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    【  2015年07月  】 

    偉大な男のものがたり 10日目 4

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.31 (Fri)

      もたらされる情報のひとつひとつに、保は頭がくらくらとしてくるのを覚えた。とにかく、この「アドベンチャラー号」はひどいことになっているらしい。 そういえば。「変形……?」 外部からこの船を見たことがないが、この船は変形するのだろうか。それに、どんな形をしているんだろう。 合体変形するロボットがたくさん出てくる、携帯ゲーム機のゲームみたいな? 好奇心に負けた。保はどう表現すればいいかちょっと考えてから...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 10日目 3

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.31 (Fri)

      副長が驚愕したものを、保も見た。 ほんのわずかな一瞬、スクリーンが百万の太陽よりも眩しく輝き、そして次の瞬間真っ黒に変わった。 保は目がちかちかし、涙があふれてなにも見えなくなった。 腹の底に響くような、びいーん、びいーん、という音が船内に鳴り響いた。どうやら、警報らしい。「副長どの、あれが、シティですか……?」「断じて違う!」 副長は怒鳴った。アストラル・ボディの触手同士が触れあっているせいか、...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 10日目 2

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.31 (Fri)

     「え? ぼくは、ただ、誰かが来たのかな、と」「そして誰もおらんかった」「はい」「それがポール・ブリッツというものなのじゃよ。どこにでもいるようでいて、どこにもいない、ただ視線を感じるだけじゃ」 保は妙な薄気味悪さを覚えた。「そんなものからどうやって情報を引き出すんですか」「濃度じゃよ、濃度」 糸はふらふら揺れる。保は眉根を寄せた。「ほら、また」 副長はふわりと飛ぶと、天井からぶら下がった。「また視...全文を読む

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    アルファポリスミステリー大賞にエントリーしました!

    その他いろいろ

    2015.07.31 (Fri)

      紅探偵事務所事件ファイルより、 「夕闇のメッセンジャー」です! 面白かったらどうか投票よろしくお願いします!...全文を読む

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    荒野のウィッチ・ドクター(12)

    荒野のウィッチ・ドクター(長編ファンタジー小説・完結)

    2015.07.31 (Fri)

      12 大博士「あのね」 いかにも居心地悪そうな顔で馬車の椅子に腰かけていたテマは、向かい合って座った老人にいった。「いちおういっておくけど、あたしはひとつところに一日しかいることを許されていないウィッチ・ドクターだよ。それが、こんな……」 アトはテマの視線を追った。あちらこちらに、広場などでよく見る紋章があった。できるかぎり目立たないようにはされているが、その意味は考えるまでもない。「……総督の四輪...全文を読む

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    オタ句 7月30日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.07.30 (Thu)

      そのオタツイートやめて理想を直視しろ俺...全文を読む

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    オタ句 7月28日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.07.28 (Tue)

      ブラックジョーク自分とだれかひとりさえ笑えば...全文を読む

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    オタ句 7月27日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.07.27 (Mon)

      アメコミみたいな悩みかただけが悩みであるものか...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 10日目 1

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.27 (Mon)

      10日目 保はぼんやりと、スクリーンを見ていた。「……どうしたのかの?」 目の前にいきなりふわりときらめくような細い糸が舞い降りてきた。「副長どの!」 保はしゃきっと背筋を伸ばした。「なに、なに、楽にしててええ。船長からいわれたんじゃろ、この船の三等航海士待遇で扱うと。それに今はきみの貴重な自由時間じゃろ。眠るとか遊ぶとか酒を飲むとか、いろいろと楽しまんと、長い航海はやっとれんぞ」「眠るつもりだっ...全文を読む

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    オタ句 7月26日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.07.26 (Sun)

      ガルパン予約寝ろというか...全文を読む

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    2015暑中見舞いイラスト!(2)

    いただきもの

    2015.07.26 (Sun)

     黄輪さんから暑中見舞いのドット絵をいただきました!嬉しいです!十二畳敷きか……広いなあ! 猫だけでなくブタの蚊取り線香もいい味出してますね。子供のころ、母方の実家がちょうどこんな感じでした。画像はクリックで大きくなります。ありがとうございました!...全文を読む

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    オタ句 7月25日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.07.25 (Sat)

      創作の便秘痛い苦しいつらい...全文を読む

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    オタ句 7月24日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.07.24 (Fri)

      コミケも72時間撮ってみろNHK...全文を読む

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    かさ。

    ノイズ(連作ショートショート)

    2015.07.23 (Thu)

