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    【  2013年06月  】 

    特報「あの人が帰ってくる!」

    その他いろいろ

    2013.06.30 (Sun)

     7月1日明日、「あの人」が帰ってきます。現在原稿鋭意執筆中。しばしお待ちください。...全文を読む

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    人生設計士

    恋愛

    2013.06.30 (Sun)

     「人生設計士、ってものを考えたんだ」「なんなのよそれ」「文字どおり、人生の設計をしてくれる専門職だ」「ライフプランナー?」「それより、もっと、こうなんていうか、技術的なものを考えている。ほんとうに、家や建物を設計するみたいに、人生を設計してくれるんだ」「なんであなたが、そんなことを思いついたのか、だいたいわかるわ。目上の人……親か先生あたりから、いつまでもふらふら小説もどきなんか書いてないで、しっか...全文を読む

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    大魚

    ファンタジー

    2013.06.29 (Sat)

      その魚は、ゆったりと深い水の中を泳いでいた。 わずかの光すら差さない深い闇、それが魚の知る世界だった。 魚はなにも食らわなかった。食らう必要がなかったからである。 また、魚はなにも生まなかった。生む必要がなかったからである。 闇の中を、魚はただ泳いでいた。水の底にはなにがあるか、魚は知らないし、興味もなかった。水の上にはなにがあるか、魚は知らないし、興味もなかった。 ある日、水の面に、光が差した...全文を読む

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    どうしてなにかがあるのか

    SF

    2013.06.28 (Fri)

      どうして、なにもないのではなく、なにかが存在するのか。 男が、ふと疑問に思ったのは、とある昼下がりのことだった。 もし、宇宙も時間もゆらぎもなにもかもひっくるめて、なにもなかったら、なにも生まれる道理はない。なにかがあるのは、なにかがあったからその結果として「ある」のだ。では、その最初に「あった」ものとはなにか? 形而上学の問題の中でも、難題中の難題である。三十分考えて、すっきりした解答が出なか...全文を読む

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    悲しきアリバイ

    名探偵・深見剛助(冗談謎解きミステリ掌編シリーズ)

    2013.06.27 (Thu)

      自分の推理を、深見剛助は沈痛な表情で語っていた。「……つまり、あなたは、急行『えど』に乗らなくても、特急『ぐれん』に乗ることができた。あなたのアリバイは崩れましたよ、蟻米さん」 蟻米、この老いた貧相な男は、うつむいた。「お察しの通りです、深見さん。わたしが……」「あなたがやったのではないことはわかっているんです、蟻米さん」「え? いえ、わたしが殺したんです。さっき、深見さん自らがアリバイを崩したばか...全文を読む

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    クリーンエネルギー

    SF

    2013.06.26 (Wed)

     「やった……」 歓喜に沸く研究室で、おれは学者の道を選んだ幸運に感謝していた。この三十年、みんなから白い目で見られながら続けてきた人工光合成研究、その実用レベルに足る、植物の二十倍の効率を持つシステムの開発に成功したのだ。 おれの横では、地味ながらも資金援助を続けてくれていた政府の男が、同じく感無量、という表情をしていた。「やりましたね」「あなたのおかげです」 おれたちは、がっちりと手を握りあわせた...全文を読む

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    怠け者

    SF

    2013.06.25 (Tue)

      その朝も、ぼくは疲れていた。いつものことだが、どうしようもないほどの疲れだ。なにせ、布団から起き上がって顔を洗いに行くのさえもおっくうなほどの疲れなのだ。ぼくという人間は、どんな簡単なことでも、せっつかれながらも休み休みでないとなにもできない、生来の怠け者なのである。 肩を叩き、あくびをかみ殺しながら、顔を洗いに階下の洗面台へ行った。階段を下りてひょいと見ると、父と母の寝室の扉はまだ閉じていた。...全文を読む

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    情報農学

    ユーモア

    2013.06.24 (Mon)

     「ぼくのブログのデータを使いたい?」 そういわれて、ぼくは小躍りしたくなった。日ごろから来訪者数の少なさに泣いていたが、見るところには見てくれる人がいるもんだ。下宿に来てくれた友人に、ぼくはコップにコーラを注いで手渡した。「かまわないよ。どうぞどうぞ。それで、どうしてぼくのブログのデータがいるんだい?」「大学の研究で使うんだ」「へえ。もののわかった大学もあるんだなあ。うん。日本の高等教育は、まだま...全文を読む

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    楽観的に

    SF

    2013.06.23 (Sun)

      検査の結果ですか? 大丈夫です、ちょっと異常みたいに見えるものはありますが、まあ、問題ないでしょう。 それはそうと、あなた、面白い身体していますねえ。 会社でも重宝がられているでしょう。 ムードメーカーですか。そうでしょうそうでしょう。 営業で毎日のように接待。いや、うらやましいですな。 いえね、面白いといったのは、あなたの身体からは、人を前向きに、楽観的にする一種のオーラのようなものが発せられ...全文を読む

