自炊日記(ノンフィクション)

    自炊日記・その2

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    3月11日

     開始早々なんだが、この日は実家で三度の食事を取ったため、自炊生活の参考になることはなにもない。

     しかし、重要な変更点はある。これまでの体重の測定記録が、どうやらかなり眉唾物だったらしいのだ。つまり、体重計を、これまでは薄いカーペットの上で使っていたのだが、それを硬い床の上に移すと、体重に一・五キロとはいわないが、五百グラム程度の差が出ることがわかったのだ。もちろん、重いほうにである。

     というわけで、これまでの体重記録は、「追い風参考記録」みたいなものとして考えてほしい。

     アパートへ帰ってきてから計量(修正済み):体重 75.3kg

    3月12日

     起床直後計量:体重 74.1kg

     今回は新たなる領域に挑戦してみた。百円ショップで買った、冷凍の「塩さば」をフライパンで焼いてみようというのである。ご存知の通りさばという魚は、非常に足がはやい、つまり腐りやすい。この塩さばを焼いて食べ、ジンマシンも出ず腹下しもしなかったとしたら、わたしの「焼き魚」の技術レベルがいくらか上昇した、といっていいのではないだろうか。ちなみにこの塩さばは、パックに入っていたため、冷凍室から冷蔵庫に移し、一晩かけて解凍したものである。

     朝食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     塩さば(半身一枚)
     味噌汁(もやし、ぶなしめじ、卵)
     納豆一パック

     パックに書いてあった説明書きを見ると、解凍後は強火で焼いたほうがおいしくできる、ということだった。かくしてフライパンにさばの身を乗せ、強火にする。ある程度焼いたところで、ひっくり返す。裏を見ると、焼けていそうである。だが油断はできない。相手はさばなのだ。用心に越したことはない。またひっくり返して焼き、さらにひっくり返して焼くと……あの美しいさばの皮が痛々しいこげこげになってしまった。やりすぎたかな、と思いつつ皿へ。

     まあさばだけではたんぱく質とドコサヘキサエン酸くらいしか期待できそうにないので、ビタミンと食物繊維を補うために卵ともやしとぶなしめじと納豆を適当に調理して食べる。

     現在(2012年3月12日20時45分)のところジンマシンも出ず腹下しもしていないので、どうやらわたしの勝利のようである。

     いろいろと神経を使ったので疲れる。ちょっと横になり……白河夜船。気がついたときにはリハビリ施設に行く時間をオーバーしていた。大急ぎで皿を洗い、自転車を駆る。

     まあ頭を下げたり手続きをしたりとごちゃごちゃした面倒ごとを片付け、ひと息ついてからスーパーを散策する。例のパン屋で、「お買い上げの方にパンの耳無料」のサービスをしていた。人間糖分も必要である、などと勝手な理屈をこねてツイストドーナツ八十円を購入。もちろんパンの耳もゲット。次の日の朝食は決定である。ドーナツだけじゃつまらないので自販機でカップのブラックコーヒー七十円なりも買い、食してみればちょっとしたカフェテリア気分。いいんだよスーパーの休憩コーナーだって想像力さえあればカフェテリアになるんだから。

     アパートに帰って、パンの耳を食べるのに大事なものを買い忘れていたことに気づく。というか、無理やり理屈をつける。自転車を飛ばして先のスーパーへ。「低温殺菌牛乳」を買う。まるで薬物中毒患者だ。

     自転車でスーパーとリハビリ施設とアパートを何度か往復すると、さすがにくたびれる。そんな中、夕食の献立を考える。買い物はしておいたので、冷蔵庫はいい具合に埋まっている。とりあえず、こんにゃくを醤油と塩コショウで炒め、あまったこんにゃくは味噌汁に入れ、それに野菜を適当にシリコンスチーマーで蒸すか……などと考えつつ冷蔵庫を開け、冷蔵庫の主のようになっていたキムチの賞味期限を確認する。そういえばこんなものもあったな、くらいの軽い気持ちだったが、賞味期限まで一週間もなかった。キムチは賞味期限が過ぎてからのほうが熟成がすすんでうまくなるとは聞いていたが、やはりちと怖い。

     かくしてメニューを根本から考え直す必要に迫られた。このとき、買い置きしておいた豚コマも塩鮭もたんぱく源として使用できなかった。冷凍状態にあり、解凍に時間がかかると思われたからである。この状態で、それなりの量のキムチを消化せねばならぬ。冷静な考量の末、わたしは決断を下した。納豆と卵をたんぱく質の主戦力にするのだ。

     そしてここで、わたしはのるかそるかの大博打を打つことにした。成功すれば、おかずとして大きな一歩だが、失敗すれば、悲惨なことになる。

     夕食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(キャベツ、もやし、こんにゃく、卵)
     キムチ炒め(キャベツ、もやし、こんにゃく、キムチ)
     納豆
     キムチ

     そう。こんにゃくを、キムチと野菜といっしょに炒めるのである。異様にヘルシーであるが、味はどうなるのか? わたしは料理のパイオニアになれるのか?

     結果は……まあ今回は引き分けということにしておいてやろう。

     食後計量:体重 76.0kg

     これはたぶん10日と11日に食いすぎたんだな。うんそうだ、そうに違いない。ツイストドーナツのせいじゃ……ないよな……。

    3月13日

     起床直後計量:体重 74.2kg

     前日よりも百グラムほど増えたが……運動しろってことか。まあいいや。今日は自転車で思い切り回り道をしよう。

     朝食のメニュー。
     パンの耳(一袋)
     ピーナツバター
     牛乳

     あまりにもシンプルな食事だが、たまにはこういうのもいいのではないだろうか、と無理やり自分を納得させる。オーブントースターの前に座り込み、牛乳のカップを横に、ひたすら、パンの耳を焼いては食べ、焼いては食べするのである。

     それにしても(モグモグ)、パンの耳ってやつは(モグモグ)、喉がかわくね(ゴクゴク)。このさくさく感は(モグモグ)、ある意味(モグモグ)、代えがたいんだけど(モグモグ)、いや喉がかわくかわく(ゴクゴク)……(中略)……しかしけっこう量があったな(モグモグ)、これで一袋だからなあ(モグモグ)、完食したけど(モグモグ)、もう喉がかわいて(ゴクゴク)……。

     気がついたときには牛乳一リットルパックを全部飲みきっていた。ちょっと待て、普通にご飯を炊いての朝食より金がかかってないか。

     果たしてこれでよかったのか、実存的かつ金銭的な不安を覚えながら外出。

     家に帰ってきて、やることもないので夕飯を作ることにする。今回はスパゲティ。ソースはいつものペペロンチーノではない、「釜玉すぱ」なるものである。まあわたしが買うものだから、茹で上がったスパゲティを丼に移し、卵を割り入れてよくかき混ぜ、箸でずるずる食べる、という、インスタントにもほどがあるスパゲティソースだ。なぜこれにしたかというと、単純に、スーパーでひとり分が小分けされて売られているスパゲティソースの中では一番安かったからだ。あのレトルトのソース類、使い切らなければならないわりに高額すぎるよ。せめてひとり分にして値段を半額にしてほしいところだ。朝がパンの耳に牛乳というシンプルなものだったから、炭水化物とたんぱく質のほかに、食物繊維とビタミンも摂りたい。というわけで、野菜類からも応援を呼ぶことにする。

