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    【  2020年07月  】 

    本質

    X氏の日常

    2020.07.31 (Fri)

      彼はハッと気づいて膝を打つ。 あれは「断捨離」なのだ。 イスラム教の聖戦士たちはバーミヤンの石仏を断捨離したのだ。...全文を読む

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    哲学者はふだん何をしているのか

    哲学者になれなかった男の語る哲学夜話

    2020.07.30 (Thu)

     わかってもらいにくいことだが、哲学者は日夜この世の悪や不正と戦っている。 その恐ろしい悪とは、例えば「一が二であり同時に四であったりすること」だったり、 「誰も見ているものがいない世界で青いものは存在するか」だったりする形であらわれる。 だから、周囲の人間は誰ひとり悪と戦っていることを信じない。 だが、そうしたことをおろそかにしておくと、 世界規模の大戦争にまで至ってしまうことを哲学者は誰よりもよく知...全文を読む

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    カインがアベルを殺す前

    X氏の日常

    2020.07.29 (Wed)

     カイン以前にも殺人はあったさ、と彼は新聞を読みながら思う。 単に、殺人行為の持つ非人間性が隠蔽されていて、誰も気に留めなかっただけの話。 それを罪あるまえの楽園というのなら、 自分は地獄住まいで結構。...全文を読む

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    「赤毛の男の妻」読む

    読書日記

    2020.07.28 (Tue)

      「歯と爪」で大胆なトリックを見事成功させたビル・S・バリンジャーの代表作のひとつである。 殺人を犯し、女連れで逃避行を繰り広げる赤毛の男と、彼を執拗に追うニューヨークのひとりの刑事の追跡劇をカットバックでスリルたっぷりに盛りあげ、なおも最後のページでは叙述トリックまで見せてくれ、ぼーっと読んでた読者は思わず立ち上がって第一ページから読み直すことになる……というのを狙った作品なのだが、「新本格」の洗...全文を読む

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    「ロッポンギより愛をこめて」読む

    読書日記

    2020.07.27 (Mon)

      80年代の半ばごろ、読書界の一部でブームになった「定吉七番」シリーズの一作である。 定吉七番について説明すると、東西対立が続く冷戦下、殺人許可証を持つ腕利き情報部員として日夜西側世界のために戦う大阪商工会議所秘密会所の丁稚「定吉七番」が、大阪や京都といった西側社会への侵略を執拗に狙う関東の陰謀に立ち向かう、という、スパイ・スリラー小説である。まあ要するにイアン・フレミング「007シリーズ」のパロデ...全文を読む

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    「殺人小説家」読む

    読書日記

    2020.07.26 (Sun)

      図書館から、頼んでおいた「中島河太郎著作集 上巻」が届いたという知らせが来たので、受け取りに行くついでに、先にこの宿題にしておいたハンドラーの最終巻を読み切ってしまうことにした。具体的に言えば、図書館から借りてきたその足で帰り道にあるバーミヤンに入り、軽くおやつにポテトを注文、それから夕飯の麻婆豆腐定食まで居座って、この「殺人小説家」をひたすらに読んだのである。 で、感想であるが……「たしかにこり...全文を読む

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    「傷心」読む

    読書日記

    2020.07.25 (Sat)

      デイヴィッド・ハンドラーといえば、むろん、「ホーギー&ルル」シリーズの作者である。「80年代を代表する作家」といわれながら第二作目の長編小説が絶望的なまでの酷評に終わり、有名女優の奥さんにも逃げられ、出版のめども立たず有名人の自叙伝のゴーストライターをする、まあ、屈折したインテリ有名人の、まあなんというかパッとしない男であるホーギーことスチュアート・ホーグが、ゴーストライターとしてかかわった有名人...全文を読む

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    ヴォルテールいわく

    その他いろいろ

    2020.07.24 (Fri)

     「自由でもあれば民主的でもあり、ましてや政党ですらなくもない」「はっきりいえ!」...全文を読む

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    「学園シャンプー」読む

    読書日記

    2020.07.23 (Thu)

     望月三起也といえばもちろん、「少年キング」の黄金時代を「秘密探偵JA」と「ワイルド7」でもって支え抜き、少年画報社が現在の「ヤングキング」に至るまで継続する基を作った作家であるが、その合間に、こうしたものも書いていた。 最初に読んだのは、小学生のころ。飯を食いに行った先の中華料理店の書棚に「少年キング」が置いてあったのである。当時は純真で、「少年キング」のことなど聞いたこともなかったが、パラパラと...全文を読む

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    「魔術王をたおせ!」読む

    読書日記

    2020.07.22 (Wed)

      知る人ぞ知る、英国製の連続ゲームブック「ブラッド・ソード」シリーズの第二巻である。日本では、1980年代に富士見書房から販売された。多人数でも遊べるとかいろいろと凝ったゲームブックなのだが、このシリーズは「全五巻」のうち四巻までしか邦訳がないという悲運のゲームブックでもある。しかも、長いこと第五巻が入手困難なことでも知られていた。その第五巻が、なんと、30年ぶりにイギリスで復刊された。これは今買わな...全文を読む

