「ショートショート」
    ユーモア

    抜粋・ある辛口ミステリ評論家の毒舌 パート2

     ←海外ミステリ61位 黒後家蜘蛛の会 アイザック・アシモフ  →荒野のウィッチ・ドクター(29)
     →前作 http://crfragment.blog81.fc2.com/blog-entry-2564.html



    「興奮」ディック・フランシス
     こんな小説書くやつは小説のことなんかろくに知らないんだろう。競馬についてはもっと知るまい。

    「お楽しみの埋葬」エドマンド・クリスピン
     ひどい文章とくだらないジョークの羅列。大学教授が主人公だがこの作者、大学のことなんて知りもしまい。

    「陸橋殺人事件」ロナルド・A・ノックス
     倫理を説いているつもりだろうが、教会で坊主にでもなれと言いたい。

    「ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件」ホルヘ・ルイス・ボルヘス
     周囲から隔絶させられた人間を描いたつもりらしいが、作者はまず視界が制限されることを実感するところから始めるべきではないのか。

    「エンジェル家の殺人」ロジャー・スカーレット
     女々しい文章。男ならもっと男らしくなれんのか。

    「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティ
     低俗でアンフェアなゲーム的作品。この低俗さでは作者は百回生まれ変わっても勲章をもらったり貴族になったりできるいわれがない。

    「ローマ帽子の謎」エラリー・クイーン
     ひとりの人間が書いたにしては、小説の内容があまりにも分裂しているといわざるを得ない。合作できる友達を探すべきではないか。

    「モルグ街の殺人事件」エドガー・アラン・ポー
     ボードレールみたいなおかしなやつだって、こんな変な男の作品に感激なんかするもんか。

    「幻の女」ウィリアム・アイリッシュ
     都会派都会派というが、こんなやつ、ホテルに泊まったことすらないんだろうな。

    「カジノ・ロワイヤル」イアン・フレミング
     こんな荒唐無稽なスパイ小説とも呼べないものを書くなんて、こいつは諜報活動にはまったく無知に違いない。

    「黒後家蜘蛛の会シリーズ」アイザック・アシモフ
     論理が感じられない文章。科学エッセイかSFを読んで勉強するべきではないか。

    「ドグラ・マグラ」夢野久作
     支離滅裂作品。お前は夢の久作か!(注・「夢の久作」とは夢想家を指す九州の方言)


     …………三か月後。


    光文社「ジャーロ」編集部宛
     わたしの評論に対してなんの返事もないうえに、本屋のどこを探しても雑誌が見つからない! 臆したか光文社!
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    ~ Comment ~

    Re: 椿さん

    本人は「メジャーどころをそろえた」と思っているからタチが悪い(^^;)

    まあさすがにロジャー・スカーレットを知っていたらその筋の人だけれど。最近ではなぜか論創社が大活躍していて、あの人の過去の作品が全部日本語で読めるという、もうだからどうしてマニアというやつは(笑)

    NoTitle

    おお……今回はさすがに分からない方が多かった(^-^;
    たくさん読んでらっしゃるなあ。

    Re: 面白半分さん

    ありましたねえ。未読ですが。

    そういえば昔、生島治郎先生だったか誰かが、「アメリカの安ホテル」を舞台にしたハードボイルドを書いたとき、イラストレーターが「安ホテル」がどんなものかわからず、設備が充実した、観光客向けのホテルの部屋のイラストをくっつけてしまったことがあったそうであります。

    NoTitle

    解説付きでありがたい。
    やはりわからないのが多かった。まだまだ甘かった。

    ウールリッチには、「ホテル探偵ストライカー」ってのもありましたな

    Re: miss.keyさん

    ちょっとかなりネタがマニア向けすぎたかな。

    解説。

    ディック・フランシス……もと競馬の騎手の経歴をもつ。負傷して作家に転身する前は、障害レースの不動のチャンピオンであった。評論家のバウチャーから「この騎手は小説がうまい、というのではなく、どうしてこの作家はこんなにも競馬のことに詳しいのだろう、と評するべきだ」と評されたことは有名。

    エドマンド・クリスピン……オックスフォード大学卒業。大学を舞台としたどたばたミステリで高い評価を得る。デビュー作は大学在学中に書いたもの。

    ロナルド・A・ノックス……「ノックスの十戒」で有名。諧謔精神に富んだユーモアミステリを得意とした。ローマ・カトリックの高位の司祭で、ウルガタ聖書の新訳を完成した業績は高く評価されている。

    ホルヘ・ルイス・ボルヘス……20世紀の文学を代表するアルゼンチンの作家。1930年代半ばに目を強打する事故に遭い、以来目が不自由だった。完全に視力を失ってからは、口述筆記で詩などを発表。ミステリマニアで、関連する作品も多い。

    ロジャー・スカーレット……「エンジェル家の殺人」を江戸川乱歩が激賞、「三角館の恐怖」として翻案したことで日本では有名。ただし本国では無名だった。ドロシー・ブレアとイブリン・ペイジという女流作家ふたりの合作ペンネームであることが日本に伝えられたのは後年のことである。

    アガサ・クリスティ……いわずと知れたミステリの女王。英王室から二回叙勲を受け、二回目の叙勲では男性にとってのナイトの称号と同位の、デイムの称号をもらう。だから准男爵という、立派な貴族なのである。

    エラリー・クイーン……いわずと知れたミステリの大家。その正体はマンフレッド・リーとフレデリック・ダネイのふたりによる合作ペンネームであった。「バーナビー・ロス」というペンネームを使って「Yの悲劇」などを書き、挙句の果てには「エラリー・クイーンとバーナビー・ロスの公開討論会」を開いて激論を交わすというわけのわからないことまでもやってのけた。坂口安吾が死ぬまでこの真実を認めなかったことは有名。

    エドガー・アラン・ポー……いわずと知れたミステリの生みの親で、アメリカ文学のビッグネーム。その詩と詩論は、ボードレールなどに甚大な影響を与えた。

    ウィリアム・アイリッシュ……本名コーネル・ウールリッチ。都会派のサスペンスの大家。感受性が高く人づきあいが苦手で、人生のほとんどをホテルの一室に籠って過ごした。

    イアン・フレミング……いわずと知れた007の生みの親だが、実は第二次大戦中に諜報活動に従事していた本物のプロのスパイ。だから小うるさい評論家が「この作家はスメルシュは戦中のソ連の防諜部隊で戦後に解体されたのを知らないのか」と酷評したとき、苦笑いを浮かべることしかできなかったそうである。

    アイザック・アシモフ……いわずと知れたSF小説の神様であり、科学を面白く解説したエッセイは評価が高い。

    夢野久作……「ドグラ・マグラ」の人。幻想的な作品を得意とした。ペンネームの由来は、デビュー作「あやかしの鼓」を読んだ父親が呆れて「夢の久作の書いたごたる小説じゃねえ」といったことから。

    ジャーロ……光文社のミステリ専門誌「EQ」が、提携していたアメリカのエラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)との提携を打ち切り、新たに創刊したミステリ専門誌。だが、本屋をいくら探しても見つかるわけがない。なぜなら2015年に、完全に電子版に移行してしまったからである。


    ちょっとマニアックだったかな、やっぱり(^^;)

    みんなが読みたがる論評が欲しい

    出版社が欲しいのは正確な(?)論評などではなく、だれもが読んでみたいと思うような錯覚を起こさせるものである。
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