鋼鉄少女伝説

    鋼鉄少女伝説 4 フランス軍1705年

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    stella white12

       4 フランス軍1705年

     しかたなく「JUNSHO」でユーザー登録することにした。キリコとユメちゃんは「CUBISM」「DREAM」で既に登録済みだった。ハンドルネームに自分の本名を使うのもどうかだが、小学校のころからこれなのでもう変えるのもめんどくさい。

     このゲームは、まずは状況説明から始まる。戦場は架空だが、想定されている年代と軍の能力については、史実に忠実を標榜している、と、キリコはいっていた。

    「やっぱりシミュレーションゲームじゃないか」

    「シミュレーション? これが? これがシミュレーションゲームだったら、囲碁や将棋もシミュレーションゲームよ」

     どうもマニアと一般人の間には、認識において乗り越えがたい溝があるみたいだ。

     ぼくはあきらめてモニターを見た。

    「えーと、紀元一七〇五年。うちは青軍か。青はフランス軍? そして相手の赤軍はイギリス軍ね」

     ぼくは首をひねった。

    「こんな時代の軍隊なんて、たいして見るものはないんじゃないか?」

    「それをいったら、どんな時代の軍隊にも見るべきものはたいしてないわよ。興味がない人にはね。だけども戦争の発達に目を向けていると」

     長々と講釈しそうだったのでぼくはあわててさえぎった。

    「そんな話はいいよ。ゲームやるんだろ、ゲーム」

     キリコはうなずいた。

    「そうよ。いちおう確認しておくけど、総大将はわたしでいいわよね?」

    「総大将?」

    「最高指揮官のことよ」

    「ああ、もちろんかまわないさ。どのみち異を唱えても多数決で負けるんだから」

    「唱えるつもりだったの?」

     いえ。

     ふと気になって、疑問を口に出した。

    「そういえば、この時代の戦争ってなにがあったんだっけ」

    「スペイン継承戦争です、浦沢先輩」

     ユメちゃんが即答した。

    「スペイン……フランスとイギリスの軍隊が、スペインで殴りあったわけか」

    「戦場はスペインだけじゃないわ。イタリア、ドイツ、その他……全ヨーロッパ的な大戦争だったのよ」

     ありゃ。

    「で、この戦いで、フランス軍は?」

    「相手にマールバラ公っていう戦争の天才がいたこともあって、イギリス軍を相手としては連戦連敗ね」

     よしっ。キリコの答えに、ぼくは心の中で小さくガッツポーズした。いくら部活でボードゲームをやっているとはいえ、歴史ではフランスが負けているのだ。相手もかなりの腕前なことは確実なのだから、歴史がキリコを負かしてくれる。その後はこのソフトをアンインストールして安心して受験勉強をするのだ。そしていい大学に入ることができれば、ユメちゃんもぼくにえへへへ。

     内心のそんな思いはおくびにも出さず、ぼくはうなずいてみせた。

    「ぼくはなにをやればいいのかな? 軍を率いて戦えなんていわれても無理だけど」

    「戦うのはわたしとユメちゃんとでやるわ。順昇にやってほしいのはひとつ。でも順昇にできるかしらねえ」

    「たぶんできないと思う。なにをやらされるのかわからないけどさ」

     正直に答える。

     ふんふんと画面の表示を読んでいたキリコは、次に地図を出した。平原に川が流れている。地図の東端と西端には、森の中に村があった。そして部隊の配置状況。アイコンを見た限りでは真ん中に歩兵、そして後方に騎兵がいるようだ。相手方に対し横に広がって、線を作るかのように並んでいるのは、さっきぼくが食らった「包囲」というやつに陥らないようにするためだろう。

    「シチュエーションはわかった?」

     キリコはユメちゃんにいった。ユメちゃんはうなずいた。

    「ブレンハイムですね」

    「そういうことよ。あなたが敵ならどうする?」

    「なにも知らない高校生に? たぶん、騎兵を使ってちょっと混乱させた後、史実の作戦をそのまま踏襲してくるでしょう」

    「騎兵を使った中央突破を? あれはマールバラ公だから成功したのよ」

    「会長、敵をあまりに過小評価するのはフランス皇帝も陥った過ちですよ」

    「ユメちゃんだけよ、そういうふうにいってくれるの」

     二人の話を聞いていたがさっぱりわからない。

    「ぼくはなにをやればいいんだよ」

    「順昇には中央左の歩兵を預けるわ。たぶん、左翼の端でユメちゃんはそうとうなピンチに陥るはずよ」

    「そこでユメちゃんを助けに行くのか」

     やっぱりキリコは話がわかるのかもしれない。

    「ううん。ユメちゃんを助けにいくふりだけしてほしいのよ」

     はい?