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    ブラフ

    X氏の日常

    2020.07.21 (Tue)

      ブラフは、ハッタリとも訳されるが、そのポイントは、自分の弱い手を強く見せて相手をゲームから降ろして勝つところにはない。 むしろ、そうした経験を相手に与えることにより、自分の強い手を、「ああまたハッタリに違いない。これなら自分のこの手で楽勝じゃん」と相手に思わせて、自分から進んで大金を賭けさせ、ゴッソリ持っていく、というのが真の使い方である。 要するに、情報を混乱させることによって、相手から冷静な...全文を読む

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    死刑制度

    X氏の日常

    2020.07.20 (Mon)

      もし、 殺人犯人を死刑にすることで、 そいつに殺された人間が生き返ってくるものならば、 と彼は思わずにはいられない。 たぶんこの世界は今よりももっとひどい、 ささいなことでの血の復讐だらけの世界になっていただろうな、と。...全文を読む

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    哲学の結論

    未分類

    2020.07.19 (Sun)

      仏教だろうとキリスト教だろうと、 はたまた唯物論哲学であろうと、 それを信じている本人が安心できればそれでいい、 西洋哲学が行き着いた結論とはまさにそういうことなのだが、 信じている本人が自分を安心させるため他者に論争を挑む、 というぬぐいがたい性癖があるため理解はしてもらえそうにない。...全文を読む

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    否定から入る人間

    X氏の日常

    2020.07.18 (Sat)

      彼は映画のポスターを見る。 主演女優の大写しが目に飛び込んでくる。 目が大きすぎ、鼻が膨らみすぎ、 口が曲がりすぎで、輪郭が細すぎる。 なんといってもイライラするのは、 それが調和を保ちすぎのところだ。 彼には浮いた噂がひとつもない。...全文を読む

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    その他

    2020.07.17 (Fri)

      Tの母親は、かねてから延命治療には絶対反対の人だった。呼吸器をつける事態になったら外せ、と、何度も家族に念押しをしていたらしい。 そんな母親が死病で入院した時、Tは医者に、断固とした延命治療を望んだ。 そのまま亡くなるまで、見舞いひとついかなかったそうだ。 それを聞いたわたしは、Tらしい愛情表現だと思った。見舞いになど行って、思わず「呼吸器をもう外してください、延命治療をもうやめてください」など...全文を読む

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    「プロレススーパースター列伝」読む

    読書日記

    2020.07.16 (Thu)

      昨日に続いて、マンガ図書館Zで梶原一騎のプロレスものの名作「プロレススーパースター列伝」を読む。後半、タイガーマスク編以降の未読分も含めて全17巻をむさぼるように読んでしまった。 とにかく、梶原先生、ドキュメンタリーの体裁を取っているにもかかわらず、「息をするようにウソをつく」人であった。あまりにも自然にウソをつく、これは天性の才能というしかないだろう。それでも、ウソのつき方を学ぶのには絶好の素材...全文を読む

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    「ジャイアント台風(タイフーン)」読む

    読書日記

    2020.07.15 (Wed)

      深夜になってなかなか寝付けなくて、広告収入が著作権者に還元されることで知られる無料マンガサイト、マンガ図書館Zのサイトに飛んだら、本の中にあったので読むことにした。 感想、というほどのこともないのだが、読み始めたらやめられなくなり、全12巻を朝の4時まで読みふけってしまった。梶原一騎のテクニックを研究ないし勉強しようか、とも思っていたが、研究どころの騒ぎではない。 ジャイアント馬場が主人公のしょー...全文を読む

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    日本はどうだか知らないが

    X氏の日常

    2020.07.14 (Tue)

      カネをくれた程度で忘れられるものを「怨念」とは誰も呼ばないし、 カネをくれた程度で忘れられるものを「戦争犯罪」とも誰も呼ばない。...全文を読む

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    「キャッツ・アイ」読んだ

    読書日記

    2020.07.13 (Mon)

      むろん、北条司のマンガではなく、オースチン・フリーマンのソーンダイク博士ものの長編である。フリーマンの作品の中ではもっともプロットが複雑な代表作だそうだ。期待して読む。 感想だが、まあ面白かったが、作中でソーンダイク博士もいっている通り、相手がまことに凡庸極まる犯罪者で、何をやるにしても行き当たりばったりなため、短編「計画殺人事件」のペンバリー氏のような迫力がないのが残念。攻撃の手数は多いものの...全文を読む

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    パトリシア・モイーズチャレンジ(6)

    読書日記

    2020.07.12 (Sun)

      雨ばかり降って重度の倦怠感に襲われる毎日である。そんなわけで昼頃に目を覚まし、飯を食っても何もする気がなかったのでモイーズを読む。どうせわからないんだから犯人当てなどしないで読むのが、こういうフーダニット物のコツである。「サイモンは誰か?」……大富豪が死去直前に書き換えた遺言状で、莫大な全財産はアメリカに養子に出された甥のサイモンに相続させられることになった。だがその甥は戦中の混乱もあり完全に行方...全文を読む

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    パトリシア・モイーズチャレンジ(5)

