自炊日記(ノンフィクション)
自炊日記・その10
10月8日
今日は悪友数人から誘われて、千葉県のシネコンに映画「アイアン・スカイ」を見に行く。ゆっくり行けるので、体力のないわたしでも大丈夫だと思ったのである。
映画には大満足だった。ブラック・ジョークだらけの政治・軍事風刺映画。わたしは腹を抱えて笑った。ただし、観客(まばらだった)のほとんどは、この映画をまじめなSFアクション映画として見ていたらしく、誰も笑っていなかったので、声を殺して笑った。難しいものである。
昼飯はカレー屋でカレーライスを。みんなで映画の話で盛り上がる。「次に特撮博物館行こうか」という話になるも、「50分待ち」という情報を聞いて一気に気力が崩壊する。もし行ったとしたらわたしは倒れかねない。
どういうわけか、わたしの住むアパートが見たい、ということになり、千葉県から土浦市までドライブになる。このことあるを見越して、わたしは図書館から「鞍馬天狗」のDVDを借りてきていたのであった。
アパートで、みんなでお菓子を食べながら、「鞍馬天狗」を見る。この体験で、一人でも多く無声映画ファンになってほしいものだが、難しいかもしれない。面白いのになあ。ちぇっちぇっ。
夕食は回転寿司。財布が乏しくなってきたので、控えめに食べる。どういうわけか青魚ばかりになる。うまし。
夜遅くなっていたので、寝床に入る。体重は、とても量る気にはなれなかった。ダメ人間である。
10月9日
8:00ごろ起床。さて、起きようかと思い、ひざを曲げたところ激痛が走る。耐え切れない痛みである。とても体重計に乗れるような状態ではない。それでも何か食わなくては、と、前日にお菓子を買うついでに低温殺菌牛乳も買っておいた自分の準備のよさに感謝しながら、シリアルに牛乳をかけてがつがつと食べ、自転車に乗れるような状態ではなかったので歩いて近くの整形外科へ行く。近くで助かった、である。ちなみに、美容整形をやっている医者は、「形成外科」のほうであるから間違えないように。紛らわしい。
朝食のメニュー
シリアル
低温殺菌牛乳
ひざの痛いのを我慢しながら、これこれこういう症状です、といったら、サポーターと痛み止めをくれる。こんなもので本当に治るのか、と半信半疑のまま、歩いてリハビリ施設へ。ほとんど歩かないですごす。階段を上り下りするのは地獄であった。
帰りがけに、スーパーで焼肉弁当とシリアルを買う。アパートに帰り、焼肉弁当を食べ、薬を飲み、すぐに寝てしまうことにする。
夕食のメニュー
焼肉弁当
就寝時間 19:00
10月10日
目が覚める。足を曲げてみる。……痛くない! 現代医学すごい! ツェペリ男爵の波紋法よりすごい! としばし感激。
早速体重計に乗る。
起床直後計量:体重 74.8kg
見なけりゃよかった、と思いつつ朝食へ。まあこの三日間、食いまくっていたからしかたがないのではあるが。
朝食のメニュー
シリアル
低温殺菌牛乳
トマトジュース(コップ一杯)
さて、掃除でもするか。
やることをやった後で実家へ帰る。帰ったらロボットと戯れる。この日はもろもろの理由により実家に一泊。
10月11日
薬が切れたので、整形外科に行って一週間分もらってくる。その後、リハビリ施設へ。
いつもとは違うスーパーで、いつもとは違うペプシNEXを飲む。たまにはまともなコーラもうまいな。
タバスコを安価で買って帰宅。
今日は豆腐屋が来る日である。さて、豆腐は買ったものの、どうしてくれよう。冷蔵庫に白菜とぶなしめじがあるから、湯豆腐だな。えーと、昆布を敷いて、タラが……ナイチンゲール! 今からタラを買いに行くのは……見苦しいな。塩鱈抜きで、湯豆腐にしよう。とほほ。
夕食のメニュー
トマトジュース(コップ一杯)
米飯(〇・五合)
湯豆腐(豆腐半丁、白菜、ぶなしめじ)
鍋の中身を全部食べた後、残った汁で雑炊にして飯をかきこんだが、やはり何か足りないなあ。アミノ酸かなあ。まあいいや、うまかったから。
食べ終わった後、甘いものが食べたくなる。ぬう。この誘惑に耐えるのだ。耐えないと……そうだ計量しなくては。
食後計量:体重 75.2kg
わずか2キロが遥かに遠く感じられる……。って、南極探検のスコット隊かよわたし! とほほほほのほ。
就寝時間 21:40
10月12日
6:00起床。
起床直後計量:体重 74.4kg
じわじわ減らすしかないようである。千里の道も一歩からだが、毎回後戻りしていては千里の道など踏破できないのである。
とりあえず、朝食の準備を。冷凍しておいた手羽先を、キャベツとぶなしめじとともに、塩コショウして蒸し焼きにする。安易ではあるが……ほかに思いつかん。
朝食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(わかめ)
冷奴(豆腐半丁)
蒸し野菜(鶏手羽先2本、キャベツ、ぶなしめじ)
納豆1パック
トマトジュース(コップ一杯)
塩コショウの量が少なすぎたかと思う。もっとかけないとうまくはならないなあ、と反省。いや鶏は鶏の味がしたからいいのだが。
食後、薬を飲むと眠くなる。時計を見ると七時である。一時間くらい仮眠を取ってもいいか、と思い、布団に横になる。ぐっすり寝る。気がついたときはとんでもない時間になっている。皿も洗わず大急ぎでリハビリ施設へ。自転車が使えないから歩く。とほほ。
こうしてアパートで寝まくったせいか、気がつくと、眠らずにリハビリ施設で活動している自分がいた。要するに、もっと寝たほうがいいということだと解釈。とはいえ、薬を飲んだ後というのは、ボーッとしちまうんだけどねえ。
帰り際に、わざわざ回り道をして、低温殺菌牛乳を買う。実はフランスパンも焼きたてが売っていて、どちらにするか非常に迷ったのであるが、心を鬼にして低温殺菌牛乳を買う。どっちの麻薬がいいかな、みたいなもので、ダメ人間には変わりないのだが。
アパートに帰り、皿を洗い、しばらくボーッとしてから、飯にする。
夕食のメニュー
野菜入り炒り卵(卵2個、キャベツ、玉ねぎ四分の一)
トースト(パンの耳、トースト一枚相当×1、トースト〇・五枚相当×3)
チョコレートクリーム
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
トマトジュース(コップ一杯)
溶いた卵に、これでもかとばかりに塩コショウをして、野菜とともに炒ったら、ちょうどいい味になった。今度はこれでやってみるか。
パンの耳も、これまた麻薬的な味で……食ってしまった。うぬぬぬ。チョコレートクリーム、なんでそんなにうまいのだ。
ヨーグルトとトマトジュースは、いわばデザート代わり。うまし。
食後、薬を飲み、半ばボーッとしながらスマホと戯れる。気がついたら夜の21:00を回っていた。いかん。
食後計量:体重 75.2kg
現状維持に成功した。西部戦線異状なし。
10月13日
6:00起床。
起床直後計量:体重 74.2kg
今日はなんとなく調子がいい。昨晩早めに寝たせいだろう。よしこれからも……と思うのだが、今日は今日で趣味のゲーム会の例会があるのだった。わはは。
朝食のメニュー
キャベツの中華風スープ
シリアル
低温殺菌牛乳500ml
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
トマトジュース(コップ一杯)
キャベツの中華風スープなんていったって、単に余ったキャベツを細かく刻んでゆで、ゆで汁に「中華あじ」を適当に混ぜただけの代物である。まあうまいからいいか。
さて、洗濯でもしよう。そうしたら実家へ帰り、ゲームを取ってこなくては。
ちなみにゲーム会は夜の九時を回っても続けられ、わたしはこの日の晩飯に、高カロリー高脂肪の、こってり系のラーメンに、半ライスを食べてしまった。
体重計に乗るのが怖い。
10月14日
6:00起床。
朝食後しばらくして、スマイルプリキュアを見る。誰だあんなバカな脚本書いたのは。思わず見入ってしまったではないか。わたしもあのバカバカしさを見習わなくては。
昼食は普通だったが、夕食はヘビー級だった。
アパート帰宅後計量:体重 76.5kg
ウーロン茶飲んで寝る。
就寝時間 21:10
10月15日
6:30起床。
9時間も寝れば、まあ眠くもならないだろう、と思っての昨日の就寝時間であったが……。眠くはならなかったがやる気がなくなる。じゃダメじゃん。
起床直後計量:体重 74.8kg
まあ、こんな数字を見たらやる気もなくなるわな。とりあえずなにか食べよう。
朝食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(わかめ)
蒸し物(塩鮭、白菜)
かぼちゃ煮付け(3かけ)
納豆1パック
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
なんのかんのいって、食ってるなあ……。とほほ。
さて、リハビリ施設へ行くとするか。ぶつぶつ。
