昔話シリーズ(掌編)
樹になった龍の昔話
だからわしはそんな計画やめろといったんじゃ。先祖の教訓をなにひとつ学ばなかったのかお前らは。いいか、あれはそもそもじゃな。昔、昔……。
昔、昔、この地方には龍が住んでいました。鱗がある見上げるような身体からは長い首が伸び、大きな翼を振ってゆうゆうと空を飛ぶその姿を、目にしなかった人は一人もいませんでした。
しかし、龍はこの地方の人々からは恐れられ、憎まれているのでした。
龍も、生きているからにはなにか食べなくてはなりません。森の動物を食べているだけでは、おなかがすいてどうしようもないのです。自然と、龍は人里に降り、村人の育てた家畜を襲うようになったのです。
村人たちは、騎士たちが放浪の旅の途上で村に立ち寄るたびに、龍を殺してほしいと頼むのですが、みんな、なにか都合をつけて断るか、または龍に返り討ちにあい、ほうほうの体で逃げ帰ってくることになるのでした。
そんなある冬の日のこと、村にぼろぼろの僧服をまとった、ひとりの修行僧がやってきました。
修行僧は信心深い村の人から、一杯の粥と水とをもらうと、この村に住むという龍の話を聞きました。
修行僧は話を聞いて、はらはらと落涙しました。
「お坊様、わしらを哀れに思って泣いてくださるのですか」
「いや。悩むそなたらも気の毒だが、龍はもっと哀れなのではないかと思うてな。語る友もなく、連れ合いもなく、人々には憎まれ、それでいて生きるためには家畜を食わねばならん。聞くところによると、龍は人を襲ったことはないというではないか?」
「今まではないけんど、じきに襲うに決まってる。それに家畜を襲われたら、わしらはどうして生きていけというんで」
修行僧は涙をふき、立ち上がりました。
「拙僧が、少しばかり出向いて龍と話し合ってこよう」
村人はびっくりしました。
「お坊様、武術をご存じで?」
修行僧は首を横に振りました。
「とんと知らん。拙僧の知るのは、人の道と神の教えのみ。これまでそれでなんとかなってきた。今日もなんとかなるだろう」
修行僧は村を出て行きました。
日が落ち、夜が過ぎ、また日が昇っても、修行僧は戻ってきませんでした。
村人たちが不吉な予感にかられて噂話をしている正午になって、ようやく修行僧は帰ってきました。
「お坊様、よくご無事で……」
修行僧は寂しそうな顔をしていました。
「あの……龍は?」
「一切れのパンと水をくだされ。それを食べたら、案内しよう」
村人たちが案内されたのは、村のそばの山のひとつの峰でした。
そこには、一本の大きな樹が立っていました。
「なんですかこの樹は! こんなところにこんな樹は生えてなかったはず……」
「わたしが龍に人の道を説き、神の御業で樹になってもらったのだ。今後、この村に龍は現れない。代わりに、この樹がこの村を永遠に守護してくれるだろう。わたしにできるのはここまでだ」
唖然とする村人を残し、修行僧はまた別の村へと旅立って行きました。
修行僧がいなくなった次の日、村人たちは示し合わせたようにめいめいが樹の前に集まりました。
その手には、斧やつるはしなどといった道具が握られていました。
村人たちは、これまでの恨みを晴らすかのように、樹を斬り倒し、根をほじくり出し、いくつもに割ると、薪の山に変えてしまいました。
村人たちは、恐ろしい笑みを浮かべながら薪を持って村へ帰りました。
薪を火にくべたとき、村人たちは、信じられないものを見ました。それぞれの家で、煙が小さな龍の形を取って空へ昇っていったのです。村では、確かにあの樹は龍が化身したものだったのだと噂し合いました。
薪は、村人が総出でもひと月の間たっぷり使えました。
冬が過ぎ、春が来て、夏になりました。家畜が子を産み、畑仕事が最盛期を迎えるころです。
雑草を抜いていた村人の一人が、ふと空を見上げ、あっと叫びました。
「村の衆! あれを見ろ! 龍だ! 空に龍が飛んでいる!」
「なにをいってるだ。あれは、ただの雲でねえか。それにしても、龍にそっくりじゃのう……」
それは、確かに薪から飛び立っていったあの小さな龍の姿をした煙にそっくりでした。
村人たちが、龍の復讐を知ることとなるのはその晩のことでした。
これまで聞いたこともないような恐ろしい大嵐が村を襲い、村の家々はひとつ残らず瓦礫の山と化し、家畜は一匹残らず死に、畑の作物はみな倒れて駄目になってしまいました。
それはその年だけのことにとどまりませんでした。毎年、空に龍そっくりの雲が現れるたび、猛烈な嵐がこの村を襲うのでした。
村人たちはこの村を棄て、村があったところはただの荒れ地になってしまいました。
残ったものは、大嵐につけられた「龍の息吹」という名前だけでした。
今でも嵐は襲ってきます。
……この話が真実かどうかはわしは知らん。龍の息吹にしろ、所詮は超大型台風に過ぎんしな。ただの自然現象だ。ただし、お前さんがた政府が主導した、今回の台風攻撃策については、気象学者として前から反対していたはずじゃぞ。台風をコントロールできるほどの科学力など、未だ人類は手にしておらんし、これからも手にできるとはとうてい思えんわい。いいか、お前さんがたが龍の息吹に水銀を撒き、なんたらいうガスを積んだミサイルを飛ばし、あっちこっちつついたおかげで、今年の龍の息吹の規模は、平年の十倍に達しておる。しかも、このまま行けば首都直撃は免れないじゃろう。どうにかしてくれ? どうにもなるか! わしはあの物語の修行僧ではないんじゃ! 樹を斬り倒したおのれらでなんとかせい!
