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    【  2015年08月  】 

    インタビュー風あとがき

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.29 (Sat)

      もう八月の二十九日ですが、完結おめでとうございます。やたらと苦労したそうですね。 はい。もう自分は早書きのほうだなんて思わないことにしました。一日四百字詰めで三枚書いて、二ヵ月ちょっと書いて二百枚、などと甘い見通しをしていたらとんでもない、という……。 なんでこんなに時間がかかったんですか。 このところ、気分が鬱々していたところに、最近のニュースで気力ががた落ちし、さらには変に手を出したツイッター...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 終章

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.29 (Sat)

     終章 長い旅の終わりに 夕焼けがきれいだった。 保は自分の家へ向かって歩いていた。 なにか、長く長く、果てしなく長い旅をしてきたような気もするが、気のせいだろう。学校から家までは一キロメートルくらいしかない。普通に歩いて三十分だ。 保は家の鍵を開けた。今日は、母は帰りがいくらか遅くなる、ということだった。PTAのどうしても抜けられない用事、ということだったが、内容までは保の知るところではない。 手...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 1,000,000,000日目 4

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.29 (Sat)

      そんなおれに向かってタモツはいったものだ。パッチはさらに書き進めた。『タモツはふいにおれの手をつかんだ。「ぼくたちはすごいことをやったんだ。小説の登場人物でしかないのに、書いている作者をやっつけて、そして反省までさせてしまったんだから。もし、今ぼくたちがここにこうしていることが、小説の上にすぎなくても『現実』と呼べることだとしたら、これからの世界は、あの悪意しか持っていなかったポール・ブリッツの...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 1,000,000,000日目 3

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.29 (Sat)

      シルクの言葉に、そうかもしれない、とパッチは思った。船長の甘言に乗ってライブラリに無茶な接続をして、片目と、意志の自由を失ったときから、ふたたび自由を取り戻すまでの数万年間に、おれは心の奥底まで冷笑的になっていたのではないだろうか。 それが同じようにどこか虚無的で冷笑的になっていた皆をまとめる原動力になるとしたら、ひねくれたユーモア精神というものもそう悪くはないのかもしれない。 パッチはまた、『...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 1,000,000,000日目 2

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.28 (Fri)

      そうだ。ブリッツ砲をすべて廃棄させ、かわりに全方向に信号を発したのだ。 信号の内容は、『シティ』のみ。 他の船からは可能な限り隠れて、発見次第撃つ、そんな日常からは考えもつかないことだった。 うまく行く可能性なんてほとんど信じてはいなかった。だが、誰かが何かをやらないと始まらない、ということもわかっていた。そしてやるとしたら今だ、ということも。 この世界に、憂鬱に取り憑かれた悪意ある神はもういな...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 1,000,000,000日目 1

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.27 (Thu)

     1,000,000,000日目『……そして、タモツは行ってしまった』 パッチはそう書いてから、いつものように今書いたものを消した。そして再び、『そしてタモツは行ってしまった』と書いて、また消した。 無理もなかった。あれから二百五十万年ほどの時間が流れている。「書くことが不可能なものは、たとえ二百五十万年経ったからといって原理的に書けるわけがないぞ」 文章をひねり出そうとするパッチに、シルクもと副長が...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 10,000,001日目 4

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.26 (Wed)

      突然のまぶしい光に、保は目を焼かれるかと思った。反射的に目をつぶったが、それでも視界が真っ白になった。「目を開けて大丈夫だぞ」「パッチさん……」 保はゆっくりと目を開けた。パッチが、ライフルのようなものを構えて立っていた。先ほどまで船長がいたところには、わずかな跡が残っているだけだった。「たったこれだけのことに三万年もかかってしまった」 パッチは悔恨を含んだ声でいった。「なぜ、どうしてここに。その...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 10,000,001日目 3

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.26 (Wed)

     「なぜかね」 船長の返答に、保は答えた。「その理由は簡単です。ぼくは、あなたの名前を知っているのです」「わたしの名前?」「船長。あなたの焦点核を見せてください」「わたしの名前と焦点核とどういう関係があるのだ?」「船長が焦点核を見せてくれれば、ぼくは自分の非を認めて何万年でも砲術士官をやります。だから、見せてください。見せられるものならば」「わたしは……」「船長、ぼくはあなたの名前を知っている。ちょっ...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 10,000,001日目 2

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.26 (Wed)

      あまり期待もせず、タモツは味覚に触れた。設定を「ランダム」にし、再生をする。 すぐに後悔した。痛いくらいに猛烈な辛味、苦くて青臭い味、金属をなめたかのような味、そういった無数のうまくもなんともない味が舌の上をよぎっては消えた。 消そう、と思ったとき、タモツはその味を感じた。 この味……。 タモツはその味を何度も何度も再生し、自分の舌で味わった。 間違いない。 保はすべてを思い出した。 それは紛れも...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 10,000,001日目 1

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.26 (Wed)

      10,000,001日目 昨日パッチにいわれたからではないが、タモツは自分の今日の非番の時間を、ライブラリでつぶすことにした。いつもは緊張の糸に参ってしまい、部屋に戻るや倒れるように眠ってしまうのだが、たまにはライブラリもいいだろう。 ライブラリは、タモツの個室や、作業を行う施設と同様、柔らかい寝椅子、そこに寝れば情報と触れ合える寝椅子が用意されていた。タモツは身体を横たえた。この部屋の寝椅子は...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 10,000,000日目 4

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.25 (Tue)

     「正気かね」 船長はそういったが、タモツは考えつつ続けた。「正気ではないのかもしれません。しかし、パッチ砲術士官も、この船にブリッツ砲を搭載するのに反対しました。このことだけでも、わたしと同じだけの洞察力を持っていることは確かです。それに、パッチ砲術士官は、なにか、やろうとしたことがあるからこの船の指揮権を握ろうとしたのだ、そうわたしは考えています」 タモツは息を吐いた。「正直なところ、パッチ砲術...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 10,000,000日目 3

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.25 (Tue)

      タモツは、船長が一気に老けこんだように感じた。 船長はやわらかく笑ったようだった。「誰か、この重荷を背負えるものを選んでから、わたしはこの船を降りるよ」 タモツは驚愕した。「船長、降りるって……」「アストラル・ボディを組み替えて、子供に還るのだ。そしてまた最初からやり直す。その繰り返しによって、わたしたちの船の乗組員は、少しずつ強くなっていく。それが道理というものじゃないかね?」 タモツは何と答え...全文を読む

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    毎年のことだけど

    その他いろいろ

    2015.08.24 (Mon)

     焼けた~♪むいた~♪うまそう~辛抱たまらん!!! がぶ。う、うまい!!!かぶりついてがつがつ食ったため、口じゅう大やけど。なにせ200℃だし(^^;)かくて今年の夏も終わるか……。...全文を読む

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    現状報告

    その他いろいろ

    2015.08.24 (Mon)

      三日間なにもせず、図書館で借りてきた我孫子武丸の「警視庁特捜班ドットジェイピー」シリーズ2冊と、古本屋で買ってきた北村薫の「覆面作家」シリーズ3冊をひたすら読み、その合間にパソコンソフト相手に囲碁を打っていたらなんとなく立ち直ってきた。 今は200℃のオーブンでとうもろこしを皮付きのまま四十分焼いている最中である。気分が盛り上がってくる。 わかりやすい男である(^^;)...全文を読む

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    だめだ

    その他いろいろ

    2015.08.20 (Thu)

     きょうはまともにものが考えられない。寝よう。...全文を読む

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    オタ句 8月20日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.08.20 (Thu)

      蝉なのかホワイトベースのサイレンか...全文を読む

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    オタ句 8月20日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.08.20 (Thu)

      ちりちりと五月雨式のパルチザン...全文を読む

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    オタ句 8月20日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.08.20 (Thu)

      耳鳴りのビーンと冷えて起動音...全文を読む

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    オタ句 8月20日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.08.20 (Thu)

      ダイス修正重すぎ身動きもとれず...全文を読む

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    オタ句 8月20日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.08.20 (Thu)

      脱出チェック失敗失敗失敗失敗...全文を読む

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    オタ句 8月20日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.08.20 (Thu)

      無数の憎悪がおれをスターライトスコープ...全文を読む

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    オタ句 8月20日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.08.20 (Thu)

      無限に広がるプリピャチ沼沢地の雨...全文を読む

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    オタ句 8月20日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.08.20 (Thu)

      ショッカーに改造された方がマシでないかこんな俺...全文を読む

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    オタ句 8月20日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.08.20 (Thu)

      どうしろと君子とはいえぬツイートしたい日...全文を読む

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    オタ句 8月20日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.08.20 (Thu)

      ネチケの地雷を踏んだか眠れぬ夜...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 10,000,000日目 2

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.19 (Wed)

     「パッチはそこをひとつの計算装置として使い、この船における、わたしが存在しうる可能性のある状態のすべての情報を得るべく、アストラル・ボディの触手を伸ばした。アストラル・ボディが得た情報のすべてを自分の目に集中させ、視覚として扱うことによりその膨大なデータを処理しようとした。やつの目はそれに耐え切れず、やつは自分の目をえぐり出さざるを得なかった」 そんな……。「それじゃ、パッチ砲術士官の目は……」「アス...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 10,000,000日目 1

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.18 (Tue)

      10,000,000日目 タモツは意を決して船長室へ向かった。どうしても聞き出したいことがあったからだ。 ドアをノックする前に、中から声、いや、アストラル・ボディの触手の接触があった。「誰だ」 タモツは一瞬ためらったが、すぐに顔を上げてはっきりといった。「タモツ砲術士官です」「入りたまえ」「失礼します」 船長はどこか寂しそうに見えた。傍から見たら自分も寂しそうに見えるのかもしれない、タモツはそん...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 100,000日目 4

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.18 (Tue)

      パッチはなにが面白いのか、満足そうな声を出した。「そりゃ、たしかに理にかなってる話だ。誰も、まったく知りもしないものについて語ることはできない。おれがなにかを語ったときは、その一部についておれは知っているってことだ。もちろんそれは、限りなく小さいかもしれないが、その一部であることに変わりはない」「パッチ砲術士官」 タモツはからかわれている感じがして、寝椅子から半身を起こし、パッチの顔を正面から見...全文を読む

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    偉大な男のものがたり 100,000日目 3

    偉大な男のものがたり(長編児童文学・完結)

    2015.08.18 (Tue)

     「死なない存在を簡単に殺せる、たったそれだけのことで、知恵と慈愛に満ちた宇宙の秩序は、この通りさ」 パッチの言葉に、タモツは笑った。自分でもわかるうつろな笑いだった。「乗りかかった舟ってやつだね」「そう、乗りかかった舟だ。一度乗った以上は、行くところまで行くしかない。……どうした?」 パッチに、タモツは首を振った。「いや、なんでもない。いつもの通り、頭がちかっとしただけさ」「そうか……」 パッチはタモ...全文を読む

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    オタ句 8月17日

    一日一自由律オタ俳句(やけくそ企画)

    2015.08.17 (Mon)

      信長の野望でも隣国は選べぬ...全文を読む

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