帰りがけにスーパーに寄って、キャベツとえのきとキムチと納豆を買ってきた。明日の夜は、キャベツとえのきと豚コマを蒸して、ポン酢のつけダレで食べよう。じゃ、今晩はどうするか。ふふふすでに考えてあるわ。
夕食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(わかめ)
白菜と鶏皮の炒め煮(鶏皮、白菜)
かぼちゃの煮つけ(3かけ)
納豆1パック
キムチ
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
という布陣で臨もうと思う。それでは、調理開始。るんたった。
白菜はあるだけ全部使う。鶏皮は、百グラム程度でいいかな。それにたかのつめを少々加えて、めんつゆで煮る。……というところだが、めんつゆの量が比較的多かったので、希釈量も大きくなってしまった。その結果として、炒め煮ではなく、簡易鶏鍋とでもいうようなものになってしまった。まあ、まずくなる要因は思い当たらないからいいといっちゃいいんだが。
適当に煮てから、明日の朝食にするために半分をタッパに取って冷蔵庫へ。そこまで考えたうえでの作戦である。それをした後は、味噌汁を作ってご飯を温め、ちまちましたものを冷蔵庫から皿に取り分けるだけである。ひとりものの食事には、どこかこんなわびしさが付きまとう。と、電気ガス水道のインフラに恵まれた現代人は思うのであった。
まあとりあえずがつがつと食べる。うまい。
薬を飲んで、こうして日記をつけて、さあて、皿洗いだ……いかん気分が沈んできた。わかりやすいなわたし。体重を量ってワンクッションおこう。
食後計量:体重 76.4kg
うぬう……。
10月16日
昨晩は映画「エド・ウッド」を見てから寝るつもりだったが、笑って楽しむには身につまされすぎた。20分ほど見たところで、ブルーな気分になったのでやめ、寝ることにした。21:00就寝。
6:15起床。
起床直後計量:体重 74.7kg
うぬうう……うなっていてもしかたがないので、あきらめて朝食を作ることにする。
朝食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(わかめ)
白菜と鶏皮の煮物(前日の残り)
かぼちゃの煮つけ(3かけ)
キムチ
納豆1パック
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
……ううむ、こんなに食べていいものだろうか。けっこう深刻に悩んでみたりする。しかし腹の虫には勝てん。作るぞ、食べるぞ!
げぷ。食った食った。
満足してリハビリ施設へ。その日の昼食はカレーライスだった。
予定を変更。ご飯と煮干だしは明日の朝食に回して、今晩はフランスパンとトマトジュースだけのシンプルなものにする! あ、あとチョコクリームも。弱い男である。
夕食のメニュー
フランスパン1/2本
チョコレートクリーム適量
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
ヨーグルトまで食べてしまった。弱さに拍車がかかっている。薬を飲んで……寝るにはちと早いな。やることをやろう。
食後計量:体重 75.2kg
うむむ……。夜の八時なのにもう眠い……。
10月17日
結局昨晩は21:00より前に寝て、6:00ごろまでぐーすか寝てしまった。早寝早起きとはいうものの、どう考えてもいかんなあこんな生活……。
起床直後計量:体重 74.5kg
一気にあれだけリバウンドすると、元に戻すのはたいへんである。体重計に乗ってクラクラする日々。とりあえず、野菜を食べてウォーキングするか。とほほ。
ぼんやりしている頭をしゃっきりさせるためトマトジュースに塩とホットソースを入れて飲む。やっぱり寝覚めはこれに限るなあ。
朝食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(えのき)
蒸し野菜(豚コマ、キャベツ、えのき)
つけダレ(味ぽん、ゴマ)
かぼちゃ煮付け(3かけ)
納豆1パック
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
食物繊維で腸内を掃除したいのと、ビタミンCを取りたいのと、ただ単に食べてうまいのと、その三つの理由でキャベツとえのきを大量にシリコンスチーマーに入れて蒸す。キャベツがだいたい五分の一カット、えのきが味噌汁ぶんをあわせてひとパックというところだろうか。シリコンスチーマーはぎゅうぎゅうである。当たり前といったら当たり前だが。ついでに、ビタミンB1も取りたいので豚肉も入れる。50グラムくらいだろうか。レンジを500ワットで9分にセットし、その間に味噌汁も作る。一晩どころか一日おいた煮干だしである。食えるのか? まあいいや。えのきの残りを入れて適当に煮る。沸騰した後もさらに煮て、味噌を溶く。当然のごとく味噌漉しを使用。椀に入れてから味を見る。順番が間違っている気がしなくもないが……うおおっ、なんだこれは、えのきと煮干と味噌だけなのに、甘い! 甘くてうまい! これから煮干だしは、半日ではなく一日おこうか、などと真剣に考え始める。そんなことを考えているうちにレンジのブザーが鳴る。両方ともに急いでコタツに持って行き、ご飯をレンジで温める。納豆を出して、キムチは……今日はいいや。味ぽんにひとさじゴマを溶いて……。よし、完璧。
がつがつと食らう。腹が減っているので何を食べてもうまい。食後のデザート代わりにヨーグルトを食べ、さて、洗濯とそうじか……その前にこうして日記を書く。マメなのかなんなのか。
実家でロボット相手に……聞き飽きたか。
晩飯を食べて風呂に入り、出たところで、身体からの妙な脱力感に襲われる。しびれというか、呼吸困難というか、とにかくそのような感覚が(軽いものの)身体じゅうに広がっていく感じ。これまでは、足に時折出るくらいだったが。やばそうなので明日なんとしてでも医者に聞いてみようと思う。単なる貧血でも低血圧でもなんでもいいから、今何が起こっているのかの把握と対処法が知りたい。脚気だろうとなんだろうといいから!
就寝前計量:体重 75.4kg
体重にこだわるのはよしたほうがいい、ということなのかなあ。でもなあ、適正体重にはまだ遠く……。
10月18日
起床直後計量:体重 74.0kg
調子が悪い。それでも何か食わねばならぬ。
朝食のメニュー
シリアル
低温殺菌牛乳500ml
フランスパン1/2本
チョコレートクリーム
トマトジュース(コップ一杯)
ふらふらするままリハビリ施設へ。
帰りもふらふらしながら帰ってくる。
夕食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(なす)
キムチ
冷奴(豆腐半丁)
納豆1パック
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
身体が妙な感じがする。するのでさっさと寝ることにする。
食後計量:体重 75.4kg
就寝時間 19:15
10月19日
7:15起床。
起床直後計量:体重 73.9kg
寝すぎたせいか、身体の調子が思わしくない。それでも人間は食わなければならない。とにかく、栄養のありそうなものを片っ端から食べる。
朝食のメニュー
トマトジュース(コップ一杯)
米飯(〇・五合)
味噌汁(切り干し大根)
蒸し野菜(豚コマ、キャベツ)
つけダレ(味ぽん、ゴマ)
冷奴(豆腐半丁)
キムチ
納豆1パック
パンの耳3枚
チョコレートクリーム
調子が悪い。頭が痛くて目が痛い。これは寝すぎたうんぬんよりも、風邪をひいたということではないか、と思い、リハビリ施設を休むことにする。
かくして。
昼食のメニュー
カップ焼きそば
夕食のメニュー
コロッケ一個
パンの耳(トースト約1枚ぶん)
チョコレートクリーム
トマトジュース(コップ二杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
インスタントピザトースト1枚
もうなにがなんだかわからない。近くにあるもので、簡単に食べられそうなものを片っ端から、というひどい状態。薬を飲んで、熱いシャワーを浴び、そのまま寝床に直行。
就寝時間 19:20
10月20日
4:30起床。
こんなときの体重データなんかあてになるわけがないので、今日はパジャマを着替えるやいなや朝食モードに。
朝食のメニュー
インスタントピザトースト3枚
牛乳200ml
ピザトーストは、ちと頼りなかったが普通に食べられた。問題は牛乳。普通に売っているM社の牛乳である。ひと口ストローですする。舌を低温殺菌牛乳に慣らすんじゃなかった。まずい。なんだこの焦げ臭い味は。プチ海原雄山状態。
それはそれとして頭痛も去ったので、カゼ軍団に対する反撃は一部成功したと思っていいみたいである。それでもちょっとばかり足がふらつくのだが。何も考えず、実家に帰ってゆっくりしよう。それがいいそれがいい。
ロボ……だからそれも考えない!
