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    【  2013年08月  】 

    求められる薬

    SF

    2013.08.31 (Sat)

     「どうしてこの薬が不認可なんですか!」 ぼくは上司の前に立ち、机を思い切りバンと叩いた。「これは奇跡の薬です! 存在自体が奇跡みたいな薬なんです!」 上司である製薬会社研究班の総合統括主任は、眼鏡をちらりと動かした。「きみ」 ぼくの前に、ぼくが精魂込めて作った報告書が投げ出された。「きみは、自分がなにを作ったかわかっているのかね?」 ぼくは胸を張って答えた。「ヘロインの害を抑える薬です。これを飲み...全文を読む

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    同根

    SF

    2013.08.30 (Fri)

      まったく、最近はバカが多くて困る。こないだも、食料品の棚に寝そべった画像をツィッターに投稿して大騒ぎさせた頭の悪いやつがいたし、今日は今日で鼻の穴に調味料の注ぎ口を突っ込んだ画像を投稿して料理屋を休業に追い込んだやつが出てきた。『世の中が閉塞しているからじゃないかな』 けさ、サークルで一緒に昼飯を食ったやつがいってたなあ。『行き詰まりかけている高度情報化社会の雰囲気が、人間にそんなやけっぱちの行...全文を読む

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    樹林墓地

    SF

    2013.08.29 (Thu)

     「わたしたちの県で初の樹林墓地を造られるそうですが、順調に行っているようですね」 インタビュアーからマイクを向けられて、担当者の男はどこか薄笑いを浮かべて答えた。「ええ。かなり昔に東京都が、いいモデルを作ってくださいましたからね。われわれもそれにあやかろうというわけで」「墓地に納骨したい、というかたは多いんですか?」「一万人の募集が、全て満杯ですよ。ありがたいことです」「募集は、公平に行ったんです...全文を読む

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    それが殺人というものでしょう

    雑記録ファイル

    2013.08.28 (Wed)

      残暑が厳しすぎる夕暮れ、わたし、竜崎巧はプリウスを転がして「紅探偵事務所」へと帰ってきた。十九の小娘のくせにこの探偵事務所を切り盛りしている、所長の紅恵美がいうには、きょうびの世の中ではプリウスがいちばん目立たない車なんだそうだ。それは表向きの理由だろう。あのけちんぼ娘は、プリウスの低燃費が気に入っているだけに違いない。 事務所のドアを開けると、クーラーによる冷気がわたしの身体を優しく包んでくれ...全文を読む

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    役立たずの発明品

    SF

    2013.08.27 (Tue)

      鰓井恵来博士、カナで書くとエライエライ博士は、正真正銘の天才だ。ぼくはそれを認めるのにやぶさかではない。 だが、天才だからこそ、常人にはわからない物を作ってしまうのであって……。「困った」 研究所に遊びに来たとき、エライエライ博士は深刻な表情で頭を抱えていた。「どうしたんです博士」「きみか。実は……役に立たないものを作ってしまったのだ」「役に立たない?」 ぼくは首をひねった。「それって、どんなものな...全文を読む

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    エドさん探偵物語:ボーナストラック

    探偵エドさん(童話掌編シリーズ・完結)

    2013.08.26 (Mon)

     その人の名は? ある夜のことです。 エドさんの流行らない探偵事務所の扉に、せきたてるようなノックの音がしました。「入ってもいいかね?」「どうぞ」 エドさんは、読んでいた新聞を畳みながら答えました。声の感じからすれば、まだ若い、神経質な男性のようです。 扉を開けて入ってきたのは、エドさんの想像通り、神経質そうな表情をした、鋭い目つきの若い男でした。手には松葉杖を握っていましたが、別に足が悪くはなさそ...全文を読む

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    趣味が悪いですね

    ユーモア

    2013.08.25 (Sun)

     『さっきから見ていて思ったのですが、やはり趣味が悪いですね』『ええ。その通りです。前々から趣味に問題を抱えていることは明らかだったんですが、いや、残念ですね』『先生は、どのように趣味を変えて行くべきだと思われますか?』『うーん、それは難しい質問ですね。こういうものは、なにかひとつのことを集中してやるのではなく、幅広くやっていくべきものでしょうから』『なるほど。まあ、趣味の悪さにチャンスを見出してい...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 あとがき

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.24 (Sat)

