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    【  2010年03月  】 

    天使を吊るせ 23-2

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.31 (Wed)

     「抗うつ薬」 わたしは幸福な感情を抑えつつ、淡々と述べようとした。「あなたは話術に優れた才能を持っている。それは否定はしません。しかし」「しかし?」 沢守澄麗は小首をかしげた。わたしはあえてそれを無視した。「あなたには、それだけではない力がある。特殊な力、一種の超能力だ。できれば、この際、その力をオフにしていただけるとありがたいんですがね」「なんのことでしょうか……」 沢守澄麗はにこにことわたしの話...全文を読む

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    天使を吊るせ 23-1

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.30 (Tue)

     23 わたしは信者たちからの羨望といささかの憎悪の混じった視線を一身に受けて、沢守澄麗が入院している病室へ入っていった。 幸いなことに沢守澄麗の怪我はさほど重くなく、二週間も入院していれば元気になるだろう、というのが主治医の診断だった。 歩道でバイクを走らせていたのは、世の中をなめきったイカれた高校生で、全人類が交通事故で事故死しても、自分だけは事故など起こさない、起こしたとしても逃げ切れると考え...全文を読む

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    天使を吊るせ 22-4

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.29 (Mon)

      カップ麺のかわりに沢守澄麗手作りのサンドイッチを島田さんと三人で食べたが、幼少の折から母親のために料理を作ってきたことに嘘はないことがよくわかる味だった。 食べる代償として、わたしはナイトメア・ハンターとしての仕事をそのそばで見学させることに同意せざるを得なかった。とはいえ、断る理由もない。 沢守澄麗は、終始にこにこしながら診察室の隅に座っていた。 面白いことに、来る患者来る患者、みんな今日は陽...全文を読む

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    天使を吊るせ 22-3

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.28 (Sun)

     「ちょっ、ちょっ、ちょっ、ちょっとそれですか! そんな大きなものを……」「気持ちです。気持ち。わたしのポケットマネーで買った物ですから、そう深く考えないでください」 沢守澄麗は重そうに両手で抱えたその箱を、わたしに手渡そうとした。 恐縮しながら受け取ろうとしたわたしは、その思いもかけぬ重さにふらっとした。 わたしがまんざら知らないわけではない重さだった。 わたしは沢守澄麗に向き直った。「開けていいで...全文を読む

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    天使を吊るせ 22-2

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.27 (Sat)

      わたしは沢守澄麗を受付の部屋へとできる限り丁重に案内した。こんなときのために用意してあるパイプ椅子を使って座る場所を作ると、わたしは頭をかきかき尋ねた。「今日はどうしたんですか、学長先生? 先生は多忙だったはずでは……」 沢守澄麗はかなり大きな細長い箱を抱えていた。大事そうに持っているが、なにか仕事の帰りだろうか。……いや、まだ昼日中だ。普通は仕事はこれからするものではないだろうか。「沢守さん、でい...全文を読む

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    天使を吊るせ 22-1

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.26 (Fri)

     22 北村はわたしが潜入調査を続けるのを許してくれた。しかし、ここまで来たら、わたしは北村との契約なんてそっちのけで沢守澄麗のために全力を尽くすつもりだった。 とはいえ、宗教活動だけで日々の働きをおろそかにしては、わたしのほうが干上がって日干しになってしまう。というわけで、わたしはまじめにナイトメア・ハンターあるいは精神科医あるいは各種療法師としての義務に励むことにしていた。宗教活動が人間の倫理的...全文を読む

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    天使を吊るせ 21-4

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.25 (Thu)

      それがどんな感覚だったのかを、沢守澄麗はうまく語れないといった。 それもそうだ。そんな宗教的体験がほいほい語れたら、世にある大半の哲学書や宗教書は不要になってしまう。 表現できることだけを述べるしかない。 その日、沢守澄麗は、ブラジルの僻地にある村の市場に買い物に来ていた。十数年も逃げているのだから、もうほとぼりも冷めただろうという判断から戻ってきたのだった。仮住まいには、共用の炊事場があり、そ...全文を読む

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    天使を吊るせ 21-3

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.24 (Wed)