10月21日
体の妙な感じは治らない。結局、これはカゼではないのではという結論に達し、医者に相談することを決意。
カゼではないから、という理由でパソちゃんと遅くまで戯れる。だめだわたし。
10月22日
リハビリ施設へ行き、医者と相談。病院に紹介状を書いてもらう。
10月23日
病院へ。MRIで検査。脳には異常がないことが判明。そのかわり、頚椎が歪んでいるらしい。来週もまた来ることに。とほほほ。薬局で筋弛緩薬とビタミンB12の錠剤をもらう。
10月24日
図書館で言語哲学の入門書を借りてくる。泥縄。
読みもせずにパソと戯れる。アプリのゲームをふたつも始めてしまった。どうしよう。
気持ち悪い感じは去らない。
アパートで鶏レバーを煮る。
10月25日
6:00起床。飯が炊けるまでスマホと戯れる。ブログの更新が追いつかないのだ。
起床後計量:体重 73.4kg
実家にいたほうが健康的らしい。まあ、なんだかんだいって、アパートでは一日一合は米飯を食っているわけだしなあ。太るよなあ。でもカロリー落としたら倒れるよなあ。
朝食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(切り干し大根)
蒸し野菜(キャベツ)
つけダレ(味ぽん、ゴマ)
鶏レバーの炒め煮(鶏レバー、にんにく)
納豆1パック
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
レバーうまし。この前作ったときのレシピよりもうまいな。やっぱり、煮詰めないとだめだなレバー煮は。
そろそろNHKの通知が来てもよさそうなものだが……。それにしてもひざは痛いわ神経には得体の知れないものがぞくぞくとくるわ。なんだかんだで今日もリハビリ施設に大遅刻。とほほほ。
ひさしぶりにそれなりの距離を歩く。いつものスーパーで、今日は歩けた自分にごほうびを、と、いつものスポーツドリンクより30円高い、カフェオレを大盤振る舞い。みみっちい。
アパートに帰ってきてからトマトジュースにホットソースを落として飲み、身体に喝を入れてから、いつもの豆腐屋の移動販売トラックより豆腐を買う。割高かな、と思っていたが、冷静な目でよく見たら、うまそうな豆腐はスーパーでも150円くらいするのであった。だったら豆腐屋のほうがまだいいや。ご近所に自分が安全な人間であると印象付けられるし……られているのかな。
夕食のメニュー
米飯(〇・五合)
湯豆腐(豆腐半丁、塩鱈ひと切れ、白菜、昆布)
鶏レバーの炒め煮
……しごくあっさりと食事は終わった。明日の朝はもうちょっと豪華に行こう。
食後計量:体重 75.5kg
図書館からの返却期限が迫っている、能のDVDを見て寝ることにする。演目は道成寺。通してつらつらと見たことなんかないけど、面白いのかなあ能って。赤江瀑先生の本では、すごく魅力的に描かれていたんだけれどなあ。つまらなかったら言語哲学の本を読もうっと。
この記述を書くのは明日にしようと思っていたが、興奮したので今書いてしまう。能「道成寺」、ムチャクチャ面白かった。芸術だなどと思うから小難しく思えるのであって、見栄など張らずにきちんと字幕で筋を追いながら見れば、これが基本的に「大衆娯楽」の延長線上にあることがよくわかるのである。一皮むけば、つまるところは「スーパーナチュラルスペクタクルホラー」だぞ。室町時代の。きちんとコメディシーンもあるし、アクションシーンもあるし、それが、何百年もにわたって磨き上げられ無駄を省かれ、笛の音ひとつ足の上げ下げひとつにわたって、「視覚効果」「音響効果」の極みに達しているのだから、日本人が見て面白くないわけがないではないか。ハリウッドのCG特撮映画なんか見るより、よっぽどこっちのほうが面白い。いやー、見てみるもんである。できることなら舞台で見たいが……能楽堂では布団に寝転がって、ウーロン茶をすすりながら見たらひんしゅく以前にたたき出されてしまうだろうから、わたしのような人間は、やっぱりテレビかDVDで見ているのがいちばんいいらしい。また別なの借りてこようっと。
(能「道成寺」についてのわかりやすいあらすじ:道成寺で寺の鐘を作り直すことになりました。無事出来上がり、法要が開かれました。住職は女人禁制を現場責任者の寺男に伝えます。そこへ美しい女がやってきました。女は「鐘ができたんですってね。めでたいからひとふし舞わせてちょうだいよ」と寺男に色仕掛けで迫ります。この寺男がバカで、住職からのいいつけをすっかり忘れ、「いいよいいよげへへへ」と許可してしまいます。女は舞を舞っていたかと思うと、いきなり鐘の下へ。鐘は女を中に入れたまま、どすーんと落ちます。びっくりしたのは寺男、雷か地震か、いったいなにごとかと見に行きます。当然、鐘が落ちているのを見つけ、「元に戻さなくちゃなあ」と、同僚と鐘に触れてみると、鐘は煮えたぎるように熱くなっているではありませんか。この、クビが飛んでもおかしくない大失態、誰が住職に報告するかで、寺男と同僚は見苦しい責任の押し付け合いをします。結局、責任者の寺男が報告し、住職に怒られます。寺男を帰した後、住職は、「そもそもこの鐘が作り直されることになったのはだなあ……」と、少女を騙して逃げてきた坊主が、鐘に姿を隠したところ、蛇に姿を変えた少女に焼き殺されてしまった因縁話を部下の僧侶たちに語ります。語った後、さてどうしようか、ということになり、法力でなんとかしようということになります。皆で経を唱えて祈っていると、鐘が少しずつ持ち上がり、中からは恐ろしい蛇の化け物が、火を吹いて襲ってきたではありませんか。蛇と僧侶たちの、すさまじいサイキックバトルが行われます。大蛇も抵抗しますが、僧侶たちの法力にはかないません。大立ち回りの末、大蛇はとうとう退散するのでした。めでたしめでたし。いやマジでこういう話)
いかん興奮がさらに。今夜は眠れそうにない。
10月26日
6:15起床。
起床直後計量:体重 73.2kg
トマトジュースにホットソースを落として飲む。熟トマトよりデルモンテのほうがわたしの趣味には合っているな。今度はこっちにしよう。ちと高いけど。
飯が炊きあがるのを待って朝食の支度。
朝食のメニュー
トマトジュース(コップ一杯(200ml))
米飯(〇・五合)
味噌汁(えのき)
蒸し野菜(キャベツ、えのき)
つけダレ(味ぽん、ゴマ)
鶏レバーの炒め煮
冷奴(豆腐半丁)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
味ぽんが切れかかる。ついでにめんつゆのスペアもない。買ってくるか。すると今日の予算の500円以内に抑えるには、低温殺菌牛乳買って、味ぽん買って、めんつゆ買って、メモ帳も買わねば。うぬぬぬ。朝から金勘定で詰んでどうする。
眠いひたすら眠い。郵便局へ行こう。
……と思ったがやっぱりやめて、リハビリ施設へ。遅刻しそうな時間だったのである。
いつものスーパーでスポーツドリンクを飲む。帰り際に買い物。
夕食のメニュー
トマトジュース(コップ一杯)
米飯(〇・五合)
味噌汁(えのき)
豚キムチ炒め(豚コマ、キャベツ、キムチ)
鶏レバー炒め煮
納豆1パック
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
これで冷蔵庫の中のものはだいたい食べたな、と、懸案事項を処理することにする。冷凍庫の霜取りである。もうカチカチの氷状態になってしまっているので、決意したそのときに、一気呵成にやらないと絶対やりたくなくなるのは火を見るより明らかである。
冷凍庫からコチコチに凍ったものを冷蔵室へ移し、霜取り……というより「氷はがし」に取り掛かる。半分まで進んだところで、今日はスーパーで低温殺菌牛乳を買ってきていたことに気づく。大丈夫か牛乳! しかしやるところまでやってしまったのでいまさら引き返せない!
