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    【  2016年01月  】 

    海外ミステリ17位 死の接吻 アイラ・レヴィン

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2016.01.30 (Sat)

      誰だよこの本をドライサーの「アメリカの悲劇」と比較なんかしたやつ。そのせいでマイナスイメージが強かったのに、読んでみたらムチャクチャ面白かったではないか。と、この本を読んだときのわたしは思っていた。予備校の寮のすぐ近くに図書館があり、そこに日参してはミステリとSFを読んでいたのである。古いハヤカワポケミスが充実していて、もうちょっと読んでおくんだったと後悔している。タッカー・コウの「刑事くずれ」...全文を読む

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    「ベリッシマ」見る

    映画の感想

    2016.01.28 (Thu)

      正直なところ、ヴィスコンティ監督は、期待していた「郵便配達は二度ベルを鳴らす」がイマイチだったので、この映画についてはまったく期待していなかった。そのため、後回し後回しにしていたが、ブログDEロードショーの期間も今日を入れてあと四日になってしまった。これはいま見なくては一生見ないな、と判断、コタツに入ってウーロン茶をなめながらDVDをセット。 感想。 うん、これに比べたら「郵便配達は二度ベルを鳴...全文を読む

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    limeさんのイラストからのショートショート!

    ささげもの

    2016.01.27 (Wed)

     ゼロ ぼくはいらいらとそこらを歩き回った。 狭い部屋だ。そして大きなガラス窓が一枚。その向こうからは、どうひいき目に見ても人間とは思えない生物が、面白そうにこちらを覗いているのだった。 向き直って、ガラスを叩いた。思い切り叩いたが、ガラスにはひびひとつ入らなかった。「ぼくがお前らに何をした! 早くここから出せ! 動物園の見せ物じゃないぞこんちくしょう!」 狐と人のあいのこのようなその生物は、ぼくの...全文を読む

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    断章 2

    エンペドクレスかく語りき

    2016.01.26 (Tue)

      エンペドクレスは、やがて、裁判所の前にさしかかった。裁判所の門前では、人々が集まって騒いでいた。 エンペドクレスが立ち止まると、騒いでいたうちのひとりがいった。「異国のかた、あなたからは、われわれには見えぬものが見える、そのような印象を受ける。西に遠く離れたアクラガスの地に、医者にして詩人、政治家にして智を愛するものとして知られるエンペドクレスという人がいると聞いたが、まさにそのようなかただ」 ...全文を読む

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    同人ボードゲームの箱絵を描いてくれる人募集だそうです

    その他いろいろ

    2016.01.26 (Tue)

     相互リンクしてくださっている「サイタニヤ」さんが、代表作である言葉遊び系の同人ボードゲーム「いろはことば」の新版を出すにあたって、箱絵を描いてくれる優秀なイラストレーターを募集しているそうであります。詳細は以下。きちんと原稿料もでるみたいです(商業ではなく同人のゲームサークルなので、交渉しだいでしょうけれど。http://blog.livedoor.jp/sai_taniya/archives/51619317.html何度か遊んだけれど、頭の妙な筋肉...全文を読む

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    断章 1

    エンペドクレスかく語りき

    2016.01.25 (Mon)

      エンペドクレスは自らの知見を広めるため旅に出た。アテナイを去り、東へ東へと向かうこと三年、エンペドクレスはとある島国についた。 そこでは、男たちと女たちがいい争いをしていた。そのうちのひとりが、エンペドクレスに向かって訴えた。「高貴なる旅のお方よ、お知恵をお貸しください。この国では、自分たちが虐げられていると堅く信じる女たちと、そんな女たちを優越感を持って嘲笑う権利があると堅く信じる男たちの間で...全文を読む

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    海外ミステリ16位 黄色い部屋の謎 ガストン・ルルー

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2016.01.23 (Sat)

      小学生の時に児童向けリライトで読んだのが最初。で、家の蔵書に創元推理文庫版の本書があったので、だいたいの話はわかるから読んでみよう、と思って手を付けたら、これがもう歯が立たないのである。知っている人は知っているが、ガストン・ルルーの和訳されている長編って、もとが新聞小説だから、水増し、とまではいわないが、もう延々と続くのだ。しかも初期の創元推理文庫のガチガチの文体、読みにくくってしかたがなく、数...全文を読む

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    「神の道化師、フランチェスコ」見る

    映画の感想

    2016.01.22 (Fri)

      ブログDEロードショーの一環として、ロベルト・ロッセリーニ監督の「神の道化師、フランチェスコ」を見る。こうした史劇も「ネオレアリズモ」に入れていいのか、よくわからないまま見る。 冒頭、雨に打たれながらフランチェスコとその一行が旅をするところを見て、「こりゃ失敗作ひいたかな……」と思った。だが、見て行くうちに、これはロッセリーニ監督の渾身の「現状批判」の作品なのだということがわかってきた。 オープン...全文を読む

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    「自転車泥棒」再見

    映画の感想

    2016.01.22 (Fri)

