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    「紅蓮の街(長編ファンタジー・完結)」
    紅蓮の街覚え書き

    「書きながら考える」について

     ←趣喜堂茶事奇譚/清里高原殺人別荘(ビラ)(その2) →青色の悪夢
    (小説の内容に触れるため、小説を未読のかたは先に小説をお読みください)

     わたしが長編を書くに当たって、なにひとつ設計図を用意せずに気分のおもむくままに書いた、と誤解してらっしゃるかたがいるようである。

     いっておくが、設計図なしに小説を書くのはわたしには無理だ。だが、きっちりとしたプロットをあらかじめ組み立てておき、そこから逸れないように書いていく、という作業もまた無理である、ということもたしかである。実際にやってみて、いくつもの構想を潰してきた実績(?)があるからだ。

     じゃあお前、どうやって書いているんだよ、ということになるが、それについてご説明したい。

     まず、おおまかなストーリーと作業工程を決める。「紅蓮の街」ではこういうことになる。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     規模:400字詰め600枚程度。

     ペース:1日3枚更新、4日12枚で1章完成を200日。

     構成:プロローグ、エピローグを入れての3部構成。それぞれ、「第一部:沈黙の秋」「第二部:非情の冬」「第三部:殺戮の春」とする。それぞれ200枚程度。

     ストーリー:

     「第一部」飢饉を迎えつつある終末港に、主人公である女戦士「ナミ」が現れる。

          その後いろいろあって(ここはこの段階ではまったく決めていない)

          ナミは仕えていた有力者を裏切り、もうひとりの主人公「エリカ・バルテノーズ」のもとへ身を寄せる。

     「第二部」エリカのもとにナミが身を寄せたことから、終末港の状況はナミの身をめぐって血みどろの大抗争へと発展する。

          それとともに、終末港は「非情の冬」と呼ばれる大寒波に見舞われる。

          その後いろいろあって(ここもこの段階ではまったく決めていない。せいぜい、剣戟シーンを多くしよう、くらい)

          ナミは男に海に突き落とされ、行方知れずとなる。

     「第三部」ナミが行方不明になるとともに、終末港の混乱状況はさらに加速する。春の到来とともに、死者はますます増える。

          その後いろいろあって(この段階ではまったく決めていない)

          ナミはエリカの前に再び姿を現す。そのときに、ナミとエリカとの間に、なにか同性愛的なものを思わせる行動をさせる(どんな行動にするかは決めない)

          その後いろいろあって(この段階ではまったく決めていない)

          ナミはエリカの前から財宝を持って姿を消す(どんな財宝かは決めていない)

          その後いろいろあって(この段階ではまったく決めていない)

          危地に陥ったエリカの前に、財宝をあきらめたナミが姿を現し、獅子奮迅の活躍の末、死ぬ。その過程で終末港は業火に包まれる。

          エリカはナミを追うようにして、火に身を投じて死ぬ。(だからタイトルは「紅蓮の街」)

     登場人物:

      ナミ:汚いことも平気でやる、人殺しもなんとも思っていない、やたらと強い女戦士。

      エリカ・バルテノーズ:名門貴族バルテノーズ家を統率する、気高く意志の強い若き女当主。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     この段階で第一部を書き始める。というか、連載当初はこれしか決まっていない。

     第一にやることは、ナミを取り巻く環境をつまびらかにすることである。

     そこで、「刻み岩」(第二部最後でナミを突き落とすのに必要)、「ガス」(当面のナミの話し相手として作成)、「サシェル・イルミール男爵」(当面のナミの雇い主)、という三人の登場人物を作る。

     ここで登場人物を設定したことにより、第一部の目標が明確になる。「サシェル・イルミールを派手に裏切って、手土産を持ってエリカに仕える」

     また、第二部以降の展開も見えてくる。「サシェル・イルミールと、(もしかしたら)他の誰かと、バルテノーズ家との間で抗争を起こす」

     だが、第二部以降はまだカッコのうちに入れておく。当面の目標は、第一部の目標をいかにしてクリアするかにある。

     原稿用紙200枚というのは多く見えるかも知れないが、1章を12枚で書くとなるとわずか16章か17章にすぎない。裏を返していえば、16段階から17段階のステップにおいて、いかにして目標をクリアするかを考える、ということである。登場人物の顔合わせだけで3章程度を使うことになるから、条件はもっと厳しくなる。