一時間かかってやっと霜を除去する。ああ疲れた。
寝てしまうことにする。言語哲学の本は……明日だ明日! ソシュールの「一般言語学講義」をもう一度借り出してこようかな。
就寝前計量:体重 74.6kg
10月27日
7:15起床。
起床直後計量:体重 73.2kg
スマホを確認して、ブログのコメントを調べる。ひとつも来ていない。いいかげん、こんなウケないSF小説なんか書いてないでラブコメでも書こうかな、という誘惑に駆られる。まだ始めて一週間なのに。
気を取り直して朝食に。
朝食のメニュー
シリアル
低温殺菌牛乳
トマトジュース
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
洗濯をする。終わったら、実家へ帰ってロボ・ウォーズやろう。ちなみに、医者からもらった薬のせいで快調である……寝起きのうちは。どうやら、ほんとうに頚椎が歪んでいて、それが伸びている「寝ている間」および「起きて間もないころ」には快調で、時間が経って、頭が重みで下がってくると悪寒その他が走るらしい。低血圧のわたしにはあまり嬉しくない。とほほ。
いろいろあり実家へ。
10月28日
実家でパソの前に座り込むようにして過ごす。不健康。
アパートに帰る。
10月29日
起床時刻 7:45
計量を忘れる。やはり実家にいるとダメだわたし。
朝食のメニュー
パンの耳
オレンジママレード
トマトジュース(コップ二杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
アパートにいてもダメだわたし。……どこへ行ってもダメだわたし!(笑)
リハビリ施設へ。
この日は翌日のMRI検査のためにまた実家へ。
10月30日
MRI検査受ける。やっぱり頸椎か。少なくとも原因ははっきりしたことはめでたい。めでたいついでに本屋でシャーロック・ホームズのペーパーバックを買う。文庫本にして5冊分が詰まっていてお得、ではあるものの1000ページ以上ある。わたし果たして読みきれるだろうか。文学部出身(中退だけど)のプライドにかけて読んでみせるぞ四書五経(なんだそれは)。
実家で一泊。
10月31日
いろいろと本やブログ記事を読んで脳細胞がぐちゃぐちゃになる。
そもそも、お前な、「帝国」ってもんは違うだろ、それは傘下の諸民族のトラブルの調停機関であり、物品と人員の流通を保護し、広大な領土の全般にわたって健全な成長ができるように資産や財産の再配分を行い、権利の不平等なる悪を懲らして善をすすめ、文化を高めて万人が公平に暮らせるようにだな……と、某帝国の所業を眺めながらぶつぶつと。どうして妙な選民意識と他国の文化に対する不寛容、金銭や資源の不健全な移動、それがもたらす妙な階級制度、挙げ句の果てには膨張のみを追い求め安易に無謀な戦争に走るような夜郎自大になるかな、まったく民度が低くて国力の限度も分からず、自民族の優越ばかりを無根拠に信じている国は、帝国なんて名乗るなよこのやろ、とぶつぶつと。よく見てみれば過去現在、洋の東西を問わず、帝国を名乗る連中はどこもかしこも、こんな性格がある国ばかりだな。まったく歴史関係の記述は健康に悪い。
とはいえ、同程度の軍事力や経済力を持つ諸国が乱立する、「勢力の均衡状態における平和」はもっとたちが悪いと考えているのがつらいところである。そのいい例がメディチ家の覇権があったころのイタリア諸都市国家であろう。たちまちのうちに見かけ上のバランスは崩れ、陰謀戦争渦巻く戦国状態に陥り、のちのシミュレーションゲーム「マキャベリ」においてみられるような、歴史家や外野の人間にとっては楽しいが、そこで生きている人間にとっては苦痛以外のなんでもない世界になってしまうのだ。同じことは日本の戦国時代にもいえるだろう。一旗上げるほどの器量がないわたしは、当時生きていたら身の安全ばかりを願っていたはずだし。
こういうときはミステリか哲学かSFに逃避しよう……その前にミクシィでロボ・ウォーズだ。壊せ壊せ奪え奪えーっ。まったくもって人間というものはどうにもならん。
こんなわたしにとっての理想世界は、コードウェイナー・スミス大先生の「人類補完機構」の世界。ひとことでいえば、「冷酷非情なまでの仁政」。背景こそ全く違うが、うちの「紅蓮の街」のエリカ・バルテノーズ公爵閣下も、似たような政治思想の持ち主である。目指すところは、「超高度多機能多目的福祉国家」だから、たぶん二十世紀はじめに生まれていたら、優秀な社会主義者のリーダーになっていただろうなあ。まあ、リーダーになったところで、ああいう人は若くして死ぬのが普通なのだが。そんな非情さが歴史にはある。対極にあるのは実現こそしなかったがナミの帝国であり、そこでは、政府は夜警国家以上のことはなにもしないだろうな。おそらく、国民の福祉に関しては、夜警国家程度のことさえしないに違いない。税金は安いが、一度なにかの拍子に傷ついたらのたれ死ぬしかない国家。頼まれても住みたくはない。まったく歴史関係の記述と考察は健康に悪い。
飯を食ったらアパートに帰ろう。帰って寝よう。それがいいそれがいい。
アパート帰宅後計量:体重 74.3kg
布団に潜り込み時間 21:00
眠れないので、能「土蜘蛛」を見ることにする。わくわく。
今日は悪友数人から誘われて、千葉県のシネコンに映画「アイアン・スカイ」を見に行く。ゆっくり行けるので、体力のないわたしでも大丈夫だと思ったのである。
映画には大満足だった。ブラック・ジョークだらけの政治・軍事風刺映画。わたしは腹を抱えて笑った。ただし、観客(まばらだった)のほとんどは、この映画をまじめなSFアクション映画として見ていたらしく、誰も笑っていなかったので、声を殺して笑った。難しいものである。
昼飯はカレー屋でカレーライスを。みんなで映画の話で盛り上がる。「次に特撮博物館行こうか」という話になるも、「50分待ち」という情報を聞いて一気に気力が崩壊する。もし行ったとしたらわたしは倒れかねない。
どういうわけか、わたしの住むアパートが見たい、ということになり、千葉県から土浦市までドライブになる。このことあるを見越して、わたしは図書館から「鞍馬天狗」のDVDを借りてきていたのであった。
アパートで、みんなでお菓子を食べながら、「鞍馬天狗」を見る。この体験で、一人でも多く無声映画ファンになってほしいものだが、難しいかもしれない。面白いのになあ。ちぇっちぇっ。
夕食は回転寿司。財布が乏しくなってきたので、控えめに食べる。どういうわけか青魚ばかりになる。うまし。
夜遅くなっていたので、寝床に入る。体重は、とても量る気にはなれなかった。ダメ人間である。
10月9日
8:00ごろ起床。さて、起きようかと思い、ひざを曲げたところ激痛が走る。耐え切れない痛みである。とても体重計に乗れるような状態ではない。それでも何か食わなくては、と、前日にお菓子を買うついでに低温殺菌牛乳も買っておいた自分の準備のよさに感謝しながら、シリアルに牛乳をかけてがつがつと食べ、自転車に乗れるような状態ではなかったので歩いて近くの整形外科へ行く。近くで助かった、である。ちなみに、美容整形をやっている医者は、「形成外科」のほうであるから間違えないように。紛らわしい。
朝食のメニュー
シリアル
低温殺菌牛乳
ひざの痛いのを我慢しながら、これこれこういう症状です、といったら、サポーターと痛み止めをくれる。こんなもので本当に治るのか、と半信半疑のまま、歩いてリハビリ施設へ。ほとんど歩かないですごす。階段を上り下りするのは地獄であった。
帰りがけに、スーパーで焼肉弁当とシリアルを買う。アパートに帰り、焼肉弁当を食べ、薬を飲み、すぐに寝てしまうことにする。
夕食のメニュー
焼肉弁当
就寝時間 19:00
10月10日
目が覚める。足を曲げてみる。……痛くない! 現代医学すごい! ツェペリ男爵の波紋法よりすごい! としばし感激。
早速体重計に乗る。
起床直後計量:体重 74.8kg
見なけりゃよかった、と思いつつ朝食へ。まあこの三日間、食いまくっていたからしかたがないのではあるが。
朝食のメニュー
シリアル
低温殺菌牛乳
トマトジュース(コップ一杯)
さて、掃除でもするか。
やることをやった後で実家へ帰る。帰ったらロボットと戯れる。この日はもろもろの理由により実家に一泊。
10月11日
薬が切れたので、整形外科に行って一週間分もらってくる。その後、リハビリ施設へ。
