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    【  2013年10月  】 

    皆様へお聞きしたいのですが

    その他いろいろ

    2013.10.31 (Thu)

      記事に飛べないなどの不具合はありますか? この間テンプレートを変えてみましたが、同様の不具合が続いたらまた変更しようと思います。 それともFC2自体の問題なのかなあ。 うむむ。...全文を読む

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    血のしたたるような

    ホラー

    2013.10.31 (Thu)

     「さて、血のしたたるようなステーキを作って食べるぞ」 鰓井恵来博士は厨房に立って、誇らしげにそう宣言した。当然、ぼくはいった。「やめたほうがいいんじゃないですか」 博士は顔をしかめた。「どうしてだ。うまいぞ」「だっ、だって……このカテゴリ、『ホラー』ですよ!」 博士は肩をすくめた。「作者が間違えたんじゃろ。なんか、最近、疲れた、とかいってたしな」「でも、『ホラー』だなんて、意図的なものを感じますよ!...全文を読む

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    わたし破壊光線

    その他

    2013.10.30 (Wed)

      悪の組織「ババルー帝国」の秘密兵器の実験台にされ、わたしは「わたし破壊光線」を受けてしまった。 そのまま路上にトラックから蹴り出され、財布から虎の子の五百円玉を出してバスに乗って家に帰ったのだが、自分の身体にいささかの異常も感じられない。いったい、彼らは、わたしになにをやったのだろう。 そもそも、わたしを破壊するとはどういうことなのだ。「わたし」というものを破壊したのか? わたしとはなんだ? い...全文を読む

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    マウスになった男たち

    SF

    2013.10.29 (Tue)

      わたしはベッドから起きた。ベッドサイドには保温ポットが置かれていた。悩んだ末、戸棚からマグカップをもってきた。ポットから注ぐと、中身は薄いブラックコーヒーらしき液体だった。しばし逡巡してから、そのまま飲んだ。ブラックコーヒーみたいな味がした。腹が痛くなる様子もない。ブラックコーヒーだ。コミュニケーションはうまくいっているようだ。 衣装戸棚を開けた。中にはありとあらゆる衣類……子供服から女物まで、た...全文を読む

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    考え落ち

    ユーモア

    2013.10.28 (Mon)

     「この小説、すごい考え落ちなんだそうだよ」 そういわれて渡された原稿を、ぼくはぱらぱらと見た。「なんだ、ショートショートじゃないか」 友人はうなずいた。「うん。でも、めちゃくちゃ難解で、結末をどう解釈していいかわからないんだ」「貸してくれよ。今晩読んでみる。明日には、どういう考え落ちなのか、きみに説明してやるよ」 ぼくはその夜、机でその原稿を広げた。 たしかに難解だ。まったくの意味不明、というわけ...全文を読む

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    調査委員会報告書

    SF

    2013.10.27 (Sun)

      われわれ調査委員会がこの交響曲作品について調査したところ、欠損部分および改ざん部分があったことは、明らかであるといわざるを得ない。(別紙の研究結果を参照) これまでは、作曲された時代背景としては例外的に、全三楽章で構成された特異な作品であるとみなされてきたが、もとは全四楽章の完全な交響曲であったことが、コンピュータによる解析でわかったのである。 欠損部分は、もとの第二楽章にあたる部分と、われわれ...全文を読む

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    なくなっちゃえばいいのに

    ファンタジー

    2013.10.26 (Sat)

      ある日、けいたくんは、かぜをひきました。鼻水がずるずると出て、息が苦しいったらありません。 けいたくんは叫びました。「鼻水もういやだ! 鼻なんて、なくなっちゃえばいいのに!」 すると、鼻がなくなってしまいました。ふつうだったら、ここでおどろきあわてるところですが、けいたくんはそんなことどうでもよくなっていました。耳が詰まって、耳の中のまくがべこべこして、苦しいったらありません。「耳、もういやだ!...全文を読む

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    第35期棋生戦

    SF

    2013.10.25 (Fri)

     「ありません」 将棋盤を挟んで、名人であるわたしは相手に頭を下げた。周囲で、マスコミがどよめくのがわかった。「だから反対だったんだ!」「名人だったら恥を知れ!」「生物としての屈辱じゃないのか、これは!」 わたしはテレビカメラに目をやった。屈辱感はそれほど湧いてこなかった。ただ、どうしようもない虚しさが、身体を駆け抜けていくだけだった。「ご覧のとおりです、皆さん……わたしは負けました」 カメラがわたし...全文を読む

