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    【  2015年06月  】 

    荒野のウィッチ・ドクター(11)

    荒野のウィッチ・ドクター(長編ファンタジー小説・完結)

    2015.06.30 (Tue)

     11 大道芸人「さあさあ旦那がた」 テマは声を張り上げていった。「この野蛮人が、石並取で相手するよ。一回につき、銅貨で五枚だ! 見事勝ったら、なんと賞品は……」 テマは意味ありげに言葉を切った。「……賞品は思いのままだよ!」 意味ありげな言葉の切りかたのせいか、それとも野蛮人をゲームで倒すことなど外来人にはたやすいことと踏んだせいか、市が立っているこの四つ辻で、ふたりの前には人だかりができていた。 ア...全文を読む

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    オタ句 6月29日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.06.29 (Mon)

      いつくることやらアニメのデフォルト...全文を読む

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    攻撃は最大の防御なり

    ユーモア

    2015.06.28 (Sun)

      あの女とも長いつきあいだったが……。 おれは深呼吸してレストランの入口へ向かった。 別れよう。そのほうがお互いのためだ。 まだ心の中に未練が残っているのは事実だ。別れるといっているおれがいうのもなんだが、由真は、疑う余地もないいい女だ。頭が良くて、性格もいい。顔だってまずくない。しかし、おれがコントロールできる女ではないというのもまた事実だった。この三年間、昼夜問わず、おれは彼女に振り回され、くた...全文を読む

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    オタ句 6月26日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.06.26 (Fri)

      保護せねばセイバーヘーゲンファン...全文を読む

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    ぎっ。

    ノイズ(連作ショートショート)

    2015.06.25 (Thu)

      女はホテル慣れしているようだった。当たり前のようにフロントに話しかけると、当たり前のようにカードキーを受け取り、当たり前のように貴重品をフロントに預けた。 その後ろ姿を目で追っていた森下朝雄は、仏頂面でエレベーターのドアに向き直ると、いらいらしながら開くのを待った。技師として、このところ不祥事が相次ぐ自社のエレベーターの調子を見なければならない。調子を見るためには、エレベーターに乗らなければなら...全文を読む

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    ぽつり。

    ノイズ(連作ショートショート)

    2015.06.24 (Wed)

      ぽつり。 雨が降ってきたのか、と笠倉咲は外を見た。曇り空だ。灰色の空。しかし、雨が降ってきた様子はない。 このファミレスで働き始めて三か月。夫の収入だけでは老後に不安がある、と昼間の求人募集に応募したのだ。 とうがたった主婦には無理かな、と思ったら、決まるのはすんなりだった。だが、やってみたら、これはもう、学生くらいに体力がないと深夜の勤務などやっていけない、という結論に達した。フルタイムなど無...全文を読む

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    傑作

    SF

    2015.06.22 (Mon)

      その傑作がいつ書かれたのか、よくは知られていない。少なくとも、古代ギリシアでソロンの改革が行われていた時代にはすでに存在していたらしいが、推測の域を出ない。 作者は不明である。ホメロスでさえ個人としての実在が疑われているくらいで、それより前の作品なのだ。わかるわけがない。 タイトルについても諸説あるが、よくわかっていない。アリストテレスは「詩学」の中で、いくつかの例を指摘していたようであるが、そ...全文を読む

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    友人

    その他

    2015.06.21 (Sun)

     「高校のころ部活で野球をやってたんですけど」 ゲームサークルの会長のアパートに、わたしを含めた大学生が数人集まり、皆でゲームをしながら飲んでいた時、その後輩はそう切り出してきた。「おれはレギュラーだったんですけどね、同じ学年にへったくそなやつがいたんですよ」 わたしはカンパリオレンジの缶を飲んでいた。この甘くてほろ苦い味はけっこう気に入っていた。なにぶん安い。「才能が元からなかったんだろうと思うけ...全文を読む

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    最悪

    その他

    2015.06.20 (Sat)

     「攻撃側としてはまさに最悪のタイミングで、痛恨のダブルプレーが出ましたね。チャンスをつぶしたドラゴンズ、最終回をどう迎えるか」 わたしは枕元のラジオを消した。 目をつぶり、考える。 最悪のタイミングか……。 二十年前。バブルが崩壊してからも、まだどこか余裕がある世の中だった。 わたしは大学で三年目の春を送っていた。しかし気づかぬうちに、病魔はわたしの脳髄を蝕んでいた。 それは講義への出席率に如実に現...全文を読む

