映画の感想

    「伊賀の水月 剣雲三十六騎」見た

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     ブログDEロードショーの毎年恒例の肝試し大会に参加する予行演習として見た。荒木又右エ門の鍵屋の辻の仇討ちをもとにした、1942年の時代劇である。ブックオフで108円で買ってきたDVDの作品であるため、内容にはまったく期待していない。いや、阪東妻三郎が出てるから少しは期待しているのかもしれん。

     で、見てみた。画質も音声も最悪レベルだが、まあ、何が映っているかくらいはわかるし、内容もわかる。

     意外なことに、1942年の作品にしては、かなり現代的な作品であった。主人公はもちろん荒木又右衛門だが、彼の親友で故あって敵方に回る河合甚左衛門が、これが昔気質というか、かなり筋を通すかっこいい役なのである。

     どうも、「チャンバラをかっこよく描く」以前に、「穏便に済ませられたはずの刃傷事件が、それぞれ大名と旗本を巻き込んであれよあれよという間にコントロール不能な政治問題化するまでの大騒動になる」というドラマをやりたかったらしい。それは見事に表現され、1942年の作品なのに、まるで池宮彰一郎先生原作の集団抗争時代劇みたいになっていくのが面白かった。

     阪東妻三郎のチャンバラシーンは、つまらなくなるわけがないのでおいておくが、けっこう長く続く。まあ、荒木又右衛門ひとりで、三十六人を斬らなければならないのだから当然だ。もちろん、見ている側としては、、又右衛門もっとやれ、である。

     意外な見どころとしては、又右衛門の奥さんの役を演じている高山広子さんが、当時の武家の奥方の作法として、「お歯黒」を塗っているのが珍しくてよかった。不気味かな、と思ったら意外と妖艶で美しい。これにはびっくり。モノクロだという理由もあるだろうし、そもそも戦前の「そういうのが似合う女優さん」ということもあるんだろうな。

     面白かったので、次があったらもうちょっと美しい画質で見てみたい。
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