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    【  2010年08月  】 

    まるで赤子のように

    その他

    2010.08.31 (Tue)

      一八八〇年、八月。 アメリカ西部、国境にほど近いアリゾナ州ストーンチャットの町はうだるような熱気に包まれていた。 クライベビイ(泣き虫)と仇名を取る、保安官代理ジャック・サイレンスはベッドから起き上がると、身支度を整えた。儀式のようなやりかただった。愛用のナイフをベストの下の隠しポケットに収めるところまでが、儀式ばっていた。 アルマにできることはそんなサイレンスの背中を見つめることだけだった。「...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負、とりあえずひと区切り

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.30 (Mon)

      これまでにも書いてきたが、この娘たちには直系の親族がいる。 もともと、ブログを開く前から、わたしは同人活動をやっていた。そんな中、漫画家の某先生(特に名を秘す)とお近づきになることができ、その先生がハマっておられた『神無月の巫女』というアニメの存在を知った。 アニメが終了してしばらくして、レンタルビデオ屋のソフトからも「新作」の帯が取れたころ、わたしは借りて見てみることにした。そのときはちょっと...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・100

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.30 (Mon)

      日常。 宇奈月範子は学校へやってくる。 いつもと同じ2‐Aの教室。 夏休みのせいで、人はいない。 わかっているのに来る。 なぜだろう。自分を待っている人などいないのに。たったひとりで、なにをするのか。 空白の時間だけが流れる。時計の針が時を刻んでいく。 範子は鞄から本を取り出す。 なんということもなく、父の書棚から一冊持ってきたものだ。哲学の本らしい。 ぱらぱらとめくる。 父の手による傍線がいた...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・99

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.29 (Sun)

     「そりゃあさ」 範子は文子に聞こえないように独白した。「わたしだって、あの作者のやつがそんなに登場人物に優しくないってことは知ってたわよ。でも、それでも、夢を見たっていいじゃない、少しくらい。それを、それを……いたたた」 頭を抱えた範子を、文子は心配そうに見た。「大丈夫、範ちゃん? こんなところを生活指導に見つかったら、それこそアウトだよ。退学だよ。こともあろうに、学校の教室で、二日酔いになってるな...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・98

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.28 (Sat)

      おーわった、おーわったっ。 文子は鼻歌を歌いながら教室に入ってきた。 宿題ぜーんぶ、おーわったっ。 とはいっても、夏休みの残りはわずか四日になってしまった。これなら、一週間遊んで最終日に宿題を圧縮してやったほうが得だったかもしれない、などと不埒なことを考えてしまうのだが、まあ、これはもう。「終わったものの余裕ってやつね」 範子が机で腕を組みながら論評した。「あ、いたんだ、範ちゃん」「いたわよ。待...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・97

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.27 (Fri)

     「どうしてこれを忘れていたんだっけ」「わたしに聞いても知らないよ、範ちゃん。とにかくさっさと終わらせないと、わたしたち、世界史の授業は赤点になっちゃうよ。落第だよ」「文子と一緒に落第するのならそれはそれで……」 文子はにっこりと微笑んだ。「なにかいった、範ちゃん?」「いえなんでもありません」 範子は分厚い本に戻った。文子の目が笑っていなかったからだ。範子はため息をついた。「こんなめんどくさい宿題、学...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・96

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.26 (Thu)

      うかつだった。 範子は臍をかむ思いだった。 ザコばかりだと思っていた宿題に、まさかこんな強敵が残っていたとは。「文子、ちょっとこっち向いて。そうそう」 二人は、互いにスケッチブックをひざに乗せ、相手の顔をデッサンしていた。「範ちゃん、思うんだけどさ、互いに描きあっていたら、いつまでたっても終わらないよ。だってモデルが動くんだもん」「それもそうよね」 範子はスケッチブックをたたみ、眉根を寄せた。「...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・95

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.25 (Wed)

     「来たわね」「ついに来たんだね」 ふたりは顔を見合わせてうなずきあった。「ついに最後の問題集の最後の章!」「長かったわね、文子」「そうだね、範ちゃん」 すでに二人の心は違う世界に飛んでいた。 ……終わったら、なにして遊ぶか? 二人の思いはそれだけだった。「今日は、川のほうで花火がやるんだよね、範ちゃん」「ええ、うちでも見られるわ」「範ちゃんちもいいけどさ、ああいうのって、大勢で、夜店とか冷やかしなが...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・94