     そこで、裏切られたときにいちばん打撃がくるのはなにか、を考える。普通だったら、金であるが、これから飢饉が来るのである。ということは、穀物や作物の値が跳ね上がることになる。穀物は飢饉の到来がわかった時点ですでに押さえられているだろうから、作物がいいだろう。しかもあまり知られていない作物だ。

     江戸時代におけるジャガイモのような存在を考えるのはどうか? 保存がきいて、爆発的に増え、栄養価が高い作物があれば、パワーバランスを崩すだけの力はあるのではないか。

     他にいいアイデアもないので、ここでアグリコルス博士とクワルス芋を設定する。しかし、バルテノーズ家がそれを持っている、というのはまずい。第二部でおぼろげながら考えていた、第三者が必要だ。ということで、ヴェルク・ガレーリョス三世を設定する。ガレーリョス家はある程度の武力を持っていたほうが面白いから、バルテノーズ家の武力はほとんどない、ということにして、ガレーリョス家を進取の心にとんだ野心的な、強大な存在とすることにする。

     こうなると、おのずから三勢力のバランスも見えてくる。武力と人材に恵まれた野心的なガレーリョス家が魏、経済力に恵まれているイルミール家が呉、主人公だから強い(笑)バルテノーズ家が蜀、である。そういうことにして話を進める。

     もちろん三国志をそのままなぞったのでは書いていて面白くもなんともないし、だいいち主人公側が真っ先にやられてしまってはどうしようもないので、あくまでもそれはイメージとして頭の隅に置いておく。

     イルミール家を呉とすると、ここが港湾都市でもあることから、「海戦」で決着をつける、というアイデアが出てくる。普通に陸上で殴りあったら、どう考えても数の多いほうが勝つからだ。海戦だったら、技量と、それとここが大事なことだが、ガレーリョス家の全戦力が使えない状況で決戦を挑めるし、両者疲弊したところでバルテノーズ家が武力を行使することになるからナミの裏切りも効果的になり、しかも大量のジャガイモ(クワルス芋)の種芋をバルテノーズ家が入手するチャンスが出てくる。

     ということで最後の2章から3章を使って、海戦とその結果を書くことにする。この段階では、ガレーリョス家とイルミール家の決戦の最後にバルテノーズ家が乱入してくること以外は、海戦の細部までは決めない。

     だが、ここで困ったことが出てくる。ナミが活躍しすぎると(この段階ではすでに4章くらい書いているので、ナミは活躍しすぎるくらい活躍している)、それに対してエリカがどうやってナミに手綱をつけるのかが問題となってくるのだ。

     ここで、ナミがエリカに逆らえないような条件を考える。もっとも単純なことだが、「なんだかわけがわからないけど逆らえない」というのはどうだろう? 考えてみる。この小説もいちおうはファンタジーであるから、「一種の超能力」として登場させることができそうである。だが、それだとエリカがあまりにも強くなりすぎる。バランスを取る意味で弱点も考える。「エリカも、なんだかわけがわからないけど人を殺せない」というアイデアが浮かぶ。バランス的にはいいかもしれない。すると、第三部でエリカが財宝をナミに渡す、というのも理由がつけられる。エリカの命は奪えないが、経済的なものを奪うことは(命に関係ない範囲で)可能である、ということにするのだ。同時にこれは、なぜエリカの危機にナミが駆けつけたのか、という理由にもなる。エリカの力に支配されたナミは、エリカの命の危機を悟ると、それを阻止しなければならない、という衝動に駆られるだろうからだ。

     ここまで考えたところで、少し先のことについても考える。ナミが姿を消した後も(この段階で、というか、構想でナミが真冬の凍てつく海に飛び込む、と設定した時点ですでに獣脂を使ったトリックは考えてある)生活していくためには、ひとりではまず無理だ。手下が必要だろう。バルテノーズ家とも、イルミール家とも、ガレーリョス家とも無関係な、ナミを支持する一団。

     ここでまた三国志的発想である。異民族しかない。では、どうやって異民族を魅力的なエサで釣るのか?

