映画の感想

    「カールじいさんの空飛ぶ家」見た

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     今回のブログDEロードショーはファンタジーアニメだそうである。というわけで悩むことになった。SFでもいいということだったが、ファンタジーというからにはファンタジーを見たい。

     レンタル屋で迷ったあげく、前から興味があった「カールじいさんの空飛ぶ家」にする事にした。どう考えてもあれはファンタジーである。

     で、見てみたわけであるが。

     面白い映画であったことは確かである。少なくとも、タイトルと序盤の設定から老人のペーソスを描いた映画を想像していたら予想外の展開に翻弄されることになる。まさかこんな映画だったとは想像もしなかった。

     根本的にアメリカ人の作った映画なのである。全てを失った男が、さらに全てを失うことにより、新しい幸せを手に入れる話なのだ。主人公であるカールじいさんは、老人である以前に、ひとりの男であり、ヒーローなのだ。

     そしてわたしがこの映画に素直に感動できなかったのは、まさにカールじいさんがアメリカ人の、いや、最近のハリウッド映画の典型的ヒーローに、最終的になってしまうということ、それ自体なのだ。

     昨今のアメリカンウェイの痛々しいまでの崩壊ぶりが、わたしが疑問を抱く理由かもしれない。結局はプロパガンダ映画であることからアメリカ映画は逃れられないのか、そんな感想を抱いてしまう。少なくとも、ヨーロッパ人なら、もっとひねくれた映画にすることだろう。

     ディズニーであるから「わかりやすい」映画になってしまうのも当然なのかもしれない。そこがわたしには釈然としないのである。

     いい話なんだけどね。

     ちなみにこれを見たときは薄目のキューバ・リブレを三杯飲んでいた。身体には悪いのであるが。
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    ~ Comment ~

    Re: 鍵コメKさん

    調べてみましたが、法律的に罰するような「必殺技」はないみたいです。

    http://lmedia.jp/2014/11/08/58127/

    地道にスパム野郎の正体を突き止め、そして特定したうえでさらにスパム野郎が名誉毀損などの隙を見せたときを捉えて刑事告訴、くらいのことしかできないみたいです。

    まだ過渡期なんでしょうね。腹も立ちますよまったく。

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    Re: LandMさん

    あの映画はいわゆる「アメリカンドリーム」とは違う夢を描いているような気が(^^;)

    まあ典型的なアメリカ人の反応なんだろうけれど、どちらかといえば「さえない人間が失った自分を取り戻す」みたいな、かなり現代的なテーマのように思います。

    それだから急に強くなってしまうアメリカ人的なカタルシスがちょっと……というわけで。

    うむむ。

    NoTitle

    まあ、アメリカンドリームは所詮夢ですからね。
    人の夢と書いて儚い。
    二ホンとアメリカの夢は考え方が少し違いますよね。
    アメリカンドリームは嫌いではないですが。

    Re: blackoutさん

    17世紀の哲学者たちに最近はまっています。しかも大陸合理論のほうを。

    合理を徹底したところに見える「禁断の領域」がたまらなく魅力的です。

    ちょっと経験論は好みに合わない(^_^;)

    ここらへんでアメリカ哲学にも目を向けるべきかなあ、クワインとか……。

    Re: かえるママ21さん

    根暗のB型ですから、ひねくれたユーモアを好むもので(^_^;)

    カールじいさんもそうとう屈折しているし、登場人物はみんな屈折しまくっているけれど、その屈折ぶりを実に巧妙に隠蔽しているがゆえに、隠蔽自体になんとなく違和感が。

    ひねくれた見方かなあ(^_^;)

    Re: 宵乃さん

    たしかにわたしもショートフィルムのほうが面白く思えた。(^_^;)

    まさか開始30分で目的地付近までたどり着いてしまうとは誰も思わないよ。

    その後のドラマは、ちょっとあれれ、でありました。面白かったんですが……。

    NoTitle

    そういえば、自分も20代のころは、アメリカ系のものが好きでしたな
    音楽や映画や食物とかもw

    良くも悪くもわかりやすいというか単細胞というか、当時はそうでないと理解できなかったんだと思います

    今は、映画はおろかテレビを観なくなり、音楽は北欧のデスメタルやらブラックメタルやら国内のインディーズ系ばかりを聴き、読む本は、哲学やら思想関連

    そんな感じですw

    しかもほぼ毎日、ビールばかり飲んでるっていう(汗)
    そのビールも国内の地ビールやドイツ・ベルギー・イギリスあたりのビールっていうw

    NoTitle

    かえるままもこの映画見ましたよ~。(^◇^)
    ボーイスカウトの少年が、なんとも哀愁があります。

    ハッピーエンド、アメリカンヒーロー、フロンティア精神、多義的な意味でのリベラリズム・・・分かりやすいO型的なアメリカ映画を必要としてる人もいるのですよ。
    O型のかえるままも含め。

    NoTitle

    この作品は冒頭のボーイスカウトの少年が登場するまでがすべてという感じでした。
    ショートフィルムの方が評価が高かったんじゃないかなぁ?
    CMから「風船で空を飛んで大冒険の旅へ!」という印象を受けたので、飛んでる時間が少なかった事にガッカリです。
    「バロン」や「80日間世界一周」みたいなのを期待させた時点で負けのような(笑)

    >根本的にアメリカ人の作った映画なのである。

    ホントその通りですよね。
    今回もご参加ありがとうございました♪
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