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    映画の感想

    「ディメンシャ13」見る

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     今回の「ブログDEロードショー」は、夏の夜にふさわしくホラー映画特集だそうだ。ホラー映画を見ると本気で悲鳴をあげかねないわたしには酷な企画である。なにせストレスには極端に弱いのだ。

     というわけで、図書館から借りてきました。ネットによるとどうやらホラー映画らしい作品、「ディメンシャ13」。たぶんおおかたの人は聞いたことのないタイトルだと思うが、なにせ市民の施設にあるDVDである。監督もコッポラであるし、なにしろ上映時間が75分しかない。ホラー苦手人間にとっては重要なポイントだ(笑)

     借り手の事情はともかく、この作品についての説明をしなければなるまい。監督・脚本フランシス・フォード・コッポラ、製作ロジャー・コーマンによる1962年度モノクロ作品。まだ無名だったころのコッポラが撮った、事実上の処女作である低予算映画。よく考えるとすげえコンビだ。

     プレーヤーにセットして観たのだが……いつ怖くなるかいつ怖くなるかとどきどきして観ていたら、最後までそれほどコワくならずに終わってしまった、という、ホラーとしてはどうよ、な映画だった。そのくせ、画面構成とか役者の演技とか音楽の使い方とかはなかなかのもので、75分間退屈したかといわれるとそんなこともなかった。感想が書きにくい(笑)

     見終わってからよそ様のサイトをチラ見してレビューを読んだら絶好のツッコミをしていたサイトがあって大笑いしたが、コッポラ監督も若かったのか、脚本に穴が多すぎる。尊敬する漫画家のラスカルにしお先生なら抱腹絶倒の爆笑記事を書くこと疑いなしの脚本だ。

     前半の、「いったいこれから事態がどうなるのかまったく五里霧中」のときは、ぞくぞくできるのだが、死体が転がって、「この話はどういう話なのか」がわかったら、とたんに怖くなくなってしまう。展開も予測通りで、ホラーを観てこんな気分になるのもどうかだが、「安心して観ることができる」のである。

     名監督の埋もれた佳作、といったら明らかに持ち上げすぎだろうが、珍獣として動物園でバクやオカピと並べて気楽に鑑賞するにはいい作品。そういう意味ではわたし向きだったかもしれない。ほんと、ストレスを感じなかったもんなあ。

     なぜか前に見たクリスティ原作のテレビドラマを思い出し、「あれは怖かったなあ」と……やっぱり映画は脚本ですぜ監督。(^_^;)

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    ~ Comment ~

    Re: かえるママ21さん

    あまり期待しないほうが(^^)

    あらすじについては、まったく予備知識を入れないで見たほうが楽しめる映画だと思います。

    わたしの場合は図書館で借りることができましたが、いったいどこのレンタル店で取り扱ってるんだこんなマイナー映画(^^;)

    NoTitle

    なるほど〜。
    ホラーは苦手科目のかえるままにも向いてそうです。
    75分は魅力。(笑)
    しかも、「ゴッドファーザー」のコッポラですか!
    期待、高まりますね。
    コッポラは低予算映画の天才じゃないですか。

    Re: LandMさん

    コッポラ監督はがんばったと思います。だって60年代に入ってモノクロですよ。低予算にもほどってもんが(^_^;)

    そんな中、必死に脚本を書いたんでしょうなあ。いろいろと見ている人を飽きさせない努力はしています。制約、きつかっただろう中で、さぞかし大変だったと思います。

    世の中には、もっと予算と撮影期間がありながら、もっとつまらない映画などはいて捨てるほどあります。

    でも監督にとっては黒歴史だろうな(^_^;)

    Re: 宵乃さん

    こういう話だ、とわかってからの登場人物たちの頭の悪さぶりはすごいものがあり、前半の緊張感あふれる調子とのあまりな落差が(^_^;)

    箸にも棒にもかからない、という映画ではないので、まともな脚本で撮ったらさすが栴檀は二葉より香ばし、といえたんでしょうが、いろいろと惜しいです。(^_^;)

    Re: miss.keyさん

    細かな演出はいいんですがねえ。急に動き出す人形とか、古城を覆う憂鬱な空気のカメラワークとか。

    まあ、細かなところに目をつぶれば、楽しく見られるB級ホラーです。正直、初めて監督する低予算映画としては、よくやったほうだと思います。はい。

    NoTitle

    ホラーこそ脚本が問われるような。
    アクションなどだったら、予算は技術で誤魔化せますが。
    恐怖は脚本が恐ろしくないと、
    本当の恐怖を味わえないですからね。
    そこが妙ですね。

    NoTitle

    フランシス・フォード・コッポラ初のホラー作品ですか。
    脚本は微妙だったようですが、映像はさすが将来の巨匠というところでしょうか。
    怖い映画が苦手なポールさんにはちょうどよい作品だったみたいですね。
    序盤はゾクゾクできたようだし、楽しめたようでよかったです。
    ご参加ありがとうございました♪

    ハードで売るハリウッド

     何度言ったかなぁ、このセリフ。
     やっぱり映画は脚本ですね。それが悪くちゃ、幾ら映像が良くて俳優が良くて音楽が良くてスタッフが良くて予算を湯水のごとく使ってもゴミ映画。映画は映像というハードではなく、物語と言うソフトで作っておくれ。そうすれば低予算でも面白いものが幾らでも作れる。
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