     アイルランドが飢饉の末に、積極的にアメリカ移民に参加したことを思いだす。土地だ。中央政府より迫害されない自由の地。それをちらつかせれば、このままでは座して死を待つのみの異民族の一団は、ナミを支持するはずだ。しかし困ったことに、ナミは物語の結末で死ぬのである。こうして異民族は悲しみの中で全滅しました、では悲惨すぎて面白くもなんともない終わり方だ。

     誰かナミの意志を継ぐ人間を作ろう。というより、目の前にうってつけの人物がいるじゃないか。

     ガスである。どうせ話し相手に作った登場人物だし、第一部最後で殺すか、と思っていたが、ここで一躍主要登場人物に格上げだ。どうやら読んでくれている人の中には彼を支持してくれるありがたいかたもおられるようだし。

     こうして、第一部の目標に、また一項付け加わる。「ガスを自然な形でイルミール家から裏切らせること」。これはやりやすい。サシェルは吝嗇漢で猜疑心に富んでいてバカ(笑)だし、ナミがなにか工作すれば、すぐに造反を疑うだろう。これに2章くらい費やすことにする。

     これで第一部の両端は埋められた。後はその内側をどうにかしてつなぐだけだ。この段階で、まったく空白状態の章の残りは全部で6章くらいになっている。

     よく考えたら、第二部でガレーリョス家の先鋒として、ナミや(たぶん)ガスたちと激しく斬り合うはずの勇将について、なにも決めていないことに気づく。また、ヴェルク三世という人物もよくわからん。

     ヴェルク三世も、サシェルに負けず劣らずな変態の悪人にしよう。重度のマザコンというのも面白いかもしれない。親分が変態だったら、部下は逆に真面目で清廉潔白なほうがいい。ここでヴェルク三世、ゴグ、ツァイ、トイス、バル、それにヴァリアーナ夫人を設定する。全ての悪の元凶はヴァリアーナのほうが適切だろう。よしここで、ヴァリアーナとガスの因縁を考えようか。というわけで、ガスには悲惨な過去をしょわせることにする。今は書かない。書いているものにとっての楽しみには後に取っておいたほうがいいものもあるからだ。

     これで、ガレーリョス側とイルミール側の主要登場人物は出尽くした。わたしは登場人物を増やしすぎると頭がパンクするくちである。このくらいの数でちょうどいい。

     第一部の中ほどは、ガレーリョス側とイルミール側の接触と交渉と陰謀シーンでいいだろう。

     でも、よく考えると困ったことにならないか? エリカの能力には逆らえないのであれば、エリカは命を奪われない。ということは、エリカに命の危機は迫らないから、ナミが駆けつける道理もない。ヴァリアーナはなにもできないのである。

     そこで目のアイデアがひらめく。エリカも自分の、致命的な思い違いについては気づいていないことにするのである。すると盲目の登場人物が必要になる。こういうときの悪役は坊主に限る(笑)。ガムロス大主教のお出ましだ。また、エリカやナミにそれとなく、その弱点を耳打ちするやつも必要だろう。そうしないと、エリカの危機にナミが気づかない。この三者の争いには加わらないけど身分のある人だな。まあそれは後で考えるとして、今はそのことを頭に入れておく。まだ書かない。書くとイメージが固定されて、柔軟性を失うからだ。これからどう転んで行くか、大まかなところしか決まっていない話で、柔軟性を失ったらえらいことになる。

     まあだいたいのことは決まったことに満足して、ここからしばらくは、最後の大海戦に思いをはせつつ(「早く書きたいなあ……」などと)、目の前の原稿を埋める。無論、この時点ではまだ最後の海戦がどういう経過をたどるかの細部については未定である。

     最後の3章あたりに来ると、身体がアクションシーンを求めてじりじりしている(笑)。

     思うままに書く。そうだおれは血と剣戟と裏切りと白刃ひらめく小説を書きたかったのだ、などと思いながら書く。これまでのタメがあるから一気呵成にラストまで書く。勢い余ってアクバという登場人物まで設定する。まだこのときはその他大勢くらいにしか考えていない。

     かくして、第二部につながる雪が降ってきて、第一部は終わる。満足感にひたるひとときである。

     しかし、わたしの目の前には、まだなにも決めていないに等しい第二部が、無限の荒野のごとく広がっているのだ!

     なにを考えながら第二部を書いたかについてだが、また後で気が向いたら書こうと思う。読みたかったらなにかコメントください。



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    ~ Comment ~

    Re: ひゃくさん

    たぶん燃料は入っていると思います。

    キーを回してアクセルを踏むことですね。タコメーターにも気をつけて(^^)

    NoTitle

    ありがとうございました。

    > 要するに自分の脳内世界を描けばいいんですから……。

    そうなんですよね。そう(笑)
    でもねー。最近、というかここしばらくエンジンかからないんですよねー。

    Re: ひゃくさん

    600枚っていうのは、「コピー誌にぎちぎちに詰め込んで3冊」という前提で書きましたので。
    5円コピー機が普及してからは、上下巻でできるな、と考えております。

