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    【  2014年12月  】 

    夢鬼人 サヤカ G

    夢鬼人

    2014.12.19 (Fri)

     サヤカ いつもの喫茶店。あたしは湯気の立つコーヒーを挟んで、良寛さんと対峙していた。 どうして昨日はなにも手出しをせずにホテルに帰してくれたのか、と尋ねたら、良寛さんは笑った。天真爛漫な笑顔の下には、抜け目ない策士の顔があるのだろう。「……だって、きみ、きみはこうしてやってきたじゃないか。これから話が面白くなるというところで、コミックスを買うのをやめるタイプじゃないだろう、きみは」 悔しいがその通り...全文を読む

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    夢鬼人 ノゾミ 12-4

    夢鬼人

    2014.12.18 (Thu)

      才蔵おじいさんはぼくを見た。「……わかるな」「わかります」 ぼくは答えた。そうだ。毒使いの口から、解毒の方法を聞きださなくては、武博おじさんの生命が危ない。そんな当たり前のことにも気がつかないなんて、ぼくというやつは。「武博の手の甲にはわずかな傷があった。おそらくそこから毒を入れられたんじゃな。つまり、相手は殺気を消したまま、武博の間合いに踏み込めて気取られないで仕事を済ませられたということじゃよ...全文を読む

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    夢鬼人 ノゾミ 12-3

    夢鬼人

    2014.12.17 (Wed)

     「それをやられたら手も足も出ん。せいぜい蚊取り線香を焚くくらいのことしかできんな。毒使いの操る虫に除虫菊程度の殺虫成分が効くかどうかは別問題として」 才蔵おじいさんはそういいきった。ぼくは頭がくらくらしてきた。「だがまあ、その心配は薄いじゃろう。そんな準備に手間ひまがかかり、人目につき、後に大量の物的証拠が残る手段を採用する暗殺者がいたらお目にかかりたいもんじゃ。そんなめんどくさい手段を採用するく...全文を読む

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    夢鬼人 ノゾミ 12-2

    夢鬼人

    2014.12.16 (Tue)

      おじいさんのいいたいこともよくわかったが、それだからといって、ぼくの胃の調子がよくなるわけもない。「心理戦で負けている以上に、ええと、なんていったっけ、ぼくたち、戦略的に負けていませんか? 姿を捉えることができない以上、あっちはやりたい放題で、こっちは殴られっぱなしです。いっそなにもかも警察にぶちまけて」 ぼくの言葉を受け、おじいさんが後を引き継いだ。「……そしてわしらは精神病院、武博は危険ドラッ...全文を読む

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    オタ句 12月15日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.15 (Mon)

      無理だ書けぬ夢枕に火の鳥来ても...全文を読む

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    夢鬼人 ノゾミ 12-1

    夢鬼人

    2014.12.15 (Mon)

      12 ノゾミ「……いいたいことはわかった」 高木さんの話を聞き、才蔵おじいさんはいった。 ぼくは沈黙していた。 冴子おばさんも沈黙していた。 迫水さんはこの場にいなかった。「毒使いか。普通だったら時形流の裏切り者を自称するお前さんの話など、一笑に付すところだが、こうして証拠を目の前に突きつけられると、信じざるを得ん」 ぼくはぎゅっと拳を握った。隣の部屋からはすすり泣く声が聞こえていた。迫水さんが泣...全文を読む

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    オタ句 12月14日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.14 (Sun)

      ヤン元帥の霊言降りる寝る...全文を読む

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    オタ句 12月13日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.13 (Sat)

      夢と希望を書く人間不信のカタマリ...全文を読む

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    ヤン提督さらに大いに語る

    その他いろいろ

    2014.12.13 (Sat)

      残念ながら八巻までしか読めなかった。田中芳樹「銀河英雄伝説」をまだ読んでない人は読まないほうがいいような、いや、そういう人こそ読んでほしいような。 というより、もし今の時点でこの小説が発表されていたならば、ヤンはブサヨだなんだといわれて田中先生のツイッターは炎上していたことであろうと思う。そもそも出版社が出さないか。 その後については……まあ読み読み引用しよう。 ※ ※ ※ ※ ※ ヤンの見るところ、...全文を読む