昔、昔、この地方には龍が住んでいました。鱗がある見上げるような身体からは長い首が伸び、大きな翼を振ってゆうゆうと空を飛ぶその姿を、目にしなかった人は一人もいませんでした。
しかし、龍はこの地方の人々からは恐れられ、憎まれているのでした。
龍も、生きているからにはなにか食べなくてはなりません。森の動物を食べているだけでは、おなかがすいてどうしようもないのです。自然と、龍は人里に降り、村人の育てた家畜を襲うようになったのです。
村人たちは、騎士たちが放浪の旅の途上で村に立ち寄るたびに、龍を殺してほしいと頼むのですが、みんな、なにか都合をつけて断るか、または龍に返り討ちにあい、ほうほうの体で逃げ帰ってくることになるのでした。
そんなある冬の日のこと、村にぼろぼろの僧服をまとった、ひとりの修行僧がやってきました。
修行僧は信心深い村の人から、一杯の粥と水とをもらうと、この村に住むという龍の話を聞きました。
修行僧は話を聞いて、はらはらと落涙しました。
「お坊様、わしらを哀れに思って泣いてくださるのですか」
「いや。悩むそなたらも気の毒だが、龍はもっと哀れなのではないかと思うてな。語る友もなく、連れ合いもなく、人々には憎まれ、それでいて生きるためには家畜を食わねばならん。聞くところによると、龍は人を襲ったことはないというではないか?」
「今まではないけんど、じきに襲うに決まってる。それに家畜を襲われたら、わしらはどうして生きていけというんで」
修行僧は涙をふき、立ち上がりました。
「拙僧が、少しばかり出向いて龍と話し合ってこよう」
村人はびっくりしました。
「お坊様、武術をご存じで?」
修行僧は首を横に振りました。
「とんと知らん。拙僧の知るのは、人の道と神の教えのみ。これまでそれでなんとかなってきた。今日もなんとかなるだろう」
修行僧は村を出て行きました。
日が落ち、夜が過ぎ、また日が昇っても、修行僧は戻ってきませんでした。
村人たちが不吉な予感にかられて噂話をしている正午になって、ようやく修行僧は帰ってきました。
「お坊様、よくご無事で……」
修行僧は寂しそうな顔をしていました。
「あの……龍は?」
「一切れのパンと水をくだされ。それを食べたら、案内しよう」
村人たちが案内されたのは、村のそばの山のひとつの峰でした。
そこには、一本の大きな樹が立っていました。
「なんですかこの樹は! こんなところにこんな樹は生えてなかったはず……」
「わたしが龍に人の道を説き、神の御業で樹になってもらったのだ。今後、この村に龍は現れない。代わりに、この樹がこの村を永遠に守護してくれるだろう。わたしにできるのはここまでだ」
唖然とする村人を残し、修行僧はまた別の村へと旅立って行きました。
修行僧がいなくなった次の日、村人たちは示し合わせたようにめいめいが樹の前に集まりました。
その手には、斧やつるはしなどといった道具が握られていました。
村人たちは、これまでの恨みを晴らすかのように、樹を斬り倒し、根をほじくり出し、いくつもに割ると、薪の山に変えてしまいました。
村人たちは、恐ろしい笑みを浮かべながら薪を持って村へ帰りました。
薪を火にくべたとき、村人たちは、信じられないものを見ました。それぞれの家で、煙が小さな龍の形を取って空へ昇っていったのです。村では、確かにあの樹は龍が化身したものだったのだと噂し合いました。
薪は、村人が総出でもひと月の間たっぷり使えました。
冬が過ぎ、春が来て、夏になりました。家畜が子を産み、畑仕事が最盛期を迎えるころです。
雑草を抜いていた村人の一人が、ふと空を見上げ、あっと叫びました。
「村の衆! あれを見ろ! 龍だ! 空に龍が飛んでいる!」
「なにをいってるだ。あれは、ただの雲でねえか。それにしても、龍にそっくりじゃのう……」
それは、確かに薪から飛び立っていったあの小さな龍の姿をした煙にそっくりでした。
村人たちが、龍の復讐を知ることとなるのはその晩のことでした。
