TRPG奮戦記
アランシアのジョー
登場人物紹介
千草 技術点12 体力点17 運点12 八幡国生まれと思われる父親を持つ美女(たぶん)。
ユリウス・サムソン 技術点11 体力点19 運点9 諸国放浪の旅の戦士。
アニマ 技術点9 体力点15 運点13 騎馬民族出身の美少年。弓の使い手。
アンドリュー・サムソン 技術点8 体力点23 運点7 ストーンブリッジ近郊出身の旅の戦士。ギャンブルに負けて一文無しに。
ヨハンソン・オーケルマン 技術点9 体力点22 運点7 北方出身の筋肉ダルマ。酒とギャンブルにめっぽう弱い(NPC)
ジョー・ヤブッキィ 技術点9 体力点12 運点9(素手での能力) タイトルマッチでライバルを殴り殺したせいで虚無的になった旅のボクサー(NPC)
タンギー ジョーのトレーナー兼レフェリー兼興業主(NPC)
前回の冒険(「みどりの恐怖」参照)の後、ヤズトロモの塔を目指して旅を続けていた千草とユリウスとアニマは、途方に暮れているアンドリューという男と出会った。聞けば旅のギャンブラーと勝負して剣と鎧を含む全財産を巻き上げられたという。
アンドリュー・サムソン 「すっかりだまされちまって素寒貧なんだ」
千草 「災難だったわね。私は千草、名前が珍しいのは流しておいて」
アニマ 「それは…災難でしたね」
ユリウス・サムソン 「どんな対戦相手だったんだよ。その賭博師、盗賊ギルドか何かの関係者なんじゃないのか…?」
GM/ポール・ブリッツ 幸いにも、ヤズトロモの塔の先にあるストーンブリッジの村にアンドリューさんの親族がいるので、そこへたどり着けばなんとかなると思われます
千草 「良かったらしばらく一緒に行きましょう、アンドリューさん」
ユリウス・サムソン 「一先ず、まずは村に行こう。素寒貧状態でタイタンなんぞうろついたらあっという間にあの世行きだからな…」
アンドリュー・サムソン 「ありがてえ、恩にきるぜ。いやあ絶対勝てると思ったんだけどなあ、とほほ……」
ヤズトロモの塔とストーンブリッジの村を目指して歩いていた彼らは、とある小さな村でお祭り騒ぎがあるのに気づいた。
ユリウス・サムソン 「な…なんだありゃ?」
アニマ 「なんでしょうあれ」
アンドリュー・サムソン 「なんだなんだ、ボクシングだってえ」
ヘタクソな文字で書かれた立て看板には、「ティアーブリッジ杯ボクシング大会」とあった。
ユリウス・サムソン 「おいおい、拳撃試合か?このタイタンで、珍しいな」
村の一部にはリングのようなものがこしらえられ、今もやせた男と太った巨漢が戦っていた。痩せた男の一撃が決まり、巨漢は鼻血を出して倒れた。
タンギー「ノックアウトだ! ジョーの勝ちだ! さあ、挑戦するものはいないか!」
ヨハンソン・オーケルマン 「おもしれえ! おれが挑戦しようじゃないか!」
アニマ 「あ、ヨハンゾンさん」
千草 「あれ? ヨハンソンさんじゃない!」
ユリウス・サムソン 「おい!ヨハン!お前拳撃の心得はあるのか? というか、二人から昨日配達の話とかで聞いたがこんなところに居たのかよ」
GM/ポール・ブリッツ 「ないけど、あんなやせっぽち、おれが一撃で殴り倒してやるぜ!」とヨハンソンは筋肉をむきむきさせてます
アンドリュー・サムソン 「お、ガタイの良い兄ちゃんだな。強そうだ」
タンギー「挑戦料は金貨10枚! 勝ったら、同じ金額を払うぞ! さあさあ、さらにこの男に賭けるやつはいないか!」
GM/ポール・ブリッツ ヨハンソンは全財産の金貨十枚をどん、とテーブルに置きます。「捻り倒してやるぜ、兄ちゃん!」
ジョー「おれはジョーだ」
ユリウス・サムソン 「ありゃ、ボクシングの使い手だな…貧弱そうに見えるがボクシングの手練者は無駄な脂肪を徹底的にそぎ落としていると聞くぜ…」
アンドリュー・サムソン 「あいつに挑むのか、良い勝負するかもしれねえな」
GM/ポール・ブリッツ ヨハンソンさんに賭ける人います? 勝てば同額が戻ってきますが
ユリウス・サムソン 「頑張れよ!侮ってると痛い目にあうかも知れんぞ」
アンドリュー・サムソン 「金はないからな……応援くらいしてやるぜ」
アニマ 「あ、かけられるんですね」財布を開いて落ち込みます
千草 「ヨハンソンさんに金貨1枚賭けるわ!」
GM/ポール・ブリッツ 農民たちが、おれも乗った、おれも、と、ヨハンソンのもとに金を積んでいきます。
ヨハンソンは筋肉を誇示するかのようにリングに上がった。ジョーと名乗った痩せた男は、虚無的な目でヨハンソンを見た。
アンドリュー・サムソン 「たいした人気だな!がんばれよー」
千草 「がんばってー!」(私の金貨のために)
アニマ 「勝ってくださいねー」
ユリウス・サムソン 「頑張れよ!」
GM/ポール・ブリッツ ジョーは、痩せた腕の長い、虚無的な顔をした若い男です。とりあえず戦闘のルールをまなぶために、アンドリューさんにヨハンソンのサイコロを振ってもらいましょう。まず、ヨハンソンは素手で戦いますから、技術点ー4されて、技術点は5です
アンドリュー・サムソン 2d6+5をだすのでOKですか
GM/ポール・ブリッツ OKです。ジョーはボクシングを知っていますので技術点は9です
ゴングが鳴り、ジョーとヨハンソンの戦いが始まった。最初に一発、ヨハンソンのフックが入る。
千草 「ヨハンソンさんしっかりーー!」
アンドリュー・サムソン 「がんばれ!ヨハンソン」
技術点における4点の差は厳しく、たちまちのうちにヨハンソンは一方的な滅多打ちに遭うのだった。
アニマ 「これは…あまりに一方的です」
アンドリュー・サムソン 「まずいな、こいつは」
千草 「きゃー! ヨハンソンさん負けないで―!」(金貨的に)
GM/ポール・ブリッツ タオル投げてもいいですよ
ユリウス・サムソン 「まった!タオルだ!」連続攻撃になすすべがなく見えたので懐からタオルを引っ張り出してヨハンソンに投げます
GM/ポール・ブリッツ カンカンカン! ゴングが鳴って、意気消沈した顔のヨハンソンさんが。「俺の全財産が……」
アニマ ヨハンソンさんに駆け寄って「大丈夫ですか!」と言います