     夕食のメニュー。
     スパゲティカルボナーラ(スパゲティ百グラム、卵、カルボナーラのもと)
     きのことわかめの中華風スープ(ぶなしめじ、乾燥わかめ)
     蒸し野菜(キャベツ、もやし、にんじん)
     キムチ

     中華風スープといったらあれである。「中華あじ」。いやになるくらい万能な調味料だ。鍋が空いてから煮るのもなんなので、わかめとぶなしめじには、先に熱湯をかけておくことにする。蒸し野菜は無敵のシリコンスチーマー。キムチは……まあ彩りというか、乳酸菌補給というか。

     カルボナーラは、まあこんな味か、という味だった。これならばペペロンチーノのほうがまだうまい。野菜も投入できるし。というわけで早々に食いきってしまおうと思う。二食分入りで百七十三円だったから、ちょっとこの値段は萎えるなあ……。

     メニューを考えるのは相変わらずめんどうくさい。すでに、「その場にあるもの」をいかに組み合わせて食えるようにするかのパズルのような作業に入っている。スローフードなどをやっている人間が見たら確実に軽蔑されるよなあとほほほ。

     食後計量:体重 75.8kg

    3月14日

     起床直後計量:体重 74.0kg

     体重なんてものはある朝目が覚めたら劇的に減っているなんてものではないことを熟知しているので、前日の朝に比べて百グラム減っていることを素直に喜べる。そうでもないとこんな日記などつけていられない。

     冷蔵庫の野菜室に空きを作るために(ぶなしめじともやしはそろそろ食いきらないとまずいだろうなあ)、今回は卵を戦列から外して豚コマを投入、野菜とともにひたすら蒸す作戦を実行する。もちろんキムチの存在も忘れてはいない。

     朝食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(もやし、ぶなしめじ)
     蒸しもの(豚コマ、キャベツ、にんじん、もやし、ぶなしめじ)
     キムチ

     今回は解凍した豚肉に塩こしょうを振り、揉んでみた。こんなことでほんとうに下味がつくのか、そんなことは知らん。後はシリコンスチーマーに軽く水をふり、乱雑に刻んだ野菜を並べ、その上に豚コマを広げるように置き、電子レンジに投入する。それでもぶなしめじともやしは余ったので、味噌汁に惜しげもなく投入。

     蒸し野菜にはぽん酢醤油をたっぷりかけ、いただく。あまり豚肉には塩味がついている印象はなかったが、食べている途中からこしょうの辛味を強く感じるようになる。なかなかうまくいかない。

     まあここまで来るとワンパターンも極まれりなのだが、ほかにいいアイデアもない。ない以上は日々の糧をありがたくいただくのみ。

     食べ終えてからシリコンスチーマーに水を張って思ったのだが、これ、かなり肉の脂が落ちるな……想像以上だった。想像以上過ぎて、固まった豚の脂をこそげ落とすのがやたらとたいへんだったけど。

     ネットをやりに実家へ帰る。ついでに野菜類を買い昼飯と晩飯を食い風呂に入る。ユニットバスと違って手足が伸ばせるとは、なんとすばらしいことなのだろうか、としみじみ実感。

     アパート帰宅後計量:体重 75.3kg

    3月15日

     なんだったのだ前日夜のあの地震は。飛び起きてテレビをつける。千葉県と茨城県南部で震度5強、という報道を見てくらくらする。あの一年前の悪夢がちらついてなかなか眠れない。その結果、起床時間が遅くなる。要するにいつまでも寝床でうだうだうつらうつらしていたのだ。

     起床直後計量:体重 74.1kg

     ♪ 体重は~ 食ってりゃ増える~ だから減らしていくんだね~ 一日百グラム、三日で三百、三百減らして二百増え~ ♪

     朝食を作る前にくだらない替え歌ができてしまったが、それはそうとして今日の朝の糧を作らねばならぬ。前日帰宅後に豚コマを冷蔵庫に入れて解凍を始めたため、まず、豚コマを食わねばならぬ。次に、冷蔵庫にあるキムチをなんとかせねばならぬ。野菜も取らねばならぬ……もうメニューは決まったも同然である。

     朝食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(キャベツ、にんじん、玉ねぎ、卵)
     キムチ炒め(豚コマ、キャベツ、にんじん、玉ねぎ、キムチ)
     納豆
     キンカンはちみつ漬け一ヶ

     朝からキムチ炒めとは、まったく、朝食の風情もなにもないが、栄養と乳酸菌の摂取としては別に間違ってはいないのではないだろうか。ちなみにフライパンが「焦げ付かない」とかいううたい文句だったので、油は使っていない。純粋に豚コマの脂のみである。ほんとになんとかなるから現代科学は恐ろしい。

     納豆の存在は、単に、「一汁一菜」にはしたくなかったという、それだけの理由である。しかし自炊生活をはじめてから、納豆の摂取量が増えたな……健康的なのかな。

     はっと気がつくと外出時間が迫っていた。皿を洗って出撃だ! 自炊生活を始めて、どこか人間がアクティブになった気がする。気がするだけだけど。

     今晩は、たまにはラーメンにでもしてみるかな。気が変わる可能性は大だが。

     帰ってからも気は変わらなかった。というより、あの五個パック入り百八十八円也のラーメン、はたしてうまいのかどうかがどうも気になるのだ。スタンバイ中の野菜を総動員して作ってみることにする。ついでに卵も一ヶ入れてみる。たんぱく質がないとなんとなく納まりがつかない性格なのだ。

     まあ、帰り際に喉がかわき、コンビニでアイスクリームを買って食べたことは、瑣末なことだから記載しなくてもいいだろう。

     夕食のメニュー。
     インスタントラーメンみそ味(キャベツ、にんじん、もやし、玉ねぎ、しいたけ、卵)
     ノンカロリー寒天ゼリーピーチ味

     寒天ゼリーは買っておいたもの。ピーチ味ははじめてである。デザートがわりにはなるだろう。食物繊維にもなるし。たぶん。

     食した感想。まあ、ラーメンだな、普通の。まあ、寒天ゼリーだな、普通の。

     食後計量:体重 75.8kg

     次の日の朝が怖い。怖いながらも冷凍室の塩鮭を冷蔵室へ。うまく解凍できれば、明日の朝は野菜といっしょに蒸すぞ。飯も仕掛けなければなあ。

    3月16日

     起床直後計量:体重 73.7kg

     前日の夜は、いつもの通り図書館で借りてきた「アマデウス・ディレクターズカット版」を寝転がって見た。面白かったがいまいちわたしの趣味と合わない。

     あれだけオーバーカロリーな夕食をとった以上、体重がぐっと増えているのではないかと思っていたら、そうでもなかった。しかしこれは罠なのだ。こういうときはだいたい二日目あたりから反動が来るものなのだ。

     そう自分にいい聞かせながら朝食を作る。

     朝食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(キャベツ、もやし、にんじん)
     蒸しもの(塩鮭、キャベツ、もやし、にんじん)
     納豆一パック
     キンカンの蜂蜜漬け一ヶ