      かさ。 東野泰斗はノートパソコンから目を上げた。 整頓された部屋の白い壁と、さっき飲み終わったばかりの透明なペットボトルが目についた。 ……気のせいか。 泰斗はパソコンの白い画面に視線を戻した。 かさ。 はっきりと聞こえた。泰斗は舌打ちをした。 蛍光灯のついている部屋、そしてエアコンがついている部屋だ。外界からは完全にシャットアウトされた、快適な空間である。 その快適な空間に、調和を乱す音が。 か...全文を読む

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    悟る人形

    ホームズ・パロディ

    2015.07.21 (Tue)

      そのヒルトン・キュビットと名乗る紳士がわがベイカー街にその奇妙ないたずら書きを持ってきたとき、私はそれが何なのか理解できなかった。「これはなんですか? いくつもの人形が描いてあるようですが」 キュビット氏はかぶりをふった。「わかりません。しかし、この絵が窓に書かれているのを見た瞬間、妻のエルシーの顔が真っ青になり、そのまま家を飛び出してしまったのです」「何かの暗号かもしれませんね。わかりました。...全文を読む

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    2015暑中見舞いイラスト!

    いただきもの

    2015.07.20 (Mon)

     毎度おなじみECMさんと矢端想さんから暑中見舞いイラストをいただきました!まずはECMさん!夏にふさわしく水上機。しかもドイツ軍。相変わらず渋い選択であります。解説についてはこちらを。次は矢端想さん!さすが豊満な肉体を描いたらすばらしいもので。こんな女性と一献行きたいものであります。ありがとうございました!...全文を読む

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    編集室の名探偵

    ユーモア

    2015.07.19 (Sun)

     「水町先生の原稿入りました。『死者は花を愛でることはない』三回です」 見習いの香織の言葉に顔も上げないでうなずきつつ、『推理MATE』誌を率いる高倉編集長はいった。「たぶんいちばん金持ちが犯人だな」「……え?」「え、じゃない。三橋先生の原稿はどうした。短編『恨み橋』できてるんだろ?」「ええと、校正が」「わかった。たぶん女はフェイクで、犯人は弁護士だ」「読まれたんですか? いつの間に?」「作者とタイト...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 3日目 4

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.16 (Thu)

     「おい」 肩を小突かれて、保の回想は急に打ち切られた。「船のマッサージくらい、気合いを入れてやれよ」 パッチが、にやにやしながら保を見下ろしていた。「船長になんかいわれたんだな?」「え、……ええ、ぼく」「いわないでもわかる。あの人には、どこかそういうところがあるんだ。人を優しく包み込み、不安や悲しみを打ち消して、プラスの方向に持っていく……そういう人なんだ。おっと」 パッチはかぶりを振った。「きみにと...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 3日目 3

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.15 (Wed)

      保にはなにが面白いのかさっぱりわからなかったが、どういうわけだか、船長の言葉に「嘘」は感じられなかった。『あのう……どうして、みかんを……?』 好奇心がうずいた。『見たことがないからだ』 船長は断言した。『「みかん」とやらを見つけることで、たぶん何も変わりはしまい。宇宙はそのままの姿でわれわれの前にあるだろう。だが、われわれは失われた知識のひとつを知ることができる。また、旅のその過程において、われわ...全文を読む

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    退屈している神様

    その他いろいろ

    2015.07.13 (Mon)

      「神様は退屈だった」と聞いた時、なにか変だぞ、と思った。 よくよく考えてみると、「どうして完璧な神様が退屈などせねばならんのだ」という結論に達した。 人は己の似姿として神を刻んだ。 オランダの哲人は世界の似姿として神を刻んだ。 どちらが間違っているのか、あるいはどちらも間違っているのかはわからんが、 個人的には人ではなく世界の似姿として神を刻む方がまともだと思う。 ……そんな退屈な暑い日。...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 3日目 2

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.11 (Sat)

      昨日、船長室へ連れられて行ったときのことはまだ記憶にしっかりと残っていた。 小山のような船長はこういったのだ。『きみが新しい実習生か』 保はその巨躯に後ずさりしそうになるのを必死にこらえた。『は、はい』 船長は笑ったらしい。『なにか質問は?』『……こ、この船は、どこへ、なにをしに向かっているのですか』 船長はパッチに対し、面白そうにいった。『なんだお前ら、この実習生にそのことを教えていなかったのか...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 3日目 1

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.10 (Fri)

      3日目 保は船内の廊下を掃除していた。この廊下というものが一筋縄ではいかないもので、ゴムのように柔らかいと思ったらその一瞬後には鋼のように固くなるのだ。どんな技術が使われているのか想像も……。 保はスポンジのような柔らかい紫色のかたまりを握り、雑巾がけの要領で床を拭いた。考えたところでしかたがないといえばしかたがないのだ。この拭いている行為さえ、洗剤で床を磨いているのか栄養剤を床に塗っているのか。...全文を読む