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    ペヤング

    その他

    2015.06.19 (Fri)

      眠れない。いや眠いのだが眠る気になれない。 わたしは腹に何かを入れて眠気をさらに増大させることにした。 入れるなにかについてはあてがあった。カップ焼きそばだ。ブログ友人のかえるママ21さんからいろいろあっていただいた『焼きそば弁当』ではない。あれはこんな夜に食べるにはもったいなさすぎる。 わたしは今日の午前中、スーパーで見つけた『ペヤングソース焼きそば』を食べることにした。ちょうどいい機会だった...全文を読む

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    あのコマはどう使うのかについてのお答え

    その他いろいろ

    2015.06.17 (Wed)

     このように使う。...全文を読む

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    自炊日記スペシャル・「水なますが食べたいが材料がまるでない」

    自炊日記(ノンフィクション)

    2015.06.17 (Wed)

      諸君。 梅雨時である。 蒸し暑い上にいつ雨が降ってくるかわからんのである。 きりりと冷えた料理が食べたいのである。 というわけで、うわさに聞いていた千葉県の漁師が作る男の料理、『水なます』なるものをこしらえ、ご飯にかけてさっぱりといただきたいのである。 ちなみに水なますとは、アジやイワシなどの獲りたての青魚と、ねぎやしそといった香りの強い野菜、それにみそを包丁で細かく刻んで刻んで刻んで、熱いご飯...全文を読む

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    遊ぶこともせず書けない書けないと頭を抱える男の真摯さを物語る机上の図

    その他いろいろ

    2015.06.16 (Tue)

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    メキシコ指輪の謎

    ミステリ・パロディ

    2015.06.12 (Fri)

     「そうです! わたしがやったのです!」 そう叫ぶと、この連続殺人事件の犯人は、燃え盛る炎の中に飛び込んで行った。それを止めることもできず、ぐったりと階段の下に座り込んだエラリーは、両手で顔を覆った。「この呪わしい事件は、全体が無意味で愚劣な出来事だった」 息子の言葉に、警視はうなずいた。「探偵は論理的な推論をするまでもなく、そして実験的に確かめるまでもなく、最初から犯人を知っていたのだ。コペルニク...全文を読む

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    Yの悲喜劇

    ミステリ・パロディ

    2015.06.08 (Mon)

      バーナビー・ロス(エラリー・クイーン)「Yの悲劇」最終章、「舞台裏にて」における編集部の興味深い修正箇所。赤字の部分は削除ないし修正されている。箇所A「解決したっていうんですか!」「事件が解決したのは二日ま……いえ、二か月以上前です」箇所B「でも、どうして犯人はそのようなへまをしたんでしょう?」 そう尋ねたサム警部の肩に、地方検事は手を置いた。「どうやら、レーンさんはいじけておられる疲れておられるよ...全文を読む

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    「リベリオン」見る

    映画の感想

    2015.06.07 (Sun)

      今回のブログDEロードショーは「リベリオン」だった。なかなかレンタル屋に行く機会がないので今までずれ込んでしまったが、ようやく借りてきて、真剣に頭から終わりまで見てみた。感想だが、「ガン=カタ」のカッコよさ以外は、たしかに取り立てて評価するところもないような映画ではあった。 一度テレビで冒頭シーンと後半部を見たことがある。そのときからずっと思っているのだが、脚本家と監督には悪いけど、今の人間世界を...全文を読む

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    Xのリハーサル

    ミステリ・パロディ

    2015.06.07 (Sun)

     「ロングストリート事件の記事は読んだかい、クェーシー」「ラジオで聞きました、旦那様」「それなら話が早い。この前と同じように、警察に手紙を書いて助言しようと思うんだ。いいかいクェーシー、この犯行は、誰がやったか、ではなく、犯罪を行うことができたのはどういう人物か、という視点に立てば、簡単に解決してしまうんだ。ニコチン毒を塗った針がいちめんに埋め込まれたコルク玉、そんなものを持ち込めるのは……」「はい、...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 1日目 3

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.06.06 (Sat)

