景色が変わってきた。いや、景色というよりは、辺りのもつ「磁場」というものが変わってきた、そんな感じだろうか。 それが正確になんだ、ということもできないが、なにかがわたしの神経をちくちくと刺激してくる。この奇妙な感じはなんなのだ……? 淋しさだ。 そう思った。どことなく、この辺りは淋しい。 冷静に考えてみれば、淋しさなど感じるわけがなかった。この夢の光景は、最初に踏み込んだときから...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 13-1

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.23 (Thu)

     13 わたしが夢でなにを見ることになるかを予想していたとしても、この光景だけは予想していなかった。いや、予想のしようがなかったといってもいいかもしれない。 それは……。 森だった。ジャングルといってもいいくらいにうっそうと繁った原生林。植物のひとつひとつの名前はわからないが、そのわからなさが、異様で名状しがたい妖しい空間を作っていた。 この花はなんだ? この毒々しい色の花は? この樹液を垂らす蔦のよ...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 12-4

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.22 (Wed)

      臥せっている高宮秋子の枕元に座布団を持ってきて、そこに正座した。別にあぐらでもよかったが、それではサマにならない。 不安でなかったかといわれれば、それはもちろん不安だった。不安材料は先に島田春江に列挙した理由ばかりではなく、他にもあった。 わたしは鈴木道徳と遭遇するのが怖かったのだ。 ペストに高宮秋子とつながった以上、鈴木道徳の介在を認めないというのは筋が通らない。やつは、死んだわけでも退場した...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 12-3

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.21 (Tue)

     「原因がわからなかった、ですか」 精神的な原因か。医者が使う逃げ口上にもいろいろとあるが、その中でも応用範囲が格段に広いやつだ。「原因がわからないならばわからないなりに、なにか救おうとするための手立てはあると思うんですが……」「入院させるとかですか? あたしもそれがいいと思っていたんですが……」 島田春江は沈痛な表情だった。医者にまで見放されたように感じたのだろう。 わたしに現代医療の信頼を回復させる...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 12-2

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.20 (Mon)

      寝室といっても、ここはヨーロッパの大邸宅ではなく、日本のマンションの1DKであったから、「寝室」とやらには案内してもらうまでのこともなかった。ダイニングキッチンではないふすまを開くと、六畳ほどの和室に布団が引かれ、そこに高宮秋子が臥せっていた。 わたしは布団の上から観察した。顔には汗が浮き、表情は苦悶に歪んでいた。わたしはその首筋を見た。深頸部リンパ節が腫れ上がっていた。 深頸部リンパ節でこれな...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 12-1

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.19 (Sun)

     12 高宮秋子の部屋が入っているそのマンション「サンハイツ」はわかりにくいところにあった。まったく、日本の都市計画はなにをやっているのだ。人間が家を訪ねることくらいサポートしてくれるつくりにはなっていないのか。 なっていないようである。わたしは顔をしかめながらマンションそばの道路に路駐した。お巡りに見つかってレッカー移動されたら、そのときはそのときだ。 鞄を小脇に抱えて、早足で入り口をくぐった。走...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 11-4

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.18 (Sat)

      ビートルを運転しながら、ペスト患者のことについて考えていた。 ひとくちにペスト、黒死病、といってもいきなり身体が真っ黒になって死ぬわけではない。 ペスト患者の大半、八割から九割は、腺ペストと呼ばれる症状を呈することになる。リンパ節が腫れ、猛烈に痛む。ペスト菌は血液の流れに乗り、全身のリンパ節で繁殖する。肝臓や脾臓なんかも繁殖の拠点だ。こうなってしまうと、適切な処置がなされなければ、大半の患者はだ...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 11-3

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.17 (Fri)

      一瞬、相手がなにをいっているのかわからなかった。「……え?」「だから、妹はペストの症状を呈したんです。しかし」「……医者は妹さんから一切ペスト菌を見つけ出すことができなかった、ということですか」 わたしは首をひねった。「ええ、それで病院から帰されてしまったんです」 島田春江の声は途方に暮れていた。「島田さん、とにかく、どこか病院と連絡を取ってください。なにか新手の伝染病かもしれません」「ええ。……それ...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 11-2