     なにを信じていいのかわからないままに、セットアップの画面になった。ぼくたちはブレスを認証させて電脳空間へと没入した。

     視界にいっぱいの敵が飛び込んできた。横に広がった、人、人、人の海。これだけの大群衆になると細部は当然よく見えないのだが、拡大を指定すると望遠鏡でも使ったように敵の様子がはっきりとわかる。そろいの赤い制服に身を包んだ銃を持った男たちが、こちらをにらんでいた。しかしパソコンの悲しさ、拡大した画像はかなり荒い。それも手伝って、あまりリアルな雰囲気とは思えなかった。これからゲーム時間で何時間もの間、こいつらと撃ち合うことになるらしい。

     このゲームはRTSだ。現実の戦場のように何時間も使っていてはゲームにならないので、実際のプレイでは時間の流れる速度が十倍から三十倍、ひどいときには六十倍などというように演出がほどこされている。例えばさっきぼくが五分でぼろぼろにされてしまったやつも、ゲーム内では五十分から一時間くらいの時間が経過しているわけだ。

    「このゲームでは時間は何倍になっているんだ?」

     現実世界で顔を突きつけていることを利用して彼方にいるはずの二人と話す。ユメちゃんが答えてくれた。

    「二十倍です、先輩。三分経ったら一時間です」

    「十五分でケリをつけるわよ」

     キリコは高らかに宣言した。

    「その自信はどこから出てくるんだ」

     ぼくはあきれて、電脳世界で広げた地図と敵の様相を見た。キリコがいったとおり、ユメちゃんはいちばん左端の村を守り、ぼくは中央左寄りの歩兵部隊を指揮していることになっているらしい。

     あの、かわいくておとなしいユメちゃんがどんな部隊を指揮しているんだ?

     さらに地図を頭の中で操作して情報を見る。

     自分の目を疑った。とんでもない小部隊。これに比べればぼくの手勢は大軍だ。キリコはと見れば、ぼくの隣にあたる中央右寄りの歩兵部隊に陣取っている。その手勢の数はぼくのとそう見劣りはしない。

    「おい、キリコ。なんだよこれ」

     ぼくはキリコに文句をぶつけた。キリコが負けるのはいい気味だが、ユメちゃんが脱落してゲームオーバーになるのは納得がいかない。

    「いいのよ」

     キリコはこともなげにいった。

    「それを見越して作戦は立ててあるんだから。それよりゲームがスタートするわよ」

     えっ。目を上げる。

     いきなり、轟然たる砲音がぼくの耳を殴りつけてきた。ボリューム調整をさぼっていたせいか、あまりの音量に動転したものの、気をしっかり持って前方を見ようとした。

     敵の騎兵が、こちらに突っ込んできている。ぼくは、混乱しながらも、部隊に命令を下そうとした。

    「今は順昇はなにもしないで! コンピュータにまかせておくのよ。そのほうが順昇がなにかやるより効果的だわ。順昇が動くときが来たらわたしが教えるから」

     勝手なやつだ。だがしかし理屈にはかなっている。現に、ぼくの部隊を構成する青軍小部隊は勝手に動いて、敵の赤い騎兵をはねのけてしまった。じゃあ全部コンピュータにやらせればいいのに。

     ぼくは地図を見た。北東が上になっているらしい。ゲーム内での地図には、部隊が見ることができた敵がその推定規模とともに描かれるのだが、情報によると恐ろしい数の赤い部隊が、地図上の右端と左端の村に迫りつつある! 右端の村にはある程度の量の青軍の部隊がいるから陥落することはないと思うが、ユメちゃんのほうは。