     塩鮭は少しばかり塩がきつかった。甘塩にしたほうがよかったかもしれない。割高ではあるが。まあそのおかげで蒸し野菜が調味料抜きで食べられたからよしとしよう。

     卵がそろそろ危険になってきたので豚コマと炒めて夕食にすることにする。豚コマを冷蔵室へ。眠いので景気づけにウーロン茶を一杯飲んで外出。

     とにかく喉のかわく日だった。アパートに帰るまでにファンタグレープを衝動買いして飲む。うまかったけどちと後悔。

     帰った後、ひと休みしてさっそく野菜を刻む。土曜日に買いだしに行くので野菜室をできるだけ空にしたい。というわけで、キャベツを切って、しいたけを切って、にんじんを切って、玉ねぎを切って、もやしをひとつかみ……それぞれ炒め物チームと味噌汁チームに分ける。

     まずは炒め物チームから調理。解凍した豚コマといっしょに、野菜を炒める。油は使わない。このフライパンだと、豚コマの脂だけで野菜を炒めて焦げ付かないから異様に便利である。「中華あじ」を入れて塩こしょうを振って、皿に盛り、盛ったところで卵を入れ忘れていたことに気づく。

     しかたがないから卵は味噌汁チームにまわす。味噌汁は卵とじ風にしたいのだが、入れるタイミングがわからない。しかたがないから後で実家でネットで調べることにして、ここは適当に行く。煮干のだしで野菜を煮、味噌を溶き、最後に溶き卵を入れ……たが、卵とじにはなってくれず。白身と黄身が分離してしまった。まあいいや、食ってうまけりゃ! 

     その間にご飯をチン。

     夕食のメニュー。

     米飯(〇・五合)
     味噌汁(キャベツ、にんじん、もやし、玉ねぎ、しいたけ、卵)
     豚コマと野菜の中華風炒め(キャベツ、にんじん、もやし、玉ねぎ、しいたけ、豚コマ)

     作ってみたら、味噌汁が椀からはみ出るほどの野菜で、味噌煮みたいになってしまった。本来は納豆も食べるはずだったが、納豆がなくてもじゅうぶんご飯が食べられる量だ。

     かくして本日もがつがつと食らう。食事がほんとうにワンパターン化している。明日の朝はちょっと趣向を変えてみよう。とはいえ、わたしが思いつく趣向の変化だから底が知れているというかなんというか……。

     食後計量:体重 75.3kg

    3月17日

     起床直後計量:体重 73.4kg

     どうやら体重が軌道に乗って減り始めたようである。気を抜くとリバウンドすることはこれまでの経験で痛いほどわかってはいるが、ここまで減ったら六十キロ台はもうすぐだ、などと根拠のない妄想にふけるのもいつものことである。

     鼻歌を歌いながら朝食の準備。

     朝食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(にんじん、玉ねぎ、しいたけ、もやし)
     チキンハンバーグの蒸し焼き(にんじん、玉ねぎ、しいたけ、チキンハンバーグ(レトルト))
     納豆一パック
     キンカンのはちみつ漬け一ヶ

     そう。チキンハンバーグを袋のまま熱湯でゆでるのがめんどくさく、ついでだから野菜といっしょにシリコンスチーマーで蒸しちまえ、と暴挙に出たのだ。だから、わたしが思いつく趣向の変化なんていうのはこんなもので……。

     やってみた感想。このメーカーのはソースが足りないような気がする。もうちょっとソースがあれば、野菜ともっとからめられたのになあ、と食べながら文句を。うまかったけど。

     味噌汁についてはここでわたしがいうべきことはなにもない。いつもの生活の一部である。

     さて、図書館でDVDでも借りて、実家へ帰ってネットをやるか。まさにダメ人間。もっとも、その前にスーパーで買い物をせねば。現在、野菜室に残っている野菜はにんじんが一本きり。葉ものと、きのこと、もやしと、あとなにか一品ほしいところである。納豆は残り二パックだが、食いきれるかどうかは微妙。

    3月18日

     結局実家に一泊してネットをやりまくってしまった。mixiアプリの「ロボ・ウォーズ」面白い。

     三食食べて風呂に入ってからアパートに戻る。

     アパート帰宅後計量:体重 74.4kg

    3月19日

     起床直後計量:体重 73.9kg

     今日は血液検査のために採血があるので朝食を抜く。すきっ腹を抱えたままで九時まで待ち、採血してもらってから病院の売店へ。サンドイッチがなかったのでコロッケパンを買い、むしゃむしゃ食べる。食べ終わって包装のビニールを捨てようとしたとき、ふと栄養成分表が目に入る。

    『熱量:536kcal』

     見なかったことにして食後の薬を飲む。

     朝食のメニュー。
     カレーコロッケパン(製品名は忘れた)

     夕食は実家からもらってきた「広東風ニラの卵炒め」のもとを使い、ニラもあることだからどーんと張り込んで作ってみることにする。半分食べて残りは次の日の朝ごはんにするのである。

     ついでにシリコンスチーマーで蒸し野菜を作り、その余りを鍋にぶちこんで味噌汁を作る。納豆も用意。

     夕食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(キャベツ、にんじん、えのき)
     蒸し野菜(キャベツ、にんじん、えのき)
     ニラ卵炒め(にら、卵、レトルトの調味ソース)
     納豆

     まあ、わたしにしては上出来なほうか。「~のもと」系はやっぱり自粛しよう。これに慣れてしまうと金がかかるからなあ。

     食後計量:体重 75.3kg

     寝床で、買った『花のズボラ飯』を読んでみる。久住昌之以外の誰にも書けない世界があった。まだやっているのか「ウルトラ流ドライカレー」。死ぬほど笑う。笑ったが、自炊者には実に参考になる本でもある。これを読んだ後では、部屋がどんなに汚くても、飯がどんなにありあわせのものを適当に調理したものでも、「なんとかなるさー」みたいな気分になるものだからだ。精神衛生に非常によろしい。(付記:「ウルトラ流ドライカレー」がなにを指すのか大半の人はわからないだろう。鍋の縁にこびりついたカレーをご飯と混ぜてドライカレー風にして食べる、というシーンが「花のズボラ飯」に出てくるのだが、原作の久住昌之先生は泉晴紀先生と組んで「泉昌之」名義で発表した二十年以上前の作品「のってる日」において、ボロアパートでやたらと貧乏臭い生活をしているウルトラマンに「これぞウルトラ流ドライカレー」などといわせてまったく同じネタをやっているのであった。ちなみにこの漫画は、ウルトラマンの無断使用に円谷プロが激怒したせいか、以後の単行本には収録されず、半ば幻の作品となっている)

    3月20日

     昨晩は早寝したのに、起きがけに寝床でぐだぐだうだうだ。薬が効きすぎているのかわたしがナマケモノなのか。たぶん両方だろう。それでもなんとか起床。今日は掃除と洗濯をやるのだ。やらなければならぬのだ。

     起床直後計量:体重 74.3kg

     朝食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(キャベツ、にんじん、えのき)
     ニラの卵炒め(前日の残り)
     納豆
     ゼロカロリー寒天ゼリー(オレンジ)

     あれだけ寝坊したのにしっかりと保温してくれる電気釜は偉い。納豆の賞味期限は一日過ぎていたが……まあいいや。食後ほっとしていると、なにかデザートがほしくなる。寒天ゼリーを食べることにする。コンビニで買うと九十八円だがスーパーで買うと八十八円なのだ。お得感……というか、だまされているなわたし。

     洗濯機で風呂水の残りを使おうとしたが、どうしても吸ってくれない。ホースがたるんでいるのか目詰まりでもしているのか。とにかく来週、もう一度やってみて様子を見てからだな。

     しかしそれにしても74.3kgか。前日は体重が増える要因の心当たりが多すぎて……うむむ……。

     気を取り直して掃除だ掃除!