      本当に夫の信也の子だったのかについては、本人もよくわかってはいないそうだ。DNA鑑定はあり得べき結果を考えると怖くてできない、そう沢守澄麗は夢の中でわたしに語った。確かに沢守澄麗は純日本人といって通る顔をしているが、南米に移民した日本人の数を考えると、彼女のルーツを探るのになんの役にも立たないのも事実だ。 澄麗が誰の子であれ、動かしがたい事実もあった。 沢守信也が、逃亡先のアルゼンチンで死亡して...全文を読む

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    天使を吊るせ 21-2

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.23 (Tue)

     「嘘をつける人間かどうかはわたしの顔を見て判断してくれ。というより、わたしに嘘をつき通せるだけの力があるといったのは北村さんが初めてだ」 北村は顔の前で手を振った。「嘘だったら顔を見ればばれるので、余計なことをするなという意味でいったんです。そんなことより、早くその半生記だか一代記だかを話してください」「そうだったな。まず、この前北村さんが話してくれた、貿易会社を結婚退社してからの話だが……」 沢守...全文を読む

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    天使を吊るせ 21-1

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.22 (Mon)

     21 コーヒーに口をつけひとすすりすると、北村は長く吐息をついてからわたしに視線を向けた。「……母と娘の主導権争い?」「そういう側面もあるということだ」 わたしもコーヒーを飲んで答えた。ステーキに比べればうまくないコーヒーだった。わたしはブラックで飲むのをあきらめ、砂糖とクリームを入れた。「あの教団も一枚岩かといわれればそうでもないということですか」「そう認めざるを得ないだろうな。表ざたにはなってい...全文を読む

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    天使を吊るせ 20-4

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.21 (Sun)

     わたしは霊的な光として現れた沢守澄麗と夢の中で逢い、身体を作ったときのことを詳しく話した。「……そのときわたしの身体にへばりついてきたのが、その夢見られている根源みたいなものだ。そのときのわたしは、ただ単に嫌悪しただけだった。今では嫌悪した自分を嫌悪している。まったくもって、フェアではなかった」「その根源……いったいなんと呼んだらいいんです?」「沢守澄麗は『源夢』と呼んでいた。源の夢、だ。沢守澄麗の神...全文を読む

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    天使を吊るせ 20-3

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.20 (Sat)

      わたしは指でテーブルに大ざっぱな三角形を描いた。「これが?」「一種の夢の位階秩序だ。ヒエラルキーというやつだな。細くなってる上に行くほど、夢を見ている高次の存在。そして広くなっている下に行くほど、夢に見られている低次の存在となるわけだ」「食物連鎖のピラミッドみたいにとらえればいいんですか」「そうだ。食物連鎖のピラミッドか。そのものずばりだね。この階級の上と下で、夢を見るものと見られるものとの関係...全文を読む

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    天使を吊るせ 20-2

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.19 (Fri)

     「さて」 北村は姿勢を正してわたしを見た。「虎子のほうはどうなりましたか、桐野さん?」 わたしはテーブルの水をひと口飲んで、唇を湿した。「北村さんが思っているような虎子は得られなかった」「ほう?」 わたしは首を振った。「だが、北村さんが思っていないような虎子は手に入れた。普通だったら手に入れることなどできないような情報だ。滅多にないぞ、沢守澄麗学長の独占インタビューなんてものは」「誰かに話されまし...全文を読む

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    天使を吊るせ 20-1

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.18 (Thu)

     20 ステーキ店「ステーキのくいしんぼ」は八王子駅から歩いてすぐの地下に店を構えていた。 わたしは狭苦しい階段をえっちらおっちら降りていった。 店もまた狭苦しかった。やたらと細長い店内に、テーブルがいくつも置いてあるつくりだ。これでは、ここでバイトしている人間は、ダイエットのひとつでもして痩せなければスムーズな移動すらできかねるのではあるまいか。 北村はその最奥部に陣取っていた。わたしはテーブルに...全文を読む

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    天使を吊るせ 19-4

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.17 (Wed)

      わたしが思い悩むこともなかった。 教授となるはずの小学生は、夢の中でまで昼寝していた。霊的な光の暖かさを受け、眠くなってしまったらしい。 まったく物の価値のわからない小学生もあったものだ。 わたしは腹立たしいようなほっとしたような気分で沢守澄麗に向き直った。「どうやらあなたの身体を見たのは医者ひとりだけのようです」 沢守澄麗はくすりと笑った。「お医者さんと小学生だったら見られても平気です」 わた...全文を読む

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    天使を吊るせ 19-3

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.16 (Tue)