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    期待外れの接触

    SF

    2013.10.24 (Thu)

     「すごい群がりかたですね」 ぼくは、衛星軌道上にある母艦から、惑星上に下ろした無人装甲偵察車両のカメラごしに、この星の原住民たちを見た。「ぼくたちとのファースト・コンタクトは、成功みたいですね。この偵察車両の中のなにかを探しているようですが、そんなに科学技術が珍しいのかな」 接触担当官のロセッティ博士は首を振った。「まあ……中くらいの成功だな。彼らが、原始的な生活を送っていることだけはわかったわけだ...全文を読む

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    ガゼデズ

    その他いろいろ

    2013.10.22 (Tue)

      風邪をひいたのか、喉が痛くて頭がくらくらして、昨日から倒れてました。これから夕食にします。ということで明日の小説更新もたぶんありません。 ゆっくり寝て休みます。げほげほ。...全文を読む

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    すき焼き

    SF

    2013.10.21 (Mon)

     「今日の飯はなんだい?」 おれは陰鬱な気持ちで聞いた。妻は答えた。「すき焼きよ」 思っていた通りだった。「肉は少なくしろよ」「当たり前よ。牛肉ひとパックしか買ってないわ」 おれは頭を抱えた。「よりによって牛肉かよ」「しかたないでしょ。義務だもの。かわりに、卵は奮発したわ」「高かったろう」「卵ひとり一個分は確保したから安心して」 そのとき、学校から高二の娘と中一の息子が帰ってきた。「ご飯なに?」「す...全文を読む

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    草稿

    ミステリ

    2013.10.20 (Sun)

     「プロットができたんですって?」「いや、そうなんだが、どれを書くかで悩んでいるんだ」「複数あるんですか? 中身を教えてくださいよ」「うん。まず、これが、『いちばん怪しいやつ』が犯人」「ふむふむ」「それで、これが、『いちばん怪しくないやつ』が犯人」「はあ」「これが『ちょっと怪しいやつ』が犯人」「……ふうん?」「そしてこれが、『怪しいようで怪しくない、でもちょっと怪しいやつが犯人」「…………」「どうした?」...全文を読む

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    貿易不均衡

    SF

    2013.10.19 (Sat)

     「それで、その平行宇宙とのコンタクトは成功したんだな」 銀河連合総裁は勢いこんで総合大学教授に尋ねた。教授はうなずいた。「間違いありません。相手がたの宇宙に住むエイリアンとは、われわれの翻訳機で、コンタクトできます。われわれの宇宙は、孤独ではなかったんです。しかし……」「しかし?」「相手が求めているものが、奇妙なんです。こちらにはごろごろしているものですが、どうやったら提供できるかすらもわからない」...全文を読む

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    鬱病患者

    ユーモア

    2013.10.18 (Fri)

     「なにもかも面白くないんです」「よくあることですよ。お薬はちゃんと飲まれていますか?」「はい。抗鬱薬ですね。でも、ぼくには効きませんよ」「そう、悲観的にならないほうがいいんじゃないですか」「いや、ぼくにはわかるんです。薬も、精神療法も、ぼくには効かない。原理的に、効くわけがないんだ!」「まあ、こういうのには時間がかかりますから」「時間ってどのくらいですか。三日? 十年? 一万年? 十億年? その時...全文を読む

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    ホラー

    2013.10.17 (Thu)

      村は荒れていた。歴史では平安時代などといっているが、都を少しでも離れると、そこはまだ、竪穴式の住居が点在する、貧しい村しかないのであった。しかも、こんな山奥となれば、住民のいさかい、天災や未発達の農業、それに苛税により、住民は慢性的な飢餓状態にあったのである。「五助どん、もう食べるものがないだよ」「わかっとるだ。なにか、食うものを探さにゃならんなあ……」 五助と呼ばれた男は相手を見た。 …………「はい...全文を読む

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    中国戦線異状なし

    SF

    2013.10.16 (Wed)

      中国戦線の状況は、おれたちにとって楽観視できる状況ではなくなっていた。戦線は膠着し、どちらも「次の一手」が打てなくなっていたのだ。「なあ……」 ある夜のこと、塹壕の中で隣にいた、山崎とかいう男が話しかけてきた。おれもやつも銃を手放さない。いつ、敵の攻撃があるかわからないからだ。「なんだよ」「おれたち、シリアへ派遣されるはずだったんだよなあ? 三ヶ月前はさ」「そうだよ」「それがどうして、こんなところ...全文を読む