     くたびれたので実家へ帰ってネットをする。昼飯と晩飯を食べてから帰る。

     アパート帰宅後計量:体重 75.8kg

     リバウンドじゃあリバウンド様じゃあとほほほ。

    3月21日

     起床直後計量:体重 74.8kg

     データに焦りつつも朝食の用意。解凍しておいた塩鮭を、にんじんとえのきと玉ねぎで蒸す。シリコンスチーマー様様である。

     味噌汁はキャベツとにんじんとえのきと玉ねぎ。つけあわせにキムチでいいだろう。

     朝食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(キャベツ、にんじん、えのき、玉ねぎ)
     蒸しもの(塩鮭、キャベツ、にんじん、えのき、玉ねぎ)
     キムチ
     寒天ゼリー(コーヒー味、ゼロカロリー)

     寒天ゼリーがあると気安く食べてしまう傾向がわかったので、寒天ゼリーはしばらく封印することにする。食べ応えがあっていいのだが……

     いいかげん電話もほしいところだ。ドコモショップで電話機の検討。決まらなかったので家へ帰ってネットをする。電話代は高い。

     昼食と夕食を食して風呂へ入ってからアパートへ。

     アパート帰宅後計量:体重 75.3kg

     明日起きたら七十三キロ台になっていますように。

    3月22日

     起床直後計量:体重 74.4kg

     こんなもんだよなあ。ぶつぶついいながら解凍しておいた豚コマを取り出し、野菜を適当に刻む。味付けはキムチにする。ついでに卵も入れてしまえ。

     朝食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(玉ねぎ、にんじん、もやし、えのき)
     キムチ炒め(豚コマ、もやし、玉ねぎ、えのき、卵、キムチ)
     納豆一パック

     キムチ炒め、なにか味が薄い。キムチを入れる量が少なかったのかと思ったら、最後に塩コショウを振るのを忘れていたのだった。とほほ。

     よし今晩は塩鮭だ。というわけで解凍、と。

     外出。いろいろ買わんとなあ。

     スーパーに行ったらパン屋でパンの耳のサービスをやっていた。安い菓子パンをひとつ買ってコーヒーを飲み(気分だけカフェテラス)、パンの耳をゲットした。これで明日の朝食は決まったようなもんだ、というわけでオレンジママレードと五十円値引きの低温殺菌牛乳とを買う。

     郵便局などを回っていたらあっという間に帰宅時間になってしまった。いちおう断っておくが、この日記では煩雑なリハビリ施設での毎日のことについては書いていない。書くとシリアスになりすぎるからだ。読むと面白いのかもしれないが、書いているほうでは面白くもなんともないのである。

     夕食突入。塩鮭と納豆とキムチと野菜がある以上、怖いものなどなにもない。

     夕食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(キャベツ、もやし、えのき)
     蒸しもの(塩鮭、キャベツ、玉ねぎ、もやし、にんじん、えのき)
     キムチ
     納豆一パック
     パンの耳三枚

     塩鮭と野菜を蒸すとき、野菜が何の味もついていないのもさびしいかな、と試しにぽん酢を振ってみる。結論からいえば大成功だった。うまい。うますぎる。十万石まんじゅう。と余計なことまで口走る。先日読んだ「花のズボラ飯」の影響が出てきたらしい。影響されやすい男である。

     パンの耳は、パン屋でフレンチトーストを作るときの余りらしい。四枚切りの厚さである。なんでこれだけが独立してあるのかというと、デザートである。オーブントースターで焼いて食べたのである。悪いか。

     食後計量:体重 75.6kg

     六十キロ台への道は遠い。

    3月23日

     起床直後計量:体重 74.3kg

     朝食のメニュー。
     パンの耳 18枚
     牛乳
     オレンジママレード

     牛乳をぐいぐい飲んでパンの耳をわしわし食べて、たまにオレンジママレードをつけたりなどしていたら外出時間になってしまった。

     というわけで行ってきます。

     しかしこの日は雨であった。なんとなくビタミンが足りない感じがしたので、カフェテラス(とスーパーの休憩所を無理やり思い込む)でドデカミンを飲む。五百ミリリットルの栄養ドリンクだから、まあ腹持ちもするだろう。

     なんとなく夕食を作る気になれなかったので実家へ帰る。金、土、日と実家でネット三昧であるうひひひ。「ロボ・ウォーズ」に耽溺する。むむうどういうのが鉄壁の布陣なのかよくわからんとほほほ。

    3月24日

     実家で食べた食事を克明にメモすると、アパートで自炊しているメニューとの落差に気分がどっと落ち込んでしまうので書かない。体重も、体重計自体が違うので書かない。まあそういうことで。

     今日も今日とてひたすらネット三昧である。

    3月25日

     相変わらずネット三昧の一日には変わりなかったが、もろもろの理由で夕食が外食になる。もう食うわ飲むわ(ソフトドリンクだけど)食うわ飲むわ。食後にエスプレッソを飲みプリンまで食べ、これで三人で四千二百円行かないのだからサイ○リヤは安い。日本の食事の価格を破壊する破壊工作員じゃないのか、ファミレスに牛丼。

     風呂に入ってからアパートに帰り、体重計におそるおそる乗る。

     アパート帰宅後計量:体重 75.2kg

     ほんとうのリバウンドはこれからだということを知悉している人間にとっては気休めにもならない数値であった。

    3月26日

     朝は炊飯器のブザーの音で始まる。カーテンを開けるとよく晴れた空だ。誰も見ているやつなどいないだろう、と、パジャマを脱いでシャツとトランクスだけになって体重計に。

     起床直後計量:体重 74.7kg

     ぬうう……と顔が引きつりかけるが、これまでの経験から、これはまだ前兆に過ぎないことを確信を持って断言できる。経験というものを馬鹿にしてはいけない、とジョン・ロックもいっている(のか?)。

     とりあえずあるものを使って朝食をこしらえる。

     朝食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(もやし、キャベツ)
     蒸しもの(チキンハンバーグ、もやし、キャベツ)
     納豆
     オレンジママレードひとさじ

     半分というより八十パーセントくらいはやけくそみたいな料理である。もやしは賞味期限二日前、というものを惜しげもなく投入。いや、惜しんで投入といったほうがいいな。貧乏人根性。でも冷蔵庫の野菜室というのはありがたいもので、もやしはじゅうぶん食べられそうだった。これも買ってから一週間くらい経つキャベツといっしょに、鍋とシリコンスチーマーに適当にぶちまける。この状況でキャベツはまだ半分残っていたりする。ちとピンチか。

     チキンハンバーグは前に買っておいたのが残っていたのでそれを投入。シリコンスチーマーに入れて電子レンジで五分蒸す。ゆでたりしなくていいので非常に楽である。今度はミートボールでやろう……って、手を抜くことしか考えていないのかわたしは。

