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    【  2011年05月  】 

    趣喜堂茶事奇譚/ニッサンがルマンを制覇する時(その1)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.31 (Tue)

     「で、ぼくをここに呼び出した理由はなんだ?」 ぼくは割り箸を口で割って尋ねた。相手……井森は、レンゲを手中でひねくっていた。 なんとなく妙な話だった。このあたりでは老舗の中華料理屋、「陽天楼」で飯をおごってくれるなどといいだしたということは、裏になにかある、と考えて間違いはあるまい。まあ、毎日の「趣喜堂」通いで、学食で飯を食うよりも食費がかかっているぼくとしては、たまの「陽天楼」のラーメンは渡りに船...全文を読む

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    範子と文子の三十分的日常/五月・雨降りの朝

    範子と文子の三十分的日常(ギャグ掌編小説・完結)

    2011.05.30 (Mon)

      目覚ましが鳴った。下川文子はうーんと伸びをすると、自分にあてがわれた小部屋のカーテンを開けた。 外はまだ暗い。 文子はパジャマを脱ぐと、スポーティーな下着とスウェットスーツ上下を身につけた。足には汗をよく吸う靴下の上から、ジョギングシューズを履いた。 髪はまとめてピンで留め、帽子をかぶる。 耳をすますと、外には雨の降るかすかな音が。霧雨だろう、と、文子は判断した。 部屋を出ると、隣の扉の前へ行き...全文を読む

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    綸言なんとやらというけど

    その他いろいろ

    2011.05.29 (Sun)

     いっときの興奮のままについでかい口をたたいてしまい、せっかくできたブログの友達から愛想をつかされて、リンクを切られて三くだり半を突きつけられる想像におびえていたりする。わたしが悪かったあ! 許してくれえみんなあ!うわあああああっ!「……バカにつける薬はないというけど、ほんとうね」(ナミ談)...全文を読む

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    地震兵器

    ミステリ

    2011.05.29 (Sun)

     「いいかね、キミ」「はあ」 ぼくは答えた。白衣を着ているこの特徴のない顔をしたこの男がなにをいうのかはわからなかったが、とりあえず調子を合わせておこう。「地震は兵器になりうる!」 ぼくは、このおんぼるなアパートの外に出ている看板を思い出した。『杉沢地震兵器研究所』 この所長がいったいなにを考えていようと、この震災後の不況下でようやくありついた寝る場所つきの職だ、雇い主に文句がいえる筋合いはない。「...全文を読む

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    逆の感想を持つ人もいるかもしれないが

    その他いろいろ

    2011.05.28 (Sat)

      本でもブログでもなんでもそうだが、 自分より文章がうまいやつを見ても別段なんとも思わないが、 自分より内容が面白いやつを見ると驚嘆と嫉妬の念にかられる。 なんとかして自分の小説の面白さでこいつをねじ伏せてやりたいと思う。 ある種の宿命みたいなもんである。...全文を読む

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    卯月朔さん挑戦返答!!

    ささげもの

    2011.05.28 (Sat)

      卯月朔さんが、そのブログ「レディ・マーガレットとダンスにお茶を。」で、読者に対する挑戦としか思えない企画をやっていた。 わたしは挑戦されたら受けるクチである。 かくして手袋は投げ返された。 以下どーん。 ※ ※ ※ ※ ※そのむかし――。 そのむかし、レジェンバラの北に竜がおりました。年経た竜でございます。渓谷の深い谷底に棲んでおりまして、あのあたりの者どもには飢餓の王と呼ばれてございましたとか。その...全文を読む

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    青色の悪夢

    ホラー

    2011.05.27 (Fri)

      医学部准教授を目指しての論文を書き上げて保存した後、机でパソコンに向かってうとうとしていたら、死んだ織枝の夢を見た。 織枝は一年前、睡眠薬を飲んだままで車を運転し、高速の中央分離帯に突っ込んだのだ。 お腹にはぼくとの子供がいた。どこか心の弱い女だったから、子供の存在はストレスだったのかもしれない。 ぼくは、消し忘れたパソコンの電源を切り、青い光の中、あくびをして水かなにかを飲みに台所へ行った。 ...全文を読む

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    「書きながら考える」について

    紅蓮の街覚え書き

    2011.05.26 (Thu)