これまで聞いたこともないような恐ろしい大嵐が村を襲い、村の家々はひとつ残らず瓦礫の山と化し、家畜は一匹残らず死に、畑の作物はみな倒れて駄目になってしまいました。
それはその年だけのことにとどまりませんでした。毎年、空に龍そっくりの雲が現れるたび、猛烈な嵐がこの村を襲うのでした。
村人たちはこの村を棄て、村があったところはただの荒れ地になってしまいました。
残ったものは、大嵐につけられた「龍の息吹」という名前だけでした。
今でも嵐は襲ってきます。
……この話が真実かどうかはわしは知らん。龍の息吹にしろ、所詮は超大型台風に過ぎんしな。ただの自然現象だ。ただし、お前さんがた政府が主導した、今回の台風攻撃策については、気象学者として前から反対していたはずじゃぞ。台風をコントロールできるほどの科学力など、未だ人類は手にしておらんし、これからも手にできるとはとうてい思えんわい。いいか、お前さんがたが龍の息吹に水銀を撒き、なんたらいうガスを積んだミサイルを飛ばし、あっちこっちつついたおかげで、今年の龍の息吹の規模は、平年の十倍に達しておる。しかも、このまま行けば首都直撃は免れないじゃろう。どうにかしてくれ? どうにもなるか! わしはあの物語の修行僧ではないんじゃ! 樹を斬り倒したおのれらでなんとかせい!
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~ Comment ~
はじめまして♪
昔話シリーズ好きです!(#^.^#)
哀しい話ですね。(T_T)
龍が木になり、それを切り倒す村人…残酷すぎる。
僧侶も可哀想…きっと村人を信じて龍を説得したのに、結果的には裏切られてしまう。龍の怒りは当然、龍として生きる事も出来たのに木になることを選んだ。それなのに何も出来ない事をいいことに切るなんて…。(>_<)
哀しい話ですね。(T_T)
龍が木になり、それを切り倒す村人…残酷すぎる。
僧侶も可哀想…きっと村人を信じて龍を説得したのに、結果的には裏切られてしまう。龍の怒りは当然、龍として生きる事も出来たのに木になることを選んだ。それなのに何も出来ない事をいいことに切るなんて…。(>_<)
Re: ダメ子さん
救いがなにもない話ですみません(^^;)
たまにはこういう話も書きたくなるもので……。
ダメ子さんの鬱をひどくしてしまったのではないかと心配です(汗)
たまにはこういう話も書きたくなるもので……。
ダメ子さんの鬱をひどくしてしまったのではないかと心配です(汗)
ひどっ
とはいえ、村人としては今まで被害を受けてたわけだし…
修行僧や竜の言葉をそのまま信じられるかというと…う~ん
いろいろ考えると余計わからなくなってきました
とはいえ、村人としては今まで被害を受けてたわけだし…
修行僧や竜の言葉をそのまま信じられるかというと…う~ん
いろいろ考えると余計わからなくなってきました
Re: YUKAさん
現に、水銀だのなんだのをまいてハリケーンの巨大化を押さえよう、という実験はアメリカなどでされているみたいです。
なんとなくそれに腹を立てて書きました。
しかしあの台風で紀伊半島がえらくやられたことを考えると……この結末でよかったのかなあ、と。
うむむむ。
なんとなくそれに腹を立てて書きました。
しかしあの台風で紀伊半島がえらくやられたことを考えると……この結末でよかったのかなあ、と。
うむむむ。
こんばんは^^
なるほどね~~と読ませて頂きました。
いつの世も、愚鈍な民は罪を犯すのですね。
自然災害を神事として捉える逸話は多いですが
本当に残っていそうな、このお話^^
そう言えば、地震雲なるものも
見方によっては龍に見えるといいますね。
いつの世も、愚鈍な民は罪を犯すのですね。
自然災害を神事として捉える逸話は多いですが
本当に残っていそうな、このお話^^
そう言えば、地震雲なるものも
見方によっては龍に見えるといいますね。
Re: ぴゆうさん
悲劇は善意だけで起こるものではないし、悪意だけでも起きるものでもないんですよね。
その場の巡り会わせというか……。