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    オタ句 12月12日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.12 (Fri)

      ミラクルライトでポリマー応援...全文を読む

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    夢鬼人 アキラ 11-4

    夢鬼人

    2014.12.12 (Fri)

      読み終えたぼくは手を洗いたくなった。相手が誰であれ、そうとう精神を病んでいるやつらしい。 だがその前にここを出る準備だ。礼を尽くしてと高木さんはいっていたが、あのメールを読む限りだと、いつ誰がぼくを襲ってきてもおかしくない。 必要最低限の荷物しか持ってこなかったので、着る服も体育で使うジャージくらいしかなかった。誰かに狙われている身では、まさか明るい色の服で夜道を歩くというわけにもいかないだろう...全文を読む

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    オタ句 12月11日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.11 (Thu)

      原稿進む明朝ぼろぼろ...全文を読む

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    夢鬼人 アキラ 11-3

    夢鬼人

    2014.12.11 (Thu)

     「ということは……」「きみの家に逃げ込むしかないということだ。ほかに行く場所もあるまい」 高木さんはあごをしゃくった。「部屋へ行き、着替えて来い。蜘蛛やムカデはいうに及ばず、蚊や虻といった昆虫類、サソリや蛇や鼠といった小動物、畳や布団に仕込まれているかもしれん針などにも気をつけろ」 ぼくはうなずいた。高木さんの口調は真剣だった。それだけの相手ということだろう。いったいどんなやつなんだ。 部屋で、ぼく...全文を読む

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    夢鬼人 アキラ 11-2

    夢鬼人

    2014.12.10 (Wed)

     「その予感は正しい。鹿澄夢刀流おそるべしだな。舞の覚えはさっぱりだが」 高木さんは感情をあらわさない声でいった。たぶん皮肉をいわれているのだろうが、ぼくには予感がどう正しいのかのほうが重要な問題だった。「いったい、ぼくがどうなるというんです」「刺客がくる」「しか……」「刺客でわからなかったら、暗殺者だ。そいつがきみを殺しに来る。いや、正確には、きみたちを、だな」 頭がついていかない。「え……いったい誰...全文を読む

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    突然ですがクイズです

    その他いろいろ

    2014.12.09 (Tue)

      あなたはアマチュア小説ブロガーです。今日家に帰ってきたら、明日更新するはずの小説のデータや明日写真を貼る作業をしようと思っていた日記のデータやらが詰まったフラッシュメモリがどこかに行ってしまっていることに気づきました。あなたはなんというべきでしょうか? 選んでください。A:どげええええええッ!B:ぎゃああああああッ!C:ノォォォォォォォッ!...全文を読む

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    夢鬼人 アキラ 11-1

    夢鬼人

    2014.12.09 (Tue)

      11 アキラ ふと、嫌な予感がしてぼくは目を覚ました。殺気ではなく、『予感』だ。 学校を休んでから、ぼくはぶっ通しで、時形流の舞の稽古をしていた。決して激しい動きではないのだが、『時形流』の身体の動きでないといけないのだ。自分の身体に叩き込むのは容易なことではない。緊張感のもとでの反復練習。「小学校六年生レベル」の舞でなんとか合格点をもらったぼくは、倒れ込むように布団に転がり込んでしまったわけで...全文を読む

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    オタ句 12月8日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.08 (Mon)

      宇宙基地で計算尺の味...全文を読む

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    ヤン提督大いに語る

    その他いろいろ

    2014.12.08 (Mon)

      この記事は、四半世紀前、かつてあれほどいた、不敗の魔術師ヤン・ウェンリーが大好きだった田中芳樹「銀河英雄伝説」のファンの若者たちが、現在の日本の状況を目の当たりにしていったいなにをやっているのか、という悲憤慷慨の念から、ヤン提督の言行を抜粋したものである。無断引用の責任はすべて編者にある。なお引用はすべて「創元SF文庫」版からである。 語るまでもないことだが、本日、十二月八日は、七十三年前、日本が...全文を読む

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    オタ句 12月7日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.07 (Sun)

      選挙カー能登麻美子にならぬものか...全文を読む

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    夢鬼人 サヤカ F

    夢鬼人

    2014.12.07 (Sun)

