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    【  2015年10月  】 

    海外ミステリ4位 そして誰もいなくなった アガサ・クリスティー

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2015.10.31 (Sat)

      クリスティーはうますぎるので嫌い。そう思ったのはいつのころだったか。「スタイルズ荘の怪事件」を読んだときだったか「ゼロ時間へ」を読んだときだったか。とにかくもう、ミステリを書くために生まれてきたようなかたである。ミステリーの女王という名は伊達ではない、と、NHKで「名探偵ポワロ」を全話見て思った。「五匹の子豚」でのワインの瓶をめぐるあの逆転の発想なんて円熟期の作品とは思えない。 そして、その「う...全文を読む

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    修行について

    その他いろいろ

    2015.10.30 (Fri)

      ようやくこのところの荒行から解放されてほっとひと息ついている。 某所で行った修行の内容は、毎日毎日、一日に400字詰め原稿用紙で1000枚以上になる量の文章を読んで読んでひたすら読むこと。 慣れぬ仕事でへろへろになっている中、さらにこれをやって、つくづくと思い知らされたのがこないだ書いた教訓だ。 自分がどれだけひとりよがりな文章を書いていたか、自分の小説に足りなかったものがなにか、どうして自分の...全文を読む

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    荒野のウィッチ・ドクター(15) 

    荒野のウィッチ・ドクター(長編ファンタジー小説・完結)

    2015.10.30 (Fri)

      15 不信「精霊の導きってやつ、ちっともあてにならないじゃないか」 テマはいらいらとした調子でいった。「おれにいわれても困る。それに、何度もいうが、精霊の導きは、こちらから頼るものではない。だしぬけに、わかるものなのだ」 アトはらくだの上でそう答えた。 テマは口をつぐみ、はるか遠くを眺めた。砂地また砂地。 戻るわけにはいかない、というのが、あの日にふたりが出した結論だった。『……なにしろ、あの大博...全文を読む

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    修行は続く

    その他いろいろ

    2015.10.25 (Sun)

      修行を進めていく中で、さらに悟ったことがあった。 すなわち、 それで話が明るくなろうとも、 「自分にしかわからないギャグで自分で大ウケするな」 である。 読者はどうして登場人物がこんなにも笑っているのかわからず、しだいに読むのが苦痛になってくるのである。 それは同時に、 「自分にしかわからない理由で安易にハーレムを作るな」 ということにもつながる。読者はどうして登場人物がこんなにもモテているのか...全文を読む

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    海外ミステリ3位 長いお別れ レイモンド・チャンドラー

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2015.10.24 (Sat)

      とにかくいわせていただくと、わたしは村上春樹が好きではない。なんというかもう、すでに完成しているこの作品の和訳を改訳して「ロング・グッドバイ」などとするとは、僭越にもほどがあるだろコノヤロ。それだけでも怒り心頭なのにあの「さらば愛しき女よ」をあんな無残なタイトルに……。 まあいい。ここはそういう話ではなく、わたしが読んだミステリの感想を書く場である。冷静にならなければなるまい。 フィリップ・マーロ...全文を読む

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    「郵便配達は二度ベルを鳴らす」見た

    映画の感想

    2015.10.23 (Fri)

      これ、騒ぐでない。いにしえの健全な中高生男子をテレビにくぎづけにし、そしてなぜだか翌日は新潮文庫の売り上げが伸びたジャック・ニコルソン、ジェシカ・ラング主演の1981年度の映画ではない。ルキノ・ヴィスコンティがファシスト政権下で撮った、1942年のイタリア映画版のほうであります。当然モノクロ。 で、イタリア・ネオレアリズモの先駆けともいわれているこの作品を見て思ったのだが、 肝心なところでダメだ。 1942...全文を読む

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    ただいま修行中

    その他いろいろ

    2015.10.22 (Thu)

      いろいろあって、修行の真似事などをしているわけであるが、 ひとつ悟ったことがあった。 暗い小説は基本的につまらん。 暗いというだけでそうとうのハンデを背負っていると考えるべきなのだ。 そうした小説で読者をつなぎとめるにはよほどの高等技術が必要である。 それがよくわかった。追記・拍手コメさんへ あなたの小説は、たしかに暗いテーマを扱っていますが、次々と読者の予想外な出来事が起こり、その興味で次が読...全文を読む

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    自炊日記・その45(2015年9月)

    自炊日記(ノンフィクション)

    2015.10.19 (Mon)

