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    【  2010年12月  】 

    紅蓮の街 第二部 4-2

    第二部 非情の冬

    2010.12.12 (Sun)

     「わたしが、あなたの望みに見合うだけの金を払うと?」 エリカの問いに、ナミはうなずいた。「バルテノーズ家には、そこまでの資産はありません」「だから集めてあげようっていう話になるんじゃない」 ナミは、どこまで本気かわからない口調で続けた。「それならば、はじめからガレーリョス家やイルミール家に行ったほうが得策ではなかったのですか」 ナミはエリカから視線をそらした。「ガス」「なんだよ」 急に話の中に引き...全文を読む

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    紅蓮の街 第二部 4-1

    第二部 非情の冬

    2010.12.10 (Fri)

     4「やられたわ」 ナミは苦笑いすると、アクバに剣を返した。無理をしているようにガスには見えた。「バルテノーズ家の家臣たちが、公爵閣下に絶対的な忠誠を誓っているのもこのせいなのかしら?」 エリカはナミの苦笑に微笑みで答えた。「この力のせいだけとは思いたくありません。重臣を除くほとんどのものはわたしのこの力を知りません。こんなことを漏らしたのも、あなたたちとは胸襟を開いたほうが実りある結果が生まれると...全文を読む

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    しばらく休みます

    未分類

    2010.12.07 (Tue)

      喉が痛いです。どうやら風邪をひいたらしい。 経験上、今感じている喉の痛みは、ほっとくと数日後には猛烈なせきと多量のたんを伴うまでに発展し、高熱が出てふとんから一歩も出られなくなるのがパターンです。 というわけなので、その前に医者から薬をもらって、ひまな時間はひたすらゆっくり寝ることにしました。 そのため、数日PCとネットから離れて療養に努めたいと思います。 ちょうど4章との境目で区切りもいいし。...全文を読む

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    紅蓮の街 第二部 3-4

    第二部 非情の冬

    2010.12.06 (Mon)

      アクバは一礼すると部屋を出て行った。「どういう罠なの?」 ナミは顔色ひとつ変えずにエリカに向き合ったが、ガスにはナミが困惑しているのがわかった。ガスもそうだったからだ。「罠ではありません。これは……」 エリカが答えかけたとき、再び扉が開いてアクバが一振りの剣を持ってきた。「持って参りました」「ありがとう」 ガスはますます困惑した。エリカがナミと剣を交えるのならばわかる。わかるが、十九歳の娘に、あの...全文を読む

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    紅蓮の街 第二部 3-3

    第二部 非情の冬

    2010.12.05 (Sun)

     「どれだけの数が寝返ったんだ」 ガスのつぶやきに、ナミが声をかぶせた。「あたしも知りたいわ。公爵閣下、今の戦力の比をお聞かせ願えますか?」「大ざっぱに計算すると」 エリカは答えた。「三対二というところです」 ガスは頭の中で計算した。「四人に一人は裏切ったわけか。人望なかったんだなあの男は」 エリカはかぶりを振った。「オルロス伯は、無能な人物ではないのは確かです。だが、伯はあまりに苛烈で無慈悲に過ぎ...全文を読む

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    紅蓮の街 第二部 3-2

    第二部 非情の冬

    2010.12.04 (Sat)

     「わたしからいいますか?」 エリカの言葉に、ナミは頭を下げた。「お心のままに、公爵閣下」 エリカはうなずいた。「いいでしょう。進言の内容は、クワルス芋の利権を手にしたら、それをただ同然で公開するべきだ、というものでした」「ただ同然……!」 ガスは開いた口がふさがらなかった。だとしたら、これまで流されてきた血は、いったいなんのためだったのだ! エリカは、そんなガスの顔を見てくすりと笑った。「納得できな...全文を読む

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    紅蓮の街 第二部 3-1

    第二部 非情の冬

    2010.12.03 (Fri)

     3「あたしは、単に情報を持ってきただけです。それさえあれば、閣下の家臣はすぐにでも同じ策を思いついたはずです」「思いついたとしても、わたしが許さなかったでしょうね、ナミ。あまりにも、多くの血が流れすぎる策でした。その点、アクバに話を持ち込んだあなたは、さすがの才女です。そして、二手三手先を読む読み方も、すばらしい冴えがありました。今、バルテノーズ家が存続しているのも、大半はあなたの策のおかげです。...全文を読む

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    マンガ「荒野の範子と文子」!

    いただきもの

    2010.12.03 (Fri)

     当ブログと相互リンクしていただいている、おなじみ矢端想さんのブログ「妄想の荒野~矢端想のブログ」さんから、なんとわれらが範子と文子が西部で大暴れする痛快マンガ、「荒野の範子と文子」をいただいてしまいました!うお~こんな労作を! ありがとうございますうううううううう!以下にUPさせてもらいました。画像はクリックすれば別ウィンドウで大きくなります。※追記:2011/2/28に表紙絵追加矢端想さんの美少女キャラク...全文を読む

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    紅蓮の街 第二部 2-4

    第二部 非情の冬

    2010.12.02 (Thu)

      まさしくそれは芸術品そのものだった。 くしけずられた、長い栗色の髪の下で、どこか不健康さを思わせるナミの肌の白や、床までも冷たい雪の白とも違う、血の通った健康的な白さの肌が息づいていた。 焦げ茶の瞳が、ばら色の頬と、血色のいい唇との間で、絶妙な按配を保ちながらも、強烈な自己主張をしていた。 とにかく、肉体を構成する全ての部品が、望む限り望ましいところにおさまっている、としか表現しようがなかった。...全文を読む

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    紅蓮の街 第二部 2-3

    第二部 非情の冬

    2010.12.01 (Wed)

      ガスは、なんと返答したらいいのかわからなかった。 そんなガスのことも気づかぬふりで、アクバは自分の額をぴしゃりと叩いた。「いや、おしゃべりが過ぎましたな。エリカ様をだいぶお待たせしてしまった。わたしが怒られてしまう。さて、おふたかたとも、参るとしましょう」 三人は、アクバを先頭に、しずしずと廊下を歩いていった。少なくとも、ナミとガスのふたりにとっては、この格好では、しずしずとしか歩けないのだ。「...全文を読む

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