     あとがき 二年前、「探偵エドさん」を書き終えたわたしは、この話を続けるかどうか、続けるとしたらどうするか、悩みました。同規模の小説を書くとしたら、方法はふたつあります。ひとつは、「探偵エドさん」と同じように、ショートショートを積み重ねていくやりかたです。「エドさんと緑の森の家」はそのようにして書きました。 しかし、選ばなかった道も、わたしには同じように魅力的なものとして映りました。エドさんを主人公...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 終章

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.23 (Fri)

     終章 君のための冒険 病室のベッドの脇で、エドさんは、汗と涙にまみれた顔のクロエさんと、その手に抱かれた、産湯につかりたてで元気に泣いている双子の赤ちゃんとを、なにか偉大なものを見るような思いで見つめていました。「よくやった……よくがんばってくれた、クロエ!」 エドさんはそれだけをいうのが精一杯でした。あふれてくるものが多すぎて、言葉にならなかったのです。「あなたの子供たちよ。あなたと、わたしの……」...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 4-10

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.22 (Thu)

     第四章 山の冒険 10 普通であれば、それは恐れを抱いてしかるべき光景かもしれませんでした。しかし、エドさんには、救いの手であることがわかっていました。 先頭を切って飛ぶ鳥が、エドさんに向かい叫んだからです。「エドさん! エドさん! 大丈夫ですか? 助けに来ました!」 それは真っ白な鳩でした。かつて、探偵事務所に飛び込んできて、エドさんに助けてもらった、伝書鳩です。それが、仲間の鳩たちを連れてやっ...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 4-9

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.21 (Wed)

     第四章 山の冒険 9「きみにはわからないことばかりで、退屈させてしまったな」 エドさんは青年にそういいました。「いえ……」「わたしは、きみとこうして向き合うことを恐れた。馬鹿な回り道だったと、自分でも思うよ。そんなわたしを見捨てずに、最後までつきあってくれた奇術師の先生には、足を向けて寝られないな。おそらく、あの人が、いちばん事態を理解していたのかもしれない。あのときは、わたしはここでお母さんと出会...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 4-8

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.20 (Tue)

     第四章 山の冒険 8「……クロエは、双子を産もうとしているのか!」 エドさんは、妻が難産であることを思い出し、腑に落ちるのを感じました。青年は続けます。「お母さんの身体にとっては、ぼくと妹のふたりを産むことは、難しいを通り越して、無理なんです。お母さんを守るためには、ぼくか妹のどちらかが、犠牲にならなくてはいけないんです。妹を犠牲にするわけにはいきません」「それだから、わたしに会ってさよならをいうた...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 4-7

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.19 (Mon)

     第四章 山の冒険 7 エドさんには、自分の旅が終わりに近づいてきたことがわかりました。もはや指呼の間となった山頂に、ほんのわずか、輝く光のようなものを認めたからです。 遠目には、それは人のような姿をしているように見えましたが、誰なのかエドさんにはわかりませんでした。「クロエ!」 エドさんは叫びました。「そこにいるのはクロエなのか! わたしだ、エドだ! きみの夫の、エド・マクファースンだ! きみだと...全文を読む

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    エドさん番外:矢端想さんから曲のプレゼント!

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.18 (Sun)

      おなじみ「妄想の荒野」の矢端想さんが、「エドさんと君のための冒険」に出てくる歌に、曲をつけて(発見して?)くださいました! ありがとうございます! こちら http://youtu.be/imxp0QGpqg8で、画像つきで聴くことができますので、ぜひご覧になってください! つらいときには一緒に歌いましょう! 前進!...全文を読む

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    食卓のマナー

    SF

    2013.08.18 (Sun)

      給食の時間になった。「いただきます!」 いうが早いか、ぼくは箸をつかんでみそ汁に取りかかった。ついでご飯、おかずの煮物と、手当たりしだいに口に入れて行く。 向かいの席では、ちょっとお高くとまった女子が、じれったくなるような遅さでご飯を口に少しずつ運んでいた。ゆっくり味わって食べるのが、親から教えられたマナーだそうだ。 バカなやつだな、と思いながらぼくはがつがつと食べ続けた。食事というものは、出来...全文を読む

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    楽天が……?