     (小説の内容に触れるため、小説を未読のかたは先に小説をお読みください) わたしが長編を書くに当たって、なにひとつ設計図を用意せずに気分のおもむくままに書いた、と誤解してらっしゃるかたがいるようである。 いっておくが、設計図なしに小説を書くのはわたしには無理だ。だが、きっちりとしたプロットをあらかじめ組み立てておき、そこから逸れないように書いていく、という作業もまた無理である、ということもたしかであ...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/清里高原殺人別荘(ビラ)(その2)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.25 (Wed)

      まあ、たしかに、つまらなくはない本だが……。 ぼくはページを繰りながらカフェオレを思い出したようにすすっていた。 面白くもない本だな、こりゃ……。 話は、冬の日、雪の中を、とある大学に通う大学生たちが、犯罪事件を起こして逃げてくるところから始まる。清里高原にある、学生のひとりの家の別荘に、しばらく身を隠そうという魂胆なのである。 だが、別荘についてみると、無人のはずの屋内に、ひとりの妖艶な美女が……。...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/清里高原殺人別荘(ビラ)(その1)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.24 (Tue)

     「なんだいこの本」 ぼくは、舞ちゃんがカフェオレといっしょに運んできてくれた本のタイトルをちらっと見て、不満の声を上げた。「なにか変なところでも?」 舞ちゃんはその大きな目でぼくを見ると、その手にある本に視線を落とした。 ぼくはうさんくさそうにその本のタイトルを見た。「清里高原殺人別荘」。ご丁寧に、別荘には、「ビラ」とルビがふってある。しかも、新書版のノベルズだ。 どこからどう見ても、凡庸な、二時...全文を読む

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    黄輪さんお返し趣喜堂!(その4)

    ささげもの

    2011.05.23 (Mon)

     趣喜堂茶事奇譚・特別編/山猫の夏(その4)「うーん、たしかにここらへんやったんやけどなー」 双月世界でも一二を争う大都市、ゴールドコースト市の裏道で、名高い虎獣人の女格闘家であるシリン・ミーシャは二日酔いに痛む頭を抱えながらその店を探していた。横には狐獣人の娘が、シリンとは別な意味で頭を抱えていた。「ここまで探して見つからないんですから、あきらめたほうがいいんじゃないですか、ミーシャさん」「せやけ...全文を読む

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    黄輪さんお返し趣喜堂!(その3)

    ささげもの

    2011.05.22 (Sun)

     趣喜堂茶事奇譚・特別編/山猫の夏(その3) カイピリンガはうまかった。結局、ぼくには砂糖抜きのカイピリンガはきつすぎて、舞ちゃんに頼んでガムシロップをもらったのだが。 こんなものを一気飲みするというのは、さすがに小説の中の『山猫』はすごい男だなあ、と思いながら、ぼくは井森に『山猫の夏』のストーリーを講釈していた。「……でだ、でだでだでだ、そのエクルウという町では、アンドラーデ家とビーステルフェルト家...全文を読む

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    黄輪さんお返し趣喜堂!(その2)

    ささげもの

    2011.05.21 (Sat)

     趣喜堂茶事奇譚・特別編/山猫の夏(その2)「人外さんなんて、失礼ですよ」 舞ちゃんが虎女を弁護した。「それはそうかもしれないけどさ」 そうこうしているうちに、虎女はゲームテーブルの椅子に腰を下ろした。よく見ると、見事な筋肉をしている。女子プロレスラーでも、ここまで実戦的な筋肉の持ち主は、そうはいない。昔、ドキュメンタリーの傑作「プロレス少女伝説」と、夢枕獏先生の格闘小説とを読んで、一時期女子プロレ...全文を読む

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    黄輪さんお返し趣喜堂!(その1)

    ささげもの

    2011.05.20 (Fri)

     趣喜堂茶事奇譚・特別編/山猫の夏(その1) 五月というのにやたらと暑い。天気予報では八月並みの天気でしょうなどといっていた。こんな日は喫茶店で休むに限る。となると、行くところはひとつしかない。 かくして、ぼくと井森がいつもの通り「趣喜堂」に入っていくと、そこではむっとするような暑さの中、ツイスト博士こと捻原さんと、その愛娘の舞ちゃんが、ちょっとした大きさの木箱を前に格闘していた。「なんなんですか、...全文を読む

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    黄輪さん範子文子小説!

