「ショートショート」
SF
神はサイコロを
「なんだい、ゲイリー。青い顔をして」
急に研究室に呼び出されたわたしは、蒼白な顔をしている同僚のゲイリーに、冗談交じりの声を送った。ゲイリーの顔が青いのはいつものことだ。まったく、この男は、「取り越し苦労」が服を着て歩いているようなやつで、湯を沸かしたらふきこぼれることを恐れ、卵を入れたら割れることを恐れ、食卓でゆで卵を食べようとしたら固ゆでになることを(ゲイリーは半熟が好きなのだ)恐れるようなやつなのだ。
「神はサイコロを振った。そうだ、そうなんだ……」
わたしのちゃちゃにも関わらず、ゲイリーはぶつぶつと同じことをつぶやき続けていた。
「どうしたんだよ、ゲイリー。今日はいつもよりひどいじゃないか。がらにもなくクラップス(カジノで行なわれているサイコロ賭博)でもやって負けたのかい」
ゲイリーはようやく、こちらに気づいた。
「やあ、アル。とんでもないことに気づいたんだ。神はサイコロを振ったんだ」
「しっかりしろよ」
わたしは笑った。
「ゲイリー。順を追って話してみろ。わたしがお前の心配を笑い飛ばしてやるから」
「あ、ああ……。君、量子論については知ってるな。それに伴う大統一理論も」
なにをいいだすのだこいつは。
「知らないわけがないだろう。わたしも、お前と同じように物理学で飯を食っているんだぜ。しかも、この二十六世紀、量子論がなければ宇宙船ひとつ飛ばすことはできないことは常識じゃないか」
そう。二十一世紀後半に理論化され、磨き上げられた量子論と相対性理論の統一理論、いわゆる大統一理論により、人間は爆発的に宇宙に進出を開始し、今では百以上の恒星系に植民地を築き上げていた。
「アル、君、それがはたして正しいことだと思うかい」
「え……」
考えたこともなかった。
「どういうことだよ。人間も生物である以上、繁殖し増え広がることは当然じゃないか」
「そうか、君もそう考えるか……」
「違うのか」
ゲイリーは、なんともいえぬ暗い目つきをした。
「六百年前、アインシュタインがいった、このセリフは知っているよね」
「このセリフ?」
「『神はサイコロを振らない』」
「ああ、知ってるよ。量子論を否定したセリフだろう。アインシュタインは天才だったけど、それでも人間だった。神がサイコロを振ったことを、どうしても認められなかったんだ。もちろんそれは間違いで、神はサイコロを振った。だからこうしてわたしたちはここにいる」
説明が必要だろう。十九世紀に大きな力を持っていたニュートン力学によれば、あらゆる物体において、初期条件さえ測定できれば、その後の運動は完全に記述されるはずだった。この場合、運動とは、位置と運動量のことだ。物体がどこにあり、どちらに向かって動いているのかは、方程式により完全に予測することができる。
それに対して決定的な異議申し立てがあったのが、二十世紀はじめに基礎が完成された量子力学だ。原子、素粒子レベルの現象においては、ハイゼンベルグの不確定性原理により、位置と運動量を同時に正確に測定することは不可能なのである。それでは困るので、量子という概念が導入された。これにより、微細な量子の活動は、確率的に記述されることになり、それがどこにどういう形で存在するかは、観測されるまで確率的にしか示されず、予測することは物理的に不可能であることが証明されてしまったのである。この場合、不可能とは、文字通りの不可能だ。すべての初期データと無限の計算能力を持つ神でさえも、予測することはできない。
この考え方は、ニュートン物理学により確固とされていた、「決定論的」な物理学と真っ向から対立することとなった。反対の急先鋒は、相対性理論を打ち立てたアインシュタインだ。相対性理論も、つきるところ決定論的な考え方だったため、アインシュタインは量子論を認めるわけにはいかなかったのだろう。
そのとき残した捨てゼリフが、有名な「神はサイコロを振らない」だ。結局アインシュタインは誤っており、二十一世紀後半の大統一理論で、相対性理論は量子論に敗北(といっていいのだか)することになる。
物理学者には常識以前の問題だ。
「で、それがどうかしたのか?」
「君、君はこう考えたことはないかい。アインシュタインが、この言葉を語ったとき、脳裏に思い描いていた哲学者は誰かということを」
「スピノザじゃないのか」
スピノザは、決定論という哲学的立場を真の意味で確立した十七世紀の哲学者だ。自由意志は存在せず、すべての出来事は世界そのものである神のうちで必然的かつ機械的に展開されるとしたことで有名だ。一見したところ夢も希望もないような哲学だが、これによって救われた人間も数多くいるというから世の中はわからない。
