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    映画の感想

    映画映画ベスト10

     ←1985年(3) →日本ミステリ61位 人生の阿呆 木々高太郎
    http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20181030

    アメリカの夜(1973年 フランソワ・トリュフォー監督) 
    グッドモーニング・バビロン!(1987年 ヴィットリオ・タヴィアーニ&パオロ・タヴィアーニ監督)
    雨に唄えば(1952年 ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン監督) 
    ジーザス・クライスト・スーパースター(1973年 ノーマン・ジュイソン監督) 
    ベリッシマ(1951年 ルキノ・ヴィスコンティ監督)
    マイク・ザ・ウィザード(1988年 マイク・ジトロフ監督)
    おんぼろフィルム(1985年 手塚治虫監督)
    テンリトルガルフォース(1988年 八谷賢一監督)
    ハイパー無軌道オリジナル・ビデオ・アニメーション ぷにぷに☆ぽえみぃ(2001年 ワタナベシンイチ監督)
    OMAKE! MAKING OF OROCHI(1984年 赤井孝美監督「八岐大蛇の逆襲」映像特典)

    順不同。

    アメリカの夜 …… 映画を作る映画の決定版だろう。人間ドラマというよりは「すちゃらか人間コメディ」。トリュフォーということで敬遠している人にも見てもらいたい映画だ。

    グッドモーニング・バビロン! …… 「イントレランス」が好きな人は必見の映画裏方映画。これを見ると「イントレランス」が見たくなる。

    雨に唄えば …… 説明不要のミュージカルの傑作。

    ジーザス・クライスト・スーパースター …… 最初のシーンで車に乗ったスタッフが映画を撮り始めるところからやるので映画映画にした。最高のロックミュージカル。

    ベリッシマ …… 娘を映画スターにしようとする母親の物語を徹底したリアリズムで撮ったネオレアリズモの傑作。アンナ・マニャーニがいいんだこれまた。

    マイク・ザ・ウィザード …… コロッと忘れてた。ストップモーションの芸術。走る走るおれたち~♪ 落ち込んだときに見ると最高の一作である。

    おんぼろフィルム …… 手塚治虫の短編実験アニメの傑作。この作品の主役は一切顔を出さないアニメ監督だ、と思う。アニメとは何か、映画とは何かを問う思弁的作品だが、エンターテインメントとしても見事。

    テンリトルガルフォース …… 高校に入ったころ、何かの上映会で見た。大いに笑った。あの頃は楽しかった。よく考えると女性声優がキャッキャしてアニメキャラのヌードがちらちら出てきただけの映画だったが、アートミック、視聴者が見たいものをよく心得ている。

    ハイパー無軌道オリジナル・ビデオ・アニメーション ぷにぷに☆ぽえみぃ …… これは魔法少女ワタナベぽえみが主人公の魔法少女アニメではない。主人公は声優・小林由美子と監督のワタナベシンイチであり、彼らがアニメを撮ろうとするアニメなのである。「脚本家を殺しても監督さえいればアニメはできる」という啖呵を聞いて快哉を叫ぶ立派な映画映画なのだ。わたしは好きだ。

    OMAKE! MAKING OF OROCHI …… ゼネラルプロダクツの特撮映画「八岐大蛇の逆襲」に映像特典として付属している5分ほどのメイキング映像だが、ある意味本編よりも面白い。撮ってる人、みんな楽しそう。レギュレーション違反は承知で入れた。

