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    その他いろいろ

    たとえば

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     たとえば、きみがよく研がれたナイフを持っていたとする。

     きみの前には食べられるかどうかもわからない肉のかたまりがある。

     十日もなにも食べておらず、きみの身体は飢えで悲鳴を上げている。

     きみはナイフで肉のかけらを切り取って食べるという誘惑に耐えきれるか?

     食べられない可能性もある。しかし食べなければさらに飢えは深刻になるばかりだ。

     きみは理性を働かせて、感情のままに行動する……。

     気をつけなくてはならないのは、えてしてそういうときに限って、人間はどうしようもない過ちを犯してしまうということだ。「他策なかりし」からといって、その策が災厄をもたらさないとは限らない。

     さて、下世話な話に戻ろう。

     きみは、「アベノミクス」という、よく研がれたナイフを持っている。目の前には、「好景気」という肉のかたまりがある。他策はない。きみは飢えきっている……。

     くりかえすが、そういうときに限って、人間は過ちを犯してしまうものなのさ。どういう過ちかはわからないが、確実に、事態は最悪の方向へ転がっていく。

     全面的にそれが悪いといってるわけじゃない。なにかが終わりを迎えなくては、新しいなにか、たとえば静謐な長い時間が始まることもないからね……。
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    ~ Comment ~

    Re: ゆういちさん

    少なくとも「間違った切れかた」はしないでほしくないものです。肉を切っていたら滑って自分の手首を切っちゃった、とか……(´・ω・`)

    こんばんはー



     アベノミクスは研鑽されたナイフなのか、あるいはいかにもそれらしいいやそれらしくもないメッキの摸造刀なのか……後者だと肉をまともに切ることすらできないかもしれない。メディアで言われているような中身スカスカの政策であってはならないのですが、それも現状では否定はできない感じv-292

     戦時中、激戦区では生き残るために「どんな肉でも」食べていたと聞いたことがあります。やはり生きるためにはそれを選べない状況もあるんですよね。

    Re: LandMさん

    その発想はなかった(゚o゚ )

    そういう見方もできますねえ……。

    アベノミクスは血抜きをしようが煮ようが焼こうが、毒は抜けないと思うのですが。劇薬だから……。

    NoTitle

    …ん?これは神学論の話だったような。
    私が違ったのかな。。。他のコメントを見る限り。
    エホバの証人、イスラム系統でしたっけ。
    肉は血を抜いて食べなさい、肉は食べてはいけません。
    その由来の話ですよね。災厄という名の。

    Re: マーサさん

    わずか一食抜いただけで、片足を食らいたくなる気持ちがわかりますからねえ。

    飢えは怖いです。

    だからわたしは、今の戦争の可能性をもてあそんでいるような日本の外交策が怖くてたまりません……。

    飢えをしのぐための行動が、もっと深刻な飢えを生むような、そんな予感がするのです。

    杞憂、という言葉は使いたくないです。世の中、なにがあるかわかりませんので……。

    細けぇことはいいんだよ!

    ワンピースで遭難した赤足のゼフが、
    自分の片足を食う話を思い出しました。
    泣く子も黙る赤足のゼフも、飢えには勝てなかったわけで。

    極限状態でまともな思考なんか働くはずがないですし、
    目の前に肉があったら、食らいつくことしかできないでしょうね。
    もし他に誰かいたら、殺してでもそうするでしょう。
    そいつも食えば、もっと長く生きられますし。
    飢えって、それくらい恐ろしいものだと思います。

    Re: カテンベさん

    この肉のイメージとしては、中国の神話にある「視肉」だったりします。

    諸星大二郎先生の作品や、山田正紀先生の作品で、その恐ろしさはいやというほど学んだであります。

    うむむ。

    こんばんは

    どうにもダメそうならナイフで自決するかなぁ
    単に腹へった〜、おなかすいた〜、てだけやなくて、10日も間が空いてると体力も残ってないでしょうね
    でも、正体不明の肉が忽然とあらわれたのなら、様子を伺ってる者がいるはず、とナイフを構えて探索に出るべきでしょ^ ^
    さまよったあげく、肉に遭遇という場合でも腐敗の具合くらいは判別できそなものだから、どのくらい前にここに誰かがいたのか、おおよその計算はできそう。
    締め上げて、脱出のヒントをはかせてやる!と気力は湧いてきそう。

    Re: かえるママ21さん

    その可能性でオチをつける、というのも考えましたが、このブログにも載せているショートショートで、そのネタはすでにやっており、

    「人肉食か……いざというときの可能性としてはアリか」

    などと考えてお蔵入りにしました。

    正常な感性がマヒしてるよわたし!(゚Д゚)

    六根清浄、六根清浄……(汗)

    NoTitle

    最初、大岡昇平の「野火」を彷彿させるか...と思いましたが。
    耐えきれずに食べてしまったのは「人間の肉だった」というオチかな.....って。

    ある意味、人肉なのかもしれませんね。
    アベノミクスも......

    Re: ダメ子さん

    それについてはダメ家のサロンに集ういつものメンバーと膝を突き合わせて議論したいものです。

    結論が「武力革命すべきだけど疲れるからやめよう」になる気がしますが(^^;)

    Re: miss.keyさん

    国家がスリムになるのは賛成です。

    しかし、スリムになって、活動的になって、調子に乗ってすべきでないことでもしてしまうのではないかと考えると……。

    ちょっと鬱々してきた(^^;)

    腹の脂肪については……。

    食べられないかなこれ。脳味噌を酷使して糖分をそちらにやることにより、足りなくなったぶんだけ皮下脂肪を燃焼させて代替エネルギーにする原稿書きダイエット……無理だ(^^;)

    NoTitle

    不景気になると民族主義的になるのは
    いつもの決まりきったことで
    やっぱり自由意志なんてないのかも…
    逆に世界平和の訴えも
    余裕のある人々の戯れでしかないのかも…

    なんて思う私はネガティブすぎるかな?

