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    【  2014年04月  】 

    ライン

    SF

    2014.04.29 (Tue)

      ぼくはポケットから「ライン」を取り出した。送信ボタンを長押しすると、狭苦しい液晶画面に文字が浮き出してきた。内容をすばやく読んでから、ぼくは入力ボタンをこれまたすばやく何度も押した。昔のゲーマーは一秒間に十六連射してスイカを砕いたそうだが、ぼくだって負けちゃいない。モールス信号で日本語を入力するには、そのくらいの速度が要求されるのだ。「えい:しゅくだいやった?」 十秒としないうちに返事が返ってき...全文を読む

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    社会人として、初体験

    ユーモア

    2014.04.28 (Mon)

      いよいよだ。 ぼくは、息を吸い込んでバーの扉を開けた。バーに入るなんて、初めての経験だ。 だが、社会人になるためには、通っておかなくてはならない関門でもある。 緊張を悟られないよう、自信をもって歩いたつもりだったが、傍から見ればしゃちこばった動きに見えたかもしれない。 カウンター席に座った。「水割り」 なんでもない注文をするようにいったが、ちょっと声が震えていたかもしれない。 バーテンダーさんは...全文を読む

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    ご心配おかけしました

    その他いろいろ

    2014.04.27 (Sun)

      ええとわたしは元気です。 しでかしたムチャしたというのは、この一か月、時間ができると、夕食の後にパソコンに向かい、ひどいときには一日三十枚、などという、お前いつ流行作家になった、みたいなペースで原稿を書いていたからであります。ウーロン茶のカフェインの覚醒作用というものはけっこうあるものでして、麦茶などとは比べ物にならんぜ、なんていいながら一日2リットル。 アフターバーナーを使ったようなものですか...全文を読む

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    ごめんなさい

    その他いろいろ

    2014.04.25 (Fri)

     休んでいたはずなのにムチャやらかして疲労困憊、とうぶんほんとに休みます。長い間の飛ばしすぎというか、やっぱり無理してでも毎日更新をして気力を保っておくべきだったか、いろいろ悩みはあるけれど、疲れが身体にたまりまして……。ブログ巡回すらも思うようにできない。厄年ってほんとだなあ、と実感する始末。♪もう若くないさときみにいいわけしたね~♪うぐぐぐ。...全文を読む

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    きっかけ

    恋愛

    2014.04.23 (Wed)

      視界が暗い。モノクローム……いやそれよりもっと暗い色だ。 ぼくはどこかに出口はないかと探す。 すぐに気づく。この世界にある出口は、ただひとつ、「死」だけなのだと。 ふと前を見ると、鮮やかな赤い色の上着を身につけた少女が歩いていく。「そっちへ行っちゃいけない!」 ぼくは少女の後ろに走り寄り、ぎゅっと手をつかみ、引き止めようと……。「面白い誘いかたね」 はっと気づくと、そこは夜の繁華街だった。 ぼくが手...全文を読む

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    こびとのみせ

    ファンタジー

    2014.04.22 (Tue)

      ぼくは、「こびとのみせ」という看板が出ている、小さな喫茶店に入りました。大きな倉庫の裏にあるその店は、ほんとうにこびとさんが住んでいるような雰囲気なのでした。 考えていたよりは広い室内でした。窓際に、小さな椅子とテーブルがあり、かわいらしいウェイトレスさんが、にこにこしながら注文を取りに来てくれました。「コーヒーとホットケーキ、それに蜂蜜」 とぼくが注文すると、ウェイトレスさんはそれを伝票に書き...全文を読む

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    ボタン・その2

    その他

    2014.04.21 (Mon)

      きょうも、朝が来ました。しおりちゃんは、ベッドからはい出ると、パジャマを脱いで、小学校に着ていくブラウスを、寝ぼけまなこで身につけはじめました。「あれ?」 なんだか、変な感じがします。ふつうに着替えをしていたはずなのに、なにかが違うのです。しおりちゃんは、鏡を見ました。 …………「プーチン大統領、きみは、いま自分がなにをやっているのかわかっているのか? きみは国際社会にケンカを売っているのも同然なん...全文を読む

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    だいきらい!