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.24 (Tue)

      問題集の山もあと一歩のところまで来た。これさえ片付ければ、あとは宿題といってもザコばかりである。文子は鼻歌を歌いながら教室へ入った。「範ちゃん、おはよう!」 席についている範子は、今日はいつもとは違う真剣な表情をしていた。「文子」「……な、なあに、範ちゃん」「わたしたち、友達よね」「当たり前だよ、範ちゃん」「だったら、お願いがあるの。きょう一日、帰るまででいいから、わたしのことを『範子』と呼んで。...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・93

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.23 (Mon)

     「範ちゃん、眠い……」「しっかりするのよ文子。眠ったら死ぬわよっ!」 別に舞台が急に雪山に移ったとかそういうことではない。ここはいつもの紅恵高校の教室で、二人もいつもの宿題処理だ。「でも、眠いよ……」「気をしっかり持つのよ! とにかく救助が来るまでは、しっかりするの!」 話は三十分前にさかのぼる。「暑いね~。範ちゃん、こうまで暑いと、気象庁を呪いたくなるね」 漢文の問題文を、わけがわからないといった顔...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・92

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.22 (Sun)

     「もしかして、わたしたち、嫌われてるのかな、範ちゃん……」 いつになく沈んだ声で問題集に向かう文子であった。「ど、どうしたのよ文子、急にそんなことを!」 文子のその声に、範子は取り乱した。「も、もしかしたらクラスメートの誰かにいじめられたの? それとも家庭に不和が? まさか実は不治の病だったとか……」「そんなんじゃないよ範ちゃん」 文子の沈んだ声は変わらない。「これなんだけどさ範ちゃん」 文子はなにか...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・91

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.21 (Sat)

     「見えたわ」 範子はきっぱりといった。いつもの紅恵高校2‐Aの教室である。「うん。わたしにも見えた」 文子もうなずいた。「この調子で学校での宿題処理を続けていれば……わたしたちは、二十五日には問題集の山との長い戦いに決着をつけられる!」「長かったね範ちゃん」 文子はシャープペンシルを握り締めた。「だからさ、範ちゃん。とりあえず続きやろうよ。あと五日ぶんはたっぷり問題集があるんだからさ」「それがネック...全文を読む

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    問えるならば神に問いたい

    未分類

    2010.08.20 (Fri)

     一人の人間の魂を救うために許されているのはどこまでなんだ!?...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・90

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.20 (Fri)

      ……いえない。 ……絶対にいえない。 ……絶対に絶対に、なにがあってもいえない。 範子は苦痛に耐えながらそう思った。 自分が今、この場で感じている苦痛は、決して文子にいってはいけないのだと。 もしもしゃべってしまったら……。範子は心の中で首を振った。 いけない。しゃべってはいけない。 耐えるのみだ。 いつもの紅恵高校の教室。「どうしたの、範ちゃん?」 ……急に聞かれて、範子ははっと我に返った。「い、いや、...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・89

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.19 (Thu)

     「凶相じゃ」 範子は地の底から響くような声で文子にいった。「どうしたの範ちゃん? またなにか悪い物でも食べたの?」「凶相じゃ……おぬしの顔に凶相が出ておる。行いをつつしんだほうが良いぞ……」「冗談だとしても、あまり面白くないよ、範ちゃん」「だってそうなんだもの」 範子は手に広げた占いの分厚い本を読みながらそういった。 二人で決めた、「今日の宿題タイム」はとりあえず終わったようである。「肌の色が妙に白く...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・88

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.18 (Wed)

     『みなさんこんにちは。スーパー・スペース・プロレスリングの時間です、今、熱気渦巻く紅恵高校2‐A教室からお届けしております。アナウンサーを勤めさせていただきますわたくしは、ポポイラ星ヒレレバ工業大学地球文明研究同好会の宇奈月範子であります。わたくしの隣にいるのは、解説をしていただく、ポポイラ星ヒレレバ工業大学地球文明研究同好会の下川文子さんです。下川さん、今回の試合の見所はどこでしょうか?』『闘志...全文を読む