     玉ねぎと卵とキムチの残りは取っておく。夕食に使うのである。

     ご飯に納豆をかけてがつがつ食べる。こんな状況下においても、ビタミンとかたんぱく質とか炭水化物とか考えてしまう自分がいたりする。ぬうう。

     メニューを見て、いったいママレードひとさじを何に使ったのか、と疑問に思われるかたもいるであろう。

     デザートがわりにしたのである。もともと欧米ではジャムはパンにつけるものではなくそのままおやつとして。いやほんとだってば。

     食して満腹になったら眠くなる。こたつがいい具合に暖まっている。ついついぐっすり……。

     気がついたらリハビリ施設への遅刻は避けられない状況になっていた。皿洗いが残っているのに。急いで遅刻の電話をかけて、時計をにらみつつひたすら皿を洗う。シリコンスチーマーに落ちたチキンハンバーグの脂はこそげ落としている時間がなさそうなので、環境にはやさしくないものの、ズボラ人間ならではの洗い方をすることに決める。

     漬け置き洗いである。やり方は簡単、まずシリコンスチーマーを水に沈め、適量(容器ひと押し)くらいの中性洗剤を水に投入、そのまま七時間ほど放っておくのである。まあ、先送り、ともいうが、こういう、自分は何もせぬうちに勝手に薬だの機械だのがやってくれる、という方法、わたしはけっこう好きだったりする。怠け者なのか勤勉なのか……。

     疲れたので件のカフェテラスでコーヒーとともにスイーツを食べることにする。スイーツとはいってもところてん二パック入り九十八円黒酢たれ付きを堂々とスーパーの休憩所で食するだけ……しかも店員さんに顔を覚えられ、「もうそんな季節ですか」などといわれてしまった。恥ずかしいにもほどがあるが、食欲には勝てん。ローカロリーでリーズナブルな値段のものといったらこれしかないのだ。アイスコーヒー(ブラック)を自販機で買ったのは、別にコーヒーが飲みたかったからではなく、カップが欲しかったのである。そこでところてんの水を切るのだ。だったら初めからマイカップを持って行け、といわれそうだが、ここがこだわりである。マイカップを持っていったら、「越えてはならない一線」を越えてしまいそうな気がするのだ。

     すでにこのスーパーにいる時点で、夜のメニュー、翌日の朝のメニューと夜のメニュー、さらには翌々日の朝のメニューまで、だいたいのことは頭にある。後は実践あるのみだ。

     スーパーだの百円ショップだのをうろうろしていると、さらにはコンビニで電気料金の払い込みだのをしていると、自転車も酷使するが足の筋肉も酷使する。右のひざが痛くなる。軟骨が磨り減ったのか。しかし貧乏なわたしにコンドロイチンもグルコサミンも手に入れる手段などない以上、だましだまし足をつかうしかない。

     くたびれきってアパートに帰り、喉の渇きを癒すため買って来た牛乳をコップに二杯ほど飲むと、即座に夕食の支度に取り掛かる。

     夕食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(キャベツ、玉ねぎ)
     キムチ炒め(キムチ、豚コマ、キャベツ、玉ねぎ、卵)
     納豆一パック

     このところ料理がパターン化している気がする。とはいえ、キムチの汁まで有効活用するには、豚コマや野菜といっしょに炒めてしまうのがもっとも合理的な選択なのだ。ついでに卵まで入れて、炒り卵風にしてしまう。今回は投入するキムチが少なかったことを鑑み、前回の反省も入れて、最後に塩こしょうを振る。中華あじの投入も考えたが、中華あじばかり使っていると飽きると思ったので、ここは投入を控える。試しに食べてみると、キムチよりもこしょうの味のほうが前面に出てしまったが、まあこれはこれでいいだろう。

     というわけで明日に備えて寝る。電気釜は仕掛けない。そして冷蔵庫には卵が一個残っている……となると、カンのいい人には明日の朝食がなにかは容易に想像がつくと思う。まあ別に推理小説じゃないのだからつかなくてもいっこうに構わないのだが。

     食後計量:体重 76.1kg

     むうう。前日、食うだけ食ったからとはいえ、頭が……。

    3月27日

     起床直後計量:体重 74.2kg

     計量したら前日朝より五百グラムも減っていた。非常に満足して牛乳をコップに二杯飲む。……気がついたら牛乳パックは空っぽになっていた。結論として、牛乳パック一リットルは二日すらもたないことが明らかとなった。百八十八円が二日で……とはいえ、缶ジュースを二本買って飲むよりは割安だ、と自分を説得する。どのみち翌日には賞味期限が来てしまうのだから。

     朝食の準備に取り掛かる。生卵が一個残っている以上、そしてそれが本日賞味期限を迎える以上、そして飯を仕掛けていない以上、わたしがやることは明らかだ。

     スパゲティをゆでて「釜玉すぱ」の残りを処分するのである。こういうときでもなければ食べる気になれん。どんぶりでワイルドに食べよう、という発想は嫌いではないが、このカルボナーラ、やっぱり絶対間違っていると思う。

     スパゲティだけではなんなので、玉ねぎも加えることにする。めんどくさいからスパゲティといっしょに煮てしまえ。

     朝食のメニュー。
     牛乳(コップ二杯)
     スパゲティカルボナーラ(スパゲティ百グラム、玉ねぎ四分の一ヶ、インスタント粉チーズ一袋、卵一ヶ)

     イタリア人が見たら激怒しそうな調子でスパゲティをどんぶりから箸でずるずる食べる。……まあこんな味かな(ずるずる)、卵がからんでもやっぱりあれだな(ずるずる)、玉ねぎはやっぱり入れたほうがいいな(ずるずる)……あっという間に食べ終わる。二度と買わんぞあのインスタント。

     口直しとビタミン補給(になるのかどうかわからないが)のためにウーロン茶を飲む。

     ううっ、なにかフルーツが食べたい。しかし罠だ。これは孔明の罠だ!

     気分を変えるため、ちょっと早いけれど出撃。右ひざが痛い。

     それに、今夜の食事は、今夜の食事は! ふんふんっと。成功すれば人生初となる野望に燃える男であった。とはいえ、ひとり飯には変わりはないが。

     というわけでスーパーへ行き、買ってきましたバゲット様一本二百五十円。それにジャガイモ五個入り一袋九十八円。ついでににんじんの細いやつ一本三十七円。

     そして! 前日に買っておいた「チーズフォンデュのもと」! 百九十八円! この浪費ぶりを思うと、もう気分は清水の舞台からまっさかさまである。まあバゲットは三回くらいに分けて食べるし、ジャガイモも一日では食べきれないので、思うほどの浪費ではないが、それでも一食に五百円近く使おうというのだ。こんな贅沢をしていいのか、うむむ。

     それでは調理に入る前に、……と書きかけたところでソーセージを買い忘れていたことに気づく。不覚……いや。買ってきてしまおう! ちょうどよいことに近くに百円ショップもあるし。最寄りの店が百円ショップなのだ。