      昨晩ブログDEロードショーの参加と兼ねて、小説をひねくりながらBGVとして再見。 思っていたよりも様々なエピソードが描かれていたなあ、というのが正直な感想。アントニオが社会主義者の集会へ行ったり、闇市で自分の自転車を探していたら突然雨が降ってきたり。そのひとつひとつがダメージになってくるのがもうなんともつらい。ああいう努力やアクシデントの積み重ねがあるから、苛立ったアントニオが息子のブルーノを殴...全文を読む

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    「ウンベルトD」見る

    映画の感想

    2016.01.19 (Tue)

      ブログDEロードショーの一本として見る。これまたデ・シーカ監督のイタリアネオレアリズモ作品。 すべてを失った老人の、一種の寓話と見るのが適当かもしれない。 もとから財産などほとんどない年金暮らしの老人が主役なのだが、デ・シーカ監督、その老人からの「すべての奪いかた」が尋常ではない徹底ぶり。まことに容赦がない。 老人の愛犬がこれまたいい演技をするのだが、デ・シーカ監督、犬にも容赦がない。 犬と老人...全文を読む

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    野津征亨さんお誕生日プレゼント赤南パロディショートショート!

    ささげもの

    2016.01.19 (Tue)

     昭和4×年夏、とある地方都市。 ……暑い。 南郷はよろよろと道を歩いていた。契約がらみのことで、午後から提携先の会社と交渉をしなくてはならない。聞いた話では相手はかなりの難物だという。とりあえずこちら側の事情を説明して落としどころを探さないといけないのだが……。 南郷は汗をぬぐった。この交渉に失敗したら大ダメージは必至だ。それだけは避けないといけない。だが、自分にそこまでの交渉ができるか。こう暑くては...全文を読む

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    「靴みがき」見た

    映画の感想

    2016.01.18 (Mon)

      ブログDEロードショーの一本として、ポトフを煮ながら見た。90分の作品であり、煮込む間の時間つぶしにちょうどいいかと思ったのである。 感想……。 きっつい映画だった。デ・シーカ監督作品を見るのはこれで3本目だが、うむ、この映画に比べたら、「自転車泥棒」は逆境に負けずに生きていく親子の情愛と希望に満ちた物語だったのだなあ、と思うほどのきつい映画。 この映画のあらすじは書きたくない。なんたって、「ああ...全文を読む

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    海外ミステリ15位 シャドー81 ルシアン・ネイハム

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2016.01.16 (Sat)

      タイトルとシチュエーションの面白さは前から聞いてはいたが、なかなか読む機会がなかった。読んだのは結局、ある程度冒険小説を読み、その面白さに夢中になっていた高校生の頃である。 ……なのだが、うーんこれ、冒険小説としてそれほど面白いかなあ? というのが当時の感想だった。乗客を満載したジャンボジェットを、完全武装した最新鋭の戦闘爆撃機でロックオンし、乗客の命と引き換えに大金を要求する、というのはいいが、...全文を読む

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    「終着駅」見た

    映画の感想

    2016.01.15 (Fri)

      ブログDEロードショー参加。イタリアネオレアリズモの代表といってもいいデ・シーカ監督によるメロドラマだそうだ。恋愛映画はあまり得意なジャンルではないのだが、90分で終わるんだったらまあ見てみようか、である。「真昼の決闘」と同様、上映時間と映画内の時間がシンクロしている趣向らしい。これなら恋愛映画苦手の自分でもついていけるかもしれない。 見た。 面白かった。「感動して涙を流す」タイプの映画というよ...全文を読む

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    旅路より・トミ

    旅路より(掌編シリーズ)

    2016.01.14 (Thu)

      風呂に入りたくなったので、列車を降りて一夜の宿を求めることにした。 富、と書かれた駅を出ると、夕暮れ時だったせいか、オレンジ色の光が、道を紅く染めていた。 わたしはごくりと息をのんだ。 宿を探そう、それも風呂がある宿だ、なんなら銭湯でもいい。 影になっていて読みにくい看板を探していくと、「旅館 とみのや」と書かれたものに行きついた。 引き戸を開けようと手をかけた。ひやりとした。ためらいつつも、結...全文を読む

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    「無防備都市」再見

    映画の感想

    2016.01.13 (Wed)

      これで何度目になるか忘れたが、「無防備都市」を見た。ブログDEロードショーである。 何度見てもいい映画だ。「戦火のかなた」も「ドイツ零年」もいい映画だったが、やはりわたしにはこの「無防備都市」のほうが合っている。 イタリア降伏後、ドイツ統治下にあるローマで、ドイツに対してレジスタンス活動をする人間たちの悲劇を描いた、正直いって救いというものがない話なのだが、緩急自在の脚本で、これがめっぽう面白い...全文を読む

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    ヨークの悲劇

    ミステリ・パロディ

    2016.01.13 (Wed)