    いただきもの

    2011.05.20 (Fri)

     「黄輪雑貨本店」の黄輪さんが、自作ファンタジーの登場人物と、うちの看板娘をコラボして、素敵なショートショートを書いてくれました! 感激!  以下どーん。※ ※ ※ ※ ※黄輪雑貨的、範子と文子の三十分旅行「ねえ、範ちゃん」「なあに、文子?」 宇奈月範子は横に立つ親友、下川文子の憮然とした声に、ニコニコと笑いながら応じる。「わたしの言ってたこと、覚えてる? 旅行に行きたいなー、って話の」「ええ、勿論覚え...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/深く静かに沈没せよ!!(その2)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.19 (Thu)

      ぼくは呼吸困難を起こしていた。 舞ちゃんは、オムライスの皿が載ったお盆を手に目を丸くしていた。「お客さん……そんなに面白いですか? その漫画……」 笑いすぎで息をするのも難しいなか、ぼくはなんとか呼吸を整えて舞ちゃんに答えた。「ぜえ、ぜえ……ええ、く、くだらな……。カフェオレの前に、み、水ください」 ぼくは、舞ちゃんから氷水の入ったコップを受け取ると、ひと息に飲み干した。 ようやく人心地のついたぼくは、...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/深く静かに沈没せよ!!(その1)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.18 (Wed)

     「『亡国』『スパイ』『売国奴』という言葉の使用頻度はほんものの亡国への進行度合いを示すバロメーターだ……」 バイト帰りの夜。ぼくは、ヒステリックな声の演説者を乗せた街宣車を、苦虫を噛み締めたような顔で迂回しながら井森につぶやいた。「その左右や思想信条を問わず、ある程度の力を持った過激な意見はたいがい穏健な意見を圧殺してしまう。そして、気がついたときには、坂を転がる雪玉みたいに過激な意見がその勢力を増...全文を読む

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    ある毛虫の昔話

    昔話シリーズ(掌編)

    2011.05.17 (Tue)

      昔、昔、あるところに、一匹の毛虫がおりました。 それはそれは醜い毛虫でしたので、人々はなんとかして、その毛虫を殺そうとするのですが、毛虫は悧巧で、人々の手を逃れては、逃げ、隠れ、息を潜めて生き延びていたのでありました。 やがて、冬が来て、春がきて、冬が来て、春が来て、長い年月が過ぎ、幾度目になるかわからない春になりました。 人々が見たこともないような美しい蝶が、ひらひらと舞って、木の枝に止まりま...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/セブン・カード・スタッド(その4)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.16 (Mon)

      チップの状況を、ぼくはすばやく暗算した。七人全員で四千二百ドルのチップのうち、まず井森が脱落でゼロ。樫春さんが五十ドル。倉井さんが百ドルちょい。暮地さんと小田さんが、仲良く五百ドルずつくらいだろう。そして、ぼくが千五百ドルちょうどだから……馬庭さんは千五百五十ドル。僅差だが、舞ちゃんの新メニューを食べられるのは一位だけだから、なんとしてでも馬庭さんを五十ドルまくらなくてはならない。 ぼくはテーブル...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/セブン・カード・スタッド(その3)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.15 (Sun)

      壁の時計が七時を告げた。 カジノのディーラーの服に着がえた捻原さんは、やせ気味のわりにはかなりの威厳のようなものがあった。 テーブルについたのはぼくと井森と馬庭さんを含めて七人。学者ふうの暮地先生、実業家みたいな小田さん、漫画家だと名乗った倉井さん、馬庭さん以上になにをしているのかわからない樫春さん。もしかしたら本名を名乗っているのはぼくと井森だけなのかもしれない。「カジノの伝統に従い、ワンゲー...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/セブン・カード・スタッド(その2)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.14 (Sat)

      ぼくは井森とポーカーテーブルについた。「まず、お前のポーカーに対するイメージをぶっ壊さなくちゃならない」「え?」「第一に、よく日本の漫画で出てくるような、カードを交換するタイプのポーカーを、ドローポーカーというんだが、それは今では、家庭や仲間うちで遊ばれる以外はほとんど絶滅している。今の主流は、手札を交換しない、スタッドポーカーに完全に移行してしまった」「なんだって?」「第二に、現在のポーカーは...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/セブン・カード・スタッド(その1)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.13 (Fri)

      ぼくは手に汗をにじませながらバイシクル(世界でいちばん有名なトランプのメーカーだ)のカードを握っていた。 場には何枚ものカードが出ている。「ベット」 ぼくは三十ドルのチップを押し出した。 サングラスの男、馬庭さんはぼくの顔色と場の札を見た。「コール」 馬庭さんはぼくと同額を積んだ。 井森が、ごくりと唾を飲み込んだ。 ショウダウン……勝負のときだ。 そもそもこんな事態になったわけは……。 …………………… と...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/戻り川心中(その2)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.12 (Thu)

