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    「剣と魔法の国の伝説」
    剣と魔法の国の伝説 第1章

    剣と魔法の国の伝説 第1章・その1

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     魔法使いは語る……。



     まず、この剣と魔法の国が、どのような土地からできているのかを語らねばなるまい。

     かつての魔法により、この土地は、だいたい二十個からなる六角形の領域が組み合わされたような形になってしまった。だいたいの形を述べると、山がちな森林地帯と呼べるだろう。森林地帯には、無数の道と開けた場所があり、便宜上そこを「広場」と呼ぶが、その広場から広場へと道伝いに進むよりほかに、移動する手段はない。森林の道なき道に踏み込むと、たちまちのうちに迷ったり、前進不能になってしまうからだ。

     道には、誰にでもわかる道のほかに、はた目からはわからないよう隠された道もある。わたしは、それらについてすべて知っていることは前に話した。だが、ほかのつわものたちにとっては、見つけるのはなかなかの難事だろう。その点で、わたしは有利である。

     「広場」には山の上にあるものや、はたまた地下の洞窟につながっているものもあり、探索はかなりの困難を伴う。今はまだいいが、魔力が本格的に活性化したら、地形のつながりがどうなるのか、わたしには想像もつかない。

     これらの土地には、財宝がそれこそごろごろしている、過去の王国の城だったところや都市だったところがあるが、そこにはそれこそ厄介な怪物がうろうろしているのだ。中には、出くわしたら最後、さっさと逃げ出さなければあっという間にばらばらにされてしまうような恐ろしいものもいる。

     また、点在する遺跡にも、怪物たちが待ち構えており、不心得者を取って食おうとしているのだ。

     だからなんとしてでも、怪物たちが満腹し、行動の邪魔はするけれど襲ってはこない今のうちに、財宝を探さなければならない。

     かけられた保護の魔法が強力でさえなければ、わたしも自分の魔法で対抗できるのだが、それを望むのはそれこそ望みすぎだろう。

     では次に、この危険だらけの土地に住む怪物たちや住人たちについて話さねばなるまい……。
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    ~ Comment ~

    Re: limeさん

    ややこしいゲームですが、ルールを覚えてもらう必要はまったくありません(^_^)

    本来だったら、もう魔法使いさんがこの土地で冒険を始めているはずなのですが、わたしの翻訳能力は、中学生より低かった、という次第で……(^_^;)

    正直にいって、まだ「用具の説明」セクションしか訳せていない、という。遅くとも「ゲームの始めかた」くらいまでは訳しているはずだったのですが(^_^;)

    和訳の遅れかたしだいではえらい大長編になるかもしれません。でもライフワークにはしたくないぞ!(笑)

    Re: 神田夏美さん

    訳が一区切りつけば、小説パートも私小説パートも進むんですけどねえ(^_^;)

    なにしろものぐさなもので(^_^;)

    NoTitle

    ここのルールの説明は、しっかり頭に入れないと、この先がわかりにくくなる感じでしょうか。
    でしたらまた、じっくり読みに来てインプットしますね。
    私は説明書を読むのがとっても苦手なもので、ややこしいゲームだと思ったら、まず手を出さない。
    これはあえて、そこに挑もうとしたポールさんの物語なのかな?
    なんて。
    これ、長編になりそうですか?
    楽しみにしています^^

    NoTitle

    こういう、ストーリーと語り?が一緒に進行してゆくような形、面白いですね。なんだか新鮮な気持ちで読ませてもらっています^^
    プロローグが終わり、これから一章が始まるようですので、今後も楽しみにしています~♪
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