「だったらいいんだが」
ゲイリーは青い顔をさらに青くし、そっとささやいた。
「ライプニッツだったんじゃないかとぼくは思ってる」
「ライプニッツ?」
ライプニッツとは、十七世紀のドイツの……ええと、万能の大学者ともいえる天才哲学者だ。その業績は多岐に渡る。全集を完結させるのに二百年かかったという伝説があるくらいだ。その業績で一番有名なのは、「モナド論」と「予定調和説」だろう。
「あの楽天主義の哲学者がどうして?」
ライプニッツは、世界は、神が「最善の世界」を目指して作ったと考える立場だ。神は全能だから、いまわたしたちが生きているこの世界は、「最善」なのだ。すべてのものは神が望まれたように動く。これを「予定調和説」という。
「ライプニッツが楽天的だというのは大嘘だよ」
ゲイリーはぶつぶつとつぶやいた。
「ある意味、ものすごく悲観的なんだ。この世に、人間世界に、どれほど悲惨で破滅的な事態が到来しても、それは神の『最善の』世界の中では、最善の世界を守るため当然払われる犠牲ということになる。たとえ人類が絶滅しても。違うか?」
そう考えたことはなかった。わたしは不承不承うなずいた。
「そうかもな」
でも、それがどうしたんだ?
「ライプニッツの考えからすると、神は全能だから、最初に世界を創造する際のワンアクションを除いては、なんら世界に干渉しなかったことになる。後から世界に干渉したりしたら、神が過ちを認めたことになるからね。それを推し進めると……神はなんで、人間を作るように仕向け、量子論を発見させたんだ?」
「なんだって?」
わたしには、ゲイリーのいうことがまだわからなかった。わからないが、そうとう異様なものを聞かされるのではないかという恐れだけがあった。
「ぼくはこう考える」
ゲイリーは急き込むようにいった。
「神が人間を作ったのは、量子論を発見させるためなのではないかと。そして不確定性原理のもとで量子を観測させ……サイコロを振るためだったのではないかと」
「ゲイリー、お前……」
考えすぎだ、といいたかった。しかし、わたしには反駁できなかった。
「量子の位置と運動量を正確に予測することは神にも不可能だ。それは物理学的に証明されている。ということは、それを観測することは、神が作り出したこの『最善』であるはずの世界にノイズを与えることになる。これが一部のノイズで済んでしまえばなんでもないが、カオス理論にいうところのバタフライ効果により、大規模なうねりとなって世界全体に影響を与えれば……神の作り出した『最善』の世界は……いや、神は自分の作り出した世界が最善かどうかを賭けて、わざとサイコロを……」
「ゲイリー、お前は疲れている。疲れているんだ」
「そうかもしれない。うん、きっとそうだよな。すまんアル、変な話につきあわせてしまって」
ゲイリーは部屋を出て行った。
しかし、わたしの疑念は晴れなかった。
ライプニッツは正しかったのだろうか。
量子論は正しいのだろうか。
そして神が作り出したはずの「最善の」世界は……サイコロ賭博の結果により、今や「最悪の」世界に顛倒してしまったのではないだろうか。人類の繁栄の裏側で、恐るべき災厄が目覚めようとしているのではないだろうか。
もしかすると、その災厄は宇宙全体をも飲み込もうと……。
わたしは暗澹となる気分を振り払うことができなかった。
急に研究室に呼び出されたわたしは、蒼白な顔をしている同僚のゲイリーに、冗談交じりの声を送った。ゲイリーの顔が青いのはいつものことだ。まったく、この男は、「取り越し苦労」が服を着て歩いているようなやつで、湯を沸かしたらふきこぼれることを恐れ、卵を入れたら割れることを恐れ、食卓でゆで卵を食べようとしたら固ゆでになることを(ゲイリーは半熟が好きなのだ)恐れるようなやつなのだ。
「神はサイコロを振った。そうだ、そうなんだ……」
わたしのちゃちゃにも関わらず、ゲイリーはぶつぶつと同じことをつぶやき続けていた。
「どうしたんだよ、ゲイリー。今日はいつもよりひどいじゃないか。がらにもなくクラップス(カジノで行なわれているサイコロ賭博)でもやって負けたのかい」
ゲイリーはようやく、こちらに気づいた。
「やあ、アル。とんでもないことに気づいたんだ。神はサイコロを振ったんだ」
「しっかりしろよ」
わたしは笑った。
「ゲイリー。順を追って話してみろ。わたしがお前の心配を笑い飛ばしてやるから」
「あ、ああ……。君、量子論については知ってるな。それに伴う大統一理論も」
なにをいいだすのだこいつは。