せめて、この世にとどまっているのは龍の恨みというか妄執だけで、それを除かれた魂は浄化されて天に昇っていると信じたいものであります。
その場の巡り会わせというか……。
せめて、この世にとどまっているのは龍の恨みというか妄執だけで、それを除かれた魂は浄化されて天に昇っていると信じたいものであります。
NoTitle
やな奴らだわ。
けっして他に思いはめぐらせない。
あるのは今の自分。
情けないけど現実だと思う。
しかし、くそ坊主め、余計をする。
龍は人に忌み嫌われていたとしても、生を全うすれば死と云う安らぎを得られた筈。
なのに今は終わりなき災厄となり、業を重ねている。
哀れなり。
けっして他に思いはめぐらせない。
あるのは今の自分。
情けないけど現実だと思う。
しかし、くそ坊主め、余計をする。
龍は人に忌み嫌われていたとしても、生を全うすれば死と云う安らぎを得られた筈。
なのに今は終わりなき災厄となり、業を重ねている。
哀れなり。
- #1232 ぴゆう
- URL
- 2010.05/18 01:25
- ▲EntryTop
Re: LandMさん
村人の対応は、迷信というよりも、それまでの憤懣と被害者意識がもろに出てきたということで書きました。
LandMさんの書くファンタジー大戦争で、ついでに自然災害まで起こったらえらいことになるような。壊滅的被害を受けて目も当てられないことに(^^)
それもそれで面白そうですが。
ちなみに戦争に影響を与えた自然災害のうち、史実では、第一次大戦において猛威を振るい、戦略的状況すら変えてしまった「スペイン風邪」が有名ですね。無数の前線の兵士が塹壕の中でバタバタ死んだそうで……。
LandMさんの書くファンタジー大戦争で、ついでに自然災害まで起こったらえらいことになるような。壊滅的被害を受けて目も当てられないことに(^^)
それもそれで面白そうですが。
ちなみに戦争に影響を与えた自然災害のうち、史実では、第一次大戦において猛威を振るい、戦略的状況すら変えてしまった「スペイン風邪」が有名ですね。無数の前線の兵士が塹壕の中でバタバタ死んだそうで……。
NoTitle
そういえば、私の作品では自然災害の観点はないですね。
今度作ってみようかな……と思う次第の作品でしたね。昔話シリーズは結構面白いから良いですね。……しかし、樹木を翌日薪にするというのも結構豪快な村民ですね。わりかし、迷信とか信じる方は今でも多いですからね。
トンネル工事は女人禁制というのは未だにありますし、家を建てるときは決まって祓いをしますしね。
今度作ってみようかな……と思う次第の作品でしたね。昔話シリーズは結構面白いから良いですね。……しかし、樹木を翌日薪にするというのも結構豪快な村民ですね。わりかし、迷信とか信じる方は今でも多いですからね。
トンネル工事は女人禁制というのは未だにありますし、家を建てるときは決まって祓いをしますしね。
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Re: misakoさん
「昔話シリーズ」を気に入っていただいてありがとうございます♪
この話はちょっと悲惨すぎましたかね。これを書いたときには、人間の「イヤ」な部分に目が行っていたのかもしれません。
村人の気持ちもわからないではないのがやりきれないところでしょうか。過去に竜のもたらした家畜の被害は、累積するとそうとうなものだったのでしょう。憎悪と恐怖だけがどんどん増えて行くわけですね、おたがい。
そうした「負の連鎖」を断ち切ろうとした活動が実を結んでも、蓄積された憎悪と恐怖は消えず、かえって深刻な結末をもたらしてしまうというのがこの話のキモですが、こうして読み直してみると、日本を取り巻く外交関係の寓話にも思えてきました。
ほんと、人間、なにをやってるんだか……。
中には明るい話もあるのでこれからもどうかごひいきにしてください。数だけは書いておりますので、けっこうな時間楽しめると思いますよ~。