      わたしの医学的生物学的な知識と、芸術的感性、そして若干のスケベ心により(わたしは自分が人間の雄であることまで否定しようとは思わない)、沢守澄麗の身体はなんとか完成した。 顔を作ったときにも働いてもらった、精神自体による自己修復力のおかげもあって、沢守澄麗の姿はまさに地上に降りた天使、いやヴィーナスそのものだった。「桐野さん……!」 沢守澄麗はしばし出来上がった自分の身体を見つめていた。 その顔がこ...全文を読む

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    天使を吊るせ 19-2

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.15 (Mon)

      夢の中でのしばらくの奮闘の末、わたしは沢守澄麗の顔を組み上げた。 わたしのイメージ力と、善のイデアである彼女のイメージ力により、その顔は微修正され、現実そっくりの、いや、現実よりさらに美しい顔になっていた。 わたしはそれをほれぼれと眺めていた。「……桐野さん?」 沢守澄麗の声。 いかん。わたしは我に返った。なんだこのパターンは。 わたしは仕事の続きに取り掛かった。 まずは身体を作る。 顔のイメージ...全文を読む

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    天使を吊るせ 19-1

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.14 (Sun)

     19 わたしは精神を集中した。 いつも、精神力で武器や道具を物象化させるときと同様に、意志の焦点を合わせる。いつもよりも研ぎ澄まされた精神状態にあったわたしには、それくらいはたやすいことだった。 しかし、問題はここからだ。 わたしは、目の前の光を見た。 この、とらえようとしてもとらえどころのない光を使って、物象化させることは、はたして可能なのか? ナイトメア・ハンターであるわたしならできる、沢守澄...全文を読む

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    天使を吊るせ 18-4

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.13 (Sat)

      光の中は……安らぎそのものだった。 わたしは身体にその光を余すところなく浴び、なんともいえぬ喜びを感じていた。 恍惚としていたわけではない。むしろ逆で、頭は覚醒しきっていた。 人間として、いや生命としてのステージを一段上がったような感覚だ。この感覚だけは、味わったことのないものには絶対にわからない。 わたしはただその場に立ち尽くし、目をつぶって静かに思考が研ぎ澄まされていくのをどこか他人事のように...全文を読む

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    天使を吊るせ 18-3

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.12 (Fri)

     「ああああ!」 叫ぶことしかできなかった。 驚愕もあった。 しかし、驚愕よりも強いのは……。 畏怖! わたしの目の前で、泉が湧き出るようにして現れたのは。 優しさ。 慈しみ。 正義。 公正。 博愛。 ……そんな言葉を連ねていてもしかたがない。わたしを、暖かく、平和で、満ち足りた、覚めていながら同時に恍惚としている、飽くことなく飲みながらも全てを分かち合えている、そんな二律背反でありながらしかし整合的で...全文を読む

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    天使を吊るせ 18-2

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.11 (Thu)

      それは、まず、いわくいいがたい空気の動きから始まった。 わたしの肌を、なにか暖かいものが取り巻き始めたのだ。柔らかく、どこか安心できる空気の流れ……。 わたしはホッと息をついた。 しかし、それもつかの間だった。 わたしの身体に、なにかが貼りついてきた。なにか、粘液のような……それでいて粘液とは根本的に違うなにかだ。 そのなにかは、わたしの身体にくっつくと、異様な叫び声じみたものを上げた。 それは苦痛...全文を読む

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    天使を吊るせ 18-1

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.10 (Wed)

     18 数日後、わたしは『桐野メンタルヘルス』の待合室で両面テープを持って作業をしていた。島田春江はそんなわたしをとがめるような目で見ていた。「……これでよし」 わたしは壁から少し離れて、自分が行なった仕事の成果を確認していた。 わたしにしては上等の出来だ。 二度ほど軽くうなずき、仕事の後の自分に対する報酬として冷蔵庫のコーラを取りに行った。 島田春江と視線が合った。「……なにかいいたいようだけど?」「...全文を読む

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    天使を吊るせ 17-4

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.09 (Tue)

      うなっていてもしかたがないので、自分の姿を確認することにした。 開襟シャツにカンカン帽、それに古いズボンと下駄、ご丁寧なことに腹に巻かれた腹巻にはタオルとうちわが差されていた。 わたしは顔を覆いたくなった。こんな格好で沢守澄麗に会えというのか。いったいどんな羞恥プレイだ。 だいいち、こんなうちわなんて使う必要が……。 あった。 気がついてみると、今は夏のまっさかりのようだった。気がついたことそれ自...全文を読む

