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    【  2016年03月  】 

    1977年(3)

    ゲーマー!(長編小説・連載中)

    2016.03.30 (Wed)

      この経験は、修也にとって、「テレビゲームというものはものすごく高価な、手の届かないほど高価なものである」ということを強く印象づけた。 また、「大人にならないと買えるようなものではない」ことも強く。 だけれども、いつか、いつか、いつか、いつか……。 まもなく幼稚園に上がった修也は、自分が集団でやる「お遊戯」も「外遊び」も極端に不得意だということを知った。それはそれでかまわなかった。なぜ、そんなことを...全文を読む

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    荒野のウィッチ・ドクター(19)

    荒野のウィッチ・ドクター(長編ファンタジー小説・完結)

    2016.03.28 (Mon)

      19 毒素「きみたちがシビトトカゲと呼んでいるこの生物だが」 アトもテマも、アシャールの始めた講釈を聞いている様子は見られなかった。ただがつがつと、出された料理を食べていた。「きみたち」「聞いてるよ」 テマは自分がかぶりついていた鶏の足を口からもぎ離し、答えた。「シビトトカゲだからどうなんだ?」 アシャールはかぶりを振った。「情けない。きみたちは、まじめに教師の話を聞いたことがあるのかね」「あた...全文を読む

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    ワグラムの戦い従軍記・補足

    ウォーゲーム歴史秘話

    2016.03.27 (Sun)

      中学生だったころ、わたしはTRPGなどのファンタジーゲームに夢中だった。当時は普通の本屋で「タクテクス」「ゲームグラフィックス」「ウォーロック」といったゲームの専門誌が買え、そこではTRPGの特集がよく組まれていた。 そんな中、読者コーナーが面白かったのと、リプレイ記事が面白かったのとで「タクテクスを毎月買わなくては」という半ば義務感のようなものが生まれ、興味のない歴史シミュレーションゲームの号も買った...全文を読む

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    ワグラムの戦い従軍記

    ウォーゲーム歴史秘話

    2016.03.27 (Sun)

     一八〇九年七月四日まで 歴史の中でどれだけの人間が英雄と呼ばれたかは知らないが、真に英雄と呼べる人物はごく少数である。フランス帝国皇帝ナポレオン一世は、まさにその真の英雄の代表たる人物であった。 オーストリアとイギリスによる一八〇九年四月九日の第五次対仏大同盟締結から始まる今回の一連のオーストリア戦役で見せたその巧みな用兵は、わたしを驚嘆させるものだった。ナポレオンと彼が最も信頼するダヴー元帥とが...全文を読む

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    海外ミステリ24位 ブラウン神父の童心 G・K・チェスタトン

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2016.03.26 (Sat)

      いまさらいうまでもない名作。この作品がベスト10に入っていないというのが納得いかない。短編集だから不利になったのだろうか、と思ってさかのぼってみたら、たしかに10位に「シャーロック・ホームズの冒険」が入っていただけだった。ホームズ先生ならばしかたもあるまい。 最初に読んだブラウン神父譚は、この「童心」には入っていない「ムーン・クレサントの奇蹟」の児童向けリライトだった。学研だったかな。まことに幸...全文を読む

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    土浦銘菓・後記

    自炊日記(ノンフィクション)

    2016.03.26 (Sat)

      先ほどの「土浦銘菓」であるが、理解できなかった人も多いであろう。 元ネタは、相互していただいている「藤花幻」のmiss.keyさん描くところの「つちのこ」である。いっちゃなんだが、ものすごくかわいいくせに底意地の悪い生命体である。 翌日以降の朝飯にしよう、とホットケーキを焼いていたら、ちょっとフライパンに垂れてしまったのだ。いかんなあ、と思いながらそのまま焼いたところ、ひっくり返したら「つちのこ」くんそ...全文を読む

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    「風雲児信長」見た

    映画の感想

    2016.03.24 (Thu)

      名匠といわれるマキノ正博監督の1940年度作品。ブックオフで特売のワゴンに並んでいたDVDを買ったうちの一本。画像も音声も最悪だが、まあ、見られるだけいいや。 というわけで見たのだが、うむ。内田吐夢監督が「大菩薩峠」で主役を片岡千恵蔵にしたのは失敗だった。主役にするなら、この1940年の片岡千恵蔵を据えるべきだったのだ。そう思えるくらい、この映画での片岡千恵蔵は若くてしかも威厳があってカッコいい。さらに...全文を読む

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    土浦銘菓

    自炊日記(ノンフィクション)

    2016.03.23 (Wed)

     土浦銘菓「つちのこ焼」ご贈答用にどうぞ。武律堂本舗...全文を読む

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    1977年(2)

    ゲーマー!(長編小説・連載中)

    2016.03.23 (Wed)

      その帰り、修也は両親に連れられ、母方の実家を訪れた。いとこたちとは歳の差があり過ぎ、修也が知っているようなおもちゃはなかった。それが残念だった。 棚に、中学生向けの雑誌が置いてあった。 修也は何の気なしにその裏表紙を見た。 目が釘付けになった。 裏表紙には、さまざまなテレビの画面写真が載っていた。そのひとつひとつで、修也にはよくわからないが、印象的で面白そうな、そしてなによりもSFの世界かと思え...全文を読む

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    「エターナル・サンシャイン」見た

    映画の感想

    2016.03.22 (Tue)

      ブログDEロードショーに参加するために見る。 ロマンチック・コメディだ、とだけ聞いていた。タイトルから、さんさんと輝く太陽みたいな明るい話だと思っていたら。 全然違うでやんの(^^;) 渋めのSF映画の佳作である。 そもそもこれ、コメディじゃなくてスリラーだし。前半を見たときには、フィリップ・K・ディックの悪夢世界の映画かと思った。コメディタッチのところもないではないが、藤子不二雄A先生のような...全文を読む