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.16 (Thu)

      高宮秋子が帰って来たのか? わたしは受話器を取った。「もしも……」「桐野先生?」 大きな声が飛び込んできた。「島田さん?」 意外な相手に、わたしはとまどった。確かに、電話の先の声は、島田春江のものに間違いなかった。 だが、この慌てようはどういうことだ。 高宮秋子になにかがあったのか?「もしもし。島田さん。いったいなにがあったんです」「秋子が、あの子が……」「秋子さんが?」 やっぱり高宮秋子か。「秋子...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 11-1

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.15 (Wed)

     11 椎葉老婦人の夢に、なんで鈴木道徳が出てきたんだ? わたしはビートルを走らせて診療所に戻った。走らせている間も、頭の中はそのことでいっぱいだった。 まずやるべきことは、高宮秋子に連絡を取り、その見ている夢になにか変化が起こらなかったかどうか聞くことだろう。それも、できるかぎり早く行わなくては。 電話があったら、こんなとき車内からでも簡単に連絡が取れるのだが。きょうびは街中から公衆電話が次々と消...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 10-4

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.14 (Tue)

      わたしは老婦人のための床をのべさせた。同じ眠るなら椅子でもソファでもいいのだが、早く眠ってもらうにこしたことはないからだ。 さすがに睡眠薬までは常備されていなかった。わたしも催眠術までは知っていない。ということで、あくまでも眠るのは老婦人に訪れる眠気しだいになった。わたしはいらいらして待った。 ゆうべの寝つきがよほど悪かったのか、しばらく待つうちに老婦人は眠ってしまった。まあ普通の人も昼寝をする...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 10-3

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.13 (Mon)

      わたしはなんとか笑顔を作ったものの、椎葉老婦人の小さい身体はより小さくなった。「すみませんのう……」「ばあちゃん、身体が不調だったら、どんな小さなことでも、もっとどんどん先生にいうべきだよ」 老婦人の孫らしい二十歳くらいの青年が叫んだ。 わたしもうなずいた。「その言葉に、間違いはありません。どうあれ、体調が変化したようでしたら、積極的におっしゃってほしいものです」 とはいえ、ただの風邪で呼びつける...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 10-2

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.12 (Sun)

      誰が、とは聞かないでもわかった。「昨日いらしたおばあさんですね! わかりました。すぐ行きます。……その前に、どのように調子が悪いというんですか?」 電話の向こうで、混乱したような一瞬の沈黙。「どのようって……とにかく、気分が悪くて夢見も悪いというんです」「夢見が悪い?」 わたしは責任を感じた。昨日の切り裂きジャックを退治しきれなかったのだろうか。「ご覧になられた夢は、昨日見たものと同じですか?」「え...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 10-1

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.11 (Sat)

     10 妙な話を聞かされたせいか、なんとなく身体がだるかった。 昨日変な状態で寝てしまったし、風邪でもひいたのだろうか。 わたしはビートルで診療所に向かった。 まだ診察時間には間があったので、スーパーで安売りのカップ麺を買い込んだ。今日は「きつねどん兵衛」が安かった。ほくほく顔でレジに代金を払う。 よっこらせ、と段ボールを抱えてビートルに戻った。 だが、いつもいつもカップ麺では、身体に悪いのも事実だ。...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 9-4

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.10 (Fri)

     「トリックじゃないんです」 わたしは落ち着いた声を出そうと努力した。「どうやら鈴木さんは、ペストの研究をしているうちに、なにか得体の知れないものを発見してしまったようです」「これって、なんなの? ……この感じ」「わたしの感じたところでは、ネズミの手触りにそっくりですね。大学のころ、よく実験でマウスを使わされましたが、あのときの感触そのものですよ」「ネズミ……ペストというわけね」「ええ。そこに、高宮さん...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 9-3

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.09 (Thu)

      愕然としたわたしの顔色の変化に、島田春江も気づいたようだ。「桐野先生、なにが『なんてことだ』なの? ……そもそも、この本がいったいなんだというの?」「この本は」 わたしはのろのろといった。なにか気つけになるものが欲しかったが、コーヒーでは刺激が弱すぎた。「鈴木さんがバーで行き倒れたとき、わたしに託した本なんです。いわば、鈴木さんの遺言……いや、遺産ですね」「遺産? この本が?」 島田春江は疑わしげな...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 9-2