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    天使を吊るせ 17-3

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.08 (Mon)

      沢守澄麗はそういうとわたしの手を握ってきた。 わたしとしては、当然、拒む理由など何もなかった。 わたしはそのすべすべとした手触りに陶然となった。「……桐野さん?」 なんとすばらしい……。「桐野さん」 わたしは……。「桐野さん」 三度も呼ばれればさすがにわたしも我に返った。「……はい」 自分の声が蚊の鳴くようなものに変わるのがわかる。 沢守澄麗はまるで小学校の女教師みたいだった。「桐野さん、夢にはいつ入っ...全文を読む

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    天使を吊るせ 17-2

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.07 (Sun)

      そうこうしているうちに、教授がいびきをかきはじめた。よくきく睡眠薬だ。睡眠薬の効果というよりは、それだけ教授職というものが激務だということかもしれない。激務でなかったとしても、それなりに毎日研究に励んでいたということだろう。この教授、思ったよりもいい人かもしれない。 沢守澄麗がわたしの隣のベッドに横たわった。わたしは横目でちらちらと、彼女の身体のラインを観賞しようと試みた。無駄なことだった。例の...全文を読む

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    天使を吊るせ 17-1

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.06 (Sat)

     17 杉内がポケットから薬を引っ張り出した。ちらりと、別の薬のパッケージも見えた。医者が処方するタイプの抗うつ薬だった。あいつうつ病だったのか。薬を飲んでいるところを見ると、明るくふるまっていたのは、軽い躁転に違いない。抗うつ薬が効きすぎて、躁病みたいになってしまうというやつである。人間、裏でどんな悩みを抱えているかわからない。もっとも、悩みを抱えていなかったら、こんな宗教団体に入るなどということ...全文を読む

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    天使を吊るせ 16-4

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.05 (Fri)

      わたしは部屋に戻った。 沢守澄麗を見る。それだけで、胸に幸福感が沸いてきた。美人はこれだからいい。「頼んできましたよ」「ありがとう、桐野さん」 ありがとうだなんて。わたしは生まれてきたことの幸せを心いっぱいに感じた。「では、桐野さん。手順を説明します」 沢守澄麗はわたしにベッドを示した。「杉内さんが戻ってきて、睡眠薬が届いたら、まずはあのベッドに寝てください」「はい」 わたしはうなずいた。「ぬる...全文を読む

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    天使を吊るせ 16-3

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.04 (Thu)

      もっととてもよいもの? わたしはどこか麻痺したような頭で、まじまじと参議院議員氏を見た。「ほんとうだ」 参議院議員氏は、酔ってでもいるかのように繰り返した。「桐野さんも、夢に入るのならばこれから見るだろうが……」 言葉を切る。「……いや、実際に見てみることに勝る教育はない。妙なことをいって悪かった。自分で体験すれば、わたしがいいたかったこともすぐにわかる」 参議院議員氏はそういうと、会話を打ち切った...全文を読む

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    天使を吊るせ 16-2

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.03 (Wed)

      ごくっ……と息を飲む音が聞こえたような気がした。 わたしは左右にちらりと目をやった。 これはすごい。世間的には名士と呼ばれているような海千山千の功成り名遂げて金まで持っている男たちが、皆、女王の命令でも待つかのように真剣なまなざしで沢守澄麗を見つめている。 いったい彼女が夢に入るとなにが起こるというんだ? わたしの好奇心が刺激された。刺激されたといっても、そのときのわたしは、圧倒的なまでの多幸感に...全文を読む

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    天使を吊るせ 16-1

    4 天使を吊るせ(完結)

    2010.03.02 (Tue)

     16 華が咲いた、というのはこういうことをいうのだろうか。 沢守澄麗が入ってきたとたんに、その場が一気に明るくなったような気がした。抑えられていた照明が、ぱっと点灯した、そんな感じをわたしは覚えた。 今日の沢守澄麗は、ゆったりとした、パジャマとローブとジャージを組み合わせたような、それでいて品位を失わないでいられる、こう書いただけでも奇跡的な衣類を身につけていた。家でゆっくりくつろぎたいサラリーマ...全文を読む

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