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    ご自由にお持ちください

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.17 (Tue)

     戦意高揚ラジオ番組「勝利の行進曲」パーソナリティ愛称リコ:国営放送エリートアナウンサー。上流階級出身。折り目正しい声で話す。ニュースを読ませたら絶品。ただしフリートークになると恐ろしいまでの天然ぶりと独断専行ぶりを示す。同期のアナウンサーであるアヤに言葉の端々で愛情と執着を見せるが、ツッコまれるとエリートの面目にかけて否定する。天然ぶりとアヤへの愛情に対する説得力のない否定ぶりが兵士に人気。たまに...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・87

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.17 (Tue)

     「範ちゃあん、この棒、どこに置いとけばいい?」「どこでもいいわよ」 誰もいない、夏休みの紅恵高校の教室。範子は不機嫌な声で文子に答えた。「でも、邪魔だよ、これ」「邪魔なのはわかってるわよ。それに、それは『棒』じゃなくて、『杖』。ほら、しっかりした作りになっているでしょ?」 それに、と続ける。「それに、この杖をなくしたりすると、また怒られかねないのよね。うちには、けっこうな価値のあるものが、妙にごろ...全文を読む

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    範子と文子の三十分一本勝負:FIGHT・86

    範子と文子の三十分一本勝負(ギャグ掌編小説シリーズ・完結)

    2010.08.16 (Mon)

     「みなさんこんにちは。下川文子です。今日からまたしばらく、百話までのひのふの……二週間とちょっとの間だけお世話になります。よろしくお願いします」「宇奈月範子です。以下同文」 夏休みの紅恵高校の教室。「以下同文って……範ちゃん、もっとなにかいうことはないの?」「なにかって?」「範ちゃん」 文子は怖い顔になった。「範ちゃん、変な置き手紙をしたんだって?」「あ、ああ、……あれ? あ、あははは」「あはははじゃな...全文を読む

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    コミケ情報

    未分類

    2010.08.16 (Mon)

     コミケ78参加します。2010年8月15日(日)東地区 S-04b「ゲロゲットー」さんのところで、売り子および星人向同人誌(コピー誌・予価300円)の委託販売を行います。「星人向」同人誌なため、あえてここにはタイトルを書きませんが、我こそはと思う星人の皆様がたはぜひいらしてください。ちなみに限定20部ですので、お買い求めに来られるときはお早めに……。...全文を読む

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    叫び

    SF

    2010.08.15 (Sun)

      けっ! まったく、韓国も、中国も、騒ぎすぎなんだよ! 日本人が、日本の神社を参拝して、なんで攻撃されなくちゃならないんだ、まったく。 少年はぶつぶつとつぶやきながら靖国通りを歩いていた。 斜陽とはいえ富み栄えた東京。車がひっきりなしに行きかい、ビルが林立し、人であふれている。 暑い……。 少年は自動販売機で缶コーラを買った。プルトップを開け、一息に飲み干す。冷たさと炭酸の刺激が快い。 まだまだ、こ...全文を読む

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    神経ブティック

    SF

    2010.08.14 (Sat)

     「……奥様、この新作はいかがですか。官能的な手触りでございますよ」 おれは、ぶくぶくに太った、官能もクソもないだろうと思われるような初老の婦人に商品を勧めた。「……試してみていいかしら?」 デブの婦人は待ちきれぬように、左手首の端子を開けた。おれはそこからコードをつなぎ、ダミーの手とリンクさせた。 おれはダミーの指先に、たくさん揃えてある絹の布地から最高級のものを選び、すべらせた。「まあ……」 デブの婦...全文を読む

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    機械の国の人間の昔話

    昔話シリーズ(掌編)

    2010.08.13 (Fri)

      昔、昔、あるところに、機械の国がありました。そこに住んでいるのは、精巧に作られた機械人形のロボットたちで、ずん胴な身体に鉄の手足、大きな顔がついているのでした。 ロボットたちは、他のロボットの住民と出会うと、プログラムされた言葉で、あたりさわりのないあいさつを交わすのが常でした。 中央にある巨大な鉄の塔の、電光掲示板に現れる文字と、定期的に鳴るチャイム、そして配給される燃料と冷却水で、ロボットた...全文を読む