アンドリュー・サムソン 「まあ、こりゃあ仕方ないだろうなあ……」
ユリウス・サムソン 「言うな、ボクシング技能持ちと素手でやりあったんだから仕方ない」
千草 「大丈夫?」(ため息)「まあ、お金は諦めましょう、お互い」
GM/ポール・ブリッツ 村人たちも不満そうな顔をしています。ユリウスさんを恨みがましい目でじいっと……。流れる嫌悪な空気(笑)
ユリウス・サムソン 「よし!そこまで言うなら次は俺が出ようじゃないか!」
ジョー 「お前じゃない……強いのは、そっちの姉ちゃんのほうだ、そうだろう?」
ユリウス・サムソン 「何だそりゃ?何を根拠にそんな事を…」
千草 「私?」
アンドリュー・サムソン 「ん?そうなのか」と千草に振り向く
ジョー「見りゃ、わかる……」
千草 「実は実際に殴り合ったことはそんなにないんだけど……いいわ、挑戦されたなら受ける」
アニマ 「え?本当に行くんですか、さっきヨハンゾンさんが倒されたばかりですよ」
ユリウス・サムソン 「ちっ…分かったよ! 千草、よろしく頼む」
タンギーはジョーを叱ります。「やめろ! いくらなんでも、女を殴るのはやりすぎだ!」
タンギーの話によると、ジョーはポート・ブラックサンドでチャンピオンを争うほどのボクサーだったが、タイトルマッチでライバルである「のっぽのパワーストーン」を殴り殺してしまったのだそうだ。
タンギー 「それ以来、ジョーはショックで各地を流れ歩いている。ジョーの拳は獣の拳だ……怪我しないうちに降りたほうがいい」
千草 「怖いヒトなのはよく分かった。胸借りるつもりでやってみるわ」
タンギー 「わかった。そこまで言うなら止めはせん。ただし、挑戦料を上げる。金貨50枚だ!」
千草 「げっ」そんなにお金がありません
ユリウス・サムソン 「俺は23枚だから23枚全部出すぜ」
金を持っているキャラクターは全財産を集め金貨50枚を工面した。
GM/ポール・ブリッツ タンギーは見ていましたが、あきらめたように肩をすくめます。「そんなに殴り合いたいならば、もう止めはせん。50枚揃った。さあ、ほかに賭けるやつはいないか!」
千草 「ユリウスさん、アニマさんありがとう。うわー責任重大だわ」
GM/ポール・ブリッツ 村人たちが、俺はあの姉ちゃんに、とか、いやおれはチャンピオンだ、とかいいながら、それぞれ金貨を積んでいきます。
アニマ 「勝ってくださいね」
千草 「お金のために! がんばる!」
宿屋の亭主 「えー、焼肉、焼肉。エールはこちら」
アンドリュー・サムソン 「がんばれよー」声援を送る
ユリウス・サムソン 「あのボクシング使いに一撃お見舞いしてやってくれ!」
ヨハンソン「面目ない……」
アニマ 「気にしないでください、ヨハンソンさん」
ユリウス・サムソン 「気にすんな。今回ばっかりは相手が悪い。さて…試合はどうなるか。見物だな…」
かくしてゴングは鳴った。
GM/ポール・ブリッツ さて、千草さんの技術点はー4されて8です
千草 はい。先攻で良いですか?
GM/ポール・ブリッツ ジョーはまだ体力が回復していません。
GM/ポール・ブリッツ このゲームに先攻後攻はなくて、同時解決です。
千草 あ、なるほど。
アンドリュー・サムソン 「いけー、速攻ラッシュだ!」
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 8 (6、2)
GM/ポール・ブリッツ ジョー17
システム 千草さんのロール(2D6) → 4 (1、3)
千草 千草12
GM/ポール・ブリッツ 千草さん2点ダメージ
GM/ポール・ブリッツ しておきました。
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 6 (2、4)
GM/ポール・ブリッツ ジョー14
千草 Ok
システム 千草さんのロール(2D6) → 4 (3、1)
千草 千草12
GM/ポール・ブリッツ チャンピオンのワンツー
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 6 (2、4)
アンドリュー・サムソン 「よけろー」
GM/ポール・ブリッツ ジョー14
システム 千草さんのロール(2D6) → 5 (4、1)
アニマ 「頑張ってください!」
千草 千草13
GM/ポール・ブリッツ 紙一重の差でパンチをよけられない
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 7 (4、3)
GM/ポール・ブリッツ ジョ-16
千草 「あ、当たらない……! お金――!」
システム 千草さんのロール(2D6) → 7 (6、1)
千草 千草15
ユリウス・サムソン (不味いな…逆転できるか…)
アニマ そお言えばこれってダメージに幸運使えないんですか?
ユリウス・サムソン ただリングの上の状況は冷静に見学してます
GM/ポール・ブリッツ 使えますよ。
アンドリュー・サムソン 「つ、強いぜ……チャンプだっただけはあるな」
GM/ポール・ブリッツ ジョーは勝てると踏んだかインファイトで飛び込んできます
アニマ ありがとうございます
千草 運試しでしたっけ
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 7 (6、1)
ユリウス・サムソン 運試しです
システム 千草さんのロール(2D6) → 7 (1、6)
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 9 (3、6)
GM/ポール・ブリッツ ジョーは飛び込んできました。クリンチで身をほどかない限り、これからは両者とも毎ターン体力点を1失います
ユリウス・サムソン 「やばい!振りほどけ!」
千草 運試しします
システム 千草さんのロール(2D6) → 8 (2、6)
アンドリュー・サムソン 「まずい、はなれろー」
GM/ポール・ブリッツ 離れますか?それともダメージを軽減しますか?