    1日3枚というペース配分は、1日に1本ショートショートを書くよりは楽かな、ということを考えてですが、結構きつかったですね。ヒマでなかったらできてませんでしたな(^^;)

    でもライブ感みたいなものは出せたと思います。

    ファンタジーですが、まずは頭と終わりを決めて、筆なりに進めてみるのがいちばんかもしれません。要するに自分の脳内世界を描けばいいんですから……。

    NoTitle

    ちょっと寄り道してこっちに来てみました(笑)

    > 規模:400字詰め600枚程度。

    え?まず、なぜ600枚としたのかがよくわからないんですけどー。

    > ペース:1日3枚更新、4日12枚で1章完成を200日。

    人それぞれなんでしょうけど、1日3枚って逆に難しいような?
    ていうか、そうかー。
    12枚で1章っていう区切りを自分に課しちゃうってことかー。
    なるほどなー。
    それは、かなり目からウロコです(笑)

    確かに、考えてみれば、1日10枚書くのは別になんてことないですけど、でも、それは毎日は続けられないですものね。
    やっぱり、それが出来るor出来ないよりも、まず、自分にそれを課しちゃうってことが第一歩なのかもしれないって感心しました。

    先週は、こういうファンタジー(?)的なモノを書いてみたいけど、でも今の私には逆立ちしたって無理だなーって落ち込みつつ。
    でも、それって結局ないモノねだりにすぎないんだなって悟ってすっかりスッキリだったんですけど、でも、これを読んだら、落ち込んでみるのもワルくないかもな~♪なんて(笑)

    いやー、いい刺激もらいました。
    ポール・ブリッツさんを引き合わせてくれた青井さんに感謝しなきゃ!だな(笑)

    Re: 椿さん

    この方法の欠点は、モチベーションが切れるととたんに破綻してしまうことです。

    「夢鬼人」どうしよう……(^^;)

    NoTitle

    興味深かったです。
    なるほど、分量を決めて書くというのはそういう作業になるんだなあ、と思いました。(それが出来ない;;)
    私も全体の流れは先に頭に入れておいて、細かいところは書いているときに決定、という感じです。
    文字にしてみないと分からないことも多いので。

    Re: 才条 蓮さん

    ストーリーを作るうえでの帰納と演繹の作業を書く前に全て終えてしまうか、書きながらやるかの違いでしょうね。

    わたしのやりかたは、とても万人にすすめられるものではないですが、唯一プラスになることがあるとしたら、小説を書くのをためらっている人間に、「いいから書いてみろ」といえることではないかと思っています。

    NoTitle

    基本は最低限の設定を考えて後は適当に書く。
    というのが、私の基本スタンスですね。
    全部書き終わったら、全体を見直して伏線を引き直したり、若干整合性をつけて推敲しなおす。それから掲載という形にしてますね。
    書く量が半端ないので、自分でもどんな内容を書いたかよく分かっていないですね。

    Re: 矢端想さん

    こんな書き方しかできないのもある意味つらいことで。

    たとえば、この書き方では、長編の本格ミステリを書くのはまず無理でしょう。

    この書き方で、わたしが得たいちばんの自信と教訓は、

    「ぐだぐだ理屈こねていないでとにかく書き出せばなんとかなる(こともある)」

    ということですね。

    もちろんこれは、ブログ発表の、途中で頓挫してもごめんなさいですむ小説だからできる、というのもあります。

    違約金とか原稿料とかがかかってきたら、わたしも落ち着いてここまでできません(^^;)

    とはいえ、それでも自分は愚直に頭から書いていくと思います。ほかに完成まで持っていけたやり方を知らないからです。

    うむむ(^^;)

    NoTitle

    おおー、作家が手の内を開陳!
    なるほど、興味深いですな。実に。

    「書きながら考える」というのは新聞小説のようで、名人芸に思えてしまいます。
    ぶっつけ本番で最後にはつじつまを合わせるのですから。
    まったく、大したもので。

    僕もこんな記事書こっと。(←マネばっかすんな)

    Re: limeさん

    半日の天国から地上に引き戻してもらうために、毎日の皆様の叱咤激励足跡督促がどうしても必要なのであります。要するに心底怠け者なのですな。

    文字数の感覚はわたしにもわかりませんので、ワードを「20×20」の設定にして、三ページごとに色分けして書いてます。

    そこで、その三ページごとに盛り上げるところと続きを期待させる部分を作り、飽きないようにと工夫をしているつもりなのですが、どれほど効果が上がったかはちと疑問(^^;)