      サヤカ いつもの喫茶店。あたしは少し、緊張していた。ちょっとメイクにこだわってみたのだ。ナチュラルをよりナチュラルに見せます、というのが宣伝文句の化粧品だったが、はてさてどうなるか。 汗をかいたメロンソーダをテーブルに置き、良寛さんは、なにかの本を読んでいた。カバーがかけられて題名は見えなかったが、ちょっとした長編小説並みの厚さはある。「やあ」 あたしはテーブルを挟んで真向かいの椅子に腰かけなが...全文を読む

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    オタ句 12月6日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.06 (Sat)

      幕の内弁当アニメ半額セール...全文を読む

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    神話

    ホラー

    2014.12.06 (Sat)

      八歳になる娘が、海に行きたいといいだした。どうやら、なにかリゾートもののテレビ番組に影響されたらしい。 わたしの家は関東でも内陸のほうにある。海まで出るのは、高速を使ってもひと苦労だ。「よし、それじゃ、来年の夏休みは海に行こうか」 娘は頑固だった。「行くの! 行くの! 今すぐにでも行くの!」 愛娘にこういわれたら、わたしの負けだ。今度の日曜日、家族揃って、海辺へ長距離ドライブに行くことにした。 ...全文を読む

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    オタ句 12月5日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.05 (Fri)

      田中圭一のマンガ読んで独り...全文を読む

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    「風」でキャラクターを例えてみました

    ささげもの

    2014.12.05 (Fri)

      大海彩洋さんと八少女 夕さんが、ご自身の登場人物を「花」に例える記事を上げておられた。さすがは心理描写に秀でるかただけあってなかなか雅なことを、と思っていたら、limeさんが、今度は「鳥」に例えておられた。 これは偶然ではありえないだろう。作為を感じる。罠だとしても、挑戦されたら乗るしかあるまい。 というわけで、「風」で登場人物を例えてみました。 まず、「東風」船に帆をはらませよう、という心がわいて...全文を読む

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    オタ句 12月4日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.04 (Thu)

      同人誌の自信は一握の灰...全文を読む

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    夢鬼人 ノゾミ 10-4

    夢鬼人

    2014.12.04 (Thu)

      才蔵おじいさんは、ひとこといった。「それはまったくあり得ん」 即座に却下されてしまった。「なぜですか?」「『影縫』が欲しければ、なにもそのような舞台をしつらえるまでもない。晶があの家に行ったとき、殴って奪えばそれですむ。武博が、かなわんと自分で認めるまでの実力がある相手じゃろう? 鹿澄夢刀流の免許を許された人間でそれじゃぞ。目録程度の晶が戦って倒せる相手ではない」「じゃあなんなんですか」 ぼくの...全文を読む

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    オタ句 12月3日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.03 (Wed)

      元ネタに気づく鴉カアと鳴く...全文を読む

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    夢鬼人 ノゾミ 10-3

    夢鬼人

    2014.12.03 (Wed)

      おじいさんは腕を組んでしばらく黙った。ぼくの言葉を考えているようだった。「少年」「は、はい」「お前さんの発想は、ある程度当たっていると、わしは思う。じゃが、それではクリアになるよりも不透明になる部分のほうが多すぎるともいえるな」「はあ……」 ぼくは自分でも情けないと思えるような声を出した。「疑問点の一。お前さんの言が正しいのなら、なぜ、高木氏ははじめから晶に十日間の休学を申し込ませず、今になってこ...全文を読む

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    オタ句 12月2日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2014.12.02 (Tue)

      気がつけば駄ツイート...全文を読む

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    夢鬼人 ノゾミ 10-2

    夢鬼人

    2014.12.02 (Tue)

      居間にやってきた冴子おばさんは、昨日より五歳は老けて見えた。「小僧。台所に行って、手軽に食えそうなものを三人分持って来い。ついでに湯も沸かせ。魔法瓶の位置は知ってるな」 ぼくはおじいさんの命令どおり台所へ行って、笛吹きケトルに水を入れて火にかけた。お湯が沸くまでの短い間、戸棚と冷凍庫をあさった。冷凍庫からはチルドの焼きおにぎりが出てきたので、電子レンジに入れてチンした。焼きおにぎりを皿に並べ終わ...全文を読む

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