千草 離れます
GM/ポール・ブリッツ 離れました。
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 3 (2、1)
GM/ポール・ブリッツ ジョー12
システム 千草さんのロール(2D6) → 3 (2、1)
千草 ああー! 千草11
GM/ポール・ブリッツ 運試しします?
千草 します!
システム 千草さんのロール(2D6) → 8 (2、6)
GM/ポール・ブリッツ 成功です
千草 軽減お願いします。
GM/ポール・ブリッツ しました
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 10 (6、4)
GM/ポール・ブリッツ ジョー19
システム 千草さんのロール(2D6) → 12 (6、6)
GM/ポール・ブリッツ ジョー、ダウンしました! ラッキーパンチ
ジョーの気合の乗った右ストレートにかぶせるように、千草の体重の乗ったパンチがジョーのテンプルにヒットした。みごとなまでのカウンターであった。
アンドリュー・サムソン 「よし、いけー」
千草 まさかのーーーー
GM/ポール・ブリッツ 運試ししますか?
千草 「嘘っ?! 入った!?」
千草 します。
システム 千草さんのロール(2D6) → 6 (3、3)
ユリウス・サムソン 「よし!行け!一気に押し切れ!」
GM/ポール・ブリッツ 成功です。
GM/ポール・ブリッツ タンギーは思わず叫びます「立て、立つんだ、ジョー!」
千草 となると?
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 10 (6、4)
ジョーは立ち上がるための運試しに失敗した。
アンドリュー・サムソン 「おおっ!?」
ユリウス・サムソン 「今のは見事な一撃だった」
GM/ポール・ブリッツ 「姉ちゃんのTKO勝ちだ」千草の手が高々と上がりました
アニマ 「やりましたね、千草さん!」
千草 「え? ホント? ホントに?」自分でも信じられません
アンドリュー・サムソン 「ヒュー」口笛を吹く
ユリウス・サムソン 「さすがバーバリアンヘルムの使い手だけあるな…」
千草 「……けどやったーーー!! 金貨ーーーー!!!」
アンドリュー・サムソン 「言うだけのことはあるな!」
ユリウス・サムソン 「よくやった、大したもんだぜ」
GM/ポール・ブリッツ 金を賭けていた農民たちが、みんなして肩をどやしてきます。タンギーは金を払っていますが、その顔はどこか晴れ晴れとしています。
千草 「ラ、ラッキーだった。チャンピオン、あの時汗ですべったんじゃないかしら……」言いながらリングを下ります。
ユリウス・サムソン 「どうかは分からんよ。しかし、見事だった」
いまの一撃で、世の中には自分よりも強い人間がいくらでもいることに気づいたジョーは、タンギーとともにボクシングを一からやり直すことに決めた。
GM/ポール・ブリッツ 店主からは、盛り上げてくれたお礼として、みんなに金貨3枚ずつ配ってくれます
ユリウス・サムソン 「おっと、悪いな親父、いただくぜ」
千草 「みんなの金貨を無駄にしなくて良かった……」
アンドリュー・サムソン 「ありがてえ、これで旅費がまかなえるぜ」
GM/ポール・ブリッツ この場にいる人間は全員金貨3枚もらっていいですよ。
GM/ポール・ブリッツ アニマさんは、トロールの腕輪を返してもらい、金貨1枚をもらいます
GM/ポール・ブリッツ 千草さんは金貨を26枚と、配当の26枚をもらいます
GM/ポール・ブリッツ ユリウスさんは、金貨23枚と、配当の23枚をもらいます
GM/ポール・ブリッツ また、チャンピオンをノックアウトした千草さんには、副賞として(笑) 剣(ふつうの)1本と、革のよろい(ふつうの)1個が贈られます
千草 おー! ありがとうございます。
千草 「やった! めちゃくちゃラッキーだったわ!」
アニマ 「よかったですね、それにしてもアンドリューさんこれからどうします?」
千草 「アンドリューさん、これ使う?」剣とよろいを差し出します。
アンドリュー・サムソン 「かえすがえすもありがてえ!」とありがたくいただきます「この恩はいずれかえさせてもらうぜ」
千草 「気にしないで。お互い様だから」
GM/ポール・ブリッツ さて、今日はこの村の宿屋に泊まりますか? それとも、ここを立ちますか?
ユリウス・サムソン 私は宿に止まることにします
千草 どうしましょうか。結構お金が入ったから泊まってもいいと思います。
アニマ 「千草さん今日はここの宿に泊まりましょう」と提案します
GM/ポール・ブリッツ アンドリューさんは?
アンドリュー・サムソン 塔の向こうまでの道のりなので、ご一緒させてもらうことにします
アンドリュー・サムソン 「恩返しもしたいしな……よろしくたのむぜ」
ユリウス・サムソン 「よろしく頼む」
GM/ポール・ブリッツ おけです。それでは、千草さんは食事と休息により、体力を4点回復させておいてください。
千草 「じゃ、みんなで泊まりましょ。今日はちょっと美味しいもの食べちゃおうかな!」
ユリウス・サムソン 「だな、今日は豪勢な食事ってのも悪くないかも知れないな」
アニマ 「ここの特産品ってなんでしょうね」
ユリウス・サムソン 「この村は来たことがないので特産品は分からんな。大方石の細工、かも知れんな」
アニマ 「そうですか残念、食べ物じゃないんですね」
千草 「殴られたところが痛い……明日あざだわこれは」
ユリウス・サムソン 「拳撃のプロとまともに殴りあったなら無理もあるまい」
GM/ポール・ブリッツ さて、みなさん、寝ますか?