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    善と悪と

    SF

    2013.10.15 (Tue)

     「ばばば、バーカじゃなかろか、貴様! 善、というものは、お前が考えているようなもんじゃないんだぞ!」 白髪の老教授が頭から湯気を立てて怒るのを、禿頭のこれまた老教授が、片眼鏡をいらいらと動かしていなした。「バカはあんただ。善は人間本来に備わっている。それが歪まされて悪となるのだ」「そこがお前さんのバカなところだ。人間は本質的に邪悪なんだ。だから外部から道徳を注入して、善なる生活を守らせねばならんの...全文を読む

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    願い事

    SF

    2013.10.14 (Mon)

      六十億総投資時代、といわれている。まあ昨今の世界情勢を鑑みると、六十億とはいわないまでも、世界の大半の人間がカネを追いかけているのはまず間違いないことだ。 当然、おれもカネがほしかった。なにしろ、年がら年中カネがなくて右往左往しているのだ。まったくもう、カネがほしい。カネが。おれはいつもの通り、宝船の描かれた絵を枕の下に敷いて眠りについた。 ……どれだけの時間が経ったのかわからない。 おれは、自分...全文を読む

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    注文の多い公務員

    SF

    2013.10.13 (Sun)

      ……やった。おれは封筒の中身を読んで躍り上がりたい気分だった。地方公務員試験に合格したのだ。しかも県庁づとめである。 親も泣いていた。大過なく勤めれば、これで定年まで食いはぐれはないのだ。退職後の年金も魅力である。新聞によれば、昨今の就職難から、新規採用を大幅に増やしたのだという。親方日の丸、万歳だ。 しかし、これはなんだろう? 分厚いアンケート用紙がついているが……。「めったなことを書くんじゃない...全文を読む

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    虐待 9-4

    虐待(二次創作中編・完結)

    2013.10.12 (Sat)

      わたしは立ち上がった。都谷炎華の目に、理解の色が広がっていたからだ。「馬鹿なことを考えるのはやめろ」 わたしはいった。都谷炎華はほほ笑みながら、わたしの目を見ていた。「きみがなにを考えているかはわかる。だが、それは間違った道だ。お願いだ、自首しろ、自首してくれ。わたしの一族には、優秀な弁護士のつてがある。わたしも行く。ともに刑務所で罪を清めるんだ。きみが出てくるまで、わたしは待つ。五年でも、十年...全文を読む

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    虐待 9-3

    虐待(二次創作中編・完結)

    2013.10.11 (Fri)

      都谷炎華はそれでもまだ立っていた。「後に知ったことですが、虐待を受けている子供というものは、親を恨むよりも、虐待は自分に対する罰で、すべて自分が悪いんだと考える傾向にあるそうです。杏ちゃんも、そのような心理が働いたのでしょう。雨はどんどんひどくなりました。杏ちゃんを救うどころか、無事生きているかどうかを調べるのすら、わたしには不可能でした。わたしはレンタカーに乗ると、逃げるようにその場を離れ、駅...全文を読む

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    虐待 9-2

    虐待(二次創作中編・完結)

    2013.10.10 (Thu)

      竹田明子は、はっとして隣の都谷炎華を見た。都谷炎華は黙っていたが、やがて、ぽつりぽつりと話し始めた。「杏ちゃんがかわいそうだったんです」 わたしの想像通りだった。「娘のつぼみを亡くして、ぼんやりとしていたわたしに、隣から聞こえてくる折檻と罵倒、それに火のついたような泣き声は、苦痛そのものでした。わたしは思いました。あの男さえいなければ、母と娘の杏ちゃんは、もっとまともな、幸せな生活を送れるはずな...全文を読む

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    虐待 9-1

    虐待(二次創作中編・完結)

    2013.10.09 (Wed)

      9「わたしは……」 竹田明子は弁明しようとした。だが、それは言葉にならなかった。「籠谷歯科の封筒が残っており、なにかが持ち去られたという状況があり、そして恐喝されている、歯科の近所に住んでいた人間がいる。だが、死亡届が出ていてすでに火葬され、無縁仏になっている遺骨の歯形を持ち出してきて恐喝しようとする人間はいない。そこで気がついたんです。女優がリアリティあふれる児童虐待の演技をするためには、なにも...全文を読む