    読書日記

    2020.07.11 (Sat)

      今日はバーミヤンでビーフン食いながら一冊片づけた。「第三の犬」……発端は酔っ払い運転の末の事故死というあまりにも単純な事件からだった。獄中で無罪を叫ぶ容疑者は、自分がいない間の飼い犬の世話を、ティベット主任警視の義姉のジェーンに託したが、三匹いるといわれた犬は二匹しかいなかった。何者かに盗まれたのだろうか。おりしも、ジェーンの家には、ギャングの抗争事件で頭が痛いティベット警視夫妻が骨休めにやってき...全文を読む

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    宗教と哲学と

    X氏の日常

    2020.07.10 (Fri)

      明らかに仏法とは縁がない人間に仏法を求めることを強要するところに、 宗教としての「仏教」のダメなところがあり、 明らかに神に仕えるのに向いてない人間に神に仕えることを強要するところに、 宗教としての「キリスト教」のダメなところがある。 そうしたドグマを外部から分析する視点こそが「哲学」であるわけだが、 哲学は哲学で、議論したくない人間にも「議論」を強要するというドグマがあり、 それが哲学というも...全文を読む

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    パトリシア・モイーズチャレンジ(4)

    読書日記

    2020.07.09 (Thu)

      読んだのは先週だがなんとなく記事を書きそびれていたので今書く。「流れる星」……地下鉄駅の映画ロケでの撮影中に、主演スターのひとりが、突如足をすべらせ、走ってきた列車にはねられて死亡した。誰もが認める完全な事故。それを不審に思ったプロデューサーのパッジは、友人のティベット警部に相談するのだが、という話である。もとからモイーズはピーター・ユスティノフの秘書を務めていたばりばりの映画人であるのだが、そん...全文を読む

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    漱石と公案

    X氏の日常

    2020.07.08 (Wed)

      漱石が神経衰弱になったおり、禅の公案を出されたエピソードがある。 漱石が考えた末に自分の解答を持っていったところ、 「もっと、ぎろりとした所を持って来なければ駄目だ。 その位の事は、少し学問をしたものなら誰でも云える」 と和尚につき返されたそうだ。 それを聞いて以来、彼は、 「禅の公案の解答とは、少し学問をしたものなら誰でも云える」 ようなものの集合体に過ぎず、和尚は、 「勤続年数と顔色」だけを...全文を読む

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    なぜ殺して食わねば生きていけないのか

    X氏の日常

    2020.07.07 (Tue)

      なぜ人は他の生命を殺して食らわねば生きていけないのかの答えは、 自分が殺されて食らわれて死ねることへの確信を持てるということにある。 もし、誰も他の生命を殺して食らうことをしないのであれば、 人間は無限の時間を生きるという苦痛とダイレクトに向き合うことになるだろう。 自分が殺して食うことは、 そのような無限の生という底知れぬ虚無に対する安全弁があることの保証なのだ。 そんなことを考える彼は救いが...全文を読む

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    視点

    X氏の日常

    2020.07.06 (Mon)

      毎日の厳しい練習の末に、 夏の甲子園大会で優勝した野球部があったとして、 もし彼がその野球部の部員だったとしたら、 たぶん自分をさいなむ苦痛に満ちた毎日を呪うことしかできないだろう。...全文を読む

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    絶望と理解の狭間

    X氏の日常

    2020.07.05 (Sun)

      コロナで外出禁止令でも出ていなければ、 家でやりたいことをすることすらできない、 部活(特に運動部)にしばられた中高生が存在することを彼は確信しているが、 同時にそういう学生を表立って応援することは誰からも歓迎されないことも確信している。 日々の業務を粛々とこなすことのみが評価される社会など、 一度徹底的に粉砕されればいいとすら思うが、 同時にそのような粉砕の瞬間が来たら、 自分の業務を粛々とこな...全文を読む

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    新刊書店

    X氏の日常

    2020.07.04 (Sat)

      新刊書店にずらりと並んだ本の棚を見て、 嘔吐感しか覚えなくなっていることに気づいた彼は、 図書館と古本屋以外に行くべき場所がない。...全文を読む

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    文化系サークル

    X氏の日常

    2020.07.03 (Fri)

      模擬店を出すことだけに意味があるなら、 最初から「おでん屋」として新入生を呼べ、 というのが、文化祭になると常に彼が思わずにはいられないことであった。...全文を読む

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    自炊日記・その102(2020年6月)

    自炊日記(ノンフィクション)

    2020.07.02 (Thu)

     6月1日 朝食のメニュー スパゲティペペロンチーノ生卵のせ 昼食のメニュー えびピラフ 夕食のメニュー スパゲティペペロンチーノ生卵のせ6月2日 朝食のメニュー スパゲティペペロンチーノ生卵のせ 昼食のメニュー えびピラフ 夕食のメニュー スパゲティペペロンチーノ生卵のせ6月3日 朝食のメニュー スパゲティペペロンチーノ生卵のせ 昼食のメニュー 塩サバ弁当 夕食のメニュー スパゲティペペロンチーノ...全文を読む

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