「知らないわけがないだろう。わたしも、お前と同じように物理学で飯を食っているんだぜ。しかも、この二十六世紀、量子論がなければ宇宙船ひとつ飛ばすことはできないことは常識じゃないか」
そう。二十一世紀後半に理論化され、磨き上げられた量子論と相対性理論の統一理論、いわゆる大統一理論により、人間は爆発的に宇宙に進出を開始し、今では百以上の恒星系に植民地を築き上げていた。
「アル、君、それがはたして正しいことだと思うかい」
「え……」
考えたこともなかった。
「どういうことだよ。人間も生物である以上、繁殖し増え広がることは当然じゃないか」
「そうか、君もそう考えるか……」
「違うのか」
ゲイリーは、なんともいえぬ暗い目つきをした。
「六百年前、アインシュタインがいった、このセリフは知っているよね」
「このセリフ?」
「『神はサイコロを振らない』」
「ああ、知ってるよ。量子論を否定したセリフだろう。アインシュタインは天才だったけど、それでも人間だった。神がサイコロを振ったことを、どうしても認められなかったんだ。もちろんそれは間違いで、神はサイコロを振った。だからこうしてわたしたちはここにいる」
説明が必要だろう。十九世紀に大きな力を持っていたニュートン力学によれば、あらゆる物体において、初期条件さえ測定できれば、その後の運動は完全に記述されるはずだった。この場合、運動とは、位置と運動量のことだ。物体がどこにあり、どちらに向かって動いているのかは、方程式により完全に予測することができる。
それに対して決定的な異議申し立てがあったのが、二十世紀はじめに基礎が完成された量子力学だ。原子、素粒子レベルの現象においては、ハイゼンベルグの不確定性原理により、位置と運動量を同時に正確に測定することは不可能なのである。それでは困るので、量子という概念が導入された。これにより、微細な量子の活動は、確率的に記述されることになり、それがどこにどういう形で存在するかは、観測されるまで確率的にしか示されず、予測することは物理的に不可能であることが証明されてしまったのである。この場合、不可能とは、文字通りの不可能だ。すべての初期データと無限の計算能力を持つ神でさえも、予測することはできない。
この考え方は、ニュートン物理学により確固とされていた、「決定論的」な物理学と真っ向から対立することとなった。反対の急先鋒は、相対性理論を打ち立てたアインシュタインだ。相対性理論も、つきるところ決定論的な考え方だったため、アインシュタインは量子論を認めるわけにはいかなかったのだろう。
そのとき残した捨てゼリフが、有名な「神はサイコロを振らない」だ。結局アインシュタインは誤っており、二十一世紀後半の大統一理論で、相対性理論は量子論に敗北(といっていいのだか)することになる。
物理学者には常識以前の問題だ。
「で、それがどうかしたのか?」
「君、君はこう考えたことはないかい。アインシュタインが、この言葉を語ったとき、脳裏に思い描いていた哲学者は誰かということを」
「スピノザじゃないのか」
スピノザは、決定論という哲学的立場を真の意味で確立した十七世紀の哲学者だ。自由意志は存在せず、すべての出来事は世界そのものである神のうちで必然的かつ機械的に展開されるとしたことで有名だ。一見したところ夢も希望もないような哲学だが、これによって救われた人間も数多くいるというから世の中はわからない。
「だったらいいんだが」
ゲイリーは青い顔をさらに青くし、そっとささやいた。
「ライプニッツだったんじゃないかとぼくは思ってる」
「ライプニッツ?」
ライプニッツとは、十七世紀のドイツの……ええと、万能の大学者ともいえる天才哲学者だ。その業績は多岐に渡る。全集を完結させるのに二百年かかったという伝説があるくらいだ。その業績で一番有名なのは、「モナド論」と「予定調和説」だろう。
「あの楽天主義の哲学者がどうして?」
ライプニッツは、世界は、神が「最善の世界」を目指して作ったと考える立場だ。神は全能だから、いまわたしたちが生きているこの世界は、「最善」なのだ。すべてのものは神が望まれたように動く。これを「予定調和説」という。
「ライプニッツが楽天的だというのは大嘘だよ」
ゲイリーはぶつぶつとつぶやいた。
「ある意味、ものすごく悲観的なんだ。この世に、人間世界に、どれほど悲惨で破滅的な事態が到来しても、それは神の『最善の』世界の中では、最善の世界を守るため当然払われる犠牲ということになる。たとえ人類が絶滅しても。違うか?」
そう考えたことはなかった。わたしは不承不承うなずいた。
「そうかもな」
でも、それがどうしたんだ?