ユリウス・サムソン こちらは寝るのはいつでもOKです
アニマ こちらも大丈夫です
アンドリュー・サムソン 宴会終わったなら寝てしまいます「いやあ、食った食った」
千草 はい、OKです。
GM/ポール・ブリッツ じゃあ皆さん寝ますね。で、宿屋に来て、ぐっすりと寝ることを、ファンタジーTRPG界では「不用心」といいます(笑)
その晩、皆が寝静まったころ、窓をそっと開けて忍び込む怪しい影が……。
GM/ポール・ブリッツ みなさん運試しを
システム アニマさんのロール(2D6) → 7 (3、4)
アニマ 成功です
システム ユリウス・サムソンさんのロール(2D6) → 9 (5、4)
ユリウス・サムソン OK
システム 千草さんのロール(2D6) → 9 (6、3)
千草 ここへ来て失敗ですよ……
システム アンドリュー・サムソンさんのロール(2D6) → 12 (6、6)
アンドリュー・サムソン ぐえー失敗です
大金を手にして疲れて寝ているボクサーがいるということは、当然それを狙って賊がやってくるのだった。
GM/ポール・ブリッツ ユリウスさんとアニマさんは、ただならぬ気配に飛び起きました。千草さんとアンドリューさんと、それからヨハンソンは疲れて眠っています。
ユリウス・サムソン 「誰だ?」
GM/ポール・ブリッツ 賊は覆面をかぶって、短剣を構えています。3人です
アニマ ベットのすぐ近くの壁に弓を立てかけてあったことにしていいですか?
GM/ポール・ブリッツ 真っ暗闇の接近戦で弓は普通使い物になりません
アニマ 「な、なんなんですかあなたたち」
ユリウス・サムソン 「アニマ、気をつけろ。何かが来た」
賊 「おとなしく金を出せ」
ユリウス・サムソン 「やっぱりその手の連中だったか。ご苦労なこった」
アニマ 「千草さんおきてください、変態がやってきました」
アンドリュー・サムソン 「なっ、なんだあ。また盗賊か」とアニマに起こされる
千草 「んーーー……変態……? 変態は死すべし……」
ユリウス・サムソン 「あいにく金は出せんな。俺の仲間が一生懸命試合をやって得た金だ。盗賊なんぞにはわたさんよ」
かくして対決が始まるが、一度態勢を立て直したプロの冒険者に田舎の賊風情がかなうわけがない。千草とアンドリューも起きてきて、たちまちのうちにふたりを倒され、アニマに後ろに回り込まれた賊は武器を捨てて降伏した。
GM/ポール・ブリッツ 覆面をはいでみると、昼間の試合のときチャンピオンに賭けていた人相の悪い農民でした
アニマ 「どうしましょう、武器なんかもらっちゃいませんか?」
千草 「あ、それいいわね」
アンドリュー・サムソン 「俺を身ぐるみはいだ奴らとは、どうやら別のようだ」
千草 「この世の中、こんなのばっかりね……」
GM/ポール・ブリッツ 宿屋の親爺が起きてきて、「このクソガキ、なんちゅうことをするだ」と賊を殴りました。なんでも、元から手癖の悪いことで知られていたこの村の若いのだそうです
ユリウス・サムソン 「全く、真面目に仕事をやって真面目に過ごそうとどうして考えられない…」
アニマ 彼らの武器は何でしたか?
GM/ポール・ブリッツ 短剣です。殺す気満々ですね
アニマ 「あ、これもらっていきますね」
GM/ポール・ブリッツ 「まあ、こいつらはおらたちがおらたちでなんとかするから、心配しないでくんろ。それと、その短剣は、親のところから勝手に持ってきたもんだろうから、返してくれんかな」
ユリウス・サムソン 「おっと、分かった。ご老体、短剣を返そう」
アニマ 「…わかりました、でもこういうことが起きないようきつく叱ってくださいね」しぶしぶ返します
千草 「大金をせしめたって噂が広がる前にとっとと発ちましょうか」
アニマ 「そうですね早く目的地に行きましょう」
アンドリュー・サムソン 「長居をする必要もないしな」と、旅だつことに同意します
GM/ポール・ブリッツ それでは、あなたがたは、村を早々に立ちました。その後村では、殺人未遂とかっぱらいをしでかそうとした男たちに、それなりの罰がくだされました。「それなりの罰=さらし者にされた後で縛り首」
千草 思ったより重かった!!
アンドリュー・サムソン キビシイ世界
アニマ これはひどい
ユリウス・サムソン 容赦ないな…
GM/ポール・ブリッツ 開拓時代の西部なんてこんなもんです
ユリウス・サムソン 強制労役だとおもってたが…タイタン、一筋縄ではいかん
千草 法律って人に優しいんですね……
アニマ 確かに殺人未遂ですからね
かくして今回の冒険は終わった。ジョーとタンギーだが、その後はゴールデン・ワイヴァーンという男を倒して全アランシアのチャンピオンになった後、三大陸の覇権を賭けて世界チャンピオンのホセ・メデューサに挑戦してからのことはわかっていない。一部の噂では、燃え尽きて真っ白な石になったとかならぬとか……
(プレイ時間 約1時間45分)
GMとして、オープンダイスでやっていたので、ジョーと千草の勝負ではハラハラした(笑)
あのような劇的な結末になったが、心臓に悪い(笑)
千草の修正後技術点8と、17点の体力と、12点の運点があれば、2発入ったら運試しでジョーの体力点を8点奪えるので、まず負けない、と思ったのだが、うまい具合に紙一重でジョーに殴られ続けるという……千草のプレイヤーも金貨50枚がかかった戦いで、それこそ生きた心地がしなかったらしい。たぶんユリウスさんもそうだったんじゃないだろうか。「緊迫感」が出たもの、と思うことにする。
千草が負けたときの展開も考えていたのだが、それは別なシナリオで使うことにしよう。
宿屋が危険って、城塞都市カーレの宿屋の怖さはこんなもんじゃないぞ(笑)
千草 技術点12 体力点17 運点12 八幡国生まれと思われる父親を持つ美女(たぶん)。
ユリウス・サムソン 技術点11 体力点19 運点9 諸国放浪の旅の戦士。
アニマ 技術点9 体力点15 運点13 騎馬民族出身の美少年。弓の使い手。
アンドリュー・サムソン 技術点8 体力点23 運点7 ストーンブリッジ近郊出身の旅の戦士。ギャンブルに負けて一文無しに。