    「おいちょっとキリコ! このままじゃユメちゃんが!」

    「もうしばらく待って。それにユメちゃんを見てごらんなさい」

     ユメちゃんを見ろ? ぼくは目を開けてユメちゃんのほうに視線を向けた。

     ユメちゃんは静かに座っていた。その顔にはいささかの迷いも逡巡も焦燥すらも見られない。精神を集中してゲームに没頭していることだけはわかるが。

    「ユメちゃん?」

    「あ、浦沢先輩。あと三時間は大丈夫ですよ」

     鼻歌でも歌いそうな雰囲気だ。

     どういうことですかこれは。

    「ユメちゃんは、ああ見えても機敏な反射神経と卓越した戦術眼の持ち主よ。こと小部隊の扱いにかけてはわたしも敵わないところがあるわ」

     キリコのいうとおりだった。ETの視界を拡大して見るまでもない。どんな魔術を心得ているのだか、部隊をチェスの駒みたいに自在に動かしているではないか。敵の兵士による赤いなだれは堤防のように見事に食い止められていた。

     意外な一面を見た感じだ。

     でも、このままでは多勢に無勢という言葉どおりになってしまいかねない。三時間だっけ?

    「順昇。あなたの後衛部隊を引き抜いて、左翼にまわして」

    「わかった。まわすまわす」

     ぼくは大急ぎで中央から部隊を引き抜いた。移動させるくらいならぼくにもできる。このゲームは妙なところがリアルで、しっかり指示を与え続けてやらないと部隊を整然と移動させるのは難しいのだけれど。

    「でもさキリコ、どうせユメちゃんのところにまわすなら、左端の部隊を動かしたほうがよくないか?」

    「黙ってて。見せ場はこれからよ。順昇、いいこと? 引き抜いたあなたの部隊のうち、ユメちゃんには一個大隊だけ回して、残りはこっそりと戻しておくのよ」

    「なんだってそんなこと……」

    「いいから、いわれたとおりにする!」

     いわれたとおりにした。やっぱりぼくは弱い男かもしれない。まあ、いわれたとおりのことをやらなかったから負けた、なんてキリコから文句いわれるのはやだしな。

     キリコも右翼で同様のことをやっているようだ。なにを狙っているんだ、いったい?

    「順昇! できる限りすばやく、部隊に方陣を組ませて!」

     泡を食って、『方陣』の命令を下した。方陣ってなんだ?

    「すぐにコンピュータに操作を切り替えて! 後は見ているだけでいいから!」

     コンピュータに切り替えたぼくの視界の中で、歩兵部隊が密集して長方形を作った。これを方陣というのよ、とキリコはいった。

     ふと視点を変化させてみた。とんでもないものが目に入ってきた。敵の騎兵部隊が、こちらに向かって津波のように突撃してくる! さっきとは比較にならないほどの大部隊だ! 視界中が人と馬で完全に埋め尽くされているではないか!

     だが、方陣とやらを組んだ青軍の歩兵部隊が敵騎兵に激しく発砲し始めた。撃てば当たるという状況だ。騎兵部隊が混乱を始めるのがこのぼくにもわかった。

     はじめて見たのだが、混乱していてさえも騎兵の突撃には恐るべきパワーがあった。青軍歩兵部隊の数をもってしても後退を避けることはできなかった。しかし突破を許したわけではない。ぼくたちの軍の兵士からなる青いラインはしっかりと戦場にその姿を見せていた。

     キリコの反撃はここからだった。

     赤軍部隊の混乱につけこむかのように、青軍右翼が猛烈な勢いで前進を始める。横腹を突かれて赤軍の騎兵部隊は混乱をより深めた。キリコが温存しておいた後方の青軍騎兵は(いつの間にかキリコは騎兵部隊のただ中に移動し、指揮を執っていた)赤軍に対して錐をもみこむような機動を見せた。

     犠牲となったのは、戦線のはざまに不用意に置かれていた赤軍の小部隊だった。そいつらを蹂躙して戦線を突破した青軍騎兵は、そのまま赤軍の背後を大きく回りこんで、中央で動きが取れなくなっている赤軍騎兵へ背後から強烈な一撃を浴びせた。

     絵に描いたような挟み撃ちだった。

     赤軍騎兵部隊の混乱はパニックになった。パニックは青軍による人馬の一方的な殺戮をもたらした。現実時間で一分も経たないうちに、敵軍の中央はきれいさっぱりなにもかもなくなってしまった。