「ライプニッツの考えからすると、神は全能だから、最初に世界を創造する際のワンアクションを除いては、なんら世界に干渉しなかったことになる。後から世界に干渉したりしたら、神が過ちを認めたことになるからね。それを推し進めると……神はなんで、人間を作るように仕向け、量子論を発見させたんだ?」
「なんだって?」
わたしには、ゲイリーのいうことがまだわからなかった。わからないが、そうとう異様なものを聞かされるのではないかという恐れだけがあった。
「ぼくはこう考える」
ゲイリーは急き込むようにいった。
「神が人間を作ったのは、量子論を発見させるためなのではないかと。そして不確定性原理のもとで量子を観測させ……サイコロを振るためだったのではないかと」
「ゲイリー、お前……」
考えすぎだ、といいたかった。しかし、わたしには反駁できなかった。
「量子の位置と運動量を正確に予測することは神にも不可能だ。それは物理学的に証明されている。ということは、それを観測することは、神が作り出したこの『最善』であるはずの世界にノイズを与えることになる。これが一部のノイズで済んでしまえばなんでもないが、カオス理論にいうところのバタフライ効果により、大規模なうねりとなって世界全体に影響を与えれば……神の作り出した『最善』の世界は……いや、神は自分の作り出した世界が最善かどうかを賭けて、わざとサイコロを……」
「ゲイリー、お前は疲れている。疲れているんだ」
「そうかもしれない。うん、きっとそうだよな。すまんアル、変な話につきあわせてしまって」
ゲイリーは部屋を出て行った。
しかし、わたしの疑念は晴れなかった。
ライプニッツは正しかったのだろうか。
量子論は正しいのだろうか。
そして神が作り出したはずの「最善の」世界は……サイコロ賭博の結果により、今や「最悪の」世界に顛倒してしまったのではないだろうか。人類の繁栄の裏側で、恐るべき災厄が目覚めようとしているのではないだろうか。
もしかすると、その災厄は宇宙全体をも飲み込もうと……。
わたしは暗澹となる気分を振り払うことができなかった。
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~ Comment ~
おはようございます^^
う~~ん、難しかったです(笑)
私には、基本的な知識が欠けている模様。。。
ポール・ブリッツさんが哲学科だったのは知ってますが
哲学と物理学は似ているんですか?
作品に物理学が絡むことが多い気がしてました^^
私には、基本的な知識が欠けている模様。。。
ポール・ブリッツさんが哲学科だったのは知ってますが
哲学と物理学は似ているんですか?