ヨハンソン・オーケルマン 技術点9 体力点22 運点7 北方出身の筋肉ダルマ。酒とギャンブルにめっぽう弱い(NPC)
ジョー・ヤブッキィ 技術点9 体力点12 運点9(素手での能力) タイトルマッチでライバルを殴り殺したせいで虚無的になった旅のボクサー(NPC)
タンギー ジョーのトレーナー兼レフェリー兼興業主(NPC)
前回の冒険(「みどりの恐怖」参照)の後、ヤズトロモの塔を目指して旅を続けていた千草とユリウスとアニマは、途方に暮れているアンドリューという男と出会った。聞けば旅のギャンブラーと勝負して剣と鎧を含む全財産を巻き上げられたという。
アンドリュー・サムソン 「すっかりだまされちまって素寒貧なんだ」
千草 「災難だったわね。私は千草、名前が珍しいのは流しておいて」
アニマ 「それは…災難でしたね」
ユリウス・サムソン 「どんな対戦相手だったんだよ。その賭博師、盗賊ギルドか何かの関係者なんじゃないのか…?」
GM/ポール・ブリッツ 幸いにも、ヤズトロモの塔の先にあるストーンブリッジの村にアンドリューさんの親族がいるので、そこへたどり着けばなんとかなると思われます
千草 「良かったらしばらく一緒に行きましょう、アンドリューさん」
ユリウス・サムソン 「一先ず、まずは村に行こう。素寒貧状態でタイタンなんぞうろついたらあっという間にあの世行きだからな…」
アンドリュー・サムソン 「ありがてえ、恩にきるぜ。いやあ絶対勝てると思ったんだけどなあ、とほほ……」
ヤズトロモの塔とストーンブリッジの村を目指して歩いていた彼らは、とある小さな村でお祭り騒ぎがあるのに気づいた。
ユリウス・サムソン 「な…なんだありゃ?」
アニマ 「なんでしょうあれ」
アンドリュー・サムソン 「なんだなんだ、ボクシングだってえ」
ヘタクソな文字で書かれた立て看板には、「ティアーブリッジ杯ボクシング大会」とあった。
ユリウス・サムソン 「おいおい、拳撃試合か?このタイタンで、珍しいな」
村の一部にはリングのようなものがこしらえられ、今もやせた男と太った巨漢が戦っていた。痩せた男の一撃が決まり、巨漢は鼻血を出して倒れた。
タンギー「ノックアウトだ! ジョーの勝ちだ! さあ、挑戦するものはいないか!」
ヨハンソン・オーケルマン 「おもしれえ! おれが挑戦しようじゃないか!」
アニマ 「あ、ヨハンゾンさん」
千草 「あれ? ヨハンソンさんじゃない!」
ユリウス・サムソン 「おい!ヨハン!お前拳撃の心得はあるのか? というか、二人から昨日配達の話とかで聞いたがこんなところに居たのかよ」
GM/ポール・ブリッツ 「ないけど、あんなやせっぽち、おれが一撃で殴り倒してやるぜ!」とヨハンソンは筋肉をむきむきさせてます
アンドリュー・サムソン 「お、ガタイの良い兄ちゃんだな。強そうだ」
タンギー「挑戦料は金貨10枚! 勝ったら、同じ金額を払うぞ! さあさあ、さらにこの男に賭けるやつはいないか!」
GM/ポール・ブリッツ ヨハンソンは全財産の金貨十枚をどん、とテーブルに置きます。「捻り倒してやるぜ、兄ちゃん!」
ジョー「おれはジョーだ」
ユリウス・サムソン 「ありゃ、ボクシングの使い手だな…貧弱そうに見えるがボクシングの手練者は無駄な脂肪を徹底的にそぎ落としていると聞くぜ…」
アンドリュー・サムソン 「あいつに挑むのか、良い勝負するかもしれねえな」
GM/ポール・ブリッツ ヨハンソンさんに賭ける人います? 勝てば同額が戻ってきますが
ユリウス・サムソン 「頑張れよ!侮ってると痛い目にあうかも知れんぞ」
アンドリュー・サムソン 「金はないからな……応援くらいしてやるぜ」
アニマ 「あ、かけられるんですね」財布を開いて落ち込みます
千草 「ヨハンソンさんに金貨1枚賭けるわ!」
GM/ポール・ブリッツ 農民たちが、おれも乗った、おれも、と、ヨハンソンのもとに金を積んでいきます。
ヨハンソンは筋肉を誇示するかのようにリングに上がった。ジョーと名乗った痩せた男は、虚無的な目でヨハンソンを見た。
アンドリュー・サムソン 「たいした人気だな!がんばれよー」
千草 「がんばってー!」(私の金貨のために)
アニマ 「勝ってくださいねー」
ユリウス・サムソン 「頑張れよ!」
GM/ポール・ブリッツ ジョーは、痩せた腕の長い、虚無的な顔をした若い男です。とりあえず戦闘のルールをまなぶために、アンドリューさんにヨハンソンのサイコロを振ってもらいましょう。まず、ヨハンソンは素手で戦いますから、技術点ー4されて、技術点は5です
アンドリュー・サムソン 2d6+5をだすのでOKですか
GM/ポール・ブリッツ OKです。ジョーはボクシングを知っていますので技術点は9です
ゴングが鳴り、ジョーとヨハンソンの戦いが始まった。最初に一発、ヨハンソンのフックが入る。
千草 「ヨハンソンさんしっかりーー!」
アンドリュー・サムソン 「がんばれ!ヨハンソン」
技術点における4点の差は厳しく、たちまちのうちにヨハンソンは一方的な滅多打ちに遭うのだった。
アニマ 「これは…あまりに一方的です」
アンドリュー・サムソン 「まずいな、こいつは」
千草 「きゃー! ヨハンソンさん負けないで―!」(金貨的に)
GM/ポール・ブリッツ タオル投げてもいいですよ
ユリウス・サムソン 「まった!タオルだ!」連続攻撃になすすべがなく見えたので懐からタオルを引っ張り出してヨハンソンに投げます
GM/ポール・ブリッツ カンカンカン! ゴングが鳴って、意気消沈した顔のヨハンソンさんが。「俺の全財産が……」
アニマ ヨハンソンさんに駆け寄って「大丈夫ですか!」と言います
アンドリュー・サムソン 「まあ、こりゃあ仕方ないだろうなあ……」
ユリウス・サムソン 「言うな、ボクシング技能持ちと素手でやりあったんだから仕方ない」
千草 「大丈夫?」(ため息)「まあ、お金は諦めましょう、お互い」
GM/ポール・ブリッツ 村人たちも不満そうな顔をしています。ユリウスさんを恨みがましい目でじいっと……。流れる嫌悪な空気(笑)