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    あこがれのバナー(雑記)

    未分類

    2010.08.12 (Thu)

     矢端想さんがブログのバナーを作ってくれた。感激!HTMLとかに完全に無知なので、貼るまで1時間もかかりました(笑)。これでバナーの貼り方がわかったので、リンク先のかたのバナーもガンガン貼っていきたいのだが……うちのテンプレのリンク欄は狭すぎ、普通にバナーを貼るとはみ出るのであります。現在、「なんとかする」方法を模索中……。...全文を読む

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    交通法規

    SF

    2010.08.12 (Thu)

      あやめを助手席に乗せて、夜のドライブとしゃれ込んでいたおれは、思い切りブレーキを踏んだ。車ががくりと跳ね上がり、おれとあやめはシートから投げ出されそうになった。シートベルトがなければ車から放り出されていただろう。「どうしたっていうのよ」 一人だけ飲んだジンフィズで頬を桜色にしたあやめは、不満そうな顔をこちらに向けた。 おれは、目の前の信号機を指差した。「信号機じゃないの。あれが、どうかした?」「...全文を読む

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    大人の男には義務が伴う

    SF

    2010.08.11 (Wed)

      高一にしてついに手に入れた念願の『自分の』パソコン。おれは自分の部屋に置いたそれを前にして、跳ね回って踊りたい気分だった。 思えば長い年月だった。これまでは、インターネットをやるにせよゲームをやるにせよワードを打つにせよ、すべて居間にある、『家族の』パソコンを使っていたのだった。もとよりパスワードを入れて自分専用のモードを使うなんてことはできなかった。中学生までは完全に管理下におく、というのがう...全文を読む

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    ご記入のうえ先にお進みください

    その他

    2010.08.10 (Tue)

     1‐1.お名前を記入してください。1‐2.性別を記入してください。1‐3.身長を記入してください。1‐4.体重を記入してください。2‐1.どこでここをお知りになりましたか?2‐2.来る前にだれかに相談されましたか?(はい/いいえ)2‐2‐1.「2‐2」で「はい」と答えられたかたに質問します。それはあなたとどのようなご関係ですか?2‐3.ご負債はありますか?(はい/いいえ) あった場合、負債総額をご記入くださ...全文を読む

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    アモンティリャードの酒瓶

    ミステリ

    2010.08.09 (Mon)

      アモンティリャードがあるんだ、それも極上の、とぼくが話したときのやつの顔は、カメラに撮って残しておくだけの価値がじゅうぶんにあるだろうと思われるものだった。「アモンティリャードだって?」 アモンティリャードというのは、スペインのアルコールを強化した白ワイン、いわゆるシェリー酒というやつのうち、特殊な方法で長期間熟成させたものを指す。中辛口だが、普通のシェリー酒に比べてはるかに口当たりがいい。 ……...全文を読む

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    詩人と夢の国の昔話

    昔話シリーズ(掌編)

    2010.08.08 (Sun)

      昔、昔、ある国に、ひとりのぱっとしない詩人が暮らしておりました。詩人は、「夢の国」を舞台とした、夢のような詩を書いては、いくばくかのお金を得ておりましたが、都で評判となるには至っていませんでした。 ある夏の暑い日、詩人は、広場の長椅子で頭を抱えておりました。 詩が、書けなくなってしまったのです。 書きたいもののイメージだけはあるのですが、それを生き生きと表現することが、詩人にはできなくなってしま...全文を読む

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    高齢者所在不明問題振り込め詐欺事件顛末

    ミステリ

    2010.08.07 (Sat)

      おれはどぶねずみ色のスーツ姿をびしっと決め、銀縁眼鏡を光らせて足早に歩いていた。手には黒くて野暮ったい鞄。道の途中でおれはちょっと立ち止まり、カーブミラーに自分の姿を映した。 うむ。どこからどう見ても、役所かどこかの公的機関から派遣されてきた、いい大学を出たいい育ちの役人だ。 おれはくそまじめな、三年越しの彼女がいうには「お父さんが好きだった逸見正孝アナウンサーにどこか似ている」くそまじめな顔を...全文を読む

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