    ユーモア

    2013.08.17 (Sat)

      おれはうつらうつらしながら電車の席に座っていた。おれの家からの最寄りの駅は私鉄の始発駅だから、座れるのはありがたいが、会社まで行くも帰るもうんざりするほど長い時間がかかるのはつらい。今日もまだ暗いうちから起き出して、コンビニでおにぎりを腹に詰め込んで……電車でうつらうつらしたっていいじゃないか。 何度目かの揺れで、おれは眠りを破られた。すでに車内はぎゅうぎゅうの満員で、ぼんやりした頭と目でわかるの...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 4-6

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.17 (Sat)

     第四章 山の冒険 6 エドさんは、自分に背を向けて去っていくミスター・エレクトリコの姿が、小さくなるのを、じっと立って見送っていました。 老奇術師の姿が、稜線に隠れて見えなくなったところで、エドさんは向き直り、前に向かって歩き始めました。 ひとりの登山が不安でないといえば嘘になります。しかし、エドさんはそれをつとめて気にしないようにしました。『……わたしは不安だ』 エドさんは坂道を登りながら思いまし...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 4-5

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.16 (Fri)

     第四章 山の冒険 5「希望……」 エドさんは自分が積み上げてきたものが、一気に崩れ去るような気分でした。ミスター・エレクトリコは続けます。「きみがひとりでこの山を登るのは困難だったはずだ。不安と恐れでできているのだから、登っているときに悲しみや虚しさを抱いたところで不思議はない。その感情に負けることもあるだろう。だから、わしが伴に登ることで、きみをここまで引っ張り上げてきた。だが、だから、わしはここ...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 4-4

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.15 (Thu)

     第四章 山の冒険 4「それはそうでしょう」 エドさんは、乾いた笑みを浮かべながら答えました。「わたしは気がついてしまいましたからね。あなたの正体についても、この世界のことについても」「気がついた?」「そうですとも。あなたは悪魔だ。テリーさんも悪魔だ。あの辞書も悪魔だ。蟻たちもみな悪魔だ。この世界に来て、わたしが目にしたものは、すべて悪魔だ」 ミスター・エレクトリコは、呆然としたようにそう語るエドさ...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 4-3

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.14 (Wed)

     第四章 山の冒険 3 老奇術師は首をかしげました。「それは違うのではないかな」 ミスター・エレクトリコは、エドさんを見ず、前を向いたままいいました。「そうだとしたら、どうしてわしがここできみといっしょに山を登っているのかの理由がわからん。きみに絶望をさせるだけなら、あのときわしの目だけは見えなくさせたまま、きみひとりで山を登らせてもよかったはずだ。むしろ、そちらのほうが悪魔めの目的には合っていたこ...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 4-2

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.13 (Tue)

     第四章 山の冒険 2「嘆キノ峰。コノ山ハサホド登ルノニ困難ナ山ニハアラズ。サレド登リ通シ、頂上ヲ極メタト伝エラレシ者ノ内、現世ニ戻リシ者ハ皆無ナリ。中腹マデ登リテ引キ返セシ者ハ口々ニ、悲シミト嘆キ、絶望ト無力感トニ打チノメサレタト語ル。故ニコノ山ハ『嘆キノ峰』ト呼バルル。山頂ニナニガ在ルカハ不明ナリ。我ラニ許サレシハ、タダ遠方ヨリソノ峰ヲ窺ウコトノミ」 エドさんはそこまで読み上げると、「旅程表」を...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 4-1

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.12 (Mon)

     第四章 山の冒険 1 エドさんとミスター・エレクトリコは、できるかぎりゆるい斜面と、障害物の少ないところを選んで、ゆっくりと山を登っていきました。 ミスター・エレクトリコはいいました。「旅に明け暮れていた、わしの昔の経験からいわせてもらうと、高地ではゆっくりと進むことが肝心だ。急いで進むと、高山病というやつが襲ってくる。借金取りから逃げるため、峠を越えなくてはならなくなったとき、子供だったわしはそ...全文を読む

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    土曜の夜のウルトラセブン

    その他

    2013.08.11 (Sun)

      一週間ぶりにアパートに帰ってきた。おれは背広を脱ぎ、ネクタイをゆるめると、コンビニで買ってきたサンドイッチとコーラをコタツの上に置いた。 テレビのスイッチを入れると、ウルトラセブンの最終回がかかっていた。「ウルトラセブンはいいよなあ……」 サンドイッチをほおばりながら、おれはつぶやいた。「疲れたら帰って休めっていってくれる上司がいるんだもんなあ……」 口に残ったサンドイッチをコーラで流し込み、目覚ま...全文を読む