いつもとは違うスーパーで、いつもとは違うペプシNEXを飲む。たまにはまともなコーラもうまいな。
タバスコを安価で買って帰宅。
今日は豆腐屋が来る日である。さて、豆腐は買ったものの、どうしてくれよう。冷蔵庫に白菜とぶなしめじがあるから、湯豆腐だな。えーと、昆布を敷いて、タラが……ナイチンゲール! 今からタラを買いに行くのは……見苦しいな。塩鱈抜きで、湯豆腐にしよう。とほほ。
夕食のメニュー
トマトジュース(コップ一杯)
米飯(〇・五合)
湯豆腐(豆腐半丁、白菜、ぶなしめじ)
鍋の中身を全部食べた後、残った汁で雑炊にして飯をかきこんだが、やはり何か足りないなあ。アミノ酸かなあ。まあいいや、うまかったから。
食べ終わった後、甘いものが食べたくなる。ぬう。この誘惑に耐えるのだ。耐えないと……そうだ計量しなくては。
食後計量:体重 75.2kg
わずか2キロが遥かに遠く感じられる……。って、南極探検のスコット隊かよわたし! とほほほほのほ。
就寝時間 21:40
10月12日
6:00起床。
起床直後計量:体重 74.4kg
じわじわ減らすしかないようである。千里の道も一歩からだが、毎回後戻りしていては千里の道など踏破できないのである。
とりあえず、朝食の準備を。冷凍しておいた手羽先を、キャベツとぶなしめじとともに、塩コショウして蒸し焼きにする。安易ではあるが……ほかに思いつかん。
朝食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(わかめ)
冷奴(豆腐半丁)
蒸し野菜(鶏手羽先2本、キャベツ、ぶなしめじ)
納豆1パック
トマトジュース(コップ一杯)
塩コショウの量が少なすぎたかと思う。もっとかけないとうまくはならないなあ、と反省。いや鶏は鶏の味がしたからいいのだが。
食後、薬を飲むと眠くなる。時計を見ると七時である。一時間くらい仮眠を取ってもいいか、と思い、布団に横になる。ぐっすり寝る。気がついたときはとんでもない時間になっている。皿も洗わず大急ぎでリハビリ施設へ。自転車が使えないから歩く。とほほ。
こうしてアパートで寝まくったせいか、気がつくと、眠らずにリハビリ施設で活動している自分がいた。要するに、もっと寝たほうがいいということだと解釈。とはいえ、薬を飲んだ後というのは、ボーッとしちまうんだけどねえ。
帰り際に、わざわざ回り道をして、低温殺菌牛乳を買う。実はフランスパンも焼きたてが売っていて、どちらにするか非常に迷ったのであるが、心を鬼にして低温殺菌牛乳を買う。どっちの麻薬がいいかな、みたいなもので、ダメ人間には変わりないのだが。
アパートに帰り、皿を洗い、しばらくボーッとしてから、飯にする。
夕食のメニュー
野菜入り炒り卵(卵2個、キャベツ、玉ねぎ四分の一)
トースト(パンの耳、トースト一枚相当×1、トースト〇・五枚相当×3)
チョコレートクリーム
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
トマトジュース(コップ一杯)
溶いた卵に、これでもかとばかりに塩コショウをして、野菜とともに炒ったら、ちょうどいい味になった。今度はこれでやってみるか。
パンの耳も、これまた麻薬的な味で……食ってしまった。うぬぬぬ。チョコレートクリーム、なんでそんなにうまいのだ。
ヨーグルトとトマトジュースは、いわばデザート代わり。うまし。
食後、薬を飲み、半ばボーッとしながらスマホと戯れる。気がついたら夜の21:00を回っていた。いかん。
食後計量:体重 75.2kg
現状維持に成功した。西部戦線異状なし。
10月13日
6:00起床。
起床直後計量:体重 74.2kg
今日はなんとなく調子がいい。昨晩早めに寝たせいだろう。よしこれからも……と思うのだが、今日は今日で趣味のゲーム会の例会があるのだった。わはは。
朝食のメニュー
キャベツの中華風スープ
シリアル
低温殺菌牛乳500ml
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
トマトジュース(コップ一杯)
キャベツの中華風スープなんていったって、単に余ったキャベツを細かく刻んでゆで、ゆで汁に「中華あじ」を適当に混ぜただけの代物である。まあうまいからいいか。
さて、洗濯でもしよう。そうしたら実家へ帰り、ゲームを取ってこなくては。
ちなみにゲーム会は夜の九時を回っても続けられ、わたしはこの日の晩飯に、高カロリー高脂肪の、こってり系のラーメンに、半ライスを食べてしまった。
体重計に乗るのが怖い。
10月14日
6:00起床。
朝食後しばらくして、スマイルプリキュアを見る。誰だあんなバカな脚本書いたのは。思わず見入ってしまったではないか。わたしもあのバカバカしさを見習わなくては。
昼食は普通だったが、夕食はヘビー級だった。
アパート帰宅後計量:体重 76.5kg
ウーロン茶飲んで寝る。
就寝時間 21:10
10月15日
6:30起床。
9時間も寝れば、まあ眠くもならないだろう、と思っての昨日の就寝時間であったが……。眠くはならなかったがやる気がなくなる。じゃダメじゃん。
起床直後計量:体重 74.8kg
まあ、こんな数字を見たらやる気もなくなるわな。とりあえずなにか食べよう。
朝食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(わかめ)
蒸し物(塩鮭、白菜)
かぼちゃ煮付け(3かけ)
納豆1パック
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
なんのかんのいって、食ってるなあ……。とほほ。
さて、リハビリ施設へ行くとするか。ぶつぶつ。
帰りがけにスーパーに寄って、キャベツとえのきとキムチと納豆を買ってきた。明日の夜は、キャベツとえのきと豚コマを蒸して、ポン酢のつけダレで食べよう。じゃ、今晩はどうするか。ふふふすでに考えてあるわ。
夕食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(わかめ)
白菜と鶏皮の炒め煮(鶏皮、白菜)
かぼちゃの煮つけ(3かけ)
納豆1パック
キムチ
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
という布陣で臨もうと思う。それでは、調理開始。るんたった。
白菜はあるだけ全部使う。鶏皮は、百グラム程度でいいかな。それにたかのつめを少々加えて、めんつゆで煮る。……というところだが、めんつゆの量が比較的多かったので、希釈量も大きくなってしまった。その結果として、炒め煮ではなく、簡易鶏鍋とでもいうようなものになってしまった。まあ、まずくなる要因は思い当たらないからいいといっちゃいいんだが。
適当に煮てから、明日の朝食にするために半分をタッパに取って冷蔵庫へ。そこまで考えたうえでの作戦である。それをした後は、味噌汁を作ってご飯を温め、ちまちましたものを冷蔵庫から皿に取り分けるだけである。ひとりものの食事には、どこかこんなわびしさが付きまとう。と、電気ガス水道のインフラに恵まれた現代人は思うのであった。
まあとりあえずがつがつと食べる。うまい。
薬を飲んで、こうして日記をつけて、さあて、皿洗いだ……いかん気分が沈んできた。わかりやすいなわたし。体重を量ってワンクッションおこう。
食後計量:体重 76.4kg
うぬう……。
10月16日
昨晩は映画「エド・ウッド」を見てから寝るつもりだったが、笑って楽しむには身につまされすぎた。20分ほど見たところで、ブルーな気分になったのでやめ、寝ることにした。21:00就寝。
6:15起床。
起床直後計量:体重 74.7kg
うぬうう……うなっていてもしかたがないので、あきらめて朝食を作ることにする。
朝食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(わかめ)
白菜と鶏皮の煮物(前日の残り)
かぼちゃの煮つけ(3かけ)
キムチ
納豆1パック
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
……ううむ、こんなに食べていいものだろうか。けっこう深刻に悩んでみたりする。しかし腹の虫には勝てん。作るぞ、食べるぞ!