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    なぜだ

    その他いろいろ

    2015.07.09 (Thu)

      明朗快活痛快無比波乱万丈宇宙冒険少年成長児童文学を書こうと思ったのに、どうしてこんな不必要なまでにガチなSFになってしまったのだ。 読者がドン引きしている顔が脳裏にちらつき、頭を抱えている。 どうしよう。 歯を食いしばって続きを書くしかない……。...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 2日目 4

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.09 (Thu)

     「たぶん、きみも、もといた船の中で、この焦点核を外してしまったんじゃろう。どうやったのかはわからないがのう。そのため、精神だけの存在になって、船から放り出されてしまったんじゃな。よくある、ということではないが、たまにはあることじゃ。じゃから心配しなくてええ」 シルク副長は船内をふわふわと漂って、ウェブの背中……にあたるのだろうか? 身体の表面に着地した。 はっと保は顔を上げた。「あの……ウェブさんは、...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 2日目 3

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.08 (Wed)

     「まあ、祖先がどんな種族だったとしてもわしらにとってはどうでもいいことじゃがね。重要なのは、論理を共有しているということじゃよ」 天井からふわりと、髪の毛よりもまだ細い、きらめくような糸が数本、目の前に垂れ下ってきた。 保が後ずさりすると、糸はからかうように右左に振れた。「おっと、きみはきみ以外の種族の肉体にはまだ慣れていないんじゃったな。失敬失敬」「副長どの、実習生をそうおからかいにならないでも...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 2日目 2

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.07 (Tue)

     「信じられないよ! ぼくはそんなわけのわからないものじゃないよ!」 保の言葉に、パッチは苦笑いを浮かべながら首を振った。「じゃあ、どうしておれたちは、きみと会話ができるんだい、タモツ実習生」「どうして……って、ぼくは日本語を」 そこまでいって、保は背筋に冷水を浴びせられた思いがした。 そうだ。自分はこれまで、日本語しかしゃべっていない。それなのに、どうしてこのような宇宙人たちと会話ができるのだろう。...全文を読む

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    自炊日記・その42(2015年6月)

    自炊日記(ノンフィクション)

    2015.07.04 (Sat)

     (音楽。ジョン・レノンの「イマジン」) 想像できるかい、飯の写真は毎日撮影しているのに、日記を1か月にわたってつけるのを忘れていた人間のことを……。 とほほ。 というわけで、今回も飯の写真と解説だけだ! 細かいことなど忘れたぞイエイ!6月1日 朝食のメニュー シリアル りんご 昼食のメニュー 冷やし中華 夕食のメニュー 米飯 味噌汁 野菜とシーチキンのマリネ ヨーグルト6月2日 朝食のメニュー シリ...全文を読む

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    「日本のいちばん長い日」見た

    映画の感想

    2015.07.03 (Fri)

      なんというか。 すごい映画だった。 「忘却エンドロール」さんの今月の「ブログDEロードショー」の岡本喜八監督特集企画で見た「日本のいちばん長い日」の話である。いったい誰がこんな「マニアのアイドル」みたいな映画監督の作品を引っ張り出したのかといえば……ごめんわたしだった(笑) もうこの企画のセレクションを見たら誰が発起人かひと目でわかるな(笑)。 ええと。 これまで旧日本軍を題材にした映画の最高傑作...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 2日目 1

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.02 (Thu)

      2日目「ほんとだってば!」 保は話を繰り返した。「ほんとに、ぼくは、地球に住んでたんだってば!」 全身にとげを生やした正十二面体が、とげを震わせて答えた。「きみは幻想を見ていたのだよ。この宇宙には、知的存在のアストラル・ボディを積んだ無数の船が飛んでいる。それらは、恒星から恒星を渡って過ごす。その中で、知的存在は自らのアストラル・ボディを健康に保つため、議論し、生活をする……きみの話した、地球とい...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 1日目 4

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.07.01 (Wed)

      はっと目をつぶり……そして、すでに熱さを感じていないことに気がついた。 恐る恐る目を開ける。 明るい。さっきの太陽の光ではない。もっと弱い、ぼんやりとした灯りだ。「よお」 誰かの声がした。 そちらに目を向けると、緑の眼帯をかけ、片目だけをのぞかせた青年がにやにやと笑っていた。「ぼ……ぼくは」 保はしゃべり、その声が、自分のものとはかなり違うことに気がついた。「無理してしゃべらなくてもいい。何年さまよ...全文を読む

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