     買い物に行く前に調理の手順をまとめておきたい。

     まず、シリコンスチーマーに少量の水を入れる。ジャガイモは洗って皮をむいて一口大の適当な大きさに切り、シリコンスチーマーへ。にんじんは洗ってそのまま(なんでもテレビでやっていたことによると、にんじんの皮というものは、実際は掘ったにんじんの表面を覆っている白い薄皮で、スーパーで売られているものは、その皮をすべて取り去った、後はどうぞ食べてくださいといっているようなものなのだそうだ。薄皮をていねいにこそげ落としていく作業を考えただけでげっそりするので、ここは農家様の努力に敬意)一口大の適当な大きさに切り、シリコンスチーマーへ。ソーセージは一口大に切って(切らなくてもいい大きさのものがあればいいのだが……)シリコンスチーマーへ。そして電子レンジへ入れてひたすら蒸す。五分ごとに様子をみることにするか。十分も蒸せば、さすがのジャガイモやにんじんも食べられるくらいの柔らかさになっているだろう(希望的観測)。要するに、鍋に水を張り、ガスコンロをつけて煮るのがめんどくさいのである。ものぐさの番付で小結くらいには入れるかもしれない。

     蒸している間にバゲットを一口大の大きさに切る。野菜が蒸しあがったら、耐熱皿にチーズを入れてラップをし、五百ワットで二分加熱。

     スープはめんどくさいので省略し、冷たいカクテルを飲みながら(とはいえノンカロリーノンアルコールカクテルを買ってきただけだが……)食する計画である。

     完璧だ。計画だけは。それがどうなるかは天のみぞ知る。それじゃ百円ショップへ行ってきます。(ライブドキュメントだぜ……)

     夕食のメニュー。
     チーズフォンデュ(バゲット三分の一本、玉ねぎ二分の一ヶ、ジャガイモ二ヶ、にんじん二分の一本、ウインナーソーセージ一袋(九十一グラム)、チーズフォンデュ用調味済みチーズ一袋(百二十グラム))
     ノンアルコールカクテルひと缶(地中海レモン味)

     買った作った食した。

     いや……。

     うまかった!

     こんな料理考え出したスイス人偉い! それを日本人の舌に合うような味にして小分けの真空パックで売り出したメーカーさん偉い! やられた!

     ジャガイモとにんじんとソーセージだけでは少し淋しいので、玉ねぎも楊枝に刺してシリコンスチーマーに入れて蒸し、パンといっしょに溶かしチーズに浸して食べたのだが、これがもう……わたしの知っているパンじゃない! わたしの知っているチーズじゃない! という味で、あっという間にがつがつ食べてしまった。

     洗い物が少ないのもいい。とはいえ、こびりついたチーズは難物そうなので、この原稿を書いている今も中性洗剤で漬け置きをしているのだが。

     バゲットはまだ三分の二か四分の三くらい残っている。またやろうか……うむむ……。財布しだいだな。だが、この甘美な麻薬的世界を知ってしまった以上、もう後戻りはできないのであった。危険なのは低温殺菌牛乳だけではなかったのであった。

     食後計量:体重 75.8kg

     あれだけ食べて前日夜より三百グラム減っている。なんとなく気分がいい。

    3月28日

     起床直後計量:体重 74.8kg

     だからそううまく体重が減っていくものではないのである。うーん昨晩のチーズフォンデュはオーバーカロリーであったか。そうだよなあとほほ。

     朝食のメニュー。
     バゲット(三分の二本)
     オレンジママレード
     牛乳コップ二杯

     いや、つまりだな、その……。

     バゲットをちぎりちぎり、適当にオレンジママレードをつけて食べていたら、止まらなくなってしまったのである。大学生のころに食べたやつはもう、固くてまずくて、安くなかったら買わないぞ、みたいな代物だったのだが。前日、パン屋で大枚二百五十円をはたいて焼きたてのものを買ったところ、ついついはむはむはむはむはむはむと。気がついたら全部食べきっていた。体重が減らないわけである。

     洗濯でもするか……。

     携帯の契約の相談をするためにドコモショップへ行き、料金にうひゃーと叫んで、それでも携帯の予約だけはして実家に帰りネット。うむむ。

     アパート帰宅後計量:体重 75.5kg

    3月29日

     起床直後計量:体重 74.5kg

     朝食は作るのがめんどくさくなる前に、「生活リズムの一部」にしてしまうのが賢明と判断。というわけで今日も朝イチで電気釜のご飯を寝ぼけ眼でかき混ぜながらプランを練る。プランといっても、冷蔵庫の中のなにを使うか、だけだが。

     キャベツがしつこく残っているのでそれを使う。前日に買っておいたもやしは早く食べなければならないのでそれも使う。にんじんは切るのがめんどくさいから早急に使いきりたいのでそれも使う。真空パック入り調理済みミートボールが三袋あるが、どんな味なのかいちおう食べておきたいのでそれも使う……なんだもうできたも同然じゃないか。

     朝食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(キャベツ、もやし、にんじん)
     蒸しもの(ミートボール、キャベツ、もやし、にんじん)
     納豆一パック

     これまで何度も書いてきたが、シリコンスチーマーは今のところ無敵である。野菜自体が、特にキャベツが実に甘く仕上がるので、ミートボールのソースだけでじゅうぶんおいしくいただけた。単にわたしが貧乏でなんでもかんでもうまいうまいと食べてしまうタイプだからかもしれないが。

     解凍のため豚肉を冷蔵室へ。今回はじゃがいもをなんとかしたい。ここで普通の人間なら、「肉じゃが」という選択肢を選ぶと思うが、わたしの腕ではそんなことはできん! というわけでシリコンスチーマーに夜もがんばってもらうことにする。まことにいいかげんな男である。

     図書館で借りてきた、「ハート・ロッカー」見ないとな……。そんなことを思いつつも、ウーロン茶で頭をすっきりさせて、外出。

     スーパーに行ったらパンの耳があった。百円のクロワッサンを食べながら七十円のコーヒーを飲んでしばしのカフェテラス気分(こんなのばっかりだな)。もちろんパンの耳は次の日の朝食となるのである。低温殺菌牛乳の五十円引きのものと買い忘れていた卵を買う。チーズを買うかどうか悩む。パンの耳に乗せて焼くと、ピザ風味になってうまいかもしれないが、オーブントースターとパンの耳の大きさからいって、垂れてしまうことは確実であるし。悩んだ末買うのを諦める。どうせママレードがまだ残っているのだ。またチャンスがあるさ。ほかにキムチとフルーツみつ豆の缶をひとつ買う。子供のころ、寒天入りのフルーツみつ豆が大好きだったのである。あのころの味覚はあのころのままにしておくのがいいのか、実存をかけての挑戦である。

     アパートへ帰る途中、豆腐屋の直売トラックが止まっているのに気づき、声をかける。ちょっと興味があったのだ。町の豆腐屋の豆腐というやつに。木綿豆腐一丁いくらですか、と訊ねると、百三十五円だとの答えが。引っ込むわけにもいかず、百三十五円出して豆腐を買う。うーむどうするか。

     さて、豆腐とキムチという存在が新たに加わったことにより、作戦はかなりの変更を余儀なくされた。豆腐は早く食べきってしまうことにこしたことはないので、本日のメインはこの豆腐に決定。半分をねぎとともに味噌汁に入れ、残り半分を冷奴で食べてしまおう。ここにジャガイモはヘビーだから、キャベツともやしの消費のほうを優先する。となると、買ってきた卵とキムチと、解凍しておいた豚コマを使って、キムチ炒めを作るのがよさそうだ。