げぷ。食った食った。
満足してリハビリ施設へ。その日の昼食はカレーライスだった。
予定を変更。ご飯と煮干だしは明日の朝食に回して、今晩はフランスパンとトマトジュースだけのシンプルなものにする! あ、あとチョコクリームも。弱い男である。
夕食のメニュー
フランスパン1/2本
チョコレートクリーム適量
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
ヨーグルトまで食べてしまった。弱さに拍車がかかっている。薬を飲んで……寝るにはちと早いな。やることをやろう。
食後計量:体重 75.2kg
うむむ……。夜の八時なのにもう眠い……。
10月17日
結局昨晩は21:00より前に寝て、6:00ごろまでぐーすか寝てしまった。早寝早起きとはいうものの、どう考えてもいかんなあこんな生活……。
起床直後計量:体重 74.5kg
一気にあれだけリバウンドすると、元に戻すのはたいへんである。体重計に乗ってクラクラする日々。とりあえず、野菜を食べてウォーキングするか。とほほ。
ぼんやりしている頭をしゃっきりさせるためトマトジュースに塩とホットソースを入れて飲む。やっぱり寝覚めはこれに限るなあ。
朝食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(えのき)
蒸し野菜(豚コマ、キャベツ、えのき)
つけダレ(味ぽん、ゴマ)
かぼちゃ煮付け(3かけ)
納豆1パック
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
食物繊維で腸内を掃除したいのと、ビタミンCを取りたいのと、ただ単に食べてうまいのと、その三つの理由でキャベツとえのきを大量にシリコンスチーマーに入れて蒸す。キャベツがだいたい五分の一カット、えのきが味噌汁ぶんをあわせてひとパックというところだろうか。シリコンスチーマーはぎゅうぎゅうである。当たり前といったら当たり前だが。ついでに、ビタミンB1も取りたいので豚肉も入れる。50グラムくらいだろうか。レンジを500ワットで9分にセットし、その間に味噌汁も作る。一晩どころか一日おいた煮干だしである。食えるのか? まあいいや。えのきの残りを入れて適当に煮る。沸騰した後もさらに煮て、味噌を溶く。当然のごとく味噌漉しを使用。椀に入れてから味を見る。順番が間違っている気がしなくもないが……うおおっ、なんだこれは、えのきと煮干と味噌だけなのに、甘い! 甘くてうまい! これから煮干だしは、半日ではなく一日おこうか、などと真剣に考え始める。そんなことを考えているうちにレンジのブザーが鳴る。両方ともに急いでコタツに持って行き、ご飯をレンジで温める。納豆を出して、キムチは……今日はいいや。味ぽんにひとさじゴマを溶いて……。よし、完璧。
がつがつと食らう。腹が減っているので何を食べてもうまい。食後のデザート代わりにヨーグルトを食べ、さて、洗濯とそうじか……その前にこうして日記を書く。マメなのかなんなのか。
実家でロボット相手に……聞き飽きたか。
晩飯を食べて風呂に入り、出たところで、身体からの妙な脱力感に襲われる。しびれというか、呼吸困難というか、とにかくそのような感覚が(軽いものの)身体じゅうに広がっていく感じ。これまでは、足に時折出るくらいだったが。やばそうなので明日なんとしてでも医者に聞いてみようと思う。単なる貧血でも低血圧でもなんでもいいから、今何が起こっているのかの把握と対処法が知りたい。脚気だろうとなんだろうといいから!
就寝前計量:体重 75.4kg
体重にこだわるのはよしたほうがいい、ということなのかなあ。でもなあ、適正体重にはまだ遠く……。
10月18日
起床直後計量:体重 74.0kg
調子が悪い。それでも何か食わねばならぬ。
朝食のメニュー
シリアル
低温殺菌牛乳500ml
フランスパン1/2本
チョコレートクリーム
トマトジュース(コップ一杯)
ふらふらするままリハビリ施設へ。
帰りもふらふらしながら帰ってくる。
夕食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(なす)
キムチ
冷奴(豆腐半丁)
納豆1パック
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
身体が妙な感じがする。するのでさっさと寝ることにする。
食後計量:体重 75.4kg
就寝時間 19:15
10月19日
7:15起床。
起床直後計量:体重 73.9kg
寝すぎたせいか、身体の調子が思わしくない。それでも人間は食わなければならない。とにかく、栄養のありそうなものを片っ端から食べる。
朝食のメニュー
トマトジュース(コップ一杯)
米飯(〇・五合)
味噌汁(切り干し大根)
蒸し野菜(豚コマ、キャベツ)
つけダレ(味ぽん、ゴマ)
冷奴(豆腐半丁)
キムチ
納豆1パック
パンの耳3枚
チョコレートクリーム
調子が悪い。頭が痛くて目が痛い。これは寝すぎたうんぬんよりも、風邪をひいたということではないか、と思い、リハビリ施設を休むことにする。
かくして。
昼食のメニュー
カップ焼きそば
夕食のメニュー
コロッケ一個
パンの耳(トースト約1枚ぶん)
チョコレートクリーム
トマトジュース(コップ二杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
インスタントピザトースト1枚
もうなにがなんだかわからない。近くにあるもので、簡単に食べられそうなものを片っ端から、というひどい状態。薬を飲んで、熱いシャワーを浴び、そのまま寝床に直行。
就寝時間 19:20
10月20日
4:30起床。
こんなときの体重データなんかあてになるわけがないので、今日はパジャマを着替えるやいなや朝食モードに。
朝食のメニュー
インスタントピザトースト3枚
牛乳200ml
ピザトーストは、ちと頼りなかったが普通に食べられた。問題は牛乳。普通に売っているM社の牛乳である。ひと口ストローですする。舌を低温殺菌牛乳に慣らすんじゃなかった。まずい。なんだこの焦げ臭い味は。プチ海原雄山状態。
それはそれとして頭痛も去ったので、カゼ軍団に対する反撃は一部成功したと思っていいみたいである。それでもちょっとばかり足がふらつくのだが。何も考えず、実家に帰ってゆっくりしよう。それがいいそれがいい。
ロボ……だからそれも考えない!