    腹の脂肪が食えたら良いのに

     肥満は敵だ。
     出っ張った腹をみて今日も溜息。なのに朝が来れば腹が減るし、昼になれば腹が減るし、夜になっても腹が減る。でもその間、腹の出っ張りがへこむ事は無い。余分なエネルギーが此処に有り余るほど有るのに、何故に人は他からのエネルギーを必要とするのだろう。腹立たしい。
     アベノミクス?新製品のホットケーキミックスかな?
     日本には腹どころか手足や首にまで有り余るほどにごてごてついた脂肪がある。蓄えたエネルギーである筈なのに何の役にも立たん。それどころか体を動かすのに余計にエネルギーを必要とするは、健康を害するは、とにかく厄介者だ。
     ダイエットしなきゃ駄目だ。
     昨日、体重計を買ってきた。

    Re: ROUGEさん

    慢性的な金欠状態だった大学生時代、銀行からお金を下ろすのを忘れて夜を迎えたことがあります。

    まあ、一晩くらい食べなくてもいいか、眠っちゃえばいいんだし、と電気を消して寝床にもぐりこみ……。

    一晩中死ぬような思いをしました。自分がいかに「飢え」をナメていたのか思い知らされました。

    わたしが戸棚に食料を常備し、どんなときでも三食きっちり食べるようになったのはそれからです(^^;)

    Re: 面白半分さん

    なにぶん日付が変わる寸前に、スマホを使って寝床の中で書いたもので(^^;)

    時間に追われすぎても冷静な判断力が欠けてしまいますね。

    まるで今の日本のようだ(と二段構えで落としてみる(^^;))

    Re: えむさん

    こちらこそ美しい写真をありがとうございます(^^)

    ブログの記事からは一か月くらい山籠もりするのか、と一瞬思ってしまいましたが、よく考えれば社会人にそんな贅沢は無理でしたね(^^;)

    休暇をぞんぶんに楽しんできてくださいね~(^_^)/

    Re: 山西 サキさん

    決断を下すのがリーダーの存在意義ですが、その決断が正しいか間違いかは、歴史の判断を仰ぐしかないからなあ……。

    「銀河英雄伝説」を読むまでもなく、劇薬には強烈な副作用がつきものですからねえ。

    Re: けいさん

    「肉」は果たして食べられるものなのか?

    食べてその場を生き延びた後で、より深刻な災いをもたらすものではないのか……?

    そんな思いがあります。

    伝染病が爆発的に流行、感染爆発するとかね。

    そういう寓話にするつもりだったけど愚痴になってしまったのは痛恨であります。

    NoTitle

    私は食べない。
    で、飢え死にを選ぶわ~

    だって毒だもの。

    どんなにお腹が空いていても
    毒、しかも もしかしたら共食いか得体の知れない肉・・・
    そんなの食べられないわ。

    ※私は子供の頃から食にシビアで
    嫌いなものを無理やり食べると自家中毒を起こします(^^;
    これは本当。
    なので何度も飢え死に寸前まで食べなかった事があるの~

    NoTitle

    寓話?と思ったら
    ”その他いろいろ”のジャンルであれっと思い
    コメント欄を読んで納得しました。

    でも
    これ読んだ人には伝わったと思います。

    愚痴とはいえさすがこのようにまとめるところが
    ニクイところでありますなあ

    NoTitle

    こんにちは^^

    いつもありがとうございます。
    嬉しいお言葉もありがたいです。

    一週間程で帰ってきます^^(意外と早い..笑)
    新しいブログには
    もちろん^^おきてがみ おきます〜。

    帰ってきたら 連絡致しますので
    どうぞ よろしくお願い致します☆

    NoTitle

    はい、サキはどうしようも無い過ちが、取り返しのつく物であることを祈るだけです。
    あれ?取り返しがつくならどうしようも無くないのかな?
    アベちゃんにはエネルギーを感じる反面、色々な意味で不安を感じています。

    NoTitle

    うわ、きついっすね、選択。
    肉を食べる食べないの自分との関係ではなく、この肉をどう扱って回りに利益をもたらすかの広範囲の視点で物を見て欲しいですね。頭と体とセンスをフル稼働していただきたい。下々の私たちが日々そうして生きているように。

    Re: マウントエレファントさん

    ほんとうは寓話としてショートショートにするはずだったのですが、読み返したら「単なる愚痴」になっていたことに気づき、「その他」に移しました。

    「栄光への道は短く険しいのに対し、滅びへの道は長くゆるやかである」

    っていう言葉は事態の半分しかとらえていないと思います。

    短く険しかろうが長くゆるやかだろうが、滅びへの道は滅びへの道なのだ、とわたしは思います……。

    NoTitle

    そういう恐怖ってありますよね。
    アベノミクスにはあとでとんでもないしっぺ返しがあるんじゃないかと、みんなうすうすわかっていながら、目先の利益のためにやすきに流れてしまう。
    でも、変化を怖がって無策を繰り返すコレまでの延長線上の政治で、ただ転落していくのも怖い。
    かといって、いい他策も思い浮かばない。
    そういう要因の他に、周辺国との緊張感も、過ちに手を伸ばさせてしまう圧力になっているんでしょうね。
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