その他いろいろ

    毎年恒例

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    ごめんなさい。

    この本、実在しません。四月バカですう!

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    小説にもなんとなく飽きたので、トンデモ本を論駁する、固い理系の本を読むことにする……のだが、これがまたトンデモ本であった。

    「古代文明ラインの嘘」(雑賀薫・物理出版社)

    なにがトンデモだといって、この本の著者の雑賀氏は、ひたすら厳格なのである。ユークリッドとバークリ僧正の血が、どちらも濃すぎるほどに濃すぎるのだ。

    まず、雑賀氏にとって、「直線」や「角度」といったものは、ユークリッド幾何学のそれにあたる。つまり、「点」とは、面積がなく位置だけをもつもの、であり、「線」とは「幅のない長さ」である。以下同様であるが、これと数学に対するアンチ思想家であるバークリ僧正がドッキングするとどうなるか。

    『日本のピラミッドを直線状に結ぶラインが存在すると主張する一部の頑迷な人間が存在するのは事実である。しかし、それがナンセンスであることは考えるまでもなく明らかである。わたしは実際にそのラインを調べてみた。なんと、角度にして一秒もずれていたのである』

    全編この調子である。古代文明の技術力だから角度一秒のずれくらいいいではないか、という主張は雑賀氏には通じない。

    『彼らは古代人が宇宙人と交信していたと主張する。もしそうだとしたら、地球に最も近いアルファ・ケンタウリからでも、角度が一秒狂えばどうなるか、考えてみるまでもないであろう』

    いや、そりゃ、さすがに視差が一秒になる距離を一パーセクというけれど、それとこれとは話が別なような。

    『わたしが実際に測定した「古代文明ライン」において、真に直線たるものはひとつもなかった』

    幾何学を論駁するのに、実際に「幅のない長さ」なり「直角」なりを探したがどれひとつとして見つからなかった、と誇らしげに語るバークリ僧正が聞いたらさぞや喜ぶであろう。

    読んでいると数式とは別な意味で頭痛がしてくる本である。物理学って、もうちょっと数学的に緩やかなものだったのではないか、と思わざるを得ない。

    結論として、「トンデモはトンデモを呼ぶ」。そういってかまわないだろう。

    ほんとうにヒマな人におすすめ。姉妹書として、「数学的見地より考える超古代文明」なるものがあるそうである。読む気はしない。
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    ~ Comment ~

    Re: 面白半分さん

    反応してくれる方がいただけで嬉しいであります。

    嘘ってやっぱり、孤独……(^^;)

    雑賀さんもなかなか厳格ですね、
    ってあやうくAmazonで著作を確認するところでした。
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