ユリウス・サムソン 「よし!そこまで言うなら次は俺が出ようじゃないか!」
ジョー 「お前じゃない……強いのは、そっちの姉ちゃんのほうだ、そうだろう?」
ユリウス・サムソン 「何だそりゃ?何を根拠にそんな事を…」
千草 「私?」
アンドリュー・サムソン 「ん?そうなのか」と千草に振り向く
ジョー「見りゃ、わかる……」
千草 「実は実際に殴り合ったことはそんなにないんだけど……いいわ、挑戦されたなら受ける」
アニマ 「え?本当に行くんですか、さっきヨハンゾンさんが倒されたばかりですよ」
ユリウス・サムソン 「ちっ…分かったよ! 千草、よろしく頼む」
タンギーはジョーを叱ります。「やめろ! いくらなんでも、女を殴るのはやりすぎだ!」
タンギーの話によると、ジョーはポート・ブラックサンドでチャンピオンを争うほどのボクサーだったが、タイトルマッチでライバルである「のっぽのパワーストーン」を殴り殺してしまったのだそうだ。
タンギー 「それ以来、ジョーはショックで各地を流れ歩いている。ジョーの拳は獣の拳だ……怪我しないうちに降りたほうがいい」
千草 「怖いヒトなのはよく分かった。胸借りるつもりでやってみるわ」
タンギー 「わかった。そこまで言うなら止めはせん。ただし、挑戦料を上げる。金貨50枚だ!」
千草 「げっ」そんなにお金がありません
ユリウス・サムソン 「俺は23枚だから23枚全部出すぜ」
金を持っているキャラクターは全財産を集め金貨50枚を工面した。
GM/ポール・ブリッツ タンギーは見ていましたが、あきらめたように肩をすくめます。「そんなに殴り合いたいならば、もう止めはせん。50枚揃った。さあ、ほかに賭けるやつはいないか!」
千草 「ユリウスさん、アニマさんありがとう。うわー責任重大だわ」
GM/ポール・ブリッツ 村人たちが、俺はあの姉ちゃんに、とか、いやおれはチャンピオンだ、とかいいながら、それぞれ金貨を積んでいきます。
アニマ 「勝ってくださいね」
千草 「お金のために! がんばる!」
宿屋の亭主 「えー、焼肉、焼肉。エールはこちら」
アンドリュー・サムソン 「がんばれよー」声援を送る
ユリウス・サムソン 「あのボクシング使いに一撃お見舞いしてやってくれ!」
ヨハンソン「面目ない……」
アニマ 「気にしないでください、ヨハンソンさん」
ユリウス・サムソン 「気にすんな。今回ばっかりは相手が悪い。さて…試合はどうなるか。見物だな…」
かくしてゴングは鳴った。
GM/ポール・ブリッツ さて、千草さんの技術点はー4されて8です
千草 はい。先攻で良いですか?
GM/ポール・ブリッツ ジョーはまだ体力が回復していません。
GM/ポール・ブリッツ このゲームに先攻後攻はなくて、同時解決です。
千草 あ、なるほど。
アンドリュー・サムソン 「いけー、速攻ラッシュだ!」
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 8 (6、2)
GM/ポール・ブリッツ ジョー17
システム 千草さんのロール(2D6) → 4 (1、3)
千草 千草12
GM/ポール・ブリッツ 千草さん2点ダメージ
GM/ポール・ブリッツ しておきました。
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 6 (2、4)
GM/ポール・ブリッツ ジョー14
千草 Ok
システム 千草さんのロール(2D6) → 4 (3、1)
千草 千草12
GM/ポール・ブリッツ チャンピオンのワンツー
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 6 (2、4)
アンドリュー・サムソン 「よけろー」
GM/ポール・ブリッツ ジョー14
システム 千草さんのロール(2D6) → 5 (4、1)
アニマ 「頑張ってください!」
千草 千草13
GM/ポール・ブリッツ 紙一重の差でパンチをよけられない
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 7 (4、3)
GM/ポール・ブリッツ ジョ-16
千草 「あ、当たらない……! お金――!」
システム 千草さんのロール(2D6) → 7 (6、1)
千草 千草15
ユリウス・サムソン (不味いな…逆転できるか…)
アニマ そお言えばこれってダメージに幸運使えないんですか?
ユリウス・サムソン ただリングの上の状況は冷静に見学してます
GM/ポール・ブリッツ 使えますよ。
アンドリュー・サムソン 「つ、強いぜ……チャンプだっただけはあるな」
GM/ポール・ブリッツ ジョーは勝てると踏んだかインファイトで飛び込んできます
アニマ ありがとうございます
千草 運試しでしたっけ
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 7 (6、1)
ユリウス・サムソン 運試しです
システム 千草さんのロール(2D6) → 7 (1、6)
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 9 (3、6)
GM/ポール・ブリッツ ジョーは飛び込んできました。クリンチで身をほどかない限り、これからは両者とも毎ターン体力点を1失います
ユリウス・サムソン 「やばい!振りほどけ!」
千草 運試しします
システム 千草さんのロール(2D6) → 8 (2、6)
アンドリュー・サムソン 「まずい、はなれろー」
GM/ポール・ブリッツ 離れますか?それともダメージを軽減しますか?
千草 離れます
GM/ポール・ブリッツ 離れました。
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 3 (2、1)
GM/ポール・ブリッツ ジョー12
システム 千草さんのロール(2D6) → 3 (2、1)
千草 ああー! 千草11
GM/ポール・ブリッツ 運試しします?
千草 します!