    プロットから外れようとすることはしばしばですが、そのたびに「柔軟性」をうまく使って、プロットの正道に戻していくのであります。とにかく、各部分の結末にうまく着陸するまでは、なんとか道を進んでほしいですから。ときには、その正道に戻す作業が過激というか破綻寸前まで行くこともあります。第二部でトイスが人肉食を献策するのは、バルテノーズ家に有利に事態が進んでいくのを修正するための荒療治でしたが、あれを当初に計画していた本筋に戻すためのやむをえない手段、と思った人はまずいないだろうなあ。

    あまり使わなかったキャラは、エリカ側の参謀では、ケルナー頭取、バクソス船長のふたりですね。もっと活躍させるつもりでしたが、枚数がそれを許さなかった。
    ガレーリョス側では、割を食った勇将三人。ゴグの鉄拳がほとんど生かせなかったのは残念でした。

    900枚の予定で書いていれば、と思ったこともありますが、どう考えても冗長になるしなあ。難しいところであります。だいいちわたしがコントロールできなくなるし。

    NoTitle

    プロットを決めた段階で満足するって言うの、わかりますねえ。
    あの瞬間(半日)は天国~。
    そのあと、苦悩の日々が待ってるんですが。

    そうかあ~、ポールさんは、全体の枚数を考えながら構成をしてるんですね。
    私はどうも、文字数の感覚が分からず。
    たぶん、一回の更新が、原稿用紙3枚分くらいかなあ~と、あとで思うくらいで。

    書いていくうちに、プロット通りに行かなくなることってありますよね。
    でも、無理やりそっちに向かわせようとして、ちょっと乱暴な感じになったり・・・。
    第2部以降で、そんなことありました?(なんておおざっぱな質問)

    あ、そうそう、ポールさんのお話には登場人物が多いですが、使い勝手が悪くて、結局あまり使わなかったキャラとかいます??

    Re: ぴゆうさん

    不幸前提というより、いかに練達の水夫でも、

    「ひとりでもといた『大陸』と終末港に帰るには大洋が広すぎて無理」なため、

    ガスくんは異郷の地に骨を埋めることになります。

    その最期が見えてこない。

    いろいろとアイデアはありますが、これといったものがない。

    困ったものであります。


    プロットを綿密に決めて書こうとすると、わたしの場合、プロットを決めた段階で満足してしまい(というか疲れきり)、パソコンに向かわなくなる、という悪癖が(^^;)

    続きはまだか、と尻を叩いてくれる誰かがいないと途中で小説を放り出しかねないどうしようもないやつなのです(^^;)

    プロになっていたら絶対に輪転機を止めるタイプ(笑)

    集中力も三十分から一時間くらいしか続かないし。

    我ながら困ったもんであります。

    NoTitle

    猫国は別だけど、他の長編の時はプロットを綿密に決めて、小見出しから何もかも決めて書いた。
    その方が楽だったなぁ。
    書き易かった。
    その場面に集中できたし。
    紅蓮の街の続編はガスなのかな。
    ガスはとてもいいキャラだよね。
    不幸前提じゃなくて、書いてほしい気もするなぁ。

    今日は大分いい感じになって来た。
    嚥下はまだまだ辛いけど、徐々に良くなればいいもの。
    コメ返しはまだ出来てないんだ。
    さぼっているの。
    へへ

    Re: ミズマ。さん

    正確には、「第一部の途中」でです。それまでは単なる「その他大勢」でした。

    「重要人物にしました」ということはことあるごとに書いておりましたが、展開がばれるので、さすがに「最後まで生き延びます」とは書けない(^^;)

    けっこうコメント返しも後ろめたかったです(笑)。

    海洋小説については、ガスくんの「最期」をどうするかまで書かなくてはならないからなあ。そのイメージがつかめないため、ラストシーンが頭に浮かばないのでまだ書けるかどうかもわからないです。

    ナイトメアハンター桐野のラストシーンは決まっているので、向こうは今にも書き出せるけど、懲役7年だし。その間に東日本大震災みたいな出来事がまた起きるとうむむだし……。

    読みたいのでコメントします(笑)
    二部、三部の裏話も、是非!

    ガスくんは一部ですでにナミの意思を継ぐキャラクターだと設定されてたんですねぇ。必死に「死なないで!死ぬとしても華々しく!」と訴えてきた私としては複雑ですが^^; でもよく考えれば、「これからこのキャラは死にます」って予告なんてそうそうしませんよね。

    何はともあれ、ガスくんメインの海洋小説を気長に待とうと改めて思いました(気がはやい)。
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