     後はもうくだくだ書くまでもない。中央が破られて各個に包囲されそうになった赤軍の残存部隊は、算を乱して潰走。キリコが追撃に移る前に、相手のプレイヤーは投了した。

     圧倒的なまでの大勝利だ。

     今考えてみると、要するにこういうことらしい。

     赤軍の司令官は最初から、自軍の強力な騎兵部隊を使った中央突破作戦を考えていたのだ。両端にあるのは森と村、騎兵が展開するには不適当な地形だ。だから、両端の村に攻撃を集中すると思わせておき、青軍が応援に歩兵部隊を振り向けた瞬間を狙って、がらあきとなった中央に全騎兵を突撃させる。いわばガードが開いたところに必殺のブローを見舞おうとしたわけだ。最初に、中央に対して攻撃を仕掛けたのも、こちらを惑わすためのフェイントということだろう。

     だがキリコの知略はその上を行っていた。キリコはわざと左翼に弱兵をそろえ(もちろん左端の村に籠もっていた、ユメちゃんの小部隊は別だ)右翼を強化した。そして中央から部隊を両翼に持っていくふりをする。もちろんそれだけでは、敵をだますには心もとないから、一個大隊ずつを両端に送っておく。この偽装工作により敵が突進を決めたことを見計らい、中央の部隊に方陣を組ませてガードを閉じる。突っ込んできた騎兵が食い止められたところで、右翼から、ゴキブリかハエでもつぶすかのようにバチン! とやってしまったのだ。

     自分が根本から認識を過っていたことを悟った。この二人は、確かにこのゲームをやるのは初めてだったかもしれないが、こと敵と戦術を競い合うことになると、この一年というもの部活動の名のもとに毎日毎日毎日毎日、紙の地図と紙の駒で練習を繰り広げていたのだ。いや、キリコは小学校に上がるか上がらないかのころから、十年以上にわたりたった一人で研鑽を積んでいるときている。

     これで高段者の相手と互角に戦えなければウソだ。

     ぼくはそれでも憎まれ口を叩いた。悔しかったのだ。

    「おいキリコ、今は勝ったからいいけどさ、ほんとうに敵が両端から、あの入門用シナリオみたいに包囲をかけてきたらどうするつもりだったんだよ」

     キリコは上機嫌で鼻歌を歌っていた。

    「平気よ。南東の村には、それなりの量の部隊がいたし、北西の村にはユメちゃんがいたし。そうしたら、今度はこっちが中央突破をやっていたわね」

    「ほんとうかよ……」

     口の減らない女だ。

     ユメちゃんがブレスの認証を外して、いった。

    「浦沢先輩も、すごかったですよ」

     え? どこが?

     困惑したぼくを、ユメちゃんはきらきらした瞳で見つめた。

    「このゲームで部隊を思う場所に移動させるのは、すごく困難なことなんです。この時代の戦争の実際がそうでしたから。それを浦沢先輩は、わずか二ゲーム目にして見事にやってのけたんです。先輩、すごいです!」

    「そそ、そうかなあ?」

     ユメちゃんにほめられて、心が舞い上がった。ユメちゃんは続けた。

    「それにこれから毎日ゲームができますし」

     うんうん。ユメちゃんと、毎日ゲームが……えっ?

    「今の勝利でかなりのポイントが手に入りましたよ。三ヶ月はタダでゲームができるくらいに」

    「順昇。あなた、パソコンを使わせてくれるって断言したわよね」

     キリコが冷たい声でいった。

     え……あ……。

    「じゃあ、以後よろしく。部員名簿に名前書いとく?」

    「キリコ……」

     はかったな。


     第一部・ブレンハイム編おわり



       予告

     遥かな電子の網を縫い、今、一本の矢が飛んだ。

     それがもたらすメッセージ、それは、新たなる戦いの知らせ。

     手繰り寄せられるように高校生は蟻地獄へとやってきて、

     白刃のひらめきと血しぶきとが交錯する戦場へ向かう。

     圧倒的な、あまりに圧倒的なパワーを持つ機械が姿を現し、

     狂乱のゲーセンを舞台に戦いの第二幕が開く。

     次回、「五月」。

     キリコは受験生の皮を被った狼。

     (ナレーション:銀河万丈)  
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    Re: 椿さん

    次は……次についてはちょっとネタがかなりかぶる(笑)

    2カ月先だから別に気にすることじゃないかもしれないが(笑)

    NoTitle

    キリコちゃん貫禄! ユメちゃんカッコいい~^^
    今回はキリコちゃんの知略が光りましたが、ユメちゃんの活躍ももっと見たいですね。

    次はどんな戦場を二人が駆け抜けるのか楽しみです。
    順昇くんも頑張れ!
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