     そう決心したところで、喉がかわいていたことに気づき、低温殺菌牛乳をコップ一杯飲む。……あまりうまくない。というか、これ、普通の牛乳の味ではないか。つまりなんだ、外国人が高温殺菌牛乳を「この牛乳、古くなっているんじゃないか」と思うのは、こうして、時間が経った低温殺菌牛乳の味とそっくりだからではないのか。……やっぱり五十円引きの牛乳を買うのはよそう。二百三十八円で普通に買いさえすれば、極上の味が楽しめるのに。まあ毎日は飲めないが、一週間に一回くらいは飲んでも罰は当たるまい。

     牛乳だけでは淋しかったので、おやつ代わりにパンの耳を三枚、オーブントースターで焼いて食べる。うまい。

     夕食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(ねぎ、豆腐半丁)
     キムチ炒め(キムチ、豚コマ、キャベツ、もやし、卵)
     冷奴(豆腐半丁)

     気になるのは豆腐である。せっかくスーパーの三倍近い値段を払って買った以上、まずかったら豆腐屋を呪ってやる、くらいの思いで、まずは豆腐に何もつけずにそのまま食べてみる。

     うまい。

     最近、冷奴などほとんど食べていなかったため、そのせいかも知れないが、うまいものはうまい。味噌汁を飲み、豆腐とねぎの相性を味わう……つもりだったが、味噌汁に入れるには、豆腐を大きく切りすぎた。これじゃ湯豆腐用だったな、などと思いながら食べる。味噌汁はそれほど感銘を受けなかったが、冷奴はうまかった。醤油抜きでじゅうぶんおかずになる。

     まあそれとは別口でキムチ炒めを食べ、火照った口をほの甘い豆腐で冷やし、間にご飯をはさみ……あっという間にぺろりと食べてしまった。

     残った冷奴半分は、醤油をかけて食べてみる。これもいける。うまい。しまった。ねぎを薬味に刻んでおくんだった。我ながら大失策だった。とほほ。

     食後計量:体重 76.1kg

     クロワッサンと豆腐一丁はさすがにヘビーすぎたか。反省……しつつもまた豆腐屋のトラックが来たら豆腐を買ってしまいそうな自分がいるのだった。「定期的にトラックで訪れる売人から買った恐るべき豆腐のとりこになり」、ううむ、シチュエーションとしてはその通りなのだが、なんか書いていて情けなくなってくるなあ。

     さて、「ハート・ロッカー」でも見るか。翌日は早起きしなくても、ゆっくりパンの耳に牛乳の朝食を取ればいいのだから。しまった、パンの耳にチーズを乗せるほかに、ジャガイモにチーズとピザソースを乗せ、シリコンスチーマーで調理してもよかったんだ。不覚だったぜ……。

    3月30日

     起床直後計量:体重 73.9kg

     うちの体重計はどうやら、「フェイントをかける」ことを覚えたらしい。体重計の表示を見てわたしはびっくりした。これって、体重の量り方が間違っているのか、それとも体重計がいかれているのか、はたまた……まあいいや。

     鼻歌を歌いながら地道にパンの耳をオーブントースターで焼き、たまにママレードをつけつつ、牛乳を飲みながら食べる。思ったのだが、やはり一晩置くと風味が落ちるな、パンの耳……。

     朝食のメニュー。
     パンの耳 二十一枚
     牛乳 コップ三杯
     オレンジママレード

     今度はチーズを買ってきて、夕食としてピザ風にして食べよう、と決意。

     結局前日は同人誌に使う予定の原稿がすらすら進み、気がついたら「ハート・ロッカー」を見る時間がなくなっていた。うむむ。

     曇り空にいやなものを感じながらも外出。晴れるそうなのだが。今夜のメニュー、どうしよう……。

     と思っていたら雨が上がった。気分が上向いてきたので、冷蔵庫の中のものだけで戦うことにする。

     夕食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(もやし、ねぎ)
     蒸しもの(豚コマ、キャベツ、もやし、にんじん)
     キムチ
     納豆一パック
     フルーツみつ豆(小)一缶(九十三キロカロリー)

     おお、今日も前日に負けず劣らず贅沢なメニューだ。ねぎは青いところを中心に投入。もやしはけちらずに多めに投入。にんじんはわずかに残った尻尾を全部投入。キャベツは最後まで抵抗を続けていた芯のあたりを全部投入。鍋とシリコンスチーマー大活躍。

     電子レンジがシリコンスチーマーを熱している間に、冷蔵庫からキムチと納豆を取り出してこたつへ。とやっていると野菜と豚コマが蒸しあがったのでそれもこたつへ。炊飯器からご飯をよそい、鍋から味噌汁を椀にそそいでこたつへ。

     夕食レッツゴー。

     今回、味付けのために、スチーマーに入れる前に野菜と豚コマにたっぷりポン酢を振りかけてみた。どうかな、と思ってひと口。微妙。食えなくはないが微妙。要するに、ポン酢が揮発したのか、なんとなく味が薄いのである。やっぱり、蒸してからかけたほうが合理的だったな、でもまあ、うまいほうか、と、納豆かけご飯とともにがつがつ食べる。ついでにキムチも食べる。思うに、なぜたくあんがキムチに敗れたかだが、肉食文化についていけなかったからではなかろうか、と歴史学的社会学的考察もしてみる。たぶんハズレだが。

     食べ終わって、デザートに、前日買って、冷蔵庫に入れて冷やしておいたフルーツみつ豆を取ってきて食べる。うん。うまいね。昔はもうちょっとうまかったんだが。いやこれはこれでうまい。うまい。たまにはこんなのもいいね。

     食べ終わって薬を飲むと、ちょっとだらんとしたくなる。洗い物は後回しにして、図書館で借りてきた学術書「薬物乱用・中毒百科 覚醒剤から咳止めまで」(著・内藤裕史 丸善株式会社)をぱらぱらとめくる。同人誌の原稿の参考資料にしよう、と図書館から借りてきたのだが、これがむやみやたらに面白いのだ。薬物関係の本では、中島らも先生の不朽の名著「アマニタ・パンセリナ」が一番面白いのではないかと思っていたが、この本も負けず劣らず面白い。まさか学術書を読んで、「太平洋戦争の裏面史」だとか「CIAの秘密作戦」だとかに接することができるとは普通誰も思わないだろう。国際冒険小説三冊分を一気読みしたときのような興奮を覚えた。学術書なのに。わたしが選考委員なら大佛次郎賞と日本冒険小説協会特別賞を差し上げるところである。

     洗い物をして体重を量る。

     食後計量:体重 75.3kg

     まあいい具合に落ちてきたというところだろう。さて、今日こそ「ハート・ロッカー」を見るぞ。その前に同人誌の原稿を五枚書いて……と。昨日は十五枚も書いてしまったからなあ。

    3月31日

     「ハート・ロッカー」を見た。「アバター」を押さえてアカデミーを総なめにした作品だと聞いて期待して見た。リアルなイラクの戦場と戦争の狂気を描いているとか聞いていたのでものすごく期待して見た。

     感想。これがなぜアカデミーを総なめにできたのかわかった。「リアルな戦場」と「戦争の狂気」を描いているふりをして、この映画はアメリカ万歳のプロパガンダ映画以外の何物でもなかったからだ。