作品に物理学が絡むことが多い気がしてました^^
Re: limeさん
ゲイリーくんは根っからの悲観主義者ですから、光瀬くんと話が合うかなあ。
大統一理論は、宇宙に存在する四つの基本的な力、重力、電磁力、強い相互作用、弱い相互作用をすべてひとつの理論のもとに説明しようとする試みです。
相対論と量子論もそこに必然的に絡まってくるし、だいいち言葉のすわりがいいのでこう書いてしまいました。今は反省している(^^;)
個人的にはスピノザの思想に共感するものがあるので、神は意思も知性もなく、であるから修復作業などすることもなく、ただひたすら己の内的必然性のままに展開するものだ、と思っております。うむむ。
大統一理論は、宇宙に存在する四つの基本的な力、重力、電磁力、強い相互作用、弱い相互作用をすべてひとつの理論のもとに説明しようとする試みです。
相対論と量子論もそこに必然的に絡まってくるし、だいいち言葉のすわりがいいのでこう書いてしまいました。今は反省している(^^;)
個人的にはスピノザの思想に共感するものがあるので、神は意思も知性もなく、であるから修復作業などすることもなく、ただひたすら己の内的必然性のままに展開するものだ、と思っております。うむむ。
NoTitle
やはり、物理学と哲学は切り離せませんね。
このゲイリーと、うちの光瀬を対談させたら面白いだろうな。
少し「人間原理」を思い浮かべました。
神が人間を作り出したのは、宇宙を把握し、宇宙の存在を知るためだ。言い替えれば、
人間がいなげれば、宇宙も神も存在しない。すべては人間ありき。
すごい傲慢だけど、なるほどとおもいます。
この中にあるように、神がもし存在するならば、それは全知全能ではなく、つねに修復作業をしている、
自信のない神でしょうね。
ところで、相対論と量子論の統一は、「量子重力理論」と記憶しているのですが。違ったかな?
この「大統一論」や「最終理論」の使い方も、物理学者の間ではっきり統一されていない感がありますね。
そっちを先に統一して貰いたいもんです。
このゲイリーと、うちの光瀬を対談させたら面白いだろうな。
少し「人間原理」を思い浮かべました。
神が人間を作り出したのは、宇宙を把握し、宇宙の存在を知るためだ。言い替えれば、
人間がいなげれば、宇宙も神も存在しない。すべては人間ありき。
すごい傲慢だけど、なるほどとおもいます。
この中にあるように、神がもし存在するならば、それは全知全能ではなく、つねに修復作業をしている、
自信のない神でしょうね。
ところで、相対論と量子論の統一は、「量子重力理論」と記憶しているのですが。違ったかな?
この「大統一論」や「最終理論」の使い方も、物理学者の間ではっきり統一されていない感がありますね。
そっちを先に統一して貰いたいもんです。
>べにーさん
ニーチェは大好きでちくま文庫版の本を買ったりしましたが、バタイユは「無神学大全」を読もうと思って挫折しました。
……いえ値段に(爆)。
同時代ライブラリー版の「内的体験」だけでも買おうかなあ。
水はあげてもいいですが、そのひしゃく一杯分の水を使って口をすすぎ顔を洗い頭を洗い手を洗い、それが済んだら庭木にあげないとだめですよ(どこの禅寺だ)。
ニーチェは大好きでちくま文庫版の本を買ったりしましたが、バタイユは「無神学大全」を読もうと思って挫折しました。
……いえ値段に(爆)。
同時代ライブラリー版の「内的体験」だけでも買おうかなあ。
水はあげてもいいですが、そのひしゃく一杯分の水を使って口をすすぎ顔を洗い頭を洗い手を洗い、それが済んだら庭木にあげないとだめですよ(どこの禅寺だ)。
ポールさんは、哲学科ですか(汗汗汗)。
私は、ニーチェとかバタイユが好きなので(汗汗汗汗)、
今度はそのあたりのお話を希望(汗汗汗汗汗汗汗汗汗)。
あと、水ください。
私は、ニーチェとかバタイユが好きなので(汗汗汗汗)、
今度はそのあたりのお話を希望(汗汗汗汗汗汗汗汗汗)。
あと、水ください。
>ネミエルさん
すみません。哲学科くずれなものでついつい(汗)。
今度は普通の書きます(汗汗)。
すみません。哲学科くずれなものでついつい(汗)。
今度は普通の書きます(汗汗)。
難しいですね・・・
僕のこんにゃく頭では理解するのに5回ほど読み直さなくてはいけませんでした。
なるほど、こういう・・・
なるほど、なるほど・・・(?)
僕のこんにゃく頭では理解するのに5回ほど読み直さなくてはいけませんでした。
なるほど、こういう・・・
なるほど、なるほど・・・(?)
- #221 ネミエル
- URL
- 2009.09/15 00:48
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Re: YUKAさん
ちなみにわたしの小説に物理学がよく出てくるのは、なんのことはない、昔SFファンだった名残であります。今のSFは高度に専門的になりすぎていて。とほほほ。