10月21日
体の妙な感じは治らない。結局、これはカゼではないのではという結論に達し、医者に相談することを決意。
カゼではないから、という理由でパソちゃんと遅くまで戯れる。だめだわたし。
10月22日
リハビリ施設へ行き、医者と相談。病院に紹介状を書いてもらう。
10月23日
病院へ。MRIで検査。脳には異常がないことが判明。そのかわり、頚椎が歪んでいるらしい。来週もまた来ることに。とほほほ。薬局で筋弛緩薬とビタミンB12の錠剤をもらう。
10月24日
図書館で言語哲学の入門書を借りてくる。泥縄。
読みもせずにパソと戯れる。アプリのゲームをふたつも始めてしまった。どうしよう。
気持ち悪い感じは去らない。
アパートで鶏レバーを煮る。
10月25日
6:00起床。飯が炊けるまでスマホと戯れる。ブログの更新が追いつかないのだ。
起床後計量:体重 73.4kg
実家にいたほうが健康的らしい。まあ、なんだかんだいって、アパートでは一日一合は米飯を食っているわけだしなあ。太るよなあ。でもカロリー落としたら倒れるよなあ。
朝食のメニュー
米飯(〇・五合)
味噌汁(切り干し大根)
蒸し野菜(キャベツ)
つけダレ(味ぽん、ゴマ)
鶏レバーの炒め煮(鶏レバー、にんにく)
納豆1パック
トマトジュース(コップ一杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
レバーうまし。この前作ったときのレシピよりもうまいな。やっぱり、煮詰めないとだめだなレバー煮は。
そろそろNHKの通知が来てもよさそうなものだが……。それにしてもひざは痛いわ神経には得体の知れないものがぞくぞくとくるわ。なんだかんだで今日もリハビリ施設に大遅刻。とほほほ。
ひさしぶりにそれなりの距離を歩く。いつものスーパーで、今日は歩けた自分にごほうびを、と、いつものスポーツドリンクより30円高い、カフェオレを大盤振る舞い。みみっちい。
アパートに帰ってきてからトマトジュースにホットソースを落として飲み、身体に喝を入れてから、いつもの豆腐屋の移動販売トラックより豆腐を買う。割高かな、と思っていたが、冷静な目でよく見たら、うまそうな豆腐はスーパーでも150円くらいするのであった。だったら豆腐屋のほうがまだいいや。ご近所に自分が安全な人間であると印象付けられるし……られているのかな。
夕食のメニュー
米飯(〇・五合)
湯豆腐(豆腐半丁、塩鱈ひと切れ、白菜、昆布)
鶏レバーの炒め煮
……しごくあっさりと食事は終わった。明日の朝はもうちょっと豪華に行こう。
食後計量:体重 75.5kg
図書館からの返却期限が迫っている、能のDVDを見て寝ることにする。演目は道成寺。通してつらつらと見たことなんかないけど、面白いのかなあ能って。赤江瀑先生の本では、すごく魅力的に描かれていたんだけれどなあ。つまらなかったら言語哲学の本を読もうっと。
この記述を書くのは明日にしようと思っていたが、興奮したので今書いてしまう。能「道成寺」、ムチャクチャ面白かった。芸術だなどと思うから小難しく思えるのであって、見栄など張らずにきちんと字幕で筋を追いながら見れば、これが基本的に「大衆娯楽」の延長線上にあることがよくわかるのである。一皮むけば、つまるところは「スーパーナチュラルスペクタクルホラー」だぞ。室町時代の。きちんとコメディシーンもあるし、アクションシーンもあるし、それが、何百年もにわたって磨き上げられ無駄を省かれ、笛の音ひとつ足の上げ下げひとつにわたって、「視覚効果」「音響効果」の極みに達しているのだから、日本人が見て面白くないわけがないではないか。ハリウッドのCG特撮映画なんか見るより、よっぽどこっちのほうが面白い。いやー、見てみるもんである。できることなら舞台で見たいが……能楽堂では布団に寝転がって、ウーロン茶をすすりながら見たらひんしゅく以前にたたき出されてしまうだろうから、わたしのような人間は、やっぱりテレビかDVDで見ているのがいちばんいいらしい。また別なの借りてこようっと。
(能「道成寺」についてのわかりやすいあらすじ:道成寺で寺の鐘を作り直すことになりました。無事出来上がり、法要が開かれました。住職は女人禁制を現場責任者の寺男に伝えます。そこへ美しい女がやってきました。女は「鐘ができたんですってね。めでたいからひとふし舞わせてちょうだいよ」と寺男に色仕掛けで迫ります。この寺男がバカで、住職からのいいつけをすっかり忘れ、「いいよいいよげへへへ」と許可してしまいます。女は舞を舞っていたかと思うと、いきなり鐘の下へ。鐘は女を中に入れたまま、どすーんと落ちます。びっくりしたのは寺男、雷か地震か、いったいなにごとかと見に行きます。当然、鐘が落ちているのを見つけ、「元に戻さなくちゃなあ」と、同僚と鐘に触れてみると、鐘は煮えたぎるように熱くなっているではありませんか。この、クビが飛んでもおかしくない大失態、誰が住職に報告するかで、寺男と同僚は見苦しい責任の押し付け合いをします。結局、責任者の寺男が報告し、住職に怒られます。寺男を帰した後、住職は、「そもそもこの鐘が作り直されることになったのはだなあ……」と、少女を騙して逃げてきた坊主が、鐘に姿を隠したところ、蛇に姿を変えた少女に焼き殺されてしまった因縁話を部下の僧侶たちに語ります。語った後、さてどうしようか、ということになり、法力でなんとかしようということになります。皆で経を唱えて祈っていると、鐘が少しずつ持ち上がり、中からは恐ろしい蛇の化け物が、火を吹いて襲ってきたではありませんか。蛇と僧侶たちの、すさまじいサイキックバトルが行われます。大蛇も抵抗しますが、僧侶たちの法力にはかないません。大立ち回りの末、大蛇はとうとう退散するのでした。めでたしめでたし。いやマジでこういう話)
いかん興奮がさらに。今夜は眠れそうにない。
10月26日
6:15起床。
起床直後計量:体重 73.2kg
トマトジュースにホットソースを落として飲む。熟トマトよりデルモンテのほうがわたしの趣味には合っているな。今度はこっちにしよう。ちと高いけど。
飯が炊きあがるのを待って朝食の支度。
朝食のメニュー
トマトジュース(コップ一杯(200ml))
米飯(〇・五合)
味噌汁(えのき)
蒸し野菜(キャベツ、えのき)
つけダレ(味ぽん、ゴマ)
鶏レバーの炒め煮
冷奴(豆腐半丁)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
味ぽんが切れかかる。ついでにめんつゆのスペアもない。買ってくるか。すると今日の予算の500円以内に抑えるには、低温殺菌牛乳買って、味ぽん買って、めんつゆ買って、メモ帳も買わねば。うぬぬぬ。朝から金勘定で詰んでどうする。
眠いひたすら眠い。郵便局へ行こう。
……と思ったがやっぱりやめて、リハビリ施設へ。遅刻しそうな時間だったのである。
いつものスーパーでスポーツドリンクを飲む。帰り際に買い物。
夕食のメニュー
トマトジュース(コップ一杯)
米飯(〇・五合)
味噌汁(えのき)
豚キムチ炒め(豚コマ、キャベツ、キムチ)
鶏レバー炒め煮
納豆1パック
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
これで冷蔵庫の中のものはだいたい食べたな、と、懸案事項を処理することにする。冷凍庫の霜取りである。もうカチカチの氷状態になってしまっているので、決意したそのときに、一気呵成にやらないと絶対やりたくなくなるのは火を見るより明らかである。
冷凍庫からコチコチに凍ったものを冷蔵室へ移し、霜取り……というより「氷はがし」に取り掛かる。半分まで進んだところで、今日はスーパーで低温殺菌牛乳を買ってきていたことに気づく。大丈夫か牛乳! しかしやるところまでやってしまったのでいまさら引き返せない!