     登場するイラク人は、皆、腹黒く隙あれば裏切ろうとしているテロリスト予備軍か、アメリカ様がこんなにも努力しているのにそれをわかろうともしない自分勝手な輩として描かれている。監督様は違うというかもしれないがそうとしか見えない。

     登場するアメリカ人は、イラクの平和のために、毎日毎日死ぬ思いをして懸命に任務をこなす不屈の男たちとして描かれる。そこには、自分たちが介入したせいで事態がむちゃくちゃにややこしくなってしまったことに対しての反省だとかそういうものは一切ない。

     そしてラストシーン、ふたたび戦場へ戻って行く男たちは、「戦場の狂気」がそうさせたものとも、「戦争に対する使命感」がそうさせたものともどちらとも取れるように描いてある。「狂気が原因でもいいから、アメリカ人の心あるものは、イラクへ行って命を賭けてイラク人に尽くしなさい。そうすればいつかは彼らもアメリカの慈愛と正義に気づくときがやってきますよ」というメッセージとしか思えない。

     これなら、戦場においての暴力と狂気を生のままでぶつけ、その結果として異次元のようなベトナムの情景を作り出してしまったキューブリック監督の「フルメタル・ジャケット」のほうが戦争映画としても人間ドラマとしても数百倍マシである。

     話としては面白かったが、なんとなく好きになれないタイプの映画だった。ちょっと腹が立ったのでこんなに書いてしまった。自炊日記なのに。

     起床直後計量:体重 74.2kg

     まあまあというところか。それでもなあ、なんとか七十二キロ台に、などと考えてしまう男である。だったら食うものを減らして自転車をもっと漕いだらよさそうなものだが、うむむむむ。

     それにしても明け方に見た夢はすごかった。米中が戦略核戦争にあと四十秒、というところまで達するところを記録したドキュメンタリー映画を見る夢だった。それもこれも、北朝鮮が偉大なる金首席の遺品を原野に埋めた行為が、ケーブルの一部を破損して、ミサイル発射の誤情報が流れる、というわけのわからない原因で核戦争になるというもの。筒井康隆ばりのブラック・コメディとしては面白かったが、わたしそうとうにうなされていたのではないかなあ。

     朝食のメニュー。
     米飯(〇・五合)
     味噌汁(ねぎ、もやし)
     蒸しもの(ミートボール、玉ねぎ、もやし、じゃがいも)
     キムチ
     納豆一パック

     じゃがいもは煮なくてもレンジで蒸せばだいたい大丈夫だ、ということを学習したため、料理の幅が広がった。広がったというのかどうかはわからないがとにかく広がった。ビタミンCはじゃがいもで取れるな。もっとも、カロリーが気になるところだが。

     ミートボールはそれなりにうまいが、食いでがない。やはり自炊ものにはチキンハンバーグのほうがコストパフォーマンス的に高い。ちなみにどちらもスーパーで三パック百五十八円だった。

     キムチは便利。納豆とあわせて腸内細菌に元気になってもらわねば。

     さて……間食を減らすよう努力せねばなあ。

     外は春の嵐。ひどい風だ。ごうごう鳴っていて少し怖い。わたしは買い出しにいけるだろうか、ちと不安。

     買い出しに行くのはやめて実家に帰ってネットをやることにする。

     しばらくしたら強風に交じって雨まで降ってきた。台風かよおい。

     そのままブログ巡回。かくして三月も終わる。
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    ~ Comment ~

    Re: tomokoさん

    ちなみにわたしは納豆に青海苔をかけるのはあまり好きではありません。シンプルにからしとたれ、それに気分次第でネギ、というところですね。青海苔はむしろ焼きそばかトコロテン派(^^)

    ところで、こういうのって、逆襲というより、エドのエネミーをナガサキでヴェンデッタするとかいいませんでしたっけ(^^;)

    逆襲ですよ(笑)

    「ところでワトスン君、被害者の口から漂う匂いに気がついたかい?」

    「青酸カリのアーモンド臭ではないね、ホームズ。嗅いだことの無い匂いだ。東洋の毒薬かな」

    「いや、キムチだよ。それより、みたまえワトスン君。被害者の唇に微量の粉末が付着している」

    「何か毒薬を飲まされたのだろうか、ホームズ。毒々しい緑色だ。植民地から持ち込まれた未知の毒薬かな」

    「いや、納豆の青のりだよ」

    Re: tomokoさん

    真剣に食生活を心配される男、スパイダーマッ!

    という意味不明なボケはおいといて、わたしも鍋は好きです。

    食うときには食います。今日は湯豆腐だ!

    たぶん明日はモツ鍋だ!

    Re: 黄輪さん

    今日も売りにくるはずだから、今夜は鍋の練習もかねて湯豆腐かな!

    ああ、読んでいるだけで何故か涙が出てきます。
    何故、鍋をしてくださらないのでしょうか。
    豚肉とキムチと野菜があれば、あとはツユ次第ですのに…。餅を入れれば、完全食になるはず。
    失礼ですが、作品よりも食生活が気になります。

    豆腐や納豆と言った大豆系食品は、連日食べてると結構痩せますね。
    自分も一時期、京都の某豆腐屋ブランドの豆腐を気に入って二週間ほど食べ続けていたら、2kgほど減りました。
    どうやら体の代謝が上がって、普段の生活でもカロリー消費が増えるからだとか。

    「アマニタ・パンセリナ」は名著ですね。自分も大切に保管してます。
    間違っても真似して、サボテン食べてみようとかは思いませんが。

    いかにも「アメリカ=正義」を主題とした話は、
    取って付けたような偽善、似非正義感がもろに鼻に付きますよね。
    自分もあまり好きではないです。

    Re: limeさん

    キャベツダイエットは、その後のリバウンドのことを考えると恐ろしくてとてもとても(汗)

    まあゆっくり減らしていく作戦でありますが、敵は多いのでありました。特に甘いもの……(^^;)

    読んでいると、なんだかお腹がいっぱいになって来るので、ダイエットにいいかも^^
    しかし、なかなか減らないポールさんの体重に、じりじり。
    そう、豆腐はいいですよ。
    あと、糸こんにゃくってのも、なかなかいいです。

    高校3年生の時に、夏休みの1ヶ月で8キロ落としたことがあります。キャベツばっかり食べてたかな・・・。
    大好きな先生に、「あれ?太った?」と、言われただけなんですけど。
    恋するお馬鹿は、無茶しますね^^;
    なんか、参考になりますか?←ならないって

    Re: ぴゆうさん

    そこまで手の込んだものを作れるほどの腕、まだありません……(^^;)

    とりあえず次の目標は「湯豆腐」だという人間でありますので(汗)

    豆腐はいいよねぇ。

    粉をはたいて豆腐ステーキも美味しい。
    肉と混ぜて豆腐ハンバーグ。
    焼いて味噌をつければ田楽。
    冷奴もごま油をちょいと垂らしてもいい、
    もんだ葱に塩とごま油で和えたのをトッピング。
    チャンサイを刻んで辣油と塩のトッピング。
    無限にある。

    豆腐にミートソース、ホワイトソース最後にトマトの輪切り、チーズを掛けても掛けなくても美味しいグラタンになるよ。
    市販のソースで十分いける。
    まっいろいろ豆腐道を極めるのもいいかも。
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