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    自炊日記・その19(2013年07月)

    自炊日記(ノンフィクション)

    2013.08.10 (Sat)

     7月1日 7:45起床。起きる時間が遅かったので体重をすっかり量り忘れる。 朝食のメニュー 米飯(〇・五合) 味噌汁(もやし) かぼちゃ煮つけ(3かけ) 鶏レバー煮物 生卵 ヨーグルト(小鉢一杯ぶん) トマトジュース(コップ一杯、無塩) きゅうり一本(クリックして大きくなります) 気分は安定しているがものすごく眠い。 リハビリ施設へ行く。休み時間にぼそぼそと原稿を書く。 もろもろの事情でバーミヤンで甘...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 3-12

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.10 (Sat)

     第三章 森の冒険 12 しばらく、沈黙が続きました。エドさんは頭を抱えたままうずくまっていました。無限の長さがあるかと思える空白の時間の後、ミスター・エレクトリコは、沈んだ声でいいました。「わかった。きみはほんとうに、悪魔に負けてしまったんだな。きみの心は、わしを悪魔の誘惑から救ってくれたときのように、強いものではないのだな」「すみません」「そんな言葉は聞きたくなかった。きみには、もっと強い心を期...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 3-11

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.09 (Fri)

     第三章 森の冒険 11『エドくん、エドくん』 手のひらを通じて、奇術師はそういっているのです。エドさんも手に力を込めました。『わかります、ミスター・E』『よかった』『モールス信号ですね』『もちろんだ』 エドさんは、驚きと安堵が顔に出ないように心しながら、かつて探偵の知識として習い覚えたモールス信号のことを思い出していました。無線電信などに使われていたモールス信号は、短い信号「トン」と長い信号「ツー...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 3-10

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.08 (Thu)

     第三章 森の冒険 10 突然の大きな音に、エドさんは、あっと叫んで耳をふさぎました。音に驚いたのは人間だけではありませんでした。駄獣もまた、人間と同じように……いや、人間以上に驚いたのです。 一瞬、力のゆるんだエドさんの手から、手綱がするりと抜けました。それはある意味幸運だったかもしれません。エドさんがひいていたアリントンは、恐慌にかられたのか、足音も激しく、どこかへ走って逃げ出してしまったのです。...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 3-9

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.07 (Wed)

     第三章 森の冒険 9「エドくん!」「なんてことだ! 何も見えない!」 エドさんは手を振り回し、当たったものをつかみました。革の感触がします。どうやらアリントンかモルデカイの手綱のようですが、真っ暗なのでよくわかりません。少なくとも、触れてかぶれるようなつたや枝ではなかったことには感謝するべきでしょう。「ミスター・エレクトリコ!」「わしはここだ!」「わしはここだ!」 かぶさってふたつの声がしました。...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 3-8

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.06 (Tue)

     第三章 森の冒険 8 エドさんは驚きました。驚いたどころではありません。愕然として叫びました。「ミスター・エレクトリコ! あなたには、あの山の影が見えないんですか?」 奇術師は答えました。「見える。わしにもはっきりと見える。だから、行くなといっているのだ。いいか、エドくん、きみが今、いちばんここで求めているものは、なんだ? 幻影の妻か?」 そういわれて、エドさんは、真っ青になりました。「違います。...全文を読む

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    エドさんと君のための冒険 3-7

    エドさんと君のための冒険(児童文学・特別長編・完結)

    2013.08.05 (Mon)

     第三章 森の冒険 7「わしにはこうもりのような奇妙な翼を生やした小さな醜い怪物が見えた。きみがわしと同じものを見たのかはわからん。しかし、わしはそんなものを欲しいと思ったことはない。そうすると、それは実際にそういうものが飛んでいたか、それとも悪魔めの作り出した幻覚か、だ。エドくん、きみの表情から察するに、きみの人生でとても大事ななにかだったのだろうが、わしは百万対一で、幻覚のほうに賭ける」 エドさ...全文を読む

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    アルファポリス「第9回 絵本・児童書大賞」にエントリーしました。 どうぞ読んでいってくんなまし。

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