一時間かかってやっと霜を除去する。ああ疲れた。
寝てしまうことにする。言語哲学の本は……明日だ明日! ソシュールの「一般言語学講義」をもう一度借り出してこようかな。
就寝前計量:体重 74.6kg
10月27日
7:15起床。
起床直後計量:体重 73.2kg
スマホを確認して、ブログのコメントを調べる。ひとつも来ていない。いいかげん、こんなウケないSF小説なんか書いてないでラブコメでも書こうかな、という誘惑に駆られる。まだ始めて一週間なのに。
気を取り直して朝食に。
朝食のメニュー
シリアル
低温殺菌牛乳
トマトジュース
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
洗濯をする。終わったら、実家へ帰ってロボ・ウォーズやろう。ちなみに、医者からもらった薬のせいで快調である……寝起きのうちは。どうやら、ほんとうに頚椎が歪んでいて、それが伸びている「寝ている間」および「起きて間もないころ」には快調で、時間が経って、頭が重みで下がってくると悪寒その他が走るらしい。低血圧のわたしにはあまり嬉しくない。とほほ。
いろいろあり実家へ。
10月28日
実家でパソの前に座り込むようにして過ごす。不健康。
アパートに帰る。
10月29日
起床時刻 7:45
計量を忘れる。やはり実家にいるとダメだわたし。
朝食のメニュー
パンの耳
オレンジママレード
トマトジュース(コップ二杯)
ヨーグルト(小鉢一杯ぶん)
アパートにいてもダメだわたし。……どこへ行ってもダメだわたし!(笑)
リハビリ施設へ。
この日は翌日のMRI検査のためにまた実家へ。
10月30日
MRI検査受ける。やっぱり頸椎か。少なくとも原因ははっきりしたことはめでたい。めでたいついでに本屋でシャーロック・ホームズのペーパーバックを買う。文庫本にして5冊分が詰まっていてお得、ではあるものの1000ページ以上ある。わたし果たして読みきれるだろうか。文学部出身(中退だけど)のプライドにかけて読んでみせるぞ四書五経(なんだそれは)。
実家で一泊。
10月31日
いろいろと本やブログ記事を読んで脳細胞がぐちゃぐちゃになる。
そもそも、お前な、「帝国」ってもんは違うだろ、それは傘下の諸民族のトラブルの調停機関であり、物品と人員の流通を保護し、広大な領土の全般にわたって健全な成長ができるように資産や財産の再配分を行い、権利の不平等なる悪を懲らして善をすすめ、文化を高めて万人が公平に暮らせるようにだな……と、某帝国の所業を眺めながらぶつぶつと。どうして妙な選民意識と他国の文化に対する不寛容、金銭や資源の不健全な移動、それがもたらす妙な階級制度、挙げ句の果てには膨張のみを追い求め安易に無謀な戦争に走るような夜郎自大になるかな、まったく民度が低くて国力の限度も分からず、自民族の優越ばかりを無根拠に信じている国は、帝国なんて名乗るなよこのやろ、とぶつぶつと。よく見てみれば過去現在、洋の東西を問わず、帝国を名乗る連中はどこもかしこも、こんな性格がある国ばかりだな。まったく歴史関係の記述は健康に悪い。
とはいえ、同程度の軍事力や経済力を持つ諸国が乱立する、「勢力の均衡状態における平和」はもっとたちが悪いと考えているのがつらいところである。そのいい例がメディチ家の覇権があったころのイタリア諸都市国家であろう。たちまちのうちに見かけ上のバランスは崩れ、陰謀戦争渦巻く戦国状態に陥り、のちのシミュレーションゲーム「マキャベリ」においてみられるような、歴史家や外野の人間にとっては楽しいが、そこで生きている人間にとっては苦痛以外のなんでもない世界になってしまうのだ。同じことは日本の戦国時代にもいえるだろう。一旗上げるほどの器量がないわたしは、当時生きていたら身の安全ばかりを願っていたはずだし。
こういうときはミステリか哲学かSFに逃避しよう……その前にミクシィでロボ・ウォーズだ。壊せ壊せ奪え奪えーっ。まったくもって人間というものはどうにもならん。
こんなわたしにとっての理想世界は、コードウェイナー・スミス大先生の「人類補完機構」の世界。ひとことでいえば、「冷酷非情なまでの仁政」。背景こそ全く違うが、うちの「紅蓮の街」のエリカ・バルテノーズ公爵閣下も、似たような政治思想の持ち主である。目指すところは、「超高度多機能多目的福祉国家」だから、たぶん二十世紀はじめに生まれていたら、優秀な社会主義者のリーダーになっていただろうなあ。まあ、リーダーになったところで、ああいう人は若くして死ぬのが普通なのだが。そんな非情さが歴史にはある。対極にあるのは実現こそしなかったがナミの帝国であり、そこでは、政府は夜警国家以上のことはなにもしないだろうな。おそらく、国民の福祉に関しては、夜警国家程度のことさえしないに違いない。税金は安いが、一度なにかの拍子に傷ついたらのたれ死ぬしかない国家。頼まれても住みたくはない。まったく歴史関係の記述と考察は健康に悪い。
飯を食ったらアパートに帰ろう。帰って寝よう。それがいいそれがいい。
アパート帰宅後計量:体重 74.3kg
布団に潜り込み時間 21:00
眠れないので、能「土蜘蛛」を見ることにする。わくわく。
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~ Comment ~
Re: ECMさん
わたしの適正体重は68.9kgだそうであります。
5キロの距離が鉄壁に見える(バルバロッサ作戦かよ(^_^;)
もう半年近く膠着状態であります。
5キロの距離が鉄壁に見える(バルバロッサ作戦かよ(^_^;)
もう半年近く膠着状態であります。
私ももう5kくらいやせたいと思っているのですが、なかなかやせられないです。
まあ一応BMI値は普通になっているのですが、標準になるにはもう5kくらいやせなければならないのです。
まあ一応BMI値は普通になっているのですが、標準になるにはもう5kくらいやせなければならないのです。
Re: しのぶもじずりさん
DVDにはもちろん狂言も入っています。
能と狂言は、それぞれをばらばらに見るのは、間違っていると思い知らされました。
総合してひとつの世界なのでありますな。
舞台見に行きたいなあ。いえほんとに。字幕装置があるのが条件ですが……。
能と狂言は、それぞれをばらばらに見るのは、間違っていると思い知らされました。
総合してひとつの世界なのでありますな。
舞台見に行きたいなあ。いえほんとに。字幕装置があるのが条件ですが……。
Re: LandMさん
適正体重になることが目的ですから、やせすぎには注意を払っています。
前、知人に、骨と皮だけのような身体になりながら、「もっとやせなくちゃ」といっている女性がいました。身体醜形恐怖、というものだと、本を読んでのちに知りました。
ああなったら人間おしまいであります。
前、知人に、骨と皮だけのような身体になりながら、「もっとやせなくちゃ」といっている女性がいました。身体醜形恐怖、というものだと、本を読んでのちに知りました。
ああなったら人間おしまいであります。
狂言も見てください。
ギャグ満載で、大笑いできます。
先週の土曜日にEテレでやってました。
狂言「通円」は、能仕立ての狂言で、一見上品に見せかけて、とぼけた笑いが面白かったです。
仕舞と独吟はジジくさくて居眠りしましたが、能「雷電」はロックのノリしてました。
歌舞伎ロックスのオリジナル版? 能ですけど(^^ゞ
舞台上で見る能面はすごい!
ついでに、お体、お大事に。
ギャグ満載で、大笑いできます。
先週の土曜日にEテレでやってました。
狂言「通円」は、能仕立ての狂言で、一見上品に見せかけて、とぼけた笑いが面白かったです。
仕舞と独吟はジジくさくて居眠りしましたが、能「雷電」はロックのノリしてました。
歌舞伎ロックスのオリジナル版? 能ですけど(^^ゞ
舞台上で見る能面はすごい!
ついでに、お体、お大事に。
私はこの半年で5キロ落としました。
少し重量級になってきたので、体重調整をしました。
それでも体重が落ち続けるので、現在は無理やり食べて体重維持しております。痩せるのも健康に良いですが、急激に痩せるとそれも健康に悪いので、体重調整は結構大変ですね。
少し重量級になってきたので、体重調整をしました。
それでも体重が落ち続けるので、現在は無理やり食べて体重維持しております。痩せるのも健康に良いですが、急激に痩せるとそれも健康に悪いので、体重調整は結構大変ですね。
- #9358 LandM
- URL
- 2012.11/01 14:30
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