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    海外ミステリ24位 さむけ ロス・マクドナルド

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2016.03.19 (Sat)

      大学在学中、当時下宿していた先の市立図書館の蔵書で読んだ。思い出すなあ日野市立図書館の高幡分館でミステリとSFとファンタジーを読み漁っていた日々。あそこは図書館にも関わらず明るくて居住性がよくてついつい長居を。これで哲学の本をもっと読んでさえいれば。……過去とは決別すべきであるな、うぬぬ。 面白かったことは覚えているが、どんな話だったのかはすっかり、きれいさっぱり忘れていた。これはある意味ミステリ...全文を読む

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    1977年(1)

    ゲーマー!(長編小説・連載中)

    2016.03.16 (Wed)

      1977年 家族旅行で行った先のホテルには、ゲームコーナーも設けられていた。たいていは一回百円で遊べるその機械群は、子供からいい若者まで、幅広い年齢層の財布から、効率的に小銭を搾り取る機能を持っていた。 小銭を持っていたらの話である。四歳児としてゲームコーナーをうろついている修也に、小銭などを持ち合わせている道理はなかった。大卒者の初任給が十万円、という時代である。百円の価値は高かった。 修也は...全文を読む

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    海外ミステリ23位 わらの女 カトリーヌ・アルレー

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2016.03.12 (Sat)

      冒頭のところを小学生のころに読んだ。ぴんとこなかったので読むのをあきらめた。今になっていえる。ガキがこんな本読むんじゃない。 再読したのは高校の頃だったか浪人中だったか。読んでみて、意外と面白いじゃないか、と思った。前半と後半でまるっきり違ってくる作者の演出がすばらしいサスペンスだ、と思った。とんとん拍子で進んでいた悪事が、いきなり悪夢めいた展開を見せるのである。ヒロインをいじめにかかるカトリー...全文を読む

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    1976年(3)

    ゲーマー!(長編小説・連載中)

    2016.03.09 (Wed)

      麻雀牌。細かいことは修也にはわからなかったが、そのデザインの美しさと、手に持った時のなめらかさは、ゲームには「恍惚感」を覚えるものもあると伝えていた。 むろん、好奇心旺盛な三歳児がやることは決まっている。親に「遊び方」を聞いたのだ。その結果も決まっていた。三歳児には「理解不可能」な遊びであったのだ。 1970年代のコタツというものは、今のコタツに比べれば、「風情」というものがあって、天板をひっく...全文を読む

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    海外ミステリ22位 グリーン家殺人事件 S・S・ヴァン・ダイン

    東西ミステリーベスト100挑戦記(ミステリ感想・やや毎週土曜日更新)

    2016.03.05 (Sat)

      小学生のころ、学校の図書室にあったヴァンスものは「カブト虫」「ケンネル」「ドラゴン」だった。小学校の図書館の必需品であった「グリーン家殺人事件」のリライトは、どういうわけか図書室にはなかったのである。そのせいでこの作品を読んだのは、大学を病気中退してしばらくしてからだった。それほどまでに「僧正」の印象は悪かった。「グリーン家」を読む気になったのは、単に古本屋の三冊百円棚で安かったからに過ぎない。...全文を読む

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    ぱりん。

    ノイズ(連作ショートショート)

    2016.03.04 (Fri)

      ぱりん。 明菜は足元を見た。カクテルグラスがひとつ、砕けて割れていた。 間違って踏んでしまったらしい。 さて、どうしようか。しでかしてしまったことは仕方がない。気持ちを切り替えないといけないのだ。 しでかしてしまったこと、それは、台所の床に倒れていた。割れた額から血がじくじくと染み出していた。義父の死体だった。十分前には、七十にしては健康な肉体を誇っていた男が、こうなってしまったのだ。 明菜は、...全文を読む

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    「赤ひげ」見た

    映画の感想

    2016.03.03 (Thu)

      図書館で借りてきたのを視聴。3時間かよ、というわけでこれまで見ていなかったのだ。 トラック売りの豆腐屋で木綿豆腐をゲットできたので、それを冷奴にしてつまみとし、DVDをセット。 感想。 ちくしょう面白いじゃないかこの映画。加山雄三が若く、三船敏郎が豪快。そしていずれもまあすばらしくかっこいい。原作の山本周五郎の小説は昔読んだけれど、もう一度再読したくなった。『赤ひげ診療譚』って、こんな痛快な話だ...全文を読む

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    1976年(2)

    ゲーマー!(長編小説・連載中)

    2016.03.02 (Wed)

      サイコロの次に修也のお気に入りとなったのは、トランプであった。同じ数字を合わせて捨てる、ババ抜き。その単純なゲームを、修也は何度となく親にせがんではやってもらった。 こんなジョークがある。幼稚園で子供が先生に、「ぼく、数字を覚えたよ。1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、ジャック、クイーン、キングっていうんだ」 まことにトランプは数字を覚えるのに優秀なツールであった。 三歳児には、まだ、七並...全文を読む

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    荒野のウィッチ・ドクター(18)

    荒野のウィッチ・ドクター(長編ファンタジー小説・完結)

    2016.03.01 (Tue)

     18 総督府 馬車はお世辞にも乗り心地がいいとはいえなかった。「あのう、失礼は承知の上だけど」 テマは両手をわずかに持ち上げ、隣に座る屈強そうな男にいった。「なにも逃げやしないし、あたしの従者ともども、手枷足枷くらい外してくれてもいいと思うな……」 屈強な男はじろりとテマを見たが、なにも返答はしなかった。 無言を貫いていることではアトも同様だった。ただ、宙の一点を見つめていた。そこになにかがあるわけ...全文を読む

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