システム 千草さんのロール(2D6) → 8 (2、6)
GM/ポール・ブリッツ 成功です
千草 軽減お願いします。
GM/ポール・ブリッツ しました
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 10 (6、4)
GM/ポール・ブリッツ ジョー19
システム 千草さんのロール(2D6) → 12 (6、6)
GM/ポール・ブリッツ ジョー、ダウンしました! ラッキーパンチ
ジョーの気合の乗った右ストレートにかぶせるように、千草の体重の乗ったパンチがジョーのテンプルにヒットした。みごとなまでのカウンターであった。
アンドリュー・サムソン 「よし、いけー」
千草 まさかのーーーー
GM/ポール・ブリッツ 運試ししますか?
千草 「嘘っ?! 入った!?」
千草 します。
システム 千草さんのロール(2D6) → 6 (3、3)
ユリウス・サムソン 「よし!行け!一気に押し切れ!」
GM/ポール・ブリッツ 成功です。
GM/ポール・ブリッツ タンギーは思わず叫びます「立て、立つんだ、ジョー!」
千草 となると?
システム GM/ポール・ブリッツさんのロール(2D6) → 10 (6、4)
ジョーは立ち上がるための運試しに失敗した。
アンドリュー・サムソン 「おおっ!?」
ユリウス・サムソン 「今のは見事な一撃だった」
GM/ポール・ブリッツ 「姉ちゃんのTKO勝ちだ」千草の手が高々と上がりました
アニマ 「やりましたね、千草さん!」
千草 「え? ホント? ホントに?」自分でも信じられません
アンドリュー・サムソン 「ヒュー」口笛を吹く
ユリウス・サムソン 「さすがバーバリアンヘルムの使い手だけあるな…」
千草 「……けどやったーーー!! 金貨ーーーー!!!」
アンドリュー・サムソン 「言うだけのことはあるな!」
ユリウス・サムソン 「よくやった、大したもんだぜ」
GM/ポール・ブリッツ 金を賭けていた農民たちが、みんなして肩をどやしてきます。タンギーは金を払っていますが、その顔はどこか晴れ晴れとしています。
千草 「ラ、ラッキーだった。チャンピオン、あの時汗ですべったんじゃないかしら……」言いながらリングを下ります。
ユリウス・サムソン 「どうかは分からんよ。しかし、見事だった」
いまの一撃で、世の中には自分よりも強い人間がいくらでもいることに気づいたジョーは、タンギーとともにボクシングを一からやり直すことに決めた。
GM/ポール・ブリッツ 店主からは、盛り上げてくれたお礼として、みんなに金貨3枚ずつ配ってくれます
ユリウス・サムソン 「おっと、悪いな親父、いただくぜ」
千草 「みんなの金貨を無駄にしなくて良かった……」
アンドリュー・サムソン 「ありがてえ、これで旅費がまかなえるぜ」
GM/ポール・ブリッツ この場にいる人間は全員金貨3枚もらっていいですよ。
GM/ポール・ブリッツ アニマさんは、トロールの腕輪を返してもらい、金貨1枚をもらいます
GM/ポール・ブリッツ 千草さんは金貨を26枚と、配当の26枚をもらいます
GM/ポール・ブリッツ ユリウスさんは、金貨23枚と、配当の23枚をもらいます
GM/ポール・ブリッツ また、チャンピオンをノックアウトした千草さんには、副賞として(笑) 剣(ふつうの)1本と、革のよろい(ふつうの)1個が贈られます
千草 おー! ありがとうございます。
千草 「やった! めちゃくちゃラッキーだったわ!」
アニマ 「よかったですね、それにしてもアンドリューさんこれからどうします?」
千草 「アンドリューさん、これ使う?」剣とよろいを差し出します。
アンドリュー・サムソン 「かえすがえすもありがてえ!」とありがたくいただきます「この恩はいずれかえさせてもらうぜ」
千草 「気にしないで。お互い様だから」
GM/ポール・ブリッツ さて、今日はこの村の宿屋に泊まりますか? それとも、ここを立ちますか?
ユリウス・サムソン 私は宿に止まることにします
千草 どうしましょうか。結構お金が入ったから泊まってもいいと思います。
アニマ 「千草さん今日はここの宿に泊まりましょう」と提案します
GM/ポール・ブリッツ アンドリューさんは?
アンドリュー・サムソン 塔の向こうまでの道のりなので、ご一緒させてもらうことにします
アンドリュー・サムソン 「恩返しもしたいしな……よろしくたのむぜ」
ユリウス・サムソン 「よろしく頼む」
GM/ポール・ブリッツ おけです。それでは、千草さんは食事と休息により、体力を4点回復させておいてください。
千草 「じゃ、みんなで泊まりましょ。今日はちょっと美味しいもの食べちゃおうかな!」
ユリウス・サムソン 「だな、今日は豪勢な食事ってのも悪くないかも知れないな」
アニマ 「ここの特産品ってなんでしょうね」
ユリウス・サムソン 「この村は来たことがないので特産品は分からんな。大方石の細工、かも知れんな」
アニマ 「そうですか残念、食べ物じゃないんですね」
千草 「殴られたところが痛い……明日あざだわこれは」
ユリウス・サムソン 「拳撃のプロとまともに殴りあったなら無理もあるまい」
GM/ポール・ブリッツ さて、みなさん、寝ますか?
ユリウス・サムソン こちらは寝るのはいつでもOKです
アニマ こちらも大丈夫です
アンドリュー・サムソン 宴会終わったなら寝てしまいます「いやあ、食った食った」
千草 はい、OKです。
GM/ポール・ブリッツ じゃあ皆さん寝ますね。で、宿屋に来て、ぐっすりと寝ることを、ファンタジーTRPG界では「不用心」といいます(笑)
その晩、皆が寝静まったころ、窓をそっと開けて忍び込む怪しい影が……。
GM/ポール・ブリッツ みなさん運試しを
システム アニマさんのロール(2D6) → 7 (3、4)
アニマ 成功です
システム ユリウス・サムソンさんのロール(2D6) → 9 (5、4)
ユリウス・サムソン OK
システム 千草さんのロール(2D6) → 9 (6、3)
千草 ここへ来て失敗ですよ……
システム アンドリュー・サムソンさんのロール(2D6) → 12 (6、6)
アンドリュー・サムソン ぐえー失敗です
大金を手にして疲れて寝ているボクサーがいるということは、当然それを狙って賊がやってくるのだった。
GM/ポール・ブリッツ ユリウスさんとアニマさんは、ただならぬ気配に飛び起きました。千草さんとアンドリューさんと、それからヨハンソンは疲れて眠っています。
ユリウス・サムソン 「誰だ?」
GM/ポール・ブリッツ 賊は覆面をかぶって、短剣を構えています。3人です
アニマ ベットのすぐ近くの壁に弓を立てかけてあったことにしていいですか?