      自分が、なにをどうされたのか、さっぱりわからなかった。 保の頭は、自分がどういう状態になっているかを即座に判断するだけの能力を持っていなかった。 周囲は思ったよりも明るかった。それなのに、周囲はまるで真夜中みたいに真っ黒になっている! 保は自分が見ているものが信じられなかった。 巨大な、果てしなく巨大な、そう……人間の作ったものとはとても思えないほどに巨大でありながら、それでいて人間が作ったとしか...全文を読む

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    超難解衒学的長編観念探偵小説テロリズム殺人事件

    ミステリ

    2015.06.06 (Sat)

      たしかにあの本には、おれのような人間を暴力に駆り立てるなにかがあった。 おれは本屋では必ず人文思想系の棚を見ることにしている。大学で、ものにはならなかったとはいえ哲学の道を志したことを今でも引きずっているおれは、そういう本が発する妙なエナジーというものに敏感すぎるほど敏感なのだ。 黒い革装の、いかにも重そうなハードカバーの本が目についた。 タイトルは白抜きで、「観念殺人事件 黙示のテロリズム」 ...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 1日目 2

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.06.05 (Fri)

      保はあきらめきった顔つきでランドセルににじり寄ると、中を開いた。 ノートと筆入れを取り出す。 ……やればいいんだろ、やれば! きょう、学校でやってくるよういわれた宿題は、漢字ドリルが一ページ、計算ドリルが二ページ。それにやらされている通信教育の問題集と、それから来週までに縦笛の指の動かし方を覚えて、それから……。 考えるだけで疲れてきた。なにをするにも中途半端で、なにをするにも疲れていて。そして未来...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 1日目 1

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.06.04 (Thu)

      1日目『居心地のいい夜のことだった……。』そこまで読んで、保は本をほうり出した。 夕暮れの赤い光が、四畳半の部屋を照らしていた。きちんと畳が引いてある部屋だ。この畳、この昭和を引きずった感じが、保は嫌いだった。畳だ、なんていっても、どうせ実際は発泡スチロールに、中国製のイグサで作った皮を一枚かけてあるだけじゃないか。ネットでそういう話を聞いたもの。そして小学一年生の時から使わされている学習机。うっ...全文を読む

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    オタ句 6月3日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.06.03 (Wed)

      ゾーニングたやすくガキが乗り越えて...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 前口上

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.06.03 (Wed)

     偉大な男のものがたり前口上 ……さて、こうして酒も進み、おれの話す番になったわけだが、いいか、今日はとっておきのネタを披露してやる。特別な時しか話さない、とっておきのネタだぞ。というわけで、われらが紳士淑女諸君、謹んで聞いてくれたまえ。まあ、どう見たって紳士淑女って面じゃあないがね。気分だけでも紳士淑女でいてくれや……おい、そこでアクビをしてるやつ。だらしないにもほどがあるぞ。人の話を聞くときは、姿勢...全文を読む

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    自炊日記・その41(2015年5月)

    自炊日記(ノンフィクション)

    2015.06.02 (Tue)

     5月1日 朝食のメニュー 焼きそば生卵のせ 低脂肪乳 りんご ロボ・ウォーズを適度に楽しんだ後で本屋とスーパーに行く。対人コミュニケーションの訓練をもっとするべきだ、と会社からいわれたので、散歩に来ているであろうリハビリ施設の人間とちょっとばかり話をするために。わずか三十分つまらぬ話をすることが拷問のように思える。 アパートに帰り昼食。 昼食のメニュー チャーハン 麻婆豆腐 レタスのサラダ ヨーグ...全文を読む

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    夕闇のメッセンジャー 8

    夕闇のメッセンジャー

    2015.06.01 (Mon)

     8「……!」 甲斐雪子はけらけらと笑っていた。無垢な喜びの声とも、悪意に満ちた黒い笑いとも決めかねる声で。長倉友則はそれを呆然と見ていた。 ぴたりと笑いは止み、甲斐雪子はまっすぐわたしを見据えていった。「これが返事です」「それだけでいいのですか?」「はい。来栖幸一のご家族に伝えてください」「雪子! 何が書かれていたんだ!」 甲斐繁信がいった。「探偵さん……?」「あなたがいいのならば、当然、誰に見せよう...全文を読む

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