    「男の魂に火をつけろ!」さんのところで毎年やっている映画ベストテン。今年のお題は映画をテーマにした映画、「映画映画」ということだそうだ。「アメリカの夜」と「グッドモーニング・バビロン!」をランクインさせたくて無理やり参加したが、今回も難航した。思いつくまま上げてみたが、日本の実写の映画映画はちょっといいのが思い浮かばない。考えたのだが、日本で映画映画を撮ろうとすると、それは映画ではなく「TV作品」になってしまうからではなかろうか。そうでなくとも、映画映画よりも、映画漫画の服部昇大「邦キチ! 映子さん」とおおつぼマキ「Mr.シネマ」、あさりよしとお「宇宙家族カールビンソン」の映画を撮影する諸作、それに映画小説の我孫子武丸「探偵映画」や笹本祐一「妖精作戦2 ハレーション・ゴースト」のほうが内容的にもインパクト的にも面白い、という時点で邦画は「負け」のような気がする。某映画がやたらとウケたのも、オリジナル性というよりも、そうした映画漫画の豊饒な土壌を実写映画に持ちこんだからではないだろうか。そんなことを考えて憂鬱になる次第である。
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    Re: miriさん

    下の五作品のうち、胸を張ってお勧めできるのは「マイク・ザ・ウィザード」と「おんぼろフィルム」くらいですよ。ほかの三作品は、かなりのゲテモノ……といっちゃなんですけど、「見る人を選ぶ映画」です(笑)

    調べてみたけど、「マイク・ザ・ウィザード」、DVDにもBDにもなってないらしくて、VHSカセットが7000円のプレミア(汗) 世の中間違ってるなあ……。

    「おんぼろフィルム」は短編映画なので、ごくごくたまにCSでかかることがありますね。それを待ち構えるしかなさそうであります。

    おはようございます☆

    >「男の魂に火をつけろ!」さんのところで毎年やっている映画ベストテン。今年のお題は映画をテーマにした映画、「映画映画」ということだそうだ。

    面白い企画ですね☆
    今、そちら様も読ませていただきました!
    男性らしい?ブログで力強い感じですね。

    私の「映画を題材にした映画」のベスト1は、
    クロード・ルルーシュ監督の「マイ・ラブ」です。
    それはすぐに浮かぶけど、あとが難しいですね。。。

    「グッドモーニング・バビロン!」は良いですね♪
    期日までに考えられたらアップしたいと思いますが、
    いろいろと忙しいので無理かも???

    ポールさんの書かれた作品は、上の5作品は見ていますが、
    下の5作品は全く知らないです!
    いつかご縁があればと思います。

    あと、今年の話題作のあれは、厳密にいうと
    この企画には入らないと私は思うのですが
    ポールさんご自身の目でいつかご鑑賞くださいね~!


    .

    Re: 宵乃さん

    ドロドロした映画はストレスばかり感じて好きではないので、あまり見てないんですよね(汗) 千年女優も面白いとは聞いていますが、見ないままに来てしまったです(汗)

    「幕末太陽伝」が川島監督の構想通りだったら入れたんですけどね~(^^;)

    自分としては「アメリカの夜」と「グッドモーニング・バビロン!」を入れるためだけに参加するようなベスト企画だからいいといえばいいのですが(^^;)

    テレビ番組とテレビアニメが禁じ手なのがつらい(汗) それならいっぱい思いつくんだけどなあ……。

    あ、一個思いついた。

    手塚プロの「おんぼろフィルム」という実験アニメ。あれ好き(^^)

    映画を題材にした映画

    のことでしたか。
    映画というか女優を題材にした作品なら、邦画でもあるんじゃないでしょうか。ドロドロしてそうですけど(汗)
    アニメ作品なら「千年女優」がお気に入りです。同じ監督さんの「パプリカ」では自主制作映画のエピソードがありますね~。

    Re: miss.keyさん

    あ、説明が足りませんでした。

    「映画映画」というのは、「映画を題材にした映画」のことです。

    いま、「男の魂に火をつけろ!」というブログで、そういう縛りをしたベストテンを選ぶ催しがされていまして。その候補作を物色中というわけ。なかなかこれといった傑作がおもいつかないんですよねえ、

    締め切りは12月16日だからまだ余裕はありますけど、そのためだけにあの話題の映画を見るのも癪ですし

    まあゆっくり考えます。

    椿三十郎はだめ?

     何気に好きなんですけど。しかし一押ししたいイタリアの「好敵手」が手に入らないのが何とも口惜しい。
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