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    政治芸術家

    SF

    2013.06.22 (Sat)

     「よくもまあ……」 わたしは大統領の政治手腕に対して、内心、半分賞賛し、半分呆れていた。よくもまあ瀬戸際外交の危険な海をうまく泳ぎ渡るものだ。大統領が、「政治芸術家」といわれているのもよくわかる。「お待たせした」 大統領は執務室でわたしに向き直った。「伝記を書いてくれるというのはきみかね」 流暢な日本語だった。この独裁者が親日家だというのはほんとうのことだったようだ。「伝記というか、日本をはじめ世界...全文を読む

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    聞いて極楽

    SF

    2013.06.21 (Fri)

     『……この慈善施設では、生活保護受給者の社会復帰のために、軽い作業を行うことで』「辛気臭い。消していいか」 わたしはいった。店のおやじがうなずいたので、わたしはラーメンを食べていた箸をくわえてテレビのスイッチを切った。「お客さん、荒れてるね。ビールはやめとくか?」「どのみち最初から飲むつもりはないよ。金がない」 わたしはラーメンとギョウザに戻り、ぶつくさいった。「このご時世、そんなうまい話があるわけ...全文を読む

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    この記事は削除されました

    SF

    2013.06.20 (Thu)

      この記事は削除されました。 削除されてしまったのです。 もう誰にも読めません。 なにかが書かれていたことだけはわかっています。 内容もおぼろげながらに伝わっています。 伝承では、それは圧制者に対して向けられた、ひとりの少年詩人の魂の叫びだったということです。 その正確な内容は、諸説紛々しているありさまです。 少なくとも、その詩人の叫びに心を動かされた人々が立ち上がったことから、圧制者を打倒する運...全文を読む

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    先に食べてて

    恋愛

    2013.06.19 (Wed)

      味噌汁ができた。ご飯もできた。わたしは忙しくさっと椀に盛ると、夫の席の前に置いた。「先に食べてて」 そういって、わたしは自分のおかずの最後の仕上げに取りかかった。焼き魚は最後の一分間が重要なのだ。じゅうじゅういっているさんまを皿に盛り、自分の席の前に置いた。 自分の味噌汁とご飯、それにいささかの漬物を前に、わたしはほっと吐息をついた。「あなた、おいしい?」 いつもそうだった。夫は、出された食べ物...全文を読む

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    すばらしき食料

    SF

    2013.06.18 (Tue)

      朝が来た。わたしはベッドサイドに置いてあるグミを食べた。含まれる覚醒成分が、頭をしゃっきりとさせてくれた。 洗面台で顔を洗って、手早くもろもろのことを済ませると、食卓に行った。食卓には、色とりどりのクッキーやチョコレート、キャンディーなどが並んでいた。適当に食べたいものを取り、口に放り込んだ。甘さの中に、さまざまな栄養分が練りこまれている。砂糖とそっくりな代用甘味料や、ノーカロリーの遺伝子組み換...全文を読む

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    どうせ誰がやったって

    ユーモア

    2013.06.17 (Mon)

     「弱った」 わたしは頭を抱えた。「書けない」「書けない」と書いていたらほんとうにブログの更新ができなくなってしまったのだ。いつまでも雑記事で日記を埋めておくわけにもいかないだろう。なにかまともなショートショートを書かないと、読者からまじめに三くだり半を突きつけられかねない。「そろそろ、ブログをやめる潮時かもしれないな……」 わたしはスマートホンのページを閉じると、インターホンのボタンを押した。「どう...全文を読む

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    コップの中の衰亡史

    その他

    2013.06.16 (Sun)

      筆が止まった。一文字も書けない。 わたしは無言のままスマホの白い画面とにらめっこしている。 アイデアがないわけじゃない。ないわけじゃないんだが、考える端から、文章にする前に羽根が生え、気体となって飛んでいく感じなのだ。 わたしはウーロン茶を飲んで頭をすっきりさせようとする。 頭はすっきりするが、すっきりしたとたんに、頭の隅っこのほうにあったはずの「書きたいもの」が、どこかへすっきりと消えてしまっ...全文を読む

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    SF狂歌・その11

    SF狂歌

    2013.06.15 (Sat)

     伊勢が「東の帝国」を読みて詠める西の象消火器ホースの節のまも泡でこの世をすぐしてよとや元良親王が「48億の妄想」を読みて詠めるわびぬれば今はた同じ難破なる身をつくしても逃げんとぞ思ふ ...全文を読む

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    SF狂歌・その10

    SF狂歌

    2013.06.14 (Fri)