      電話が鳴った。「はい、こちら『ランドスケープ』編集部……なんだ、ヨークじゃないか!」 ヨークのやつとはこの三年は会っていない。さして仲がいいというわけではないが、旧友からこうやって電話をもらうとうれしいものだ。仕事中でなければだが。 そして文芸雑誌の編集者ともなると、「悪い予感」というものを感じずにはいられない。「小説を書いた? ……なるほど、それでぼくのところへ」 悪い予感は的中である。「どんなも...全文を読む

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    海外ミステリ14位 火刑法廷 ジョン・ディクスン・カー

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2016.01.09 (Sat)

      カーは、その手品のようなトリックから、どちらかといえば短編向きの作家ではないかと思っていた。小学生のおり児童向けリライトで「魔女の隠れ家」「死者はよみがえる」を読んだ後、中学に入り「カー短編全集」全5巻(当時)を読み、ますますその思いは強くなっていった。 で、そのタイミングで「東西ミステリーベスト100」が入ってきたのだ。とりあえず「火刑法廷」と「三つの棺」を中学の図書館にリクエストした。先に来...全文を読む

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    「ドイツ零年」見た

    映画の感想

    2016.01.07 (Thu)

      ブログDEロードショーに参加するため、「無防備都市」「戦火のかなた」と続くロッセリーニ監督の三部作の最後、「ドイツ零年」を見た。 これまたすごい映画だった。主人公の少年を取り巻く環境がこれでもかこれでもかとばかりに悪化していくのだ。 家族にも合わせる顔がなく、周囲の人間たちからも仲間に入れてもらえず、ただひたすら廃墟のベルリンをさまよう少年の孤独は、ロッセリーニ監督が見た戦後のドイツそのものだろ...全文を読む

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    「戦火のかなた」見た

    映画の感想

    2016.01.06 (Wed)

      「ブログDEロードショー」の企画として立案。いや、「無防備都市」があまりにも素晴らしかったので、もっとみんな見ようよう、という個人的動機からスタートしたが、食いついてくれるだろうか。 まずはこの長いやつから。126分なので退屈したらどうしよう、などと別な意味でどきどきしながら見る。 感想。 面白かった。退屈するヒマなどなかった。戦中のイタリアの混乱する社会を6つのオムニバスでつづったものだが、そ...全文を読む

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    『ハト倶楽部のリレー小説』参加

    ささげもの

    2016.01.04 (Mon)

      これまでの展開 プロローグ 第1章 第2章第3章 明滅を続けていた電灯は完全に消え、トイレは真っ暗闇になってしまった。 男は頭を抱えた。 くそ。桐花も桐花で、閉じ込めるなんて、なにを考えているんだ。こう真っ暗だと……。 男はポケットから百円ライターを取り出した。火をつける。『あなたは』 か細い灯りに、文字のようなものが浮かび上がった。男はまじまじと見た。確かに、『あなたは』と読める。 その正体が、...全文を読む

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    旅路より・ナヤマリ

    旅路より(掌編シリーズ)

    2016.01.03 (Sun)

      今日は納谷毬で一泊した。 ここの人はサービス精神に富んでいる。ほとんどのことに「はい」といってくれる。 遠慮ということはこの町の人には無縁だ。サービス料さえかかることはない。 食堂で相席になった男は、ここは天国みたいで、一か月も逗留している、といっていた。 もりそばを食べながらうんうんとうなずいていたら、ふいに、ここの私鉄の時刻表を買い忘れていたことに気づいた。 時刻表はどこで買えばいいのか、と...全文を読む

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    旅路より・アカカスリ

    旅路より(掌編シリーズ)

    2016.01.02 (Sat)

      今日は、赤絣で一泊した。 旅館で氷蚊柱の空気だけをもどしたスープにパンをつけて食べた。 氷蚊柱とは、夏の日本でよく見る、蚊柱が凍ったものである。蚊柱を作っているのはユスリカで、人を刺すことはない。 凍った蚊柱から丁寧にユスリカやゴミやホコリを取り除き、純粋にあの空気だけになったものを、干しサボテンを煮た水でもどして、そのあわあわとした夏の余韻を楽しむのがこのスープの味わいかただそうだ。 飲んでみ...全文を読む

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    海外ミステリ13位 さらば愛しき女よ レイモンド・チャンドラー

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2016.01.02 (Sat)

      ひさかたぶりに再読しようと思ったら村上春樹版の「さよなら、愛しい人」しか手に入らなかった。アマゾンに注文するのも何なので、とりあえず買って読んでみることにした。 悔しいことに、訳は悪くなかった。しっかりチャンドラーしていた。マーロウは相変わらずかっこよかった。いくらか甘い村上春樹の訳文は、私立探偵としてはあまりにソフィスティケートされているマーロウのワイズクラックや比喩を訳するのにはぴったりであ...全文を読む

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    2016年

    その他いろいろ

    2016.01.01 (Fri)

      寒中お見舞い申し上げます。 いきなりこんなことを書いて新年の雰囲気をぶち壊す男(笑) 今年も暴れるだけ暴れてやるぞ~!(迷惑)...全文を読む

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