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.08 (Wed)

      むせた。卵が喉につっかえたのだ。「大丈夫、桐野先生?」 わたしは胸をどんどん叩いた。コーヒーを飲む。「ああ、……ああ、大丈夫です」 ようやく落ち着いた。深呼吸すると、わたしは島田春江を妙な目つきで眺めた。「あの……それって、正気でいってるんですか? ペストが中世日本に上陸していただなんて……」 記録によれば、日本にペストが初上陸したのは、江戸を過ぎて明治時代になってからの話である。「あたしの説じゃない...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 9-1

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.07 (Tue)

     9「ペスト?」 わたしは怪訝そうな顔をしていたらしい。「意外?」「意外というかなんというか。ペストってあれですよね、中世ヨーロッパで猛威をふるった」「そう、あれよ。一般に黒死病とも呼ばれてるやつ」「あれですか……」 わたしはしばし物思いにふけった。 ペスト。その歴史とその恐ろしさは、医学を志したものには必ず叩き込まれる。 その原因をペストとするにはいろいろと疑念があるとされる古代ギリシア、アテナイを...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 8-4

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.06 (Mon)

      政治力ならわたしも持ち合わせていなかったので、鈴木道徳の悲劇は身にしみてわかった。 わたしはコーヒーで口の中のものを洗い流した。「その後のことは、だいたいわかるような気がしますね。いくら努力しても、大学の上のポストには手が届かなかった。そうこうしているうちに……」「そう」 島田春江は、悲しそうにうなずいた。「そうこうしているうちに、鈴木さんは上昇しようという気概を失ってしまったのよ。妹から聞いたで...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 8-3

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.05 (Sun)

     「そのことだけど、桐野先生。あの人、なにをしたの?」 問われることは覚悟していた。わたしは、静かに答えた。「死にました」「……死んだ?」「ええ。わたしが飲んでいたバーで、ふらふらになって現れて、そしてそのまま、行き倒れです」「そう……」 島田春江は、コーヒーカップを手に取った。しかしあいにく、そのカップの中身は空だった。「妹さんは、道徳氏を嫌いぬいていたようでしたけど」 島田春江は、複雑な笑みを浮かべ...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 8-2

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.04 (Sat)

      わたしの試算はちょっとばかり狂っていた。「ガーディアン」にたどり着いたのは、九時を八分ほど回ってからだった。 大汗をかきながらビートルから降りた。 「ガーディアン」はごく普通の喫茶店だった。ごく普通でないのは、こんな土曜の朝っぱらから学生らしい人間でいっぱいだったことだろう。それなりに車も止まっている。これはサラリーマンだろうか。 わたしはベルがついた扉を開け、混んだ店内に入った。 島田春江は、...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 8-1

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.03 (Fri)

     8 目が覚めたときにはすでに八時だった。ちょっと目がしょぼしょぼして、身体がだるかった。夢に潜って精神力を消費したにも関わらず、八時間きちっと眠っていなかったからに違いない。だが、そんなことなどいっているわけにも行かなかった。わたしは衣服を脱ぎ捨てるとユニットバスに飛び込み、昨日の酒を抜くために、氷のようなシャワーを浴びた。水泳の教師なら、準備運動無しにそんなシャワーを浴びると心臓麻痺を起こすから...全文を読む

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    闇は千の目をもつ 7-4

    2 闇は千の目をもつ(完結)

    2009.07.02 (Thu)

      本屋で空振りをきたしたので、そのままワンルームに帰ることとなった。古本屋を回ることも考えたが、この時間帯まで空いている古本屋などないだろう。 コンビニで寝酒を買おうか迷った。昨日飲んだのはウォッカ・マティニがわずか二杯である。江戸の仇を長崎で討ちたい、という気にもなる。 わたしは行きつけのセブンイレブンに車を停め、安いウイスキーのポケット瓶を一本買った。ウォッカはスミノフしか置いていなかったから...全文を読む

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