     在原業平が「スターメイカー」を読みて詠める千早ぶる神代もきかず風呂敷を哲学的にしめくくるとは 藤原敏行が「残像」を読みて詠めるコミューンの内による人よるさへや夢の通ひ路人よめくらむ ...全文を読む

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    SF狂歌・その9

    SF狂歌

    2013.06.13 (Thu)

     光孝天皇が「バケツ一杯の空気」を読みて詠める君がため氷の野に出でて酸素汲む我が衣手に空気はふりつつ 中納言行平が「メタモルフォセス群島」を読みて詠める立ち別れメタモルフォセスの島におふるまつとし聞かばピンフふりこむ ...全文を読む

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    SF狂歌・その8

    SF狂歌

    2013.06.12 (Wed)

     陽成院が「隠生代」を読みて詠めるえいえんの峰より落つる時の川議論強引わけがわからぬ河原左大臣が「幻詩狩り」を読みて詠めるフー・メイのしのぶ文字ずり誰ゆえに乱れそめにし時ならなくに...全文を読む

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    SF狂歌・その7

    SF狂歌

    2013.06.11 (Tue)

     参議篁が「仮装巡洋艦バシリスク」を読みて詠めるあまのはら八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよああバシリスク僧正遍昭が「ブロントメク!」を読みて詠めるあまつ船星のかよひ路吹きとぢよ乙女の姿しばしとどめん...全文を読む

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    SF狂歌・その6

    SF狂歌

    2013.06.10 (Mon)

     小野小町が「人びとが降った日」を読みて詠めるパラの色はうつりにけりないたづらに我が身よにふるながめせしまに蝉丸が「梅田地下オデッセイ」を読みて詠めるこれやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも梅田地下街...全文を読む

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    わかるよな

    ユーモア

    2013.06.09 (Sun)

     「昔、スパイ映画が流行っていたろ」「ああ、流行ってた、流行ってた。みんな007になった気分になっていたもんだ」「じゃ、あれ、やったか? 他人が入ったかどうか調べるため、扉に物を挟むの」「やったなあ。髪の毛とかな。最近じゃ、シャープペンシルの芯とドアノブを使うんだったっけ?」「おれは泥に汚れた靴で、アパートの扉を乱暴に蹴飛ばすというやつだった。その靴跡の形をしっかりと覚えておけば、扉が開いたかどうか...全文を読む

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    SF狂歌・その5

    SF狂歌

    2013.06.08 (Sat)

     安倍仲麿が「幻魔大戦」(マンガ版)を読みて詠める天の原ふりさけみれば春日なる三笠の山に月が激突喜撰法師が「白鹿亭綺譚」を読みて詠める我が宿は都のはずれバカぞ住むよを白鹿と人はいふなり ...全文を読む

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    SF狂歌・その4

    SF狂歌

    2013.06.07 (Fri)

     猿丸太夫が「恋人たち」を読みて詠めるオザゲンに紅葉ふみわけ鳴く蟲の声きくときぞ恋はかなしき 中納言家持が「デューン」(旧版)を読みて詠めるハーバートわたせる棚の背の色の白きをみれば夜ぞ更けにける ...全文を読む

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    SF狂歌・その3

    SF狂歌

    2013.06.06 (Thu)

     柿本人丸が「宇宙英雄ペリー・ローダン」を読みて詠める足引の山鳥の尾のしだり尾の長きマルペを独りただ読む山辺赤人が「リングワールド」を読みて詠めるリングワールドにうちいでてみれば白妙の神の拳に星はふりつつ...全文を読む

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    SF狂歌・その2

    SF狂歌

    2013.06.05 (Wed)

     天智天皇が「人類皆殺し」を読みて詠める秋の田のかりほの異星植物に我が人類はついに全滅持統天皇が「地球の長い午後」を読みて詠める春過ぎて夏来にけらし長い午後星を捨てゆくあまの架け橋...全文を読む

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    SF狂歌・その1

    SF狂歌

    2013.06.04 (Tue)

     この宇宙 悪鬼邪神を かき集めモツ鍋にして 愛喰らう人...全文を読む

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    SF狂歌はじめました

    SF狂歌

    2013.06.04 (Tue)

      ダメだなにか更新したくてしたくてたまらない。 というわけで、しばらく「SF狂歌」なるものでお茶を濁そうと思います。 内容はひたすらに本格SFで(大ウソ)、誰でも簡単に読めるものを目指しています。 お暇でしたらおつきあいください。...全文を読む

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    テスト用小咄

    その他いろいろ

    2013.06.03 (Mon)

     「キミはどうして、テストに遅れたんだね」「ストで……」「どこの」「都です」「で、これからどうする」「とーすてば(どうすれば)いいんでしょう。でどす(出だし)のすてーと(スタート)からつまづいちゃったとです」 く、くだらない……でもこれもテストのためだ。とほほ。...全文を読む

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