GM/ポール・ブリッツ 真っ暗闇の接近戦で弓は普通使い物になりません
アニマ 「な、なんなんですかあなたたち」
ユリウス・サムソン 「アニマ、気をつけろ。何かが来た」
賊 「おとなしく金を出せ」
ユリウス・サムソン 「やっぱりその手の連中だったか。ご苦労なこった」
アニマ 「千草さんおきてください、変態がやってきました」
アンドリュー・サムソン 「なっ、なんだあ。また盗賊か」とアニマに起こされる
千草 「んーーー……変態……? 変態は死すべし……」
ユリウス・サムソン 「あいにく金は出せんな。俺の仲間が一生懸命試合をやって得た金だ。盗賊なんぞにはわたさんよ」
かくして対決が始まるが、一度態勢を立て直したプロの冒険者に田舎の賊風情がかなうわけがない。千草とアンドリューも起きてきて、たちまちのうちにふたりを倒され、アニマに後ろに回り込まれた賊は武器を捨てて降伏した。
GM/ポール・ブリッツ 覆面をはいでみると、昼間の試合のときチャンピオンに賭けていた人相の悪い農民でした
アニマ 「どうしましょう、武器なんかもらっちゃいませんか?」
千草 「あ、それいいわね」
アンドリュー・サムソン 「俺を身ぐるみはいだ奴らとは、どうやら別のようだ」
千草 「この世の中、こんなのばっかりね……」
GM/ポール・ブリッツ 宿屋の親爺が起きてきて、「このクソガキ、なんちゅうことをするだ」と賊を殴りました。なんでも、元から手癖の悪いことで知られていたこの村の若いのだそうです
ユリウス・サムソン 「全く、真面目に仕事をやって真面目に過ごそうとどうして考えられない…」
アニマ 彼らの武器は何でしたか?
GM/ポール・ブリッツ 短剣です。殺す気満々ですね
アニマ 「あ、これもらっていきますね」
GM/ポール・ブリッツ 「まあ、こいつらはおらたちがおらたちでなんとかするから、心配しないでくんろ。それと、その短剣は、親のところから勝手に持ってきたもんだろうから、返してくれんかな」
ユリウス・サムソン 「おっと、分かった。ご老体、短剣を返そう」
アニマ 「…わかりました、でもこういうことが起きないようきつく叱ってくださいね」しぶしぶ返します
千草 「大金をせしめたって噂が広がる前にとっとと発ちましょうか」
アニマ 「そうですね早く目的地に行きましょう」
アンドリュー・サムソン 「長居をする必要もないしな」と、旅だつことに同意します
GM/ポール・ブリッツ それでは、あなたがたは、村を早々に立ちました。その後村では、殺人未遂とかっぱらいをしでかそうとした男たちに、それなりの罰がくだされました。「それなりの罰=さらし者にされた後で縛り首」
千草 思ったより重かった!!
アンドリュー・サムソン キビシイ世界
アニマ これはひどい
ユリウス・サムソン 容赦ないな…
GM/ポール・ブリッツ 開拓時代の西部なんてこんなもんです
ユリウス・サムソン 強制労役だとおもってたが…タイタン、一筋縄ではいかん
千草 法律って人に優しいんですね……
アニマ 確かに殺人未遂ですからね
かくして今回の冒険は終わった。ジョーとタンギーだが、その後はゴールデン・ワイヴァーンという男を倒して全アランシアのチャンピオンになった後、三大陸の覇権を賭けて世界チャンピオンのホセ・メデューサに挑戦してからのことはわかっていない。一部の噂では、燃え尽きて真っ白な石になったとかならぬとか……
(プレイ時間 約1時間45分)
GMとして、オープンダイスでやっていたので、ジョーと千草の勝負ではハラハラした(笑)
あのような劇的な結末になったが、心臓に悪い(笑)
千草の修正後技術点8と、17点の体力と、12点の運点があれば、2発入ったら運試しでジョーの体力点を8点奪えるので、まず負けない、と思ったのだが、うまい具合に紙一重でジョーに殴られ続けるという……千草のプレイヤーも金貨50枚がかかった戦いで、それこそ生きた心地がしなかったらしい。たぶんユリウスさんもそうだったんじゃないだろうか。「緊迫感」が出たもの、と思うことにする。
千草が負けたときの展開も考えていたのだが、それは別なシナリオで使うことにしよう。
宿屋が危険って、城塞都市カーレの宿屋の怖さはこんなもんじゃないぞ(笑)
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ハラハラさせてしまって申し訳ありません(^-^;
私のあの絶妙なダイス運がですね、どうしても小さい目ばっかり出すわけですよ! 最後は帳尻があって本当に良かった……
「宿屋では油断してはならない」をそろそろPLもPCも覚えてきましたがまだ序の口でしたか。それでは更なる驚きを期待しております。
今回も本当にありがとうございました。
私のあの絶妙なダイス運がですね、どうしても小さい目ばっかり出すわけですよ! 最後は帳尻があって本当に良かった……
「宿屋では油断してはならない」をそろそろPLもPCも覚えてきましたがまだ序の口でしたか。それでは更なる驚きを期待しております。
今回も本当にありがとうございました。
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Re: 椿さん
タイタン世界では暖炉で燃えている火でさえ油断してはなりません。そいつは炎の精のデヴリンで隙あらばと襲ってくる可能性があります(笑) そのくらいの覚悟でいたほうがいい(笑)
次回はいつにしようかな。