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    虐待 8-4

    虐待(二次創作中編・完結)

    2013.10.08 (Tue)

      都谷炎華はごくりとつばを飲み、いった。「ほんとうに全てご存知なのですね」 わたしはかぶりを振った。「知らなくていいことまで知っています。あなたにはつらいことでしょうが」 そこでひとこと切った。「警察に、自分が知っていることを話す気はありません」 女たちの身体がこわばるのが見えた。「……単に、警察には自分からお話しになったほうがいいのではないかと考えるからです。わたしが話さなくても、警察は自力で調べ...全文を読む

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    虐待 8-3

    虐待(二次創作中編・完結)

    2013.10.07 (Mon)

      沈黙。耐え難いほどの沈黙。 わたしは続けた。「結城家になにがあったかは、詳しいことは本人しかわからないでしょう。いえることは、ある日突然、父親の結城氏はこの世界からどこかへ行き、子供のほうもどこかへ行ってしまったということです。どこへ行ったかなんて、知りません。しかし……」「やめて!」 都谷炎華は叫んだ。そのそばでは、竹田明子マネージャーが身をこわばらせていた。「やめるわけには行きません」 わたし...全文を読む

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    たとえば

    その他いろいろ

    2013.10.06 (Sun)

      たとえば、きみがよく研がれたナイフを持っていたとする。 きみの前には食べられるかどうかもわからない肉のかたまりがある。 十日もなにも食べておらず、きみの身体は飢えで悲鳴を上げている。 きみはナイフで肉のかけらを切り取って食べるという誘惑に耐えきれるか? 食べられない可能性もある。しかし食べなければさらに飢えは深刻になるばかりだ。 きみは理性を働かせて、感情のままに行動する……。 気をつけなくてはな...全文を読む

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    虐待 8-2

    虐待(二次創作中編・完結)

    2013.10.05 (Sat)

     「壁が紙のように薄い年代物の安普請アパートでも、家賃というものは払わなくてはいけない。食費も払わなくてはならないし、光熱費もかかります。当然、家族は極貧だ」 わたしは感情が混じらないように注意して続けた。「わたしはそのアパートに行ってみました。ほんとうに狭い。家族三人がそこで生活していたら、精神のバランスが崩れてしまうでしょう」 しゃべり疲れたせいか、のどが渇く。わたしはひと呼吸置いた。 都谷炎華...全文を読む

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    虐待 8-1

    虐待(二次創作中編・完結)

    2013.10.04 (Fri)

      8 わたしはがらんとしたホテルの一室で、相手を待っていた。そろそろ時間だが……。 扉が開いて、待ち人が姿を現した。「すみません。遅れまして。今後のことについて相談したいとか……?」 入ってきた都谷炎華はきょろきょろと部屋を見回した。「あの……?」「殺風景な部屋でしょう」 わたしは壁にもたれて笑った。 都谷炎華の後から入ってきた竹田マネージャーが、きんきんした声でいった。「都谷に変なことをする気ではない...全文を読む

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    虐待 7-4

    虐待(二次創作中編・完結)

    2013.10.03 (Thu)

     「籠谷歯科医院は、実在しているよ。都谷炎華が住んでいたアパートのすぐ近く。最寄りといっていい」 わかっていたが、実際に言葉に出していわれるとつらかった。 やはり都谷炎華は虐待者なのか。 わたしは頭を抱えた。頭を抱え込み、考え、考え、ひたすらに考えて……ひとつの結論に達した。「ロビン」「なに?」「わたしはバカだ」「いま気づいたの?」 わたしは立ち上がると、ロビンがのぞきこんでいるモニターを見た。「調べ...全文を読む

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    虐待 7-3

    虐待(二次創作中編・完結)

    2013.10.02 (Wed)

     「わたしにそれを聞くのか」 わたしの目を見て、ロビンは額に手を当てた。「もろに本気だね。長いこといっしょにいるからわかるよ。……で、都谷炎華は、いったい自分をどう思っていると思う?」 わたしは魔法瓶を傾けた。お茶はもう残っていなかった。「ただのファンのひとり、とは思っていないだろうと思う」「まあそりゃそうだよね。でも、自分のことを好きだと思ってくれているだなんて、真面目に考えてるの?」 これはきいた...全文を読む

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