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    幻想帝国の崩壊(遠未来長編SF・完結)

    この小説の構成について

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     これまでガマンして読んでくれたかたも、「もしかしてこのポール・ブリッツというやつは、毎日毎日ブログの更新をして脳神経が切れてしまったかわいそうなやつなのかもしれない」とうっすら思っていたかたも、確信していたかたも、とりあえずここでご一服。

     このわけのわからん小説の構造をご説明いたします。

     えーと、まあ、今日アップした「断片007」を読めばわかると思いますけれど、この小説には、三つの視点が存在するわけでありますな。

     まず、断片「000」系列の部分。ここでは、人類滅亡後、銀河に覇を唱える幻想帝国の、その最盛期が描かれております。

     次に、断片「100」系列の部分。ここは、現代日本で、駆け出し言語学者の続由美子ちゃんを主役とした話が展開されております。

     断片「200」系列の部分は、幻想帝国崩壊後、「生ける皇宮スヴェル・ヴェルーム」の骸と、そこで使われていた「神の使う言語」を求めてさすらう詩人の話が、ここだけはわざと時系列ばらばらで描かれています。

     で、それぞれの話が書かれたテキストを、この三者が一部分だけ読んでいる、という趣向でありまして。

     つまり、「100」系列にいる続由美子ちゃんは、SELがアウトプットする「000」系列の部分を読むことができます。欠落だらけなのは、妙な記号が入ったり、「続続由由美美子子」みたいなノイズの中から拾い出して読んでいるからです。

     「000」系列の皇子と従者は、スヴェル・ヴェルームが少しずつ吐き出す「200」系列の文章を読んでいる。

     「200」系列にいる詩人は、「詩」「伝承」として、「100」系列にいる続由美子ちゃんの物語をある程度は読んで知識として知っている、ということです。ある程度、というのがどの程度、なのかはまだいえません。

     では「300」系列とか「400」系列も出てくるのか? ……今の段階でいえるわけないでしょそんなこと。

     こういう、三つが三つとも、互いに支え合い絡み合っている構造を、「ボロメアンの環」といいまして、ラカンが……変な脱線はやめろ? はい。スミマセン。

     で、この小説のテーマですが、「言語活動にとって神とはなにか」であります。と書いても、今の段階ではわけがわからないでしょうね。明確になってくるのはもっと先のことですし。

     しかしこう書いていて思うのですが。

     どうしてわたし、こんな構造自体からぐちゃぐちゃな小説なんか書きはじめちゃったんだろう……。

     ほんとうに別な意味で病院に担ぎ込まれるまで、どうかこれからもおつきあいよろしくお願いします。

     え? 世界設定とか用語とかも細かく説明しろ?

     ……考えるな。感じるんだ。(コラ)
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    ~ Comment ~

    Re: LandMさん

    脳神経の件は、あまり面白くないジョークだっただろうか……うぬぬ。みんなから同情されまくり(^^;)

    それはそれとして、ある種の「ヘンなものの見方」は創作物を作る人間にとって必要不可欠なものだと思います。

    ジャンルはなんであれ。

    脳神経が切れてしまったら、小説を書けないような気がしますが。。。
    作家っていうのはある意味俗世から離れた感覚がありますから、それはそれでいいと思いますけどね。

    Re: 矢端想さん

    この小説を書くに当たって、目標にしている小説があります。

    バリントン・J・ベイリーの「時間帝国の崩壊」というSFです。

    某誌の評に、「最高にぐちゃぐちゃ、出鱈目で濃密かつ息苦しい怪作。翻訳作品中ではこれが一番異常」とありました。その評を読んで以来、「わたしもいつかそういうSFを書くぞ」と誓い続けてきました。ああ思い出すなあ高校生時代。

    我ながら正常な社会生活ができないわけだよ(笑)

    わけのわからない話を解説でさらにわけわからなくしてどうしようというのか、ポール・ブリッツ!(笑)

    Re: limeさん

    そうガッカリなさらないでも(・_・;)

    今はまだ全体の6パーセントくらいですから。

    これから小説はどんどん変な方向へ進んでいきますから。

    だから心配なされずに……(コメレスになっているのだろうか(^_^;))

    じゃあ、スヴェル…(省略)だけ、時間をこえてるんですね。
    わかりました。
    私の読みは、ぜんぜんちがうと。(ToT)
    (ああ、携帯からのコメは、打ちにくい(>_<)

    Re: 黄輪さん

    >脳神経

    こらっ(笑)

    でも大学生のときは、これを「短編連作」と「信用できない語り手」の技法でやろうとしていたんだから、読者のことを何も考えていないにもほどがあるというか。昔からバカだったらしいであります。(^_^;A)

    >脳神経が
    一瞬思ってしまってました。
    ちゃんと構想のある上での描写・展開と分かり、ほっとしてます。
    ただ、まだ何が何だか分からないところだらけなので、無事完結されることを願っています。

    Re: 山西 左紀さん

    大丈夫です。わたしも初めてですから。

    ……と書いてものすごく不安(汗)

    始めた以上、最後までやるだけですけどね。ふんどしを締め直してかからにゃならん。

    ポールさんのそういうお気持ち、
    なんとなく分かるような気がします。
    一服としての解説、さらに読み進める道しるべ
    にはなってくると思います。
    なにしろこんな構成の小説読んだことないですから…
    長期連載みたいですし…

    Re: 名無しさん

    いえ、普通の小説だとこんな解説はしないのですが、ものがものなので、趣向がわからないと、それこそ完全に意味不明になってしまうのです。

    これからもこの調子でかなりの長丁場になる以上、長編として一気に出版できるなら、解説抜きというのもじゅうぶんにアリなのですが、ある意味わたしの書いた中でいちばん実験小説の色合いが濃いものですから、ここでルール確認をと。

    ちょっと内心忸怩なところもあるんです。うむむ。

    Re: ダメ子さん

    まあそうなんですけど、完結予定が来年の12月中なものでして。

    どうかそれまで見捨てないでいただきたいものであります。お願いするであります。

    自分で書いている話の解説はしない方がよいと思いますよ

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