    恋愛

    2014.04.20 (Sun)

      きょうの、りかのじかんは、おそとでの、しぜんかんさつでした。 おはななんかをかんさつしていたら、たいちくんが、わたしに、とってもすごい、たからものをあげる、といいました。 てに、なにかがおしつけられたとおもったら、それは、まるまるふとった、だんごむしでした。「どうだ、すごいだろう。こんなおおきいのは、そうはないぞ」 たいちくんはそういいましたが、わたしは、ひめいをあげてほうりだしました。「あっ、...全文を読む

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    夢逐人 あとがき

    夢逐人

    2014.04.19 (Sat)

      2008年、この小説を書いたときは、完全に浮かれていた。数年ぶりに書いた長編二次創作「吸血鬼を吊るせ」「ナイトメア・ハンターの掟」を終わらせ、「自分にもまだ長編が書ける」ということを証明したのが自信につながったのだ。 小説なら書けるから、どこかの賞に応募しよう、と思って公募を探すと、枚数的に書けそうな賞はライトノベルの賞しかなかった。自分の実力がどの程度なものだか知りたかったので、封筒を同封すると評...全文を読む

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    夢逐人 エピローグ 2

    夢逐人

    2014.04.18 (Fri)

     「国枝さんだけど」 西連寺くんが口を開いた。「……」「なんとかしてあげなくちゃいけない、と、思うんだ」「それはぼくも感じているよ。明日、学校に来られれば、そのとき。そうでなくても、放課後。手紙も書くし、電話もかける」ぼくは早口でいった。「そっとしておいたほうがいいのかもしれないけど、そうして見守るだけなんて、ぼくには、できそうもない。なにかしてるほうが、性に合ってる」「迫水さんらしいね」「でも、なん...全文を読む

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    夢逐人 エピローグ 1

    夢逐人

    2014.04.17 (Thu)

     エピローグ ぼく、迫水晶が麻酔ガスによる眠りから覚めて正気に戻るまでに、祖父や母さん、西連寺くんに、もちろん沙矢香たちは、たいへんな目に遭ったらしい。 母さんの話によると、沙矢香は、記憶喪失になってふらふら歩いているところを、母さんが「寒月楼」近くの路上で発見、車に乗せてすぐに警察に連れて行った、ということにしたそうだ。日本刀もなければ殴りあいもなし。ぼくの学生生活の首はつながったらしい。関わった...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 19

    夢逐人

    2014.04.16 (Wed)

     …… 夢の中、泣きふせっている迫水さんのところに、蝶が飛んできた。蝶は、迫水さんの周りを、ふわふわと一周すると、すっとその膝元に舞い降りて、国枝さんの頭に止まった。 周囲の、紫色の粘液の壁が、ざわっと波打った。 粘液はゆっくりと溶け出してきて、迫水さんと国枝さんのもとに集まって来た。その色は、濁った紫色ではもはやなく、澄んだ、深みのある紫色になっていた。『これが、あの夢膿と、本当に同じものなのか……!...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 18

    夢逐人

    2014.04.15 (Tue)

     「晶さんは、静かにお迎えしたのですが、周囲に、屈強そうな高校生を配置したのは、我ながら失敗でした。特に、うちの一人に、バットを持たせたのは大失敗でした」 廊下を歩きながら、祖父が、話題を変えた。 老人は、当然のことを聞いた、というように軽くうなずいた。「それで、あそこに高校生がごろごろ転がっていたのですな」「十秒もしないうちにバットが奪い取られ、あっという間に全員が殴り倒されてしまいました」「それ...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 17

    夢逐人

    2014.04.14 (Mon)

     「ほほう」 老人は、うれしそうな声を出した。「いいお孫さんじゃな」「家を裏切ったのですから、不出来ですよ」 ぼくの心に、その言葉は痛烈に響いた。 老人は、驚いたとばかりにいった。「家族の人さらいを糾弾してはいけないなどとは、昔の人もいっておらんかったはずじゃなかったかの?」「昔の世界で、そんなことをしたら密告者も死罪ですよ。江戸時代に、親の殺人を密告した嫁が、死罪となっています」「あの事件では、新...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 16

    夢逐人

    2014.04.13 (Sun)

