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    読書日記

    「プロシア参謀本部~モルトケの功罪」読んだ

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    書物ではなくネット記事ではあるが、この数日、

    小説も書かず日記も書かず、ひたすら

    プロシア参謀本部~モルトケの功罪
    https://ncode.syosetu.com/n3872bm/

    を読みふけっていた。

    自分にとっての普仏戦争とは、天才的な戦略家である大モルトケと、強国プロシアが、一年ちょいでフランスをワンサイドゲームでたたきのめした、まさに「勝つべくが勝った」単調なものだ、というイメージがあった。

    だからこの記事を見たときも、そう書くこともないだろうから、軽い気持ちで読んでみよう、と思ったわけだが……。

    ワンサイドゲーム、と思われたこの戦争が、フランスだけでなくプロシアにとってもかくも悲惨で恐ろしいものであったとは。

    あっという間にセダンの会戦でフランス皇帝ナポレオン三世を捕虜にして戦争に勝った! と思ったら、本当の戦いはそれからだっったとは。

    そしてもう、革命後のフランスという国自体が、よくこんな恐ろしい国と戦争なんかしたもんだ、という、もう、とんでもない国民性なのである。

    もし、フランスの状況がちょっとでも変わっていたとしたら、もしくは、プロシアの将星が史実よりもほんのちょっと無能だったとしたら、大モルトケの天才をもってしても、プロシアは短期決戦で勝利、ということはできず、ビスマルクはビターエンドを迎えていたに違いないのだ。

    読んでつくづく思った。戦争なんてやるもんじゃない。理想的なワンサイドゲームでさえ、これほどの災厄をもたらすのだから。

    あと、パリ=コミューン。笠井潔を読んでロマンを感じるのはいいけど、あんなことをやっちゃ絶対にいかんのだ。

    とにかく引き込まれるように読んだ。今もプロイセン砲兵の砲撃音が耳に残ってるぜ……。
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    ~ Comment ~

    Re: 小田中 慎さん

    このような辺境のさらに場末にあるようなブログに来てくださったうえにそのようなお言葉までいただいて、勝手な読書感想文を書いたこちらとしては恐悦至極に存じます。

    1記事10枚と計算しても5000枚以上になるこの大作、ネットに上げておくだけではこの世の損失です。うまく編集して書物にし、全国の大学の図書館に送り込めなければ、日本の人文学界はなにしてるんじゃ、というところです。

    堪能いたしました。書き進められた分も読ませていただきますね。ほんと、この戦争時のフランスは、今の日本も反面教師にしないとほんとに破滅へ一直線なんじゃないか、と思います。もっと読まれなければならない作品ですね。

    次回作も期待しております。

    ありがとうございました

    お読み頂き、またこのような素晴らしい記事で紹介頂きありがとうございました。
    私も書く前は普仏戦争なんて1年もないしモルトケだしチョロイ、と思っており、調べ始めたら……7年掛かりました……。
    仏はポピュリズムそのままに戦争に突入しました。仰る通り。本当に「ノリ」で戦争なんてするもんじゃ、いや、ノリでなくとも絶対にやるものではない、という思いです。
    こちらも、もう少しだけ書き進めるつもりです。お時間がございましたらどうぞご訪問お待ち致します。



    Re: 椿さん

    普墺戦争も、普仏戦争も、野球でいうなら大量点を取って完封した楽勝試合に見えるけど、実際は、完封の裏では毎回のようにランナーを二人三人と背負いながら、敵の失策などによってぎりぎり0点に抑える、ということを繰り返す、監督にも選手にも胃が痛くなるようなものだったということがよくわかりました……。野球は監督の采配だけで勝てるようなものじゃない、ということですな……。

    NoTitle

    おー、面白そう。少しずつ読んでみよう。
    書籍のほうのご紹介もありがとうございました。学術文庫いいですよね。読みでもありますし。探してみます。
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