      「藤の香」を読み終わり、ぼくは、ふうっと息を吐き出した。 実によくできたミステリだった。色街を舞台に殺人事件が起こるという、一見どこにでもあるような話なのだが、ある登場人物を介在させることで、情景のすべてがくるりとひっくり返されてしまう。 背負い投げというも鮮やかだった。 しかもこの作家、やたらと文章がうまい。流麗というか、するすると物語の世界、大正の一時代に入り込まされてしまう。それもどこか異...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/戻り川心中(その1)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.11 (Wed)

      本とゲームにばかり没頭していると、彼女のひとりもできるわけがない。それはぼくも重々承知している。 しかし、目の前にそういう現実を突きつけられると(どういう現実かはここには書かない)、やけにもなるというものだ。 やけ酒を飲むには陽が高すぎるし、かといってやけ食いには気分が乗らないしで、ぼくはやけ読書ないしやけゲームをすることにした。 となると、向かう先は一箇所だ。 ぼくは覚えにくい裏道を通り抜け、...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/そして死の鐘が鳴る(その2)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.10 (Tue)

     「キャサリン・エアードはある意味損をしているところがあるかもしれん……」 「GRナンバー5」に没頭していたサングラスの男が、ふと口を開いた。「最初に邦訳されたのがこの『そして死の鐘が鳴る』だったことにより、後の作品に、このトリックを超えるトリックを求めてしまったところがある……」「あのトリックは凄まじいインパクトがありましたからな」 捻原さんが応じた。「むしろエアードはエドマンド・クリスピンを敬愛して...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/そして死の鐘が鳴る(その1)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.09 (Mon)

      ぼくががらんがらんと音を立てて「趣喜堂」の扉を開けると、中にはこんな春だというのにコートを着たサングラスの男が、暗いテーブルで仏頂面をしながら「GRナンバー5」を読んでいた。 「GRナンバー5」とは、石ノ森章太郎先生の、マイナーな漫画である。ぼくも内容をよくは知らない。 卓上にはオレンジジュースとおぼしきオレンジ色の液体の入ったコップが置かれているが、男が口をつけたようすはない。 いつもの明るい...全文を読む

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    小咄

    その他いろいろ

    2011.05.08 (Sun)

     「隣の空き地に囲いができたってねー」「垣(火気)厳禁のはずなのに?」...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/死が招く(その2)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.07 (Sat)

     「いててて。そんなに引っ張るなよ」「お前のためを思ってやってるんだ。ちょっとはぼくの好意も受け取れ」 ぼくは井森のやつを、駅前の本屋へ無理やり連行した。「こんなところでなにをしようっていうんだ。本なら、あの喫茶店に山ほどあったじゃないか」「いいから二階に上がるぞ」 駅前の本屋は三階建てで、一階が雑誌やベストセラー、二階が文芸書や文庫本、三階が各種専門書になっている。 ぼくは二階の文庫本売り場の、早...全文を読む

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    趣喜堂茶事奇譚/死が招く(その1)

    趣喜堂茶事奇譚(うんちく小説シリーズ)

    2011.05.06 (Fri)

     「なんでうちに来なかったんだよ」 ぼくの友人、井森はそういってぼくをなじった。「しかたないだろ、携帯を忘れて道に迷ったんだし」 ぼくはもごもごと答えた。「それにしても、夜に電話かけてもいなかったじゃないか。なにしてたんだよ」「まあ……その……」 ぼくはありのままを白状した。となると、次の展開は決まっている。「その『趣喜堂』に連れてけよ」 ぼくは、うろ覚えの道を、『趣喜堂』でもらってきた名刺大の地図を頼...全文を読む

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    ミズマ。さんお返しショートショート!

    ささげもの

    2011.05.05 (Thu)

     「だから8割ウソなんだってば。」のミズマ。さんからわたしの某キャラクターについてのすばらしいショートショートをいただいたお礼の掌編であります。これを読む前に、ミズマ。さんのブログで「魔女の呪い」というショートショートを必ず読んでください。そうしないと意味もなにもわかりません。ではどーん。※ ※ ※ ※ ※カースブレイカーたちの週末  魔女の呪い。 みだりに口の端にのぼらせてはならない。 賢しらぶって解い...全文を読む

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