      おばさん、すなわち迫水さんのお母さん、の運転は、常軌を逸していた。湾岸なんとか、とか、頭文字なんとか、みたいな、漫画に出てくるスーパードライバーの運転に同乗したらこんな体験をすることになるのだろうか。警察に停止させられたらどうしよう、と、嫌な想像が頭をよぎったが、パトカーのサイレンが向かって来る様子はなかった。 ようやくおばさんがブレーキを踏んだ。頭が、全自動洗濯機にかけられた後のようにぐらぐら...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 15

    夢逐人

    2014.04.12 (Sat)

      ぼくは憤慨した。「迫水さんは、そんなこと……」 老人は、それには答えず、早口でいった。『早く、晶に、どこで眠らされたのか訊かんか』 ぼくは、その声の真剣さに、口に出して、迫水さんに訊ねた。「どこ……」 迫水さんは、聞かれることをわかっていたようだった。 こちらに顔を向けた。「寒月楼」 とだけ、短く答える。 しゃべってくれたことにほっとしたぼくが、続けて、ここまで胸に溜まったことを猛然としゃべろうとし...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 14

    夢逐人

    2014.04.11 (Fri)

     「無理です」 不可能に決まってる、というのが、老人が話した作戦に対するぼくのいいぶんだった。「相手は蝶ですよ。そんなことができるわけないでしょう」『やってやれんことはないじゃろ。現に、お主をここまで案内してきたのも、その蝶ではないか』「だからといって、日本語がわかるだなんて思えません」『なんと、固定観念に支配された男じゃ。もっと発想を柔軟にせんと、よい大学に入るのは無理じゃぞ』「ぼくの進路にまで気...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 13

    夢逐人

    2014.04.10 (Thu)

      国枝さんは、とろりとした目で、赤い舌を伸ばし、迫水さんの頬をちろちろとなめていた。「アキラ、あなたも、あたしたちと同じく、仲間になっちゃいなさいよ。そうすれば、あたしとあなたは、夢の中ではいつだって一緒にいられるんだから……」 ぼくは、老人にささやいた。「あたしたち、っていいましたよ。仲間、とも」『そうじゃな』「知っていることと、なにか関係があるんですか?」『それについて、今ここで話しても、百害あ...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 12

    夢逐人

    2014.04.09 (Wed)

     「な、なんだ、これ」『闇切が夢膿を浄化したのじゃ』「は?」『いいから、よけいなことを考えんで、刀を先頭にして壁に当たらんか! 駆け足! 突撃! 突っ込めえ!』 つくづく、押しが弱い性格だ。 ぼくは、いわれるがままに、刀を槍のように突き出すと、へっぴり腰のまま、目をつぶって前へと突進した。 刀に、なにか力が宿っているのか、まさかとは思うが、ぼくに、なにかの力が宿っているのか、それとも、夢ながらの御都...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 11

    夢逐人

    2014.04.08 (Tue)

      どこまで歩いたかもわからない。そのくらい歩いた。 地面はぬかるみに変わっていた。『まだ、辺りの風景に見覚えはあるか』「ないですよ。真っ暗で、足元すら見えない。こんなぐちゃぐちゃの道、歩きたくもないですね。夢を見てるんじゃなかったら、よけて歩いています」『我慢せい。最近の若い者は、昔に比べて根性が欠けているという評判は、真実であったか』「根性くらいありますよ。ぼくを含め、最近の若い者は、その根性を...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 10

    夢逐人

    2014.04.07 (Mon)

     …… 夢を見ていた。 ぼくは、青啓の制服を着ていた。『ここは……どこじゃ?』 どこからともなく聞こえてきた声に、思わず、どきっとした。「誰だ!」 恐慌を含んだぼくの叫びに、声は静かに答えた。『迫水才蔵に決まっておろうが……』 ほっとしたのが半分だった。もう半分の、疑いを込めた声で、ぼくはささやいた。「これは、ぼくの夢ですよ。なんであなたが出てくるんです」『いったはずじゃぞ。第五代、迫水文次郎時直は、陰陽...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 9

    夢逐人

    2014.04.06 (Sun)

      混乱した。「夢を手がかりにって、ぼくが見た夢って、あれだけですよ? 意味も分からないのに、どうやってそれを手がかりに?」「まずは、今日見た夢を話してくれんか」 ぼくは、手短に、自分の見た夢について話して聞かせた。「なるほど、蝶が飛んだか」「そうだけど……これが?」「それについて云々する前に、その薬を飲め」 ぼくは、テーブルの上の白い錠剤を見た。透明なプラスチックを押して、薄い銀紙を破ることで錠剤を...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 8

    夢逐人

    2014.04.05 (Sat)

      ぼくは、封筒に触れないように眺めた。「沙矢香ちゃんの字じゃ」「本当ですか?」「疑う余地はない。あの娘とも、長いつきあいじゃから、一目でわかる」「だったら、すぐに警察に連絡したほうがいいです。いや、しない理由のほうがわかりません」「晶はわしらになにも告げずに出て行った」 老人は、低い声でいった。「あの馬鹿は、封筒は置き忘れたが、中の手紙は持って行きよった。もし、わしらにも聞かせられる内容だとすれば...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 7

    夢逐人

    2014.04.04 (Fri)

      日曜日。午前中はずっと、稽古に費やされた。ぼくを見てくれていたのは、この家に住み込んでいる、田部師範だったが、いつになく稽古に熱が入り、解放してもらったのは三時近くになってからだった。 昼飯などとっくに食われてしまっていたので、しかたなしにぼくは、こんなときのための食料である、カップラーメンを引っ張り出した。広間で一人で食べるのもなんなので、どうせ一人ならと、自分の部屋に持って行って食べることに...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 6

    夢逐人

    2014.04.03 (Thu)

      結局、夢は解いてもらえず、ぼくは、怪しいことがあったら、警察に話すということを約束しただけで、鹿澄神社を後にした。 メールアドレスを交換できただけでも、よしとするしかないのだろう。蓉秀の女子のメアドはけっこう知っている、というより、何人もの人に、押しつけられたが、実際に、連絡を心待ちにするような相手と交換するのは初めてだ。 どこかもやもやした頭のまま、ぼくは数学の問題を解いていたが、どうにも考え...全文を読む

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    自炊日記・その27(2014年03月)

    自炊日記(ノンフィクション)

    2014.04.02 (Wed)

     3月1日 6:45起床。やっぱり早寝早起き作戦は有効であったらしい。とはいえ寒さの前に体重計に乗るのを忘れる。 朝食のメニュー 焼きそば サラダ かぼちゃ煮つけ 低脂肪乳 ヨーグルト ぽんかん((インスタント焼きそば1袋、白菜、卵1個(焼きそば))、(サラダ菜(サラダ))、低脂肪乳300ml、ヨーグルト90g、ぽんかん1個) 図書館へ行く。本が読みかけで借りる本がなく、そのまま帰る。なにしに行ったんだろ。 実...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 5

    夢逐人

    2014.04.02 (Wed)

     「そういうわけなんです」 我ながら、どういうわけもなさそうな気がした。ここに来たのは失敗だったかも知れない。 老人の第一言も、ぼくを意気消沈させるものだった。「結局、お主、なにがしたくてここで晶に逢おうとしたのじゃ」 老人はビシビシと続ける。「沙矢香ちゃんが、お主の家にいると思うのであれば、なにもこんなところで油を売っていないで、即座に警察に駆け込めばよいではないか」 それはぼくも考えた。「警察が...全文を読む

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    エイプリルフール

    その他いろいろ

    2014.04.01 (Tue)

      この本文の内容はウソです。...全文を読む

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    夢逐人 第三部 ノゾミ 4

    夢逐人

    2014.04.01 (Tue)

     「新聞記事によると、おとといの夕方、一人でバスから降りるのを最後に、姿が見えなくなっているんですよね」 ぼくは、新聞を畳みながら続けた。 迫水さんがいった。「ぼくも、刑事さんにいろいろ訊かれたよ。友達だから、行く先を知っているんじゃないかってね」「うちにも来ました」と、ぼくは、うなずいた。「最後に国枝さんを見かけた人物の一人に、ぼくも入っているからです」 迫水さんの声が鋭くなった。「どこで!」「あ...全文を読む

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