     9月1日 朝食のメニュー 米飯 味噌汁 麻婆豆腐 茄子の浅漬け 昼食のメニュー トムヤムラーメン 夕食のメニュー 炒飯 味噌汁 春巻 フライドチキン ゴーヤチャンプル あさりの酒蒸し 春菊お浸し9月2日 朝食のメニュー シリアル 茄子の浅漬け 昼食のメニュー 米飯 味噌汁 麻婆豆腐 茄子の浅漬け 夕食のメニュー 焼きそば生卵のせ ヨーグルト9月3日 朝食のメニュー 焼きそば生卵のせ 昼食のメニュー...全文を読む

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    海外ミステリ2位 幻の女 ウイリアム・アイリッシュ

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2015.10.17 (Sat)

      小学生のころ、まだ早川も創元も知らなかったころに読んだ子供向けのミステリガイドの一文が、この小説を知った最初だった。こら児童向けガイド、こんな大人の話をガキに教えるんじゃない(笑)。 ウイリアム・アイリッシュ、本名コーネル・ウールリッチは、読者を不安のどん底に落とし込んで引きずり回すことの天才であった。同じく小学生のころ、児童向けのリライトで読んだ「黒いカーテン」(リライトでは「恐怖の黒いカーテ...全文を読む

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    10に変えてみた

    ユーモア

    2015.10.14 (Wed)

     「アップグレードしたんだって?」「ああ」 ぼくはキーボードを叩きながら不愛想に答えた。「広告が出てくるのがうざくてうざくて。もううんざりしてアップグレードすることにした」「使い勝手はどうだい?」 友人はぼくのパソコンの画面をのぞき込んできた。 ぼくは文句をこぼした。「最悪だ。遅いし重いしキーボードはいうことをきかない。これまでのウィンドウズのなかではいちばんのクズだな」「それだけど」 友人は画面の...全文を読む

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    海外ミステリ1位 Yの悲劇 エラリー・クイーン

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2015.10.10 (Sat)

      わたしが中学生のころだったか、ある日いつものように図書室に来たわたしは、新規の本の中に一冊の文庫本を見つけた。 文春文庫「東西ミステリーベスト100」である。 ミステリマニアたちが、古今東西の読書歴の中から投票をし、海外編・日本編それぞれ100位までを決定しようという壮大なプロジェクトだった。 そしてなによりも中学生のわたしをどきどきさせたのは、そこに書いてある「解説」、それに「あらすじ」だった。 肝...全文を読む

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    子獲り

    雑記録ファイル

    2015.10.09 (Fri)

     『余は正常なる精神のもとにこれを記す。ああ主イエス・キリストよ罪深き我に恩寵を垂れ給え。 余はわが伯爵家の三男として生まれたり。兄ふたりはともに身体頑健にして智能明晰、いずれが伯爵家を継ぎても主はそれを喜び給うを疑い得ず。されど三男たる余は、父に疎まれ、僧となる道しかなかりき。 余は運命を呪いたり。この黴臭き堂宇から生涯逃れること能わぬ身を呪いたり。 霧雨の降る夜、ついに余は人の子にあるまじきこと...全文を読む

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    わずかにノックしてみる

    ホラー

    2015.10.08 (Thu)

      わたしはためらう。 ノックしたところでどうなるというのだ。急に視界が開けるとでもいうのか。 手を動かし、わずかにノックしてみる。 開く様子はない。 押してみる。 開かない。開くはずもない。簡単に開くようになっているわけなどないからだ。 ノックするしかないのだが。  わたしのノックなど、聞いている人間がいるのだろうか。 暗闇だ。なにもかもが暗闇に閉ざされている。 がんがんと叩くわけにもいかない。で...全文を読む

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    荒野のウィッチ・ドクター(14)

    荒野のウィッチ・ドクター(長編ファンタジー小説・完結)

    2015.10.07 (Wed)

      14 疫病 テマは無表情だった。「三日前に来ていればなんとかなったかもしれん」 テマはらくだを降りた。「生きているやつ! 出てこい! あたしは医者だ!」 静寂、それが答えだった。「疫病か」 アトもらくだを降りた。 蠅が飛んでいる。アトは口に布を巻き、手で追い払いながらテマを先導した。 日干し煉瓦で作られた建物を、ひとつひとつ調べていく。物陰に、生乾きの死体が転がっているものがいくつかあった。だが...全文を読む

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    経験者は語る

    ホラー

    2015.10.06 (Tue)

     「勇気出して花を送ったら彼女にふられたorz」 そのツイートを読んだぼくはすぐさま「次は食い物で釣るんだ。経験者は語る」とツイートを返した。 正直、彼女なんてできたためしがないのに、なにが「経験者は語る」だ、と思わないでもないが、暇つぶしとしてはこういう無責任なツイートをするくらいしかない。 ぼくはタイムラインを眺めた。「新人賞に落ちた! ちくしょー!」 また別